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護憲派社民党の福島副党首が放った「違憲政策」発言:憲法改正はダメだが、リベラルな政策なら違憲でも推進するという支離滅裂
http://www.asyura2.com/14/senkyo176/msg/329.html
投稿者 あっしら 日時 2014 年 12 月 13 日 19:01:39: Mo7ApAlflbQ6s
 


 11日(木曜)の夜10時から放送された日テレ「深層NEWS」に出演した社民党の福島副党首は、総選挙に臨む社民党の政策の一つとして“同性婚”の実現を紹介した。
 “同性婚”を法律婚として認めるかどうかは、それぞれの価値観も問題だから、それをどうこう言う気はない。

 しかし、福島副党首は、その番組でも憲法改正は認められないとし、番組MCが環境権などを付け加える改憲でもダメなんですか?と問うても、「だめです。それをきっかけに第9条が改正される可能性がある」と答えた。
 現行憲法条文を不磨の大典のようにありがたがる気持ちを一概に否定はしないが、そのようなやり取りに続いて、マイノリティの権利を拡大するため、同性婚が認められるように頑張りたいと発言したことに唖然とさせられた。

確かに、社民党は今回の総選挙に際して、

「○LGBT(性的マイノリティ)への偏見解消や差別禁止に取り組みます。多様な形態の家族に対して民法上の権利を保障する新制度の創設を目指すとともに、同性婚についても実現を目指します。」

という公約(政策)を掲げている。

「社民党総選挙公約2014 」
http://www5.sdp.or.jp/policy/policy/election/2014/commitment.htm

 同性婚が違憲であることは、憲法第二十四条の内容に照らせばわかる。(解釈についての異論を末尾に紹介)

日本国憲法
第二十四条  婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。


「両性の合意」を「二人の合意」と読み替えるような暴挙が許されるのなら、憲法の多くの条文が、異なる価値観や政治信条を持つ人たちによって様々に解釈されズタズタにされてしまうだろう。

 言いたいことは、「同性婚」を法律婚として認めるようにしたいのなら、こじつけの(リベラルチックな)憲法解釈ではなく、憲法改正という手続きをきちんと経るべきということである。

 安倍首相に対して“解釈改憲”は許さないと声高に非難している政党なら、マイノリティのための権利拡大であっても、こじつけの憲法解釈に依拠してはならない。
 そんなことをしていれば、憲法の条文がますます形骸化してしまうことに気づくべきである。

※ 憲法第二十四条に関する別の解釈

 第二十四条の解釈については、木村草太首都大学東京准教授のように、第二十四条は同性婚を禁じているわけではなく、旧憲法下の家父長制を否定したものという考えもある。
 その立場では、第二十四条が規定する「両性」というのは「(結婚する)当人」という意味で使われているのであって、同性婚を認めていないわけではないとされる。

 しかし、「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立」という明確な規定がある以上、同性でも合意があればという解釈は無理筋である。(両性ではなく二人の合意と書かれていれば無理筋とは言わない)

 木村氏のような解釈は、第九条について、国家の自然権である防衛権を否定しているわけではなく、自衛隊の創設も自衛権の発動も国家の自然権に支えられている権利の行使なので違憲ではないとする考えと類似的な牽強付会の解釈だというしかない。


 

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コメント
 
01. 2014年12月13日 19:06:58 : URB6Iohthk
>第九条について、国家の自然権である防衛権を否定しているわけではなく、自衛隊の創設も自衛権の発動も国家の自然権に支えられている権利の行使なので違憲ではないとする考えと類似的な牽強付会の解釈だというしかない。

でも実際自民党はそう解釈しているのだから、ならば同じ手法を利用できない手はないね。

環境権については権利の実態が何になるのかあいまいすぎるよ。


02. 真相の道 2014年12月13日 19:20:30 : afZLzAOPWDkro : t2OvWPcH6Q
>第二十四条  婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。
「両性の合意」を「二人の合意」と読み替えるような暴挙が許されるのなら、憲法の多くの条文が、異なる価値観や政治信条を持つ人たちによって様々に解釈されズタズタにされてしまうだろう。


あっしらさんのこの主張はその通りです。

社民党は、自分の主張を通すためなら憲法違反はOK.

他党の憲法違反はダメ。

そう言っているわけで、完全な二枚舌。
これでは支離滅裂と言われてもしかたがないですね。


03. 2014年12月13日 19:23:47 : URB6Iohthk
社民党に限らずリベラル派の一部はそういうところはあるね。
一方では公権力の肥大化を批判しつつ、他方では表現規制に同情的なところがあったり。

04. 2014年12月13日 19:43:35 : R7UO5SUWJY
仙谷がTPP交渉に関して(民主)党内が宗教的な見解の違いで意見がまとまらないと日本人とは思えない発言をしたように部下の弁護士だった福島副党首にも米国人のDNAが入り込んでいるということかな?護憲派とはいいつつ個別的自衛権の行使について躊躇うところがなかったり。社民党は旧社会党が終わってしまった時点で日本の政党ではなくなったのかもしれないですね。

05. 2014年12月13日 20:11:45 : 2f4xqmDqnc
これはまた重箱の隅っこを(笑)

06. むやうのすけ 2014年12月13日 23:47:43 : ltsuShGwyUDcQ : d5dgITOkcQ
すでに判例で認められているプライヴァシー権のように、いわゆる「新しい権利」が憲法13条などの条文を根拠に認められて行くことはあるのだ。「同性婚」が13条の保障に含まれると解されるライフ・スタイルの自己決定権に関わるものだとすれば、制定当時「同性婚」の存在を念頭に置いていなかった憲法24条の文言のみを根拠に憲法が「同性婚」制度を排斥していると解するのは無理筋というもの。結婚は法律的な制度だから、「同性婚」制度を新たに定める立法措置が必要ではあるが、憲法解釈論として福島の考えは間違っていない(こういう解釈を「牽強付会」とする憲法学の先生がもしいたら、ぜひ会ってみたいくらいだ)。
 

07. 2014年12月14日 08:56:57 : JjK9y1Dm4k
自民党その他憲法を改正したい奴らは9条を変えたい。
ついでに人権条項を削除したい。表現の自由や思想信条の自由を削除したい。

このあたりの意図で憲法改正の議論をしているわけだ。
9条抜きで憲法を改正する考えが具体化するなどどこにも影も形もない。

ありえない前提で話を進めたい奴の腹黒い意図はあきらか。


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