元日本航空機長で航空評論家の小林宏之氏（６７）によると、欧州−東南アジア便では燃料代を考慮した場合、ウクライナ上空を飛ぶのが最も効率よく、各国の航空会社も利用していた。５月以降の軍用機撃墜は高度約６５００メートル付近で発生しており、ウクライナ当局は高度約１万メートル弱以下の飛行を禁止。航空関係機関の飛行禁止勧告はなかった。

　マレーシア機は約１万メートル付近を飛行していたとされ、小林氏は、「親ロシア派勢力が民間機に届く地対空ミサイルを所持しているという情報がなかったためだろう」と指摘した。

　ただ、航空会社が独自に判断して紛争地域を迂回（うかい）するケースはある。日航は１９８０年代のイラン・イラク戦争に伴い、付近上空を迂回する独自のルートを取ったという。

　小林氏は「マレーシア航空は３月の旅客機失踪で、次に何かあれば会社の存続が危ぶまれる状態だった。安全を確信した上で、燃料代をかけて迂回する必要はないと判断したのだろう」との見方を示した。

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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140719/dst14071920070008-n1.htm

また、ウクライナ軍は、ドネツク市の北８キロにあるアヴデーフカ市（48.145358,37.745054)とドネツク市東方２５キロにあるグリュスコーゾリャンスク市（47.948546,38.083443）にミサイルを配置しているが、いずれもミサイルを発射することが出来たとしている。

http://en.ria.ru/world/20140718/191010193-print/Russian-Defense-Ministry-Says-Intercepted-Ukrainian-Radar.html

＞ウクライナ独立通信社は、ウクライナ国家救急サービスが、現地時間７月１９日７時までに、１８６人の遺体を回収したと伝えた。遺体はハルキウ市に運ばれ、そこで検視を受ける予定だ。現在、救急隊員は犠牲者の遺体の一部を集めている最中だと言う。

ドネツク人民共和国独立派は、墜落現場を管理下に置いていることを認めつつ、遺体を盗んだとする報道に反論した。

「何故、我々に遺体が必要なのか？反対に、我々は、専門家が到着して遺体回収をすることを望んでいる」と、ドネツク人民共和国検察当局者は、ノーボスチ通信に語った。

初期の報道で、ウクライナ独立通信社は、ドネツク人民共和国独立派の民兵が、救急隊員の通信手段を奪い取って、追い払った後に、遺体を３６体を盗んだと伝えていた。

金曜日に、現場を訪れたＯＳＣＥのメンバー３０人が現場を十分に見ることが出来なかったと言う報道について、ドネツク人民共和国独立派の代表者は事実だと認めた。そして「それは、ＯＳＣＥのメンバーが、我々に何かを植え付けるかもしれないという恐怖からだった」と語った。

ドネツク人民共和国の指導者は、民兵組織には、１０キロ上空の目標を撃ち落とす技術がないと語った。

独立派によれば、ウクライナ軍から奪ったとされる軍事装備品一式は、修理もできず、使い物にならないポンコツの塊だった。

http://en.ria.ru/world/20140719/191038283/Some-186-Bodies-Found-at-MH-17-Crash-Site-in-Ukraine---Report.html

そうだろうな。この地域にBUKのような高性能な地対空ミサイルが持ち込まれたのは、７月５日に親露派がこれまで支配していた東部の主要な拠点をウクライナ軍に奪還されてからだからな。ロシアも劣勢を挽回するためにはBUKでテコ入れする必要があると判断したとしても、何ら不思議ではない。