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岡山県でも死亡者数が激増している。	
しかも特定の死因分類で悪化している。	
それだけでなく、「全国」統計では増大し	
てない分類 「急性心筋梗塞」	
で、岡山県が増大しているのだ。	
	
これはいったい何故か。	
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放射能の拡散防止、国土汚染防止の政策は	
殆ど取られていないか。誰か岡山までわざわざ	
放射能を運ぶものがいるのか?	
政府は放置しているのか。	
	
(以下、厚労省人口動態統計の	
死因簡単分類・全国死因についての前回からの続きです)	
(今回は「循環器疾患」死亡数について)	
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岡山県の	
死亡が増大しているのは	
「9202 急性心筋梗塞」	
だそうだ。	
(統計:死因簡単分類「他の年月の統計表一覧」 	
	
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020102.do?_toGL08020102_&tclassID=000001041668&cycleCode=7&requestSender=estat )
	
	
◆  死亡者数の 年間合計数増減 を、2010年を基準に対比してみるとこうなる	
(グラフ中の「確定」とは、統計の「確定数」によるということです)。	
2011年福島原発事故後に激増している。2009年と比べたら、	
「急性心筋梗塞」分類は2013年末の時点で、一県で300人も	
死亡者数が増大した、のだそうだ。	
 
	
	
◆  月次表グラフ_岡山県 「急性心筋梗塞」	
2010年(青色)冬から上昇し始めていたが、	
2011年の3月に跳ね上がり、以降どんどん悪化して、	
事故後の毎年、2010年の上方を推移してしまった、	
というグラフになっている。	
(2008年の2月死亡者数は97人で、1月3月より多い。2月の方が多いと	
いうのは極めて異例のことだろう。何があったのだろうか)	
 
	
	
岡山県は東京からさえ約700km以上離開しているのだが。	
明らかに激増の死因となっている。これはどうした訳であろうか。	
	
■  岡山県の人口を、住民基本台帳の数字でグラフにすると。	
人口増加に転じたのは2013年であったそうだ。	
転入者だけが、急性心筋梗塞死亡と診断されたわけではない。	
 
	
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循環器疾患のほかの下位分類ではどうか。	
他の県や全国では?	
比較してみると、不思議なことがわかる。	
▼(急性心筋梗塞が一番激増しているのは、独り岡山県だけなのだ)	
(全国統計で、「急性心筋梗塞」死因は岡山県ほどの対過去年増大をしないで、「低下」の数字だ)	
  	
	
◆  岡山県の	
2010年を基準に死亡者数の増減で比較してみると、	
脳死因が低下したのと逆に、	
2008年には両方とも悪化した。心臓死因が増大する他方で、なぜ脳死因が低下するのか?	
 
	
	
(循環器疾患の下位分類の増減)	
心不全や不整脈、脳血管疾患、と急性心筋梗塞。	
▼  2008年は脳と心不全が ともに悪化したが、	
急性心筋梗塞は悪化しなかった。	
 
	
「老衰」死亡数も重ねて書き込んでみる。	
「老衰」死因の死亡者数は、福島原発事故以前に増大傾向だったが、	
▼  「老衰」は、事故以降にさらに、急激に数を悪化させつつある、そんな死亡診断がされて、こうして統計に纏められている、	
とわかる。	
	
「老衰」も2008年に悪化した。	
(じつは、2008年のこれら増大傾向はほかの県でも同じだ(後論))	
 
	
	
岡山県の各年の死亡者総数	
 ’06年岡山確定	
 ’07年岡山確定	
 ’08年岡山確定	
 ’09年岡山確定	
 ’10年岡山確定	
 ’11年岡山確定	
 ’12年岡山確定	
 ’13年確定岡山	
なので、この毎年の県死亡者総数と、	
	
「循環器疾患」死因数の各年数とを、2010年基準の増減で対比してみると	
循環器疾患死亡数は<急激増大ではないかのような>グラフとなるが、	
 
	
2008年と2010年に死亡者が急増していたことがわかるが、	
2011年事故では翌年低下は見られずに、年々悪化している。	
これにさらに「老衰」を重ねてみると(次のグラフ)、次のことがわかる。
	
1、         岡山県統計の死亡者増大部分の非常に大きな部分を 「老衰」 なる死亡診断が占めていて、	
2、         「老衰」死亡診断は、以前より2011年以降に、急激増大をしている。	
3、         原発事故後に年々比率を増大させ、2013年に至ってはおよそ半数を	
占めるに至った。	
	
◆  つまり、年々死亡増大の半数は「老衰」と診断され、その過程で	
「脳血管疾患」や「循環器疾患」は「減少」ないし「微増」の統計となった。が、	
	
◆  「老衰」に診断できない死亡が年々増大していて2013年には半数を占めるに至った。	
 
	
	
(<「脳血管疾患」の低下傾向>とは逆向きに「心疾患」死亡は増大しているわけだが、	
この「脳血管疾患」の「低下」なるものによって、循環器疾患全体としては	
「微増」に留まっている)	
◆	
<「老衰」増大>の死亡診断がバカスカ/〵‶ されているのだ、	
とわかる。これは何も岡山県だけのことではない。じつに深刻なことだ。	
	
死亡者を、分類のどこかに嵌めるのが死因簡単分類だから、部分ではなく、	
全体の構成を見なければいけないだろう。そうでなくつまみ食いで見ると	
、「なんだ、循環器疾患死因はあんまシ増えてないのか」と「思うツボ」の	
誤解をすることとなるかもしれない。	
	
統計で有意に見せたり見せなかったりするその道のタツジンが原発事故	
後の統計揉み消しにかかわっておるかおらぬか、国土を汚染して何が楽しいのか。警鐘を鳴らさず、	
そっと毒を盛るなら、必ず地獄に墜ちるだろうが、その者にも残された者にも地上は生き地獄となろだろう。	
すでにこのように統計に被害が表れている。目をつむって知らぬ振りはもうきかない。	
	
〜〜〜グラフ羅列〜〜〜〜
[ 循環器系の増減比較 ] 瀬戸内海周辺の各県と全国統計
〜〜〜〜〜〜〜
	
1、         全国_09200心_09300脳血管	
岡山県と同傾向で、心疾患が増大して、脳血管疾患が減少、なのだそうだ。同じく、2008年にはともに増大悪化した。	
 
	
	
	
2、全国_急性心筋梗塞〜不整脈〜心不全〜脳血管〜老衰	
岡山県とは逆で、全国区分では、<「09202急性心筋梗塞」が低下>だという発表数字のグラフ。	
「老衰」は2011年原発事故後に異常な急激増大をしている。	
 
	
	
	
4、         全国_09207心不全	
心不全が最も悪化しつつある循環器の下位分類だ。	
2010年4月ごろから増加しつつあった	
が、2011年3月で激増。以後は毎年悪化しつつある。	
2013年合計は、過去最悪年2010年を5000人以上を上回り	
7.5%も死亡者数が悪化した、というグラフ。	
2014年の6月5019人は、6月の過去最悪の大人数だった。	
 
	
	
5、         全国_18100老衰	
極めて異常な増大だ。2011年3月に増大し、毎年の対前年増大分も	
8千・9千と拡大しつつあり、グラフが前年とも交差しない。	
	
2013年の年合計死亡者数は(対過去最悪年2010より)	
2万4378人も増大し、53.8%もの悪化だった。	
(2010年にしてからがすでに前年と交差することなくなって、4月ごろから更に大きな隙間を生じていたのだった)。	
 
	
===
	
6、         愛媛県_09200心疾患_09300脳疾患	
心疾患が増大、逆に脳血管疾患は減少。2008年にともに増大。	
これらは岡山県と同じだが、2010年以降の真逆の程度が激しいように見える。	
 
	
	
7、         愛媛県_急性心筋梗塞_不整脈_心不全〜脳血管・脳出血	
岡山県とことなり、急性心筋梗塞は「低下」、代わりに「不整脈」が一番の激増であり、2011年には「脳内出血」も激増していた。	
それらの代わりに「心不全」(全国では最も増大)が凹んだりしている。	
 
	(愛媛県死因も全国とことなり独特だが〜岡山とは異なる)
(以下、愛媛県との比較、つづく)
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