安倍自民大勝　「別の道」示さなかった民主や維新ら野党に責任
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141215-00000006-pseven-soci
週刊ポスト2014年12月26日号

　総選挙は「この道しかない」と掲げた安倍自民党が大勝し、第3極政党をはじめ野党は壊滅状態となった。国民の熱気や期待は薄く、不思議な選挙戦だった。

　開票本部で「バラ」をつける役の自民党幹部たちも、選挙中から違和感を覚えていたようだ。谷垣禎一・幹事長は、

「今回は追い風でも向かい風でもない。こういう選挙は怖い。誰かが変な失言をして『何だ』となると、パタパタとやられる」と党内引き締めを通達した。

　すると、図ったようにその途端に麻生太郎・副総理が「（アベノミクスで利益を）出していないのはよほど運が悪いか、経営者に能力がないからだ」「（社会保障費の増加は）子供を産まないのが問題」といった失言を連発した。

　それでも有権者の怒りに火が点くことはなく、自民党勝利の流れは変わらなかった。なぜだろう。安倍首相は選挙戦序盤、有権者にこう問いかけた。

「他に道があるなら教えてほしい」

　有権者も投票所で思ったのではないか。「他に選択肢があるなら教えてほしい」と。多くの有権者にとって、アベノミクスで生活が楽になったという実感はなくても、現実的な選択肢が「この道」しか与えられていなかった選挙でもあった。その点は、党利党略にこだわって「別の道」を示さなかった民主、維新ほか野党に責任がある。

コメント
01. 2014年12月15日 07:48:38 : EAkIk2fULU 自民は議席を減らして、野党第一党と共産党および公明が議席を増やした。 大勝？壊滅？ じゃあ、安倍君はさっそく組閣してもらおうか。野党はすぐ不正追及の続きだね。 もうしばらく解散に逃げることもできないし、自民は逃げ場なしw 腹痛以外のw
02. 2014年12月15日 08:01:43 : G6PozjrAF6 問題を二つに分ける必要があるだろう。 ・「野党は別の道を示さなかった」はその通りで、わかりやすく説得力のある(つまりウケ狙いだとばれないような)対案を示すことは絶対必要だったろう。 ・「野党は連合して臨むべき」と盛んに言われていたようだが、統一戦線を組むことによって個々の良さや政策の純度が失われ余計に支持者を減らすという指摘もあった。自民党に代わる与党を作るのは一朝一夕でできることではない。今日から半年間野党議員の動きをよく観察していたい。彼らが選挙直前に言っていたことが、果たして本気だったのかどうなのかよくわかるだろう。選挙直前だけ美味しいことを言う政治家が一番信用できないということをいくらなんでももう学んで良いのではないか。 少なくとも今回わかったこと：国民は現存の野党に政権担当を望んでいない。
03. 2014年12月15日 08:04:09 : My5RGplKeg 野党は別の道を示せなかったという批判はまさしく大正論だが、正論をいまさら言ったところでどうなるものでもないだろう。
04. 2014年12月15日 08:12:39 : usDuM9nQIQ ほんと日本の新聞や雑誌記者はレベルが低いな。とあるブロガーが「シャブ中患者にシャブやめろと諭したら『じゃあ別のクスリよこせ』と言われてるようなもの」と書いてたが正にこれ。
05. 2014年12月15日 08:20:38 : l3e3sPhjfk 典型的な対案出せ論法。既得権益者が言うならポジショントーク、 国民が言うなら無知で済むが、物書きがカネをとって書くなら犯罪級のバカ。
06. 戦争とはこういう物 2014年12月15日 08:47:43 : N0qgFY7SzZrIQ : WJiCmAappI 　今回の選挙は、野党の足並みがそろわぬ様に無意味な解散を独断した与党党首の「アベノミガッテ選挙」。そう簡単に景気回復策など作れぬことは、飛ぶことなど無い「第三の矢」という中身の無い「アホのミクス」政策を見ても明らか。 　後は株価操作による「バブル」が潰れる前に、祖父を戦犯にした「平和主義憲法」を書き換えたいだけの政策が進む。ネットでできるのは、地デジ大マスゴミの情報操作を暴く事。
07. 2014年12月15日 10:21:29 : nlvnyzGTAJ 02さんの指摘は大きなものだ。 「統一戦線を組むことによって個々の良さや政策の純度が失われ」 との意見はまさにその通りです。 本来明治以来の輸入品である民主主義がアジアそれも特異な日本で花咲く にはどのような姿が望まれるのか？ それが見えてこないと正しい民主主義が根付かないと思う。 よく言われるように民主主義とは多様な意見が混在するなかで議論を重ねて いくことに意義がある。 しかしわが国は武士社会以来軍事政権が長らく支配しており、一致団結とか 強い頭首とかに憧れる傾向がある。 個々の人格を自覚しその実現こそ人生という個人主義はこういう風土の中では 嫌われ弾き飛ばされてきた。 しかし７０年に渡る平和と豊かさがもたらした社会が何を必要としているのか？ その辺が今後の課題であろう。 唯一現実世界の中で採るべき選択は選挙に立候補する供託金の引き下げと党議拘束を なくすことだが。
08. xyzxyz 2014年12月15日 13:06:59 : hVWJEmY6Wpyl6 : 0AwgXlhmSU 枝野さん(民主党)は11月9日に解散がくるものとして、選挙準備をしてたらしいけど 反自民ってだけでは票はくれなかったみたいね。 政策は全部無視してとりあえず統一戦線だけ組みますってのが今回の選挙だけど それなりの成果はあったんじゃないかな。これ以上を求めるなら、政策もある程度は 一致させないと難しいね。 小沢さんは選挙前に新しい名前の党に全員入るぐらいでないと駄目と言ってたけど これなら、政策のすり合わせが出来てなくても、対外的にはそう見られてなかった かもしれない。

フォローアップ:

▲上へ　　　　　 ★阿修羅♪ > 政治・選挙・ＮＨＫ176掲示板　次へ 　前へ

★阿修羅♪　http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。