解党したみんなの党の渡辺喜美元代表（62）の政治団体を巡る政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が渡辺氏から任意で事情聴取したことが19日、関係者への取材で分かった。資金のやりとりについて説明を求めたもようだ。特捜部はこれまでに関係先を家宅捜索するなど捜査を進めており、今後関係者の刑事責任を問うかどうか慎重に判断する。

　渡辺氏は化粧品通販大手のディーエイチシー（ＤＨＣ）の吉田嘉明会長から2012年と13年に計８億円を借り入れていたほか、これとは別に自身が代表を務める政治団体に関連する個人名義の口座から、10年と13年に計１億７千万円を借りていた。こうした収支が政治資金収支報告書に記載されていなかったことなどが問題視されている。

　関係者によると、特捜部は19日までの渡辺氏本人への事情聴取で、借り入れの経緯や使途などを聞いたもようだ。

　渡辺氏側はこれまで、吉田氏からの８億円について「私個人の選挙費用ではない」と説明するなど、いずれも違法性はないと主張しており、聴取でも同様の説明をしたとみられる。

　渡辺氏の政治資金を巡っては、今年３月に吉田氏が８億円の貸し付けを公表した。批判が高まったことから、４月に党代表を辞任した。みんなの党は今回の衆院選前に解党し、渡辺氏は７選を目指して無所属で出馬したものの落選した。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG19HB9_Z11C14A2CC1000/

そのニュースの取り扱いは、すごく小さなもので
税と社会保障の一体改革の中で歳入庁についても織り込んだ指針を作成した民主党のバックアップすらもなかった。

そのニュース一度限りで、その後は歳入庁のさの字も見ることもなく、聞くこともなくなった。
オレはその時、ああ、財務省の圧力に潰されたのだなと思った。

そして、今年の11月に１０％の消費税再増税と解散総選挙が焦点になる少し前に、みんなの党は突如、空中分解させられた。
一役かった脱官僚上がりの江田が本当に渡辺の盟友だったのかどうかは疑問が残る。

その時から、
「曲がりなり」にも脱官僚というポリシーをもっていた渡辺よしみのこうした結末もほぼ予感はあった。

維新の中の脱官僚派の声がトーンダウンしないことを望む。

だが、憎むべきは腐敗しきった官僚機構！