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露政府が外交攻勢をかける中、NATOは露軍がウクライナへ侵攻したと宣伝するが、信憑性に疑問(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/14/warb14/msg/107.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 8 月 29 日 14:30:05: igsppGRN/E9PQ
 

露政府が外交攻勢をかける中、NATOは露軍がウクライナへ侵攻したと宣伝するが、信憑性に疑問
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201408290000/
2014.08.29 14:02:26 櫻井ジャーナル


 ウクライナにロシア軍の部隊が軍事侵攻したことを示す写真なるものをNATOが公表した。
http://usnato.tumblr.com/post/96003086125/new-satellite-imagery-exposes-russian-combat-troops
ウクライナ東部、ドネツクにある戦略的に重要なノボアゾフスクが反キエフ軍(ドネツク人民共和国の義勇軍)に制圧されたことを受けてキエフのペトロ・ポロシェンコ政権は「ウクライナにロシア軍が導入された」と発表、アメリカ政府は曖昧な表現で同じことを主張していた。
http://www.state.gov/r/pa/prs/dpb/2014/08/231008.htm#UKRAINE

 言うまでもなく、NATOが持っている情報はアメリカも持っている。ほかのNATO加盟国の中に知らない国があったとしても、アメリカに情報が伝わっていないということは有りえない。にもかかわらず、アメリカ政府が曖昧な表現しかできなかったのは、NATOが公表したという写真に問題があるということだろう。

 約1カ月前、タイム誌がロシア領からウクライナ領に向けて砲撃している様子だとする衛星写真を載せていたが、似たような展開だ。
http://time.com/3042640/satellite-russian-ukraine-shelling/
その時は、ロシア領からウクライナ領に向けて砲撃していることを示す衛星写真だとするものをウクライナ駐在のジェオフリー・パイアット米大使がツイッターで広めていた。

 写真の出所はDNI(国家情報長官室)で、それを国務省が電子メールで流し、それをパイアット米大使がツイッターで広めたとされていたが、ポール・クレイグ・ロバーツ元米財務次官補は即座に不自然だと指摘していた。
https://twitter.com/GeoffPyatt/status/493400313622446081/photo/1
http://www.paulcraigroberts.org/2014/07/27/another-state-department-hoax-paul-craig-roberts/
その写真が本物ならロシア軍が自国領からウクライナへ向かって砲撃していることを示す重要な証拠であり、それを電子メールで公表するということは考えにくいというのだ。それなりの立場の人物が記者会見を開き、ミサイルの発射地点など詳細を説明するのが自然だ。実際、インチキだった。

 そのロバーツ元財務次官補は今回の写真もインチキだろうと推測、その3つの根拠を挙げている。
http://www.paulcraigroberts.org/2014/08/28/washington-piles-lie-upon-lie-paul-craig-roberts/

 ひとつは、ウラジミル・プーチン露大統領が外交攻勢をかけている中でロシア軍の小規模な部隊をウクライナ(ドネツク人民共和国)へ入れるというリスクを犯さないだろうということ。8月26日、プーチン大統領はベラルーシのミンスクでポロシェンコ大統領やEUの幹部とウクライナ問題について協議している。

 ふたつめは、もしプーチン大統領がロシア軍を派遣して住民を守る決心をしたなら、グルジアの時のように十分な規模の部隊を動かすだろうということ。この時はグルジアが南オセチアを奇襲攻撃、その反撃だった。今回も、1000名ではなく空軍も参加した10万名規模のロシア軍だという話なら信憑性は高かったとロバーツは書いているが、その通りだろう。

 本ブログでも何度か書いたが、当時のグルジア政府はイスラエルときわめて緊密な関係にあり、軍はイスラエルとアメリカから支援を受け、兵士は軍事訓練を受けていた。ロシア側では、グルジアの奇襲攻撃作戦はイスラエルが立案したものだと見ていた。

 第3の理由は、キエフ軍の住民に対する攻撃を止めるためなら、ロシア空軍がウクライナ軍を粉砕すれば良いとしてる。両国の軍事力を比較すれば、ロシアにとって容易いことだ。

 前から書いているように、キエフ政権は軍を掌握し切れていない。ネオ・ナチの指揮でウクライナ人を殺すことに疑問を持つ将兵も多いだろう。最近では徴兵をめぐって住民の抗議も始まっている。西側の要求が具体化してくると、ウクライナ西部でもポロシェンコ政権に対する反発は強まる可能性が高い。

 今年2月、アメリカ/NATOがネオ・ナチを使って実行したクーデターを「民主化」と言い張るためには嘘に嘘を重ねなければならなくなっている。今回もそうした嘘のひとつだったのだろう。ロシアが攻撃したというような話にすぐ飛びつく「ロシア嫌い」は少なくないようで、クリミアがウクライナから離脱したときもロシアの駐留軍を「侵略軍」だと表現していた。今回も同じことを繰り返している人がいる。


 

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コメント
 
01. 2014年8月29日 17:46:21 : PqEIf19EeA
プーチン大統領が、独立派に対して、東ウクライナで、包囲されているウクライナ軍兵士を見逃すように呼びかけた。

独立派は、ウクライナ軍が、すべての武装を解除することを条件に、呼びかけに応じる用意があることを表明した。

東ウクライナに派遣されている兵士の母親や妻が、ウクライナ国防省前で、ポロシェンコ大統領と防衛相の辞任を要求するデモを行った。

辞任要求は、両者の東ウクライナにおける軍事上の失敗を、その理由として挙げている。

http://rt.com/news/183520-ukraine-russia-putin-militia/


02. 2014年8月29日 18:08:30 : TbZy18kA1M
>>01

しかし、プーチンのしたたかさがきわ立つな〜


03. 2014年8月29日 19:01:10 : 3EMgCxnjJI
いずれにせよウクライナ軍は意外な損害を被ったらしい。

蜂起勢力が反撃に転じた南東部における状況の悪化に関連して、ウクライナ当局は、倉庫にあるすべての兵器を国の東部へ差し向ける意向である。ウクライナ政府の指令では、「第三および第四のカテゴリーのすべての兵器を追加の許可および同意なしに修理もしくは整備すること」と述べられているが、それらのカテゴリーには、修理が必要な兵器や老朽化した兵器が該当し、政府のそうした措置は、大きな損失に起因するものと思われる。
http://jp.rbth.com/politics/2014/08/29/8/28_49941.html


04. 2014年8月29日 19:24:03 : 8e3nlGc7FU
ウクライナ軍の装備は旧ソ連から引き継いでいたものが多く、メンテナンスも行き届いていないものが多いようだ。
中国のマスコミだったか、そもそも中国はウクライナの売れそうな旧ソ連兵器の買い付けに熱心なお得意様ゆえに、ウクライナ軍の装備状況についてロシア以外では詳しくリポートをした記事を読んだことがあったが、そこには上述を含め、空軍パイロットの錬度の低さや攻撃機Su−25がメインで比較的動かせるが、Su−27やMg−29などの戦闘機も所有しているもののほぼ店晒し状態、とにかく状態が悪いものが多いと書かれていたが一連のウクライナ軍の拙劣な動きを見ているとさもありなんと思った。

それに比べて義勇軍側は対空兵器に優れ、錬度の低いウクライナ空軍の戦闘機は防空圏を突破できず、まして基地を奪取され陸戦力を獲られてしまった今の状況ではいかんともしがたいだろう。
机上の空論を吠えるキエフのバカどものために死ぬことは無い。
ウクライナ兵は降伏して家に帰り、キエフのバカどもを追い出すことに費やすべきだ。
あのバカどもが一掃されなければウクライナはまとまらない。
不幸だけがついて回る。


05. 2014年8月29日 20:58:08 : OIxNYWfJog
逃げ道を開けておく、兵法の常道だな。
ウクライナ軍が大損害を受けたとは思えない。それなら義勇軍側から戦果の発表が有ったはずだ。

正規軍が戦意が無く自壊しているのではないか?
ポロシェンコは和平にも応じない。ウクライナ軍は見捨てられた。
これではさらに正規軍が崩壊するだろう。

ポロシェンコはウクライナ軍とキエフ政府の崩壊を止める為にはロシア軍が侵入したと言うしかない。そしてNATO軍の介入を誘う。
欧州はそんな危険な賭けに乗るのか?


06. 2014年8月29日 21:54:37 : Dl86y1Kfh6

キエフは包囲されたウクライナ軍に対して人道回廊の使用を禁じたらしい。
ミニスターリングラードだな。惨事が起こる可能性がある。
もっとも補給を遮断された状態でロシア領に逃げ込むか降服するかもしれん。

http://jp.rbth.com/news/2014/08/29/49959.html


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