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《日々是世界》 イスラム国 アルカーイダをしのぐ脅威(ZAKZAK)
http://www.asyura2.com/14/warb14/msg/255.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 9 月 15 日 23:24:05: igsppGRN/E9PQ
 

シリア北部ラッカの空軍基地に残されたシリア政府軍の戦闘機の上で、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の旗を振るメンバー。イスラム国はシリアで、政府軍とも反体制派とも戦闘状態にある(AP)


【日々是世界】イスラム国 アルカーイダをしのぐ脅威
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140915/frn1409151135002-n1.htm
2014.09.15 夕刊フジ


 「極めて危険な組織だ」


 米議会専門紙ザ・ヒル(電子版)によると、米国家テロ対策センターのマシュー・オルセン所長(52)は4日、米国人ジャーナリスト2人を惨殺したイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が、新たな兵士を獲得する極めて有効な「喧(けん)伝(でん)装置」を手中に収めており、いまや国際テロ組織アルカーイダをしのぐ脅威になっていると危機感をあらわにした。


 米政府のテロ情報分析を統括する国家テロ対策センターは、平時は表舞台への露出を極力避け、テロ情報の収集に徹する“職人集団”だ。そのトップが、あえてシンクタンクの会合に出席し、イスラム国に言及したことが、その脅威の深刻さを裏付ける。


■有効な「喧伝装置」


 オルセン所長が極めて有効な「喧伝装置」と指摘したのが、米国人のフリージャーナリスト、ジェームズ・フォーリー記者(40)らの斬首など、イスラム国がネットに配信する一連のビデオ映像だ。米英社会に不満を持つイスラム系の過激主義者は、白人の処刑に喝采をあげたという。


 米英情報当局が情報発信を遮断する上でも最重要人物として行方を追うのが、記者殺害の有力容疑者とされる「ヒップホップの聖戦主義者」の異名を持つ23歳の英国人だ。


 ヒップホップアーティストのアブデル−マジェド・アブデル・バリー容疑者はロンドン出身で、「L・ジニー」などと名乗って楽曲をリリースし、2012年にBBCのラジオで放送されたこともある有望株だった。


 しかし、この1〜2年で表情を一変させる。イスラム過激主義に心酔し、シリアで戦闘に参加。今年に入り、首を切り落とした男性の頭部を左手で掲げた写真をソーシャルメディアに投稿した。


 「お友達、いや、お友達の残りの部分と、まったりしてるよ」


■復讐の過激主義者


 斬首した遺体をあざ笑うようなコメントの残虐性に英国社会は凍り付いた。


 かつて、バリー容疑者の友人だったという男性は、英大衆紙デーリー・メール(電子版)に「彼には(音楽の)才能があった。著名人とも共演していた」と述べ、急進的なイスラム主義者との接触が「才能ある男を復(ふく)讐(しゅう)に燃える過激主義者に変えてしまった」と悔しがる。


 米大衆紙ニューヨーク・ポストによると、バリー容疑者の父親は1998年、224人が死亡したケニアとタンザニアの米国大使館爆破事件に関与したとして拘束されている。


 米英当局が危険視するのは、どこにでもいそうなバリー容疑者のような若者が、シリアやイラクで兵士として戦闘経験を積み、本国に舞い戻って、より先鋭化することだ。訓練された戦闘員の存在はテロ発生の可能性を飛躍的に高め、関係国を新たな“戦場”にしかねない。


■危険な戦闘員の帰国


 米国のサマンサ・パワー国連大使(43)は3日の記者会見で、こうした戦闘員が「(イラクなどの)渡航先で残虐行為に加わり、過激化されて帰国する」と指摘、関係国の潜在的な脅威になり得るとの見方を示した。


 とりわけ、ここ数年、シリアなどで戦闘に加わる英国発の聖戦主義者は増加しており、英治安当局によると、「イスラム国」には欧州から約2000人が参戦、英国系住民は約500人と推定される。米国系の参戦者も増加しているとの見方が極めて有力だ。


 危機を回避するため、早期に対策を講じる必要性を訴える意見も出始めた。


 英国で根強い人気を誇るボリス・ジョンソン・ロンドン市長(50)は、8月24日付の英紙テレグラフ(電子版)への寄稿で、正当な理由を提示できなければ、シリアやイラクに入国しただけでも逮捕できるようにする必要があると主張。「いま何もしなければ、やがてはテロの潮流が、われわれの玄関に押し寄せてくるだろう」と警鐘を鳴らしている。(国際アナリスト EX)


フォーリー氏処刑
ISIS Beheads Kidnapped US Journalist James Foley


「イスラム国」、シリア政府軍250人を処刑したとする映像公開(14/08/29)


「イスラム国」イギリス人男性の殺害映像を公開

setsudan 投稿者 eichandayo


 

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コメント
 
01. 2014年9月15日 23:48:38 : ZFXM2RZkuc
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201409/article_138.html

02. 2014年9月16日 00:36:14 : glJUj0yAeE
日本にとってはアベチンの方が脅威
イスラム国は日本を滅ぼすことは無い
しかしアベチンは日本を滅ぼすだろう

03. 2014年9月16日 09:45:43 : nJF6kGWndY

イラクが、北朝鮮化して復活する程度の脅威だな

ABCを保有するまで、暫くかかるし、イランなど周辺のシーア系や、サウジなど部族国家と内ゲバが続くから、

当面は、放置しておいても、世界全体では、それほど大したことにはならないだろう

それに再び、大イスラム帝国ができるのなら、それもまた面白い
(あまり期待はできないが)


04. 2014年9月16日 11:39:14 : nJF6kGWndY

すでに米国民は、負担増加が確実で大変だが

じきに日本にもマイナスの影響がはっきりでてきそうだな

http://jp.wsj.com/news/articles/SB12785023003277603623104580156853834419906?mod=wsj_nview_latest
イスラム国との戦い、3つの隠れた不安 
By GERALD F. SEIB
原文(英語)
2014 年 9 月 16 日 11:06 JST

展示されたシリア空軍機の残骸と旗を振るイスラム国戦闘員 AP

 イスラム教スンニ派過激武装勢力「イスラム国」に攻勢をかけるとのオバマ米大統領の決定をめぐっては懸念すべき多くの潜在的問題があり、その大半はここ数日間に十二分に注目されている。しかし、あまり目立たない3つのダウンサイド・リスクもあり、これは若干の検討に値する。

 ひとつは、もしこの戦いがイスラム国の望むものだったらどうかということだ。理論的には、兵力が約2万で、自ら国家樹立を宣言したこのようなグループは、世界最大の力を持つ国との紛争を回避しようとするはずだ。

 しかし、このようなグループに関しては理屈がいつも通用するとは限らない。イスラム国の指導者らは実際に対立を望んでおり、それは長期的には自分たちに良い影響を与えると考えている可能性は十分にある。世界最強の国に名指しされることは、思想的過激派の中では、名誉なことと思われるのかもしれない。今回のケースでは、イスラム国は自分たちがイスラム教過激派の中で最高の地位を獲得したしるしとして利用する可能性がある。この優越性はまた、若い戦闘員を集め、またはイスラム世界で資金を集めるのに利用されるかもしれない。

 イスラム国はこの戦争を望んでいるとの見方は、2人の米国人ジャーナリストと1人の英国人支援者の首を切断して処刑するおぞましいビデオを公開したことによっても増幅された。イスラム国の指導者らは多分、この恐怖が米国民を震え上がらせて逃げ腰にさせるとと考えたのだろう。しかし彼らは、これが米国世論をして政府に対応を迫らせる可能性のあることも知っていたはずだ。

 イスラム国の印刷物などは、西側との対立は不可避だと彼らが考えていることを示唆している。同グループの指導者バグダディ容疑者は夏にイスラム国の樹立を宣言した際に、イスラム教徒はテロリズムの意味を世界に聞かせて理解させるための意思、ナショナリズムの偶像を踏みにじり、民主主義の偶像を破壊し、その常軌を逸した本性を暴くブーツを持っている」と強調した。さらに、イスラム国の印刷物は、他のイスラム過激派が西側との戦いから後退しようとしていると批判している。

 二つ目は、イスラム国だけに目を奪われると、他のグループからの攻撃にされされるリスクが高まるかもしれないことだ。米当局者は、イスラム国の台頭で自分たちの威勢が失われたと感じている過激グループがその力が建材であることを示すために、新たなテロを起こす可能性があると懸念している。一部の国がテロ警戒レベルを引き上げたのはこのためだ。

 特に国際テロ組織アルカイダは今こそ攻撃の時と思っているかもしれない。イスラム国はアルカイダの下部組織としてイラクに生まれたが、その後袂を分かち、今ではイスラムの範囲拡大へのアプローチをめぐって批判しあっている。

 ウィルソン・センターの研究員マイケル・クーゲルマン氏はウォール・ストリート・ジャーナル紙のシンクタンクのブログへの寄稿で、米国を攻撃する恐れのある他の過激派がアラビア半島のアルカイダ(AQAP)、パキスタンのラシュカレトイバ、それにパキスタン・タリバンの三つだと指摘した。

 3点目は、イスラム国と戦おうとする米国の熱気が冷めてしまう可能性があることだ。現在のところ、ジャーナリストの処刑のビデオで憤っている世論は行動を求めている。先週行われたウォール・ストリート・ジャーナル紙とNBC放送との共同世論調査では、ほぼ3分の2の人は、イスラム国への攻撃は米国の利益になると見ている。

 同調査ではまた、テロ攻撃の脅威が再び強まっていることをうかがわせた。9.11同時多発テロ以前よりも安全でなくなっていると答えた人は47%に上り、1年前の28%を大幅に上回った。安全度が増したと答えたのは26%にすぎなかった。これは、米国人がこの国は13年前よりも安全になったと見ていたオバマ政権下で見られた傾向の終わりを意味している。

 しかしこの恐怖は時とともに弱まるのだろうか。米国人は、アナリストと同じようにオバマ大統領が勝利まで時間がかかると言っている戦争に固執する決意なのだろうか。

 世論は最近まで中東での新たな介入に明確に反対していた。米国はこうした戦いに関与しようとしているが、今後世論の浮き沈みがあり、悪い日々もやって来るだろう。今のだ断固とした決断がその時も続いているとの確信は得られないない。

 

http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052970203483604580119333088721038?mod=wsj_nview_latest
特集:国境超える「イスラム国」の脅威 
2014 年 9 月 16 日 11:21 JST 更新

「イスラム国」の旗を掲げる戦闘員(8月27日、シリア北部・ラッカ) AP
 イスラム教に基づく神政を主張する武装集団「イスラム国」が急速に勢力を拡大し、6月には一気にイラクの首都バグダッドに迫った。シリア、イラク両国にまたがる過激派の攻勢に、周辺国のみならず欧米諸国も危機感を募らせている。イラクのイスラム教主流派シーア派の横暴に対する少数派スンニ派の抵抗という意味合いも含み、様相は混沌としたままだ。

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村や町を追われるイラクの人々  (8/8)


REUTERS
 イスラム教スンニ派の武装組織「イスラム国」がイラク各地の都市を支配下に収めていることから、キリスト教中心の村などを離れる住民が相次いでいる。イスラム国の攻撃を受けた北部主要都市モスルの東の町や村からは数千人が避難した。


スンニ派が掲載したシーア派大量処刑の画像  (6/16)


Associated Press
 イスラム教スンニ派の武装勢力「イラク・シリアのイスラム国(ISIS)」が、捕らえたシーア派兵士の大量処刑のもようだとしてインターネットに掲載した画像。画像が本物であることを示す第三者の証明はない。AP通信によると、イラク軍のスポークスマンは写真が本物だと確認し、イラク兵の大量殺害を認識していると述べた。

無政府状態に陥りつつあるイラク―キルクークをクルド部隊が掌握  (6/13)


Associated Press
 イラク北部の油田地帯にある多民族都市キルクークの郊外にクルド自治政府の治安部隊が武装車両や兵士を配備した。イスラム教スンニ派の「イラク・シリアのイスラム国」から油田を防衛するのが目的。

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05. 2014年9月16日 14:43:18 : yBG3GAzvsY
国内のテロを防止する能力を高めた米国に、遠く離れたイスラム国からのテロを国際社会で水際防止に取り組むことができないわけではなかろう。
いつの世も過激派といわれて周辺から圧力を加えられるのは常であるが(フランス革命に対する神聖同盟など)、であるからといって過激派が世界に理念を波及させていかないわけではない。多くの摩擦を経て世界は進んでいく。根元は混乱や貧困のある世界なのだ。

06. 2014年9月16日 15:14:08 : uERBnqiGZM
>>03>>04
くそ長いコピペを貼ってもコメントがおまえじゃ読む気にならんw
要約して自分の意見でコメントしろ。
いつも言ってるように、前置きの糞台詞はいらん。


さて本記事の感想。
イスラム国と、イスラム国でないイラクにおけるスンニ派の反抗を一緒くたにすることで同時にぶっ潰そうという思惑が透けて見える。
イラクにおけるスンニ派の大反抗は、主に旧体制残存派とスンニ派部族および一部シーア派部族が加わり起きたものだと推察する。(旧体制派からイスラム国と同じと見なされる報道に対して強い否定のコメントが出ている)
イスラム国は巧くそれに乗じ、自分たちが組織的にそれらを動かしているとPRした、あるいはそのように仕向けた。おそらくアメリカ。

シリアに移る。
シリア空爆だが、これは完全にシリアを攻撃したいアメリカの意図が丸見え。
シリア政府軍はイスラム国掃討作戦を現在も各地で行っている。
もちろん、イスラム国だけでなくシリア自由軍の流れを汲むシリア国民連合や諸々の反政府武装勢力がいまもまだシリア国内で暗躍しているため、それらも掃討しているため手が回らない。
したがいアメリカの本音はイスラム国を叩きつつ、他武装勢力が地上からイスラム国を攻撃し同時にシリア政府軍を挟み撃ちにしてダマスカスにまで攻めあがらせたい、リビアで使った手口の再現である。
ただ、問題はイスラム国と反目するシリア国民連合が他武装勢力から信頼を得られていないこと、もうひとつはアメリカの描くシナリオ=『空爆はアメリカ、地上からシリア国民連合がイスラム国をぶっ叩け。武器と金は出す』に肝心の国民連合が応じず、武器支援を受けたらアサドを攻撃するほうを選ぶと公言してしまっていることだ。
これでは邪魔なイスラム国は空爆されればイラクへ舞い戻ってしまうだけだし、シリア国民連合は信頼がないので他武装勢力をまとめられず、結局もとの振り出しに戻ってしまう。
アメリカにとり頭の痛い問題が起きている。
そして、それより最大の問題は空爆がなにをもたらすか、である。
アメリカはリビアの再現をシリアで起こしたい。
だがリビアとシリアの決定的な差は、反乱により国の半分を失ったリビアのカダフィと一部支配地域が及ばないにせよ、ほぼ全土を掌握しているアサドの違い、そして国民の信任の違いである。
そしてもちろんロシアの存在である。
リビアのときにはメドベージェフが大統領だったが、メドベージェフは欧米強調を採っていたためリビア政権の崩壊を黙認した(首相のプーチンは勿論批判した)
シリアで政変が起きたとき、プーチンが大統領に返り咲いた。
リビアの二の舞を許さないプーチンはシリアに武器支援を行い裏から支えた。
中国も巻き込み、中露でシリア停戦を呼びかけ銃置けの状態にさせた。
アメリカが空爆するということは、シリアの停戦合意に応じたアメリカ自らその枠組みを壊してしまうことに他ならない。
米露にはウクライナをめぐる確執がある。
アメリカでは空爆は戦争に到らず、一時的な緊急措置だとの見解もあるようだが、それはアメリカの理屈。
アメリカがやろうとしていることは、理由がなんであれ(邪に決まっているが)違法である。
ロシアや中国は無論黙っていまい。
ましてや、一時的緊急措置で空爆が成功する保証もないのである。
さあ、どうなりますことやら。



07. 2014年9月17日 00:10:21 : p6VMJreUmk
ジェットが落ちたら頭部分など粉々になるがこのようなきれいな飛行機をわざわざおったてて写真にしてショッカ―軍団の記念写真をとるなんてまあ・・・・

アメリカハリウッドの映画作成部隊の皆さん御苦労さまという感じだな。

911事件でわかったが偽物のシナリオを無理やりこしらえるのがアメリカ偽ユダヤの考えることだとわかったわけだがこのような写真をみると馬鹿なやつらだなと思う



08. 2014年9月17日 09:51:16 : yBG3GAzvsY
先進的文明国の力が問われている。蛮族や前近代的な民衆に対して、力や排他的な思想で立ち向かうのか。それは、文明力を否定するものであり、昔に戻るにすぎない。コミュニケーションの方法がかくまで向上した現代において、外交はもっと多様で説得可能なものになりえよう。

09. 2014年9月17日 10:24:13 : JrCGDU9Pqw
武器商人がいる限り戦争はなくならん。

10. 2014年9月17日 11:12:26 : nJF6kGWndY

22世紀になって、国家は入れ替わっても、この手の紛争は無くなりそうもないな


http://jbpress.ismedia.jp/articles/print/41727
イスラム国との戦い:茨の道
2014年09月17日(Wed) The Economist
(英エコノミスト誌 2014年9月13日号)

米国の計画は悪くはないが、成果を上げるまでには不安になるほど長い時間がかかるだろう。

シリアで対イスラム国空爆の用意、米大統領が表明
9月10日、ホワイトハウスで国民向け演説を行うバラク・オバマ米大統領〔AFPBB News〕

 バラク・オバマ大統領が9月10日に米国民向けに演説を行った際、その言葉はイスラム国(IS)のみに関わるものではなかった。

 アルカイダ以来最も深刻なテロリストの脅威、ISという「がん」に対抗する大統領の戦略は、自らを飲み込んだ混沌の克服に中東自身が取りかかることができなければ機能しない。

 同様に米国も、、外交政策を縮小したこれまでの年月の間に失った地位を多少なりとも回復できなければ、持続的な対IS連合のリーダーとして振る舞うことはできない。

 それゆえ、オバマ大統領が言うところの「米国の最高のリーダーシップ」は、テロとの戦いであると同時に、米国の力に疑問を抱く人々に対する反撃でもある。

 オバマ大統領の戦略は、ISを軍事的、財政的、思想的に「弱体化させ、最終的には撲滅する」ために、西欧とアラブ諸国からなる連合の結成を呼びかけるものだ。たとえ国連の承認がなかったとしても、この連合はアラブおよびイスラム教徒の支援を根拠として、正当性を得るというわけだ。

 米国はイラク、さらに必要な場合はシリア領内においても、ISを空爆攻撃する。米国はクルド人を支援するほか、シーア派偏重により弱体化し、ISに敗北して壊滅状態にあるイラク軍を立て直す。さらに米国は、シリアで穏健派の反体制勢力を結集させる。海兵隊は派遣されないが、米国人の教官と特殊部隊が大きな役割を担うはずだ。

 オバマ大統領が積極策に出たのは正しいし、こうして計画もできた。しかし、米国人は覚悟を決めるべきだ。仮に成功するとしても、その前に長い苦闘の日々が待ち構えていることは確実だからだ。

ISは過去の存在になるか?

 これまで、オバマ大統領はイラクが「主権を回復し、安定し、自立した」という誤った判断を下してISの脅威を軽視し、バシャル・アサド政権に対する一般市民の反乱が起きた後も、シリア情勢の悪化を放置してきた。

 こうした姿勢も原因となって、ISが中東を混乱に陥れている。ISはシリアのかなりの部分を占領し、不満を抱えるスンニ派に訴えかけて隣国のイラクを破壊しようとしている。野放しにすれば、ヨルダン、レバノン、さらにはイスラム教で最も重要な聖地(と広大な油田)が存在するサウジアラビアにまで進出するかもしれない。

 ISは既に、その進路に迷い込んだあらゆる欧米人にとって脅威になっているうえ、欧米出身の聖戦(ジハード)戦士が、生まれ育った欧米諸国に戻って攻撃を仕掛けてもおかしくない。

イスラム国、「英国人の人質を処刑」 動画公開
イスラム国のメンバーによる米国人殺害で、米国の世論は介入支持に大きく傾いた〔AFPBB News〕

 オバマ大統領が自らの計画に勝算があると考えるのには根拠がある。

 米国の世論は、以前は中東の悲惨な争いに再び関与することには反対だった。しかし、最近になって2人の米国人が斬首により殺害されたことで、国民は今では介入を支持している。

 同様に、米国の存在感低下に乗じて勝手な振る舞いを見せていたイランやサウジアラビア、トルコ、カタールなどのイスラム諸国は、いずれもISに恐れるべき要素を見いだしている。これらのイスラム諸国は、ISを制止するための幅広い軍事行動を組織できるのは米国のみであることを認識している。

 米国のジョン・ケリー国務長官は支持を取り付けようと、中東諸国を歴訪した。サウジアラビアはシリアの穏健な反体制派向けの訓練キャンプ設置に同意している。

 そして最後に、オバマ大統領は、ISが実際には見かけよりも脆弱であることを期待するだろう。ISが成功した1つの要因は、急速に勢力を伸ばした神秘性にある。もし戦闘で敗北して無様な姿をさらせば、消滅するかもしれない。

行く手に待ち受ける難題

 しかし、オバマ大統領に託された課題は極めて困難なものだ。大統領にはアラブ諸国からの幅広い支持が必要だ。ISはイラクとシリアの国内に押し込めておかなければならない。さもないと、ISは逃げ場を確保して立て直しを図るはずだ。

 イラクでは、オバマ大統領はISと共闘しているスンニ派の一部を引きはがして、ISを弱体化させる必要がある。スンニ派を説得し、ISと共闘する代わりにイラク政府と運命を共にする道を進んでもらいたい、というわけだ。しかしハイダル・アバディ氏率いるイラクの新しい「挙国一致」内閣は脆弱で、スンニ派の政権参加も形ばかりになっている。

 シリアでは、アサド大統領と戦っていて、なおかつISを打ち破る必要性を理解している穏健な反体制派を増強する構想だ。ゆえに、仮にアサド大統領と同盟を組むようなことがあれば、これはモラルの面で一貫性に欠けるだけでなく、自滅につながっただろう。

 しかし、穏健なシリア反体制派を結集する努力はこれまで十分とは言えない。ISやアサド大統領に対抗できる存在になれるかどうかは、まだ不透明なままだ。

 それゆえ、オバマ大統領は時間を必要としている。イラクがスンニ派も信頼できる国家を築き、米国が新生イラク国軍を訓練して同国が再び自国軍の支配下に置かれ、シリア反対派がアサド大統領に政治的解決策の受け入れを迫れるほど強大な勢力になるまでの間、オバマ大統領は空軍力を使ってISを抑え込まなくてはならない。

 これらの課題を成し遂げるには、イラクでは何カ月、そしてシリアでは何年もかかるだろう。

 ある点で、時間はオバマ大統領に味方している。ISの残虐性と不当性は、最も強硬な立場を取る人々以外には全く受け入れられていない。しかし、他の点では、時間は大統領の敵だ。米国の政治が、忍耐心という美徳を発揮することはまずない。

 ISに集団で対抗しようとしている国々にしても、一時的に利害関係が一致しているにすぎない。遅かれ早かれ、これらの国々は再び対立し始めるはずだ。連携が弱まれば、計画全体の勢いと正当性が失われてしまう。

オバマ大統領に何より求められること

 成功の可能性を最大にするためには、どんな連合であれ団結が不可欠だ。ゆえにオバマ大統領は、これまでの在任期間には見られなかった、大統領個人による持続的な外交への関与を示す必要がある。また、米国の攻撃力に関する潜在能力を誇示しなければならない。これは各国がオバマ大統領に背を向けるのをためらうよう仕向けるために必要だ。

 しかし何より、国内問題に集中することを望んでいた大統領に必要なのは、国外においても最後までやり遂げようとする決意である。


 

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/41715
イスラム国との困難な戦い:武器供与のジレンマ
第2次大戦後の方針を転換したドイツ、日本にも他人事ではない?
2014年09月17日(Wed) 川口マーン 惠美
 中東の混乱は激しい。イラク、シリアで猛威を振るっている武装テログループ「イスラム国」の伸長が日に日に明確になってくるにつれて、イスラエルとハマスの戦闘も、ウクライナの内戦も霞んでしまった。

シリア内戦で対応を誤った西側諸国と”優秀な”イスラム国

 西側はこの期に及んで、イスラム国を駆逐するため、シリアのアサド大統領と共闘しようかと考えだした。

 ドイツメディアは、“さらに悪辣な敵(←イスラム国のテロリスト)を成敗するための悪魔(←アサド大統領)との結託”などと書いているが、非常に言い訳がましい。アサド大統領は最初から、「私の敵は民主勢力ではなく、イスラムテロリストだ」と言っていた。

 アサド大統領が民主的な大統領だとは言わないが、イスラム国よりは民主的だろう。アサド政権下では、キリスト教が禁止されていたわけでもない。

イスラム国、シリア北部の空港掌握 激戦で500人死亡 NGO
シリア北部ラッカを戦車で行進する「イスラム国」の戦闘員たちを写したとされる画像 ©AFP/HO/WELAYAT RAQA〔AFPBB News〕

 そもそも、イラクのフセイン大統領やリビアのカダフィ大佐を除き、エジプトのムバラク大統領を失脚させても、その中の一国たりともアメリカの言う民主化など実現できていない。それどころか、もっと酷くなった。

 なのに、なぜ、西側はアサド大統領を叩くことを止めないのだろうか。毒ガスが使用されたときも、下手人はテロリストではないかという情報がたくさん上がっていたが、西側はそれさえ完ぺきに無視して、犯人はアサド政府軍であると最初から決めつけていた。

 ようやく最近になって、アサド政権に立ち向かっている民主勢力はいるにはいるが、極めて脆弱で、政府軍が戦っているのは主にイスラム国であるという報道が為され始めた。しかし、時すでに遅しだ。シリア国土の3分の1は、もうイスラム国に掌握されている。

 イスラム国は、中世のような精神世界を構築しようとしてはいるが、その思想とは打って変わって、組織の運営力は決して前近代的とはいえない。それどころか、最新の知識を持つ優秀な人材を抱え、高度なロジスティック展開と、超近代的な軍事システムを扱う能力を持っているらしい。

 そうでなくては、砂漠の中、シリアからイラクに続々と武器を輸送したり、これほど広大な地域をここまで迅速に掌握したり、空港やら油田やら水力ダムを問題なく制御することはできなかっただろう。

 彼らがタリバンと違う点は、住民を味方に付ける方針が明らかなことだ。掌握した地域では、即座にインフラを改善し、税制(貢納金?)を整備し、住民がそれまで行っていた仕事をそのまま続けられるように新しい法律を敷いていく。

 もちろん、女性は頭のてっぺんから足の先まで隠さなければならず、おそらく教育も満足に受けられなくなるのかもしれないが、元々、女性の権利はそれほど強くなかった場所だ。抵抗は私たちが考えるほどはないのかもしれない。

 それよりも住民にとっては、ようやく秩序と平和が戻ってきたことの方が喜ばしいはずだ。だから、イスラム国はさらに力を付けていく。しかし、そのようなことはほとんど報道されない。

 報道されるのは、イスラム国の残酷な面ばかりだ。残酷なシーンには、もちろん事欠かない。これが現在進行形の出来事であるということが、にわかには信じられないほどだ。アルカイダが、イスラム国は残忍だと非難している。

クルド族への武器供与を決めたドイツ

 彼らは、イスラムの、しかもスンニ派の教義以外は受け付けず、逆らう異教徒を世界から消そうとしている。異教徒の男は殺し、女は彼らの子供を産ませるか、奴隷にするか。もちろん、西側としては放っておくわけにはいかない。

 そこでアメリカは空爆を始め、イギリスとフランスも軍事介入を決めた。ドイツはというと、軍事介入はしないが、かといって、人道的な物資を送るだけでは切り抜けられなくなり、イスラム国の攻撃の的となっているクルド族に武器を供与することにした。

 現在、計画されているのが、500台の対戦車ミサイルと1万6000丁の主に小火器などで、計700億ユーロ分。その他に、500億ユーロの人道的援助物資、難民受け入れも予定している。

 しかし、人道的援助はいいとして、武器援助の是非をめぐる論議は、すでに供与が決まった今も続いている。武器を援助するということは、これを使って反撃してくださいということで、火に油を注ぐ効果はあっても、戦闘の鎮静にはつながらないからだ。

 クルド族は、イラク、シリア、トルコ、イランにまたがった地域に推定2500万人から3000万人住んでいると言われている。国を持たない民族では世界最大だ。しかし、このままではイスラム国の暴虐のせいで滅亡に追い込まれる可能性が高い。滅亡はしないまでも、クルド族として存在することはできなくなるだろう。

 ドイツ政府としては、目の前で起こっているジェノサイドを黙って見ているわけにはいかない。とはいえ、派兵は難しいので、せめてクルド族が反撃できるための武器を送るという苦渋の策が、今回の援助だ。反撃しても滅亡するかもしれないが、黙って滅亡するよりは戦ったほうがよいということだろう。

 平和な日本で、戦争は悪だと言っている人たちは、こういう究極の状態に陥った時のことを、もっとちゃんと考えてみた方がよい。ドイツ人だって、戦争は良いことだなどと思ってはいない。当のクルド族だっておそらく思ってはいないだろう。

 しかし、イスラム国で異教徒の首を切っている人たちに向かって、「戦争は悪いことです。私たちは武器を持ちません。話し合いで解決しましょう」と言っても、それが通用しないことは火を見るよりも明らかだ。

供与した武器が自らに向けられる茶番

 武器供与に関する問題は他にもある。クルド族には、イラクのペシュメルガとトルコのPKKという二つの大きなグループがあり、ペシュメルガは、イラク北部のクルド自治区のいわゆる軍隊だ。

 ペシュメルガはクルド族の独立をめざしており、何十年にもわたってイラク政府と対立してきた。サダム・フセイン大統領の生きていたころから、イラク政府の宿命の敵である。

 ドイツ政府は、このペシュメルガに武器を援助しようとしている。現在、イラク政府はほぼ解体しており、何の力も無いとはいえ、一応まだ一個の国家であり、ドイツ軍がペシュメルガへ武器を与えるなどとは迷惑千万。武器の矛先がいつ自分たちに向かってくるかわからないからだ。

 そもそも、ドイツが外国の一武装グループに武器を供与するというのも変な話で、それが許されるなら、ロシアがウクライナで親ロシア勢力を人的・物的に援助するのも問題ないし、チベットやウイグルにも、民族のアイデンティティーを懸けて戦っている武装グループはあるのだから、そこにも武器援助をしてよいということになる。

 一方、トルコもドイツがクルド族に武器を供与することを快く思ってはいない。ドイツがペシュメルガに与えた武器は、共闘中のPKKに渡る可能性が高い。PKKはトルコでは禁止されており、EUもアメリカもPKKをテロ組織と認めている。PKKが強くなることをトルコは嫌う。そのトルコを同盟国として持つドイツは難しい立場にいる。

 さらに考えられるのは、イスラム国がますます優勢になり、クルド族が武器を奪われてしまうことだ。今でさえ、アメリカがイラク政府に供与した武器の一部は、闇市へ流れたり、あるいは、イスラム国に奪われてしまったりしているという。

 西側が、これ以上、自分たちが供与した武器を相手に戦わなければならないとすれば、間抜けな話だ。

 そこでドイツ政府は、これからは武器を奪われないようにと、武器庫を作らせない方針だそうだが、腐敗が進めば、武器はどこへ流れるかわからない。

 もっとも、10日の報道によれば、ドイツの武器は、すでに何年もの間イラクやアフガニスタンといった紛争地域に流れているらしい。帳簿上はたいていアメリカに輸出したことになっているだけなのだそうだ。

紛争地域は新型兵器の実験場に?

 紛争の鎮静化を試みる国々が武器の商人を兼ねているというのは、考えようによっては、大変わかりやすい構図だ。同盟国であろうが、なかろうが、どの国も他国を援助するときは、他国の国民のことだけではなく、自国の利益をもちゃんと考えているのである。

 そのうち、イラク政府に空爆の強化を頼み込まれれば、米軍は自軍の犠牲軽減を理由に、無人戦闘機の展開を認めさせ、思い存分、実戦での実験をし始めるのではないか。

 9月10日、オバマ大統領は、ものすごく力強いスピーチをぶって、イラクだけでなく、シリアへも空爆を行うことを発表した。この勢いで、イスラム国を全滅させるのだそうだ。

 無人攻撃機は今まで間違った人間を殺してしまうことが多く、そのたびに非難を浴びていたが、イスラム国がここまで強大になり、イラク政府やシリア政府がここまで弱体化していると、少々間違っても文句は言われないだろう。

 地上戦は絶対に行わないと言っているアメリカが、いったいどんな爆撃機で空爆を行うのか、しっかりフォローしたいと思う。
https://www.youtube.com/watch?v=FJx0zBc6NfA


11. 2014年9月18日 22:24:07 : no31X615y2
>>10. 2014年9月17日 11:12:26 : nJF6kGWndY
>
>22世紀になって、国家は入れ替わっても、この手の紛争は無くなりそうもないな

まだ21世紀序盤ですが・・・

>イスラム国、「英国人の人質を処刑」 動画公開
>イスラム国のメンバーによる米国人殺害で、米国の世論は介入支持に大きく傾いた〔AFPBB News〕

まあ、それが目的の「なんちゃって茶番処刑」、だったということだな。
「米国の世論が介入支持に大きく傾いた」のが本当かどうかも疑わしいが。


12. 2014年9月19日 18:42:45 : uV4A8446hE
平気で「空爆」という言葉を使っているが「空爆」とは爆弾を落とすこと、つまりその付近にいる人を殺傷し建物も物体も見境なしに破壊するということだ。

こんな攻撃が正当化されるのならその反撃としてアメリカに大規模テロを加えても正当化できる。理屈としてはそうなる。


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