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米、宿敵イランと接近 イラク危機、反ISISで一致  朝日新聞
http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/236.html
投稿者 ダイナモ 日時 2014 年 6 月 17 日 07:37:47: mY9T/8MdR98ug
 

 イラクで猛威を振るうアルカイダ系武装組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」への対応を巡り、34年前に国交を断った米国とイランが急接近している。「反ISIS」で立場が一致するからだ。▼1面参照

 イランのロハニ大統領は14日の会見で米国との連携を問われ、「実際に米国がテロ組織(ISIS)への対抗措置をとったら考える」と述べた。シーア派を国教とするイランは、同じくシーア派のイラク・マリキ政権に太いパイプを持つ。オバマ米政権も、イランとの協力を視野に入れざるを得ない。

 ケリー国務長官は16日、米ヤフー・ニュースのインタビューで、イランとの協力について「外部のテロリストを排除し、国を一つにするためのあらゆる建設的プロセスに門戸を開いている」と述べ、前向きな姿勢を示した。16日にウィーンで始まったイランの核開発問題をめぐる協議に、米国は従来より格上のバーンズ国務副長官を派遣した。イランのザリフ外相は16日、バーンズ氏、欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表と3者協議を行う。米国務省高官は、「ウィーンで核協議と切り離して、イラク情勢についてイランと話し合う可能性がある」と明らかにした。

 米議会にも協力を求める声が出始めた。イランへの強硬姿勢で知られる共和党のグラハム上院議員は15日の政治討論番組で、「イランが衛星国家をイラクにつくることは受け入れない」としつつ、「バグダッドを守るためにはイランの助けが必要かもしれない。対話をし、協力を呼びかけるべきだ」と話した。

 具体的な協力内容は不明だが、イラン軍がイラク国境付近に展開した状態で米軍が空爆。さらにイラク軍が攻撃すれば、ISISの勢力を分散させ、弱体化できるとの見方がある。

 イラン外務省報道官は15日、「外国による軍事介入は状況を複雑にする」と米国の対イラク軍事介入を牽制(けんせい)したが、イラク危機は米国と交渉する絶好機。イランは協力への見返りとして、原油の禁輸や銀行取引停止など、核開発に対する経済制裁の解除を求めていくとみられる。

 (テヘラン=神田大介、ワシントン=大島隆)

 ■シリアでは対立続く

 ISISは3年以上続くシリア内戦にも参戦しているため、イラク側だけで対応を取っても根本的な問題解決にはならない。

 ところが、シリア内戦をめぐっては、米国とイランは対立関係にある。イランはシーア派系のアラウィ派が主導するアサド政権を支える。一方、米国はアサド政権が民主化を弾圧しているとして、スンニ派主体の反体制派を支援する。

 アルカイダ系のISISは、アサド政権の打倒を目指し、イラク国境に近いシリア東部で支配地域を広げた。同じスンニ派で、親米国であるサウジアラビアやトルコなどから武器を供与されているとのうわさが絶えない。

 米国は「アサド退陣」を優先させるため、シリアではISISの存在を放置してきた。米欧は2012年にアサド退陣を前提とする「移行政府」の樹立を決定。一方、アサド政権は「テロ対策」を口実に反体制派への攻撃を続け、退陣を拒んでいる。シリア情勢をめぐって米国とイランが協力するのは容易ではない。

 (イスタンブール=金井和之)

 ■米の揚陸輸送艦、ペルシャ湾派遣

 米国防総省は16日、海兵隊員を乗せた揚陸輸送艦をペルシャ湾に派遣したことを明らかにした。

 国防総省は、「米国民やイラクにおける米国の利益を守るため」と説明しており、バグダッドが武装組織に制圧された場合や、米軍が軍事攻撃に踏み切った場合の大使館員らの避難に備えたものとみられる。

 (ワシントン)


http://digital.asahi.com/articles/DA3S11193623.html  

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コメント
 
01. 2014年6月17日 08:52:33 : nJF6kGWndY

>イラク危機は米国と交渉する絶好機。イランは協力への見返りとして、原油の禁輸や銀行取引停止など、核開発に対する経済制裁の解除を求めていく

今の米国民にとって、介入しても、ほとんど利益にはならないから

放置して武器だけ売っているのが合理的だが

政治的には、流石に、これまでの成り行き上、そうもいかない


オバマ政権もあと2年半、一応、やったふりくらいはするだろうが

問題の解決のために大きな犠牲を負う可能性は、ほぼ0だから

自力では空爆がせいぜいだ


ウクライナ問題を利用してロシアと有利な交渉を行った中国同様、

イランにとっては千載一隅のチャンスと言える



02. 2014年6月17日 09:38:06 : eca2zYbEkM
俺が思うに米国はイランがイラクに放った民兵組織や武器の搬入について黙認するよ程度のことなんじゃないかと思う。
イラン・イラク戦争のときもアメリカはイスラエルを使い武器を迂回させてイランに回していた。
それはなにもイランを助けようと思ったわけではなく、イラクの旗色が良かった同戦争の初期、共に反イスラエルの政権がどちらか一国でも勝ち残れば余勢を買いイスラエルに標準を向けるのはわかっていたしそれがイラクならヨルダンをはさみ目と鼻の先であるから面白くないイスラエルにとってイランに肩入れすることはイラク・イランが共倒れして弱くなってくれることを望んでのことであった。
今回も同じようなものだろう。
アメリカがイスラエルとサウジに不利になる選択を選ぶことは出来ない。
イランもそんなことはわかっているわけで確かに経済制裁解除をチラつかせてという一面はあるだろうがウラン濃縮に関しては一貫して続けていくと表明しているのでこれを契機に全面展開というわけにはとてもいくまい。

サウジはISILについては見放している(手駒のザワヒリがISILと縁を切っている)というがどうにも怪しい。
むろんカタールは支援しているだろうし、そもそもアラブにはイスラム過激派への武器支援に関して個人資産でパトロンになる篤志家が多くいる。
イラクにかんしていえばアメリカの信用はほとんどない(がそれがアメリカ政府に対してでアメリカの文化に関しては全く別だ。アラブにおけるアメリカのカルチャー浸透度は非常に高い、イラクでも)
アメリカが空爆に攻撃参加する、しないという選択に逡巡するのはISILが掌握してきた北中部のスン二派諸地域が無血開城のごとく落ちていった現実だ。
ISIL支配を恐れて逃げた住民も多いが、多くはシーア派政権支配に不満を持っている。
住民は歓迎し受け入れてあっという間に拡大していったということだろう。
アメリカの攻撃で住民が死んだ場合、なにひとつプラスに働かずさらに勢いづくISILと支持者たちの大波を思うとできることは少ない。
利害が一致するからといってかかるマイナスを思えばアメリカの苦悩はイランのそれよりはるかに複雑で悲観的だ。
マリキが武装勢力を力で排除した場合、武装勢力に押し切られてバグダッドが包囲され最終段階に入った場合、いずれかのケースを想定してもその後良くなる絵図は浮かばないのだから。



03. 2014年6月17日 14:17:55 : nJF6kGWndY

オバマは、ずるずると決断を先延ばしにし、米国の対策も小出しになるのだろう

結局、簡単に解決がつくはずもなく、泥沼化していく可能性が高い

原発停止の日本などは大損だが、資源輸出国にとっては、そう悪いシナリオではない


http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0ES00W20140617?sp=true
焦点:イラク介入に「及び腰」の米政府、軍事支援も効果は限定的か
2014年 06月 17日 09:21 JST 記事を印刷する | ブックマーク | 1ページに表示 [-] 文字サイズ [+]

 6月13日、オバマ米大統領がイラク戦争の終結を宣言してからおよそ2年半。武装勢力の猛攻にさらされているイラク政府に対して、米政権が実行し得る支援策は極めて少なく、検討されている空爆すらもその効果には疑問符が付いているのが実情だ(2014年 ロイター/Kevin Lamarque)
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[ワシントン 13日 ロイター] - オバマ米大統領が国民の間で極めて人気の低かったイラク戦争の終結を宣言してからおよそ2年半。武装勢力の猛攻にさらされているイラク政府に対して、米政権が実行し得る支援策は極めて少なく、検討されている空爆すらもその効果には疑問符が付いているのが実情だ。

イスラム教スンニ派武装組織「イラクとレバントのイスラム国(ISIL)」が首都バグダッドに向けて南進を続ける中、オバマ大統領は数日内に窮地に立たされたイラク政府の支援について発表する見通しだ。

オバマ大統領はすでに地上部隊派遣の可能性を否定している。米政府当局者によると、ISILに対する空爆や、武器供与の拡大、イラク治安部隊への軍事訓練強化などが検討されている。また、米政府はすでに無人機による情報収集活動を強化しているという。

しかし政権の内外からは、内戦に陥り分裂する危機からイラクを守る意思が、はたして米政府にあるのか疑問視する見方が強まっている。

イラクでは米軍が訓練を施した治安部隊が敗北し、北部の都市が次々と陥落。米政府当局者によると、想定を上回る速さで展開する事態に、米国がこれを制御するのは難しいのではないかとの懸念が生じたという。ある米政府高官は「これはかなり厳しい状況だ」と述べた。

ホワイトハウスに近い関係筋によると、米政府の対応が失敗した際のリスクを緩和するため、オバマ政権は段階的な支援策を選択する可能性がある。まずイラク軍の支援にとどめ、さらに状況が悪化した場合は、より直接的な軍事行動をとるといった方法だ。

イラク支援策をめぐる最大の焦点は、戦闘機または無人機による空爆を行うかどうかという点だ。国防総省が13日の会見で「動的攻撃」と呼んだこうした作戦は、米海軍の空母またはトルコのインシルリク空軍基地から行われる可能性がある。また同省は、米海軍のジョージ・ブッシュ空母戦闘群がすでに「現場に」展開していることを明らかにした。

米軍が空爆に踏み切れば、イラク政府を存続させることへの米政府の決意を武装組織に示すことができると考えられている。その一方で国家安全保障当局者は、空爆が、移動を続ける武装組織に的を絞り、どれだけ戦闘能力をそぐことができるのか懐疑的にみている。

安保当局者らは、空爆により都市やインフラに壊滅的なダメージを与えれば、危機を悪化させる可能性すらある、と危惧する。またもう一つの大きな懸念として、誤爆で友軍や民間人に被害が及ぶ危険性がつきまとう。

<的を絞った的確な軍事行動とは>

オバマ大統領は13日、イラクでの軍事行動は「的を絞った的確」なものになるだろうと述べた。これは民間の犠牲を防ぎつつも、米国民をイラクの宗派間対立の泥沼にひきづりこまれないようにしたいという政権の慎重な姿勢の表れとみられている。

事情に詳しい元米政府当局者は、オバマ政権は米軍の関与を極力抑えようと模索していると指摘。国防総省が提案する武器供与や兵員訓練、空爆などの支援に踏み切るかは極めて懐疑的だと語った。この元当局者によると、大統領と側近は、イラク政府への武器売却を増やすことに焦点を当てる一方、ISILに対する無人機を使った攻撃の提案には消極的だという。

イラク軍への武器供与の迅速化にも問題がないわけではない。

小型の武器や対テロ用の装備は短期間での供与が可能だが、F16戦闘機やアパッチ攻撃ヘリといった大型の装備品は生産から配備までに長時間を要する。

イラク政府が要望する地対空ミサイルの提供は、早めることが可能だ。地対空ミサイル「ヘルファイヤー」を製造する米ロッキード・マーティンは、要請があれば米政府と協調して出荷を早める用意があると発表した。

しかし米政府当局者らは、米国製の輸送車両や装備品が武装勢力の手に渡ったことを受けて、イラクで拙速に事を運ぶことを警戒している。

国防総省は時折ホワイトハウスの政策担当者からの抵抗にあいながらも、過去数カ月にわたりイラクの武装勢力対策を支援するよう求めてきた。しかし専門家らは、現在協議されている提案はいずれも、イラク軍の戦況を好転させるには不十分だと指摘する。

米政府の元高官で、米ブルッキングス研究所のケン・ポラック氏は、米政権は対策を迫られているが、提示された案はいずれも「基本的に、現状に何ら効果を及ぼすことのない」ものばかりだ、と指摘。

さらに、イラクのマリキ政権は少数のスンニ派を疎外しており、米政府がシーア派政権に肩入れしているとの見方が広がれば、事態はより一層複雑なものになりかねないと警告した。

(Matt Spetalnick記者、Mark Hosenball記者 翻訳:新倉由久 編集:佐藤久仁子)


04. 2014年6月17日 23:42:04 : nJF6kGWndY

WSJは、煽っているが、オバマ政権が、できることは、かなり限られている

イランとの関係改善も、かなり慎重にやらねば、後が大変だろうな


http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303838604579629970194361430
中東・アフリカ
イラク危機で、オバマ政権が今持てるチャンス 
By GERALD F. SEIB
原文(英語)
2014 年 6 月 17 日 20:52 JST
バグダッド北西部に集まったシーア派の戦闘員(16日) AP
 米国にとって中東はひどい状況のようにみえる。ただそうである必要はない。

 中東について言える経験則は、毎回の危機がチャンスの種をはらんでいるということだ。イスラム教スンニ派の過激派が勢力圏を拡大し、イラクで米国がお膳立てした政権に脅威となっていても、そこに迫り来る災難はオバマ政権に実際は真のレバレッジ(影響力)を与える。もちろんレバレッジを使うと選んだ場合のみだ。

 レバレッジは、イラクのどうしようもなく無能な政府、近隣国イラン、エジプトで誕生したばかりの政府、ペルシャ湾岸の君主国にかかるもの。これら政府のすべてがスンニ派武装組織「イラク・シリアのイスラム国(ISIS)」によるイラクやシリアでの勢力拡大に脅かされている。これらの政府は、公に認めていようといまいと、今こそ米国の強い存在を必要とし求めている。

 ホワイトハウスはこれまで介入を避ける傾向が非常に強かったが、今こそ、この流れを変えるためレバレッジの利用に前向きになる必要がある。混乱のなか、以下の主要国について米国が今持てる機会は次のようなものになる。

イラク

 イラクのマリキ首相は、スンニ派とシーア派の利益を広く網羅した代表政府を作り上げるよりも、シーア派の支配をゆるし、国内に大勢いるスンニ派をのけ者にした。クルド人との絆が薄れるままに放置し、自らを首相の座につかせた米国からも距離を置いている。

 マリキ政権が存続の危機にさらされるなか、この両方の状況を変える時期が来ている。オバマ大統領が先週着手しているように、米国はマリキ氏の保身のための援助と引き換えに、マリキ首相に対して政府への参加をより幅広いものにするよう圧力をかけることが可能だ。

 マリキ首相が米国の援助の必要性を認めることは同時に、米戦闘部隊がイラクから撤退した際にマリキ氏が拒否したもの、つまり、イラクに駐留する米兵の交通規則や法的保護を定めた「駐留米軍地位に関する協定(SOFA)」の締結を受け入れる可能性が生まれることを意味する。

 SOFAは米戦闘部隊が戻ることを予言するものではない。部隊の駐留は、実際のところ、現在進撃している過激派組織のプロパガンダの狙いの思うつぼだ。しかし、正式な協定が締結されれば、小規模ながら米国からの重要な直接的軍事支援に道を開くことになる。支援には空爆に加えて、情報活動や空軍を導くのに助けとなる小規模な部隊の投入が含まれる。

 小規模な軍事的投資で、一層安定したイラク政府とのさらに安定した関係が築かれるとすれば、それには価値がある。

イラン

 イランの政権は、中東で最大のシーア派の支持基盤があり、隣国のイラクに安定した友好的な政府が必要だ。だからこそイランはマリキ氏が立ち上げたシーア派の政権を好んだ。ただシーア派組織のあからさまな支援を受け、イランはイラクで強く出過ぎてしまい、現在顕在化しているスンニ派の反発を買った。

 イランが避けたいのは国境沿いでの本格的なシーア・スンニ戦争だ。すでにそうした戦争の1つを1980年代にイラン・イラク戦争で10年近く経験済みだ。その代償は計り知れず、数十万人の命が奪われ、数千億ドルが浪費された。

 一方、イランが渇望しているのは、米国主導の国際的経済制裁が一部緩和されることだ。暗黙なものに留まるだろうが、壮大な長期的駆け引きの手立てが整う。イラン政府は核開発プログラムの抑制に合意し、イラクとシリアの両国で進撃するスンニ派の過激組織を阻止する手立てとして、イラクとシリアで一層幅広く安定した政府を受け入れる。それと引き換えにイラン政府は、マリキ氏生き残りへの援助と経済制裁の緩和を米国から受けとる。

 イランは、イラクで米国が一層積極的なスタンスを求めているかのように見え、米政府とうまく協働できると示唆している。イランのロウハニ大統領は週末にかけて「米国が行動した後に、協力について考えることができる」と述べた。

エジプトとペルシャ湾岸諸国

 イラクとは異なり、エジプトはほぼ完全にスンニ派の国でほぼ完全にスンニ派の政府を持つ。ただ(スンニ派の)ムスリム同胞団のモルシ氏を解任して大統領となった元軍人のシシ氏の新政権は、すべてのシーア派政権と同様にスンニ派過激組織の格好の標的となっている。米国からシシ大統領へのメッセージはこうだ。「イラクの問題は宗教的反感を煽るような排他的な基盤を持つ政権の設立に伴う犠牲を示している」。

 同様にイラクの危機はサウジアラビアや湾岸諸国との関係をリセットする機会だ。サウジアラビアや湾岸諸国はマリキ氏に用はない。ただ、いまなら、放置されればいずれは湾岸諸国の王政をターゲットとすることも考えられるイスラム過激派よりも、再構成されたマリキ政権の方がはるかに好ましい存在だという点で米国と合意するかもしれない。

 (そうした合意と)引き換えに、オバマ政権はシリアの穏健スンニ派勢力を支援するため湾岸諸国との取り組みを再開する可能性がある。 それによりシリアで勢力を拡大するISISの弱体化を狙う。

 もちろん中東では、よく練られた計画でも頓挫する傾向がある。マリキ氏は真の政治的手腕に単に欠けているかもしれない。イランは米国と共存する方法を見つけることよりも米国を負かすことに関心があるかもしれない。エジプトや湾岸諸国は米国が単に中東に興味をなくしたと結論づけているかもしれない。ただこの地域は、行動してうまくいかないよりも、何もしないことによる悪影響がはるかに大きい。

 


米、イラク支援で周辺国と調整苦慮 イラン「協力可能」と秋波  
 【ワシントン=川合智之】オバマ米政権がイラク支援を巡り周辺国との調整に苦慮している。イラクと同じイスラム教シーア派政権のイランが米との協力も可能だと秋波を送ったが、米とイランが手を組めば、スンニ派の周辺国サウジアラビアなどの反発は必至。米はシリア情勢もにらみ、微妙な均衡を保つ中東情勢に影響が出るのを避けたい考えだ。

 「イランと軍事協力は話し合わない」。米ホワイトハウス、国務省、国防総省の3報道官は16日、ケリー米国務長官の同日朝の発言をそろって打ち消した。ケリー氏はイランと軍事協力する可能性を問われて「建設的なことであれば何も排除しない」と否定せず、中東親米国の疑念を招いた。

 米とイランの対立は根深い。1979年のイラン革命で親米派国王が米に事実上亡命すると、テヘランの米大使館が襲撃され人質を取られる事件が発生。80年に米とイランは国交を断絶した。同年にはイラン・イラク戦争も勃発。2002年に当時のブッシュ米大統領がイランなどを「悪の枢軸」と呼んで非難した。

 イランがイラクを巡り、米との共闘を示唆したのは、スンニ派のフセイン政権時代とは異なり、現在のイラクのマリキ政権はイランと同じシーア派が主体なことが理由だ。スンニ派の過激派武装組織「イラク・シリアのイスラム国」は共通の敵といえる。

 13年8月に就任した保守穏健派のロウハニ大統領は、オバマ米大統領と電話で協議するなど、米との融和路線を打ち出した。02年に浮上したイランの核開発疑惑でも、米英など6カ国との核協議で高濃縮ウランの製造停止を表明し、包括合意に向けて一歩踏み出した。

 逆に、スンニ派の親米国サウジやカタール、アラブ首長国連邦(UAE)などは、米とイランの接近を警戒する。オバマ政権が、イランと近いシリアのアサド政権に対する軍事介入を見送ったのに続き、イラク支援でイランと協力すれば、中東で対米不信が広がる可能性もある。

 米もイラクへの全面支援には慎重だ。オバマ氏はイラクの混乱が「米国の利害への脅威となる」ことを認めながらも、米軍地上部隊の派遣は否定。過激派武装組織の台頭は、マリキ政権が国内を掌握しきれなかったのが原因として、「最終的に問題を解決するのはイラク自身だ」と突き放す。とはいえオバマ氏は、自身が決断した米軍撤退が中東混乱を招いたと批判されるのは避けたい。

 米はペルシャ湾に空母ジョージ・ブッシュや揚陸輸送艦などを配備し、即応態勢に入った。無人機による短期的な空爆が選択肢として取り沙汰されているが、その先の中東安定は見通しが立たない。民族・宗派対立やシリア情勢、核問題など変数は多く、単純な解は見つかりそうにない。


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