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米政府が主導して「反イスラム国連合」が結成されたが、ISの黒幕が米だということは公然の秘密(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/14/warb14/msg/256.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 9 月 16 日 15:14:15: igsppGRN/E9PQ
 

米政府が主導して「反イスラム国連合」が結成されたが、ISの黒幕が米だということは公然の秘密
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201409160000/
2014.09.16 13:36:46 櫻井ジャーナル


 IS(イスラム国。ISIS、ISIL、IEILとも表記)と戦うと称し、アメリカ政府は「反イスラム国(IS)連合」を結成した。攻撃に参加するのはアメリカのほか、エジプト、イラク、ヨルダン、レバノン、そしてサウジアラビアやカタールを含むペルシャ湾岸の6カ国。さらにグルジアも参加すると言われている。

 バラク・オバマ米大統領はシリアの主権を無視、シリア領を攻撃する姿勢を見せているが、その際、領空侵犯したアメリカ軍機を攻撃するようにシリアのバシャール・アル・アサド大統領が命令したなら、同国の防空システムを破壊してアサド体制を倒すと恫喝している。ロシアがウクライナ問題に対応、シリアには手が回らないと踏んでのことだろう。

 しかし、アメリカのプランはイラクのフアード・マアスーム大統領からもクレームが出ている。
http://www.washingtonpost.com/world/middle_east/diplomatic-push-grows-against-islamic-state-group/2014/09/14/6a308574-3c35-11e4-a430-b82a3e67b762_story.html
エジプト、アラブ首長国連邦、そしてサウジアラビアがISを空爆する必要はないと発言したのだ。9月15日にはパリへ26カ国がの代表が集まり、ISへの対応を協議したのだが、この会議にはイランが招待されなかった。この点についてもマアスーム大統領は遺憾の意を表している。ジョン・ケリー米国務長官はイランとも話し合う容易があると言っているが、話し合うためにイランを招待すべきだったとイラクの大統領は主張しているのだ。

 前のイラク首相、ヌーリ・アル・マリキは今年3月、サウジアラビアやカタールが反政府勢力へ資金を提供していると批判していた。
http://www.reuters.com/article/2014/03/09/us-iraq-saudi-qatar-idUSBREA2806S20140309
その戦闘集団の中心にはISが存在する。マアスームもマリキもISに関して基本的に同じ認識を持っているようだ。

 サウジアラビアやカタールがISを含むアル・カイダを雇ってきたことは公然の秘密であり、アメリカ/NATOが武器を提供、戦闘員を訓練してきたとも報道されている。このアメリカ/NATOとサウジアラビアなどペルシャ湾岸の産油国がシリアやイランの体制転覆を目指していることも知られている。

 「ISとの戦争」はアメリカ政府が演出している茶番劇にすぎない。その茶番劇に世界中の国々はつきあわされているわけだ。つきあわないと何をやらかすかわからないとアメリカは思われている。リチャード・ニクソンが言うところの「狂人理論」が機能しているのだろうが、徐々に脅しはきかなくなり、アメリカ支配層の手は核兵器の発射ボタンに近づいている。


 

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コメント
 
01. 2014年9月16日 16:27:37 : YxpFguEt7k
板垣雄三氏
「欧米中心主義の世界が潰れるいま、日本はどう変わればいいのだろう」
「欧米の若者がたくさん義勇兵として馳せ参じているのを見れば、欧米中心主義(世界)が潰れかけているのが分かる」
「そのとき、一番酷い状況を経験することになりそうなのは日本ではないか。頭を切り替えなければ欧米中心主義と心中、最も惨めな潰れ方をすることになりかねない」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/169081

情報の入手先も多角的にしていきましょう。


02. 2014年9月16日 21:20:12 : hU27HOLzq6

自らが育てたISISをなぜ空爆?

やはりイラクの現政権下に米の既得権益層が食い込んで利権を入手していて、そこまでISISの勢力が伸びることを脅威とみたのであろう。


03. 2014年9月16日 22:06:43 : MBuzkjzfVI
アメリカは黒幕どころか公然たる「主役」ですよ。大衆レベルでは中東諸国の国民の大半は反米です。さらに強い怒りと恨みを持っている人も多い。

当然だろう、勝手に飛行禁止区域を設定しそこらを爆撃する。大量破壊兵器を持っていると言いがかりをつけてイラクに攻め込む。かつてはパーレビなるアメリカの傀儡政権をイランにつくった。しょっちゅう中東各地区を爆撃する、イスラエルを擁護する。

アメリカに同調しているのはサウジやUAEの王族やクウェート、カタールの石油成金だけ。


04. 2014年9月16日 22:48:48 : no31X615y2
>エジプト、アラブ首長国連邦、そしてサウジアラビアがISを空爆する必要はないと発言したのだ。

ちょっと安堵。w


05. 2014年9月16日 22:53:26 : TkiHdO3XxI
米国はシリア政府の了解を得ることなく、シリア領内にいるISを爆撃するつもりだ。

そして、シリアの防空システムが、その道に立ちはだかるならば、攻撃すると言い始めている。

その防空システムの移動を命じている。

オバマ大統領は、ISとアサド政権、両方と戦う反政府組織に対して、訓練と武器支援を行うことに関して、議会の承認を求めている。

http://nypost.com/2014/09/16/us-would-retaliate-if-assads-defenses-attack-planes/



06. 2014年9月17日 00:05:13 : no31X615y2
>>05 さん、情報有難うございます
>シリアの防空システムが、その道に立ちはだかるならば、攻撃すると言い始めている。

相変わらずの「ならず者」ぶりに呆れます。
シリアの許可も得ず、邪魔だからシリアごと攻撃する、って侵略行為でしょ?
・・・とうとう本音を言いましたね。w

ブッシュの時と同じで何様のつもりか知らんが居丈高で、散々滅茶苦茶に破壊を行って失敗しても何も責任を取らないのはこれまで見て来た通り。

防空システムが完全に機能して米国側のならず者軍隊を粉砕する事を願うばかりである。


07. 2014年9月17日 00:49:44 : LBtbDXFoS6
ブログ「逝きし世の面影」より
21世紀のイスラム国(ISIS)建国は20世紀のサウジアラビア建国と同一(資料)
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/e1004702eda0dab817f5fd4ee04fcc0f
ーーーーーーーーーーーーーーー(一部引用開始)−−−−−−−−−−

『イスラム国(ISIS)とは何か』
一年前にはシリア政府を打倒しようとNATOや米軍による空爆を主張していたアメリカですが、何と今回は逆にISIS(イスラム国)を打倒するために、イラクだけでは無くてシリアも空爆すると言い出した。もう無茶苦茶です。
(アメリカの唐突な方針転換に対してイラクやシリアと国境を接するNATO加盟国のトルコはISIS空爆用の基地の提供などの協力を拒否して抵抗している)
サウジアラビアや湾岸諸国とNATOコネクションが一生懸命に育てた正体不明のISIS(イスラム国)ですが、これは1世紀遅れて21世紀の現在に彷徨い出て来た『サウジアラビア』の事だったのである。
アラスター・クルーク(Alastair Crooke) 元イギリス秘密情報部(MI6)中東担当幹部の『イスラム国を理解するには、サウジアラビアの過激主義「ワッハービズム」を知らなければならない』では、恐るべきサウジアラビア建国の顛末が書かれている。
理不尽なパレスチナの不幸の原因が欧米の白人ユダヤ教徒(ユダヤ原理主義のシオニスト)によるイスラエルの建国であったように、イスラム教の全ての疑問の出発点はイギリスの支援したイスラム原理主義のワッハーブ派によるサウジアラビアの建国だったのである。

『イスラム原理主義(サウジアラビア)とキリスト教根本主義(アメリカの福音派)の悪夢』
クルークの『イスラム国を理解するには、サウジアラビアの過激主義「ワッハービズム」を知らなければならない』は記事もタイトルも長いが、一言で要約すればこの記事のタイトルと同じで『21世紀のイスラム国(ISIS)建国は20世紀のサウジアラビア建国と同一』だと言っているのです。
逆らうものを皆殺しにして見せしめに首を切断するISISが『イスラム国』の建国宣言をしたが、同じことが実は1世紀前のアラビア半島で起きており、今のサウジアラビアが出来上がっていた。
大観衆をあっと言わせるイリュージョンでは、どれ程奇怪に見えても摩訶不思議に思われても、所詮は『手品のネタ』は単純な子供騙しであり、分かってしまえば余りの阿呆臭さに呆れ返るばかりである。
『自由と民主主義』の看板を掲げるアメリカの中東世界の最大の同盟国であるイスラムの盟主サウジアラビアのワッハーブ派とは、丸々ISIS(イスラム国)そのものだったのである。
アメリカが9・11事件の犯人と断定した大部分がサウジアラビア人だったことからも明らかなように、アルカイダの正体とはサウジアラビアの国教であるワッハーブ派のことだった。
オサマ・ビン・ラディンを9・11の犯人だとして引渡しを要求したアメリカに対してアフガニスタンのタリバン政権は『具体的な証拠の提示』との当然の正当な要求をしている。
ところがブッシュ政権は即座に『問答無用』と泥沼のアフガン空爆を開始して、永久に終わらない『対テロ戦争』を始めているのである。

ーーーーーーーー(引用終わり)−−−−−−−−−

ちなみに上のブログ記事の中で触れられているがリンクの無い、ハフィントンポスト日本版の記事はこちら。

イスラム国を理解するには、サウジアラビアの過激主義「ワッハービズム」を知らなければならない
アラスター・クルーク 元イギリス秘密情報部(MI6)幹部 中東担当
投稿日: 2014年09月12日 12時43分 JST
http://www.huffingtonpost.jp/alastair-crooke/you-cant-understand-isis_b_5807238.html


08. 2014年9月17日 01:24:40 : leQCQHLl6E
シリア内での「イスラム国」空爆、持続的な攻撃想定=米軍トップ
2014年 09月 17日 00:41 JST

[ワシントン 16日 ロイター] - 米軍のデンプシー統合参謀本部議長は16日、シリア領内での「イスラム国(ISIL)」への空爆は持続的なものになるとの認識を示した。議会の公聴会で証言した。

デンプシー議長は「ISILの能力を低下させるため、シリアでISILを標的とする空爆を実施する用意が整う」と指摘。

「これは『衝撃と畏怖』を狙った大規模な攻撃ではなく、継続的かつ持続的なものになる」と述べた。

http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0RH50620140916


09. 2014年9月17日 07:25:38 : gEQA3UWNV2
ロシアはアメリカのダブルスタンダードを許さず。
シリア空爆には反対と主張。


16 9月 2014, 20:52
パリ国際会議;「イスラム国」と戦うイラクを援助

米国は、イラク軍の攻撃作戦を支援する目的で、首都バクダッド近郊にある、テロ集団「イスラム国」戦闘員らの陣地を空爆した。又米国は、シリア領にある「イスラム国」の陣地も空爆する可能性がある。

 これに関連して、ロシアのラヴロフ外相は、イラク情勢に関するパリでの国際会議で、パートナー国に対し今一度、自分達の行動がもたらす結果をよく考えるよう求め、テロとの戦いにおいてはダブルスタンダードを排除するよう求めた。

 イラクのみならず、それに同意していないシリアの領内でも「イスラム国」の陣地を空爆するつもりだとのオバマ米大統領の声明が出された事で、パリで国際会議が緊急に開かれる運びとなった。会議でフランス側は米国に対し、かなり強い調子で、米国自体が現在の中東での紛争の元を作り出し、10年前にイラクで軍事作戦を始めた事実を指摘した。

 ラヴロフ外相は「ロシア政府も同様の見方を取っている。自分達の行動の結果を思い出すことが重要だ」と指摘し、次のように続けた―

 「我々は、かなり以前からすでに、テロの脅威拡大を許さないという共通の目的よりも、体制打倒という課題を上に置いた『アラブの春』が吹き荒れた後、中東やアフリカ北部で急激に活発化したテロの問題を提起していた。我々は、過去に対する『罪の分配』としてではなく、今国際社会の構築を試みている新たな行動が、完全に過去の教訓を考慮するよう、もっぱらそのために、この会議をしている。テロとの戦いにおいてダブルスタンダードなど不可能だとの結論が、出されるようにすることが大切だ。テロリストに『よい悪い』は存在しない。首尾一貫することが必要であり、テロリズムとの戦いという共通の課題よりも政治的なプロジェクトを重視するようなことがあってはならない。」

 パリの会議に参加した30カ国すべてが、イラクに緊急援助する必要性で意見の一致を見た。具体的に援助に何が含まれるかは、最終コミュニケの中には述べられていない。しかし、すべての措置は、イラク当局が必要とし求めるものに厳しく合致したものとなり、国際法に応じたものになるだろう。

 ロシア議会下院・国際問題委員会のアンドレイ・クリモフ副委員長の見解を聞いた―

 「重要なのは、実際中東で何が起きているか、西欧がよく知るようになることだ。EUは『イスラム国』がイラクやシリアに生じた事は、アサド体制を排除するために手段を選ばず、シリアの反政府勢力に武器を与えた米国の愚かな政策の結果だと分かっている。欧州は。ちょうどよい時に、国連安保理事会を、そして、あらゆる危険な戦闘行動は安保理事会の承認を得なくてはならないという事を思い出したのだ。」

 今のところフランスは、紛争ゾーン上空の偵察飛行の用意があると発表した。カナダは、イラク政府軍に砲弾や銃弾を供与すると約束した。日本は、軍事的な貢献は拒否したが、人道援助を行う意向だ。

 残念ながら、パリでの会議には、シリアやイランの代表が参加しなかった。彼らは、最もひどく「イスラム国」との戦争に巻き込まれているにもかかわらず、米国やサウジアラビアの求めにより招かれなかったのだ。つまり「イスラム国」のテロリストと戦うため幅広い国際的連合創設を目指すと米国は口で言ってはいるが、彼らにとっては、実際よりはやはり、政治的な要素が重要なのである。
http://japanese.ruvr.ru/2014_09_16/277386312/


10. 2014年9月17日 10:51:40 : nJF6kGWndY

相変らず低レベルだな

敵の敵と協調するのは外交の基本

そして時間が経てば関係も変わるだけの話


11. 母系社会 2014年9月17日 14:13:41 : Xfgr7Fh//h.LU : 4hCnL89BHA

●<イスラム国(ISIS)の黒幕は米国>という見方での政治分析は誤った
情勢判断を産み出すだろう。

なぜなら、仮に、イスラム国の幹部たちが米国の手先だったとしても、幹部たち
は、約3万人と推測されている「イスラム国建設運動」の参加者たちの共同意思
を、無視することはできないからである。

●世界一の権力者とされている米国大統領も、米国国民の世論を完全には無視
できないので、米国大統領を操る米国の支配層も、マスゴミを使って、支配層
による支配層のためだけの政策が、あたかも国民全体のための政策であるかの
ように洗脳し、それが成功した場合だけ、その政策を実行でき、失敗すれば
不可能となる。

同様に、イスラム国の幹部たちも、3万人の参加者たちの意向を、完全には無視
できない。つまり、彼らがイスラム国の幹部として振る舞えるのは、この約3万人
もの運動の参加者たちの共同意思を守っている限りでのことである。

●つまり、たった一人の独裁者が、どんなことでも自由に決められる完全な
独裁国家など、過去にも現在でも存在しない。(北朝鮮も同じであり、一定の
支持層の意向に沿って統治している)

だから、仮に幹部が米国の手先であっても、彼らが可能なのは、一見すると
<反米活動であるかのような親米活動>だけなので、米国の意向に反した行動も
行うので・・・

<イスラム国(ISIS)の黒幕は米国>という見方での政治分析は誤った
情勢判断を産み出すだろう。


12. 2014年9月17日 22:25:59 : LBtbDXFoS6
>>11

>なぜなら、仮に、イスラム国の幹部たちが米国の手先だったとしても、幹部たち
は、約3万人と推測されている「イスラム国建設運動」の参加者たちの共同意思
を、無視することはできないからである。

今の日本だって、消費税増税を望む国民は少ないはずなんだが。
原発再稼働だってTPP加入だってはっきり反対の人は多いはずだが、その民意通りにできるんだろうか?
しかも日本は民主主義の国で一億の上も国民がいるんだが?
個々のメンバーの意向はどうでも、幹部連中の考えで、いいようにされてしまうことはあるんじゃないのかな?
騙されるのか、馴らされるのかの違いはあってもね。

仮に、ほとんどのメンバーが参加意識が高くて明敏な人たちなら、幹部連中に騙されることも少ないかもしれない。
でも、その実態はどうなのかな?
どうも、(過激な)イスラム思想に深い理解と共感を持つ人ばかりとは限らないようだ。
喰いつめて、とか、母国に不満を持ってひと旗あげに来るような人たちにそれを望めるかどうか?


13. 2014年9月17日 22:35:39 : LBtbDXFoS6
>>12だけれども、ちょっとだけ補足

コメント内で「(過激な)イスラム思想」と書いたのは「イスラム思想が過激」という意味ではないです。
イスラムの思想については詳しくないので、よくわからないが、今言われているところの「原理主義」というのが本来のイスラムなのかどうか、個人的にはむしろ疑問を持っています。そういう意味でカッコつけました。


14. 2014年9月17日 22:37:53 : no31X615y2
>>11
>●<イスラム国(ISIS)の黒幕は米国>という見方での政治分析は誤った
情勢判断を産み出すだろう。

米国はこの騒動に便乗して暴力団の民事介入暴力のような事をここでもやろうとしている見方はどうですか。
あの米英ジャーナリスト達の処刑ビデオも本当のISISの犯行声明なのか疑わしいので、正確な出処を突き止められないでしょうか。
米英がこの騒動に積極的に便乗・関与したいので、その口実目的の捏造という可能性も排除できないかも。

・ISISの存在は事実
・処刑ビデオは積極的に関与する為の口実目的の英米工作員の捏造
・ISISと米国の関与は薄くただの便乗(黒幕説は間違い)

・・・処刑ビデオの正確な出処を誰か突き止めてくれませんか。w


15. 2014年9月18日 00:11:49 : no31X615y2
処刑ビデオのISISメンバーのイギリス訛りの問題以降、ISISには全世界からメンバーが参加しているという報道が不自然に相次ぎ、だからISISメンバーがイギリス訛りだったと捏造を誤魔化そうとしていないか。

16. 2014年9月18日 07:00:08 : nrGNjLVTv2
>今言われているところの「原理主義」というのが本来のイスラムなのかどうか、個人的にはむしろ疑問を持っています。そういう意味でカッコつけました。


本来のイスラムではないけれど、本来のイスラムに戻ろうと足掻く中で過激な方向性を模索する急進派が利用されてはまた利用するの帝国主義の尖兵役に使われてしまっているのだと思います。
私はイスラム原理主義は日本の幕末の攘夷論者たちと似ていると思います。


17. 母系社会 2014年9月18日 15:11:48 : Xfgr7Fh//h.LU : 2N7GHrzSTM
>>12さん

>今の日本だって、消費税増税を望む国民は少ないはずなんだが。原発再稼働
>だってTPP加入だってはっきり反対の人は多いはずだが、その民意通りに
>できるんだろうか?
>しかも日本は民主主義の国で一億の上も国民がいるんだが?個々のメンバー
>の意向はどうでも、幹部連中の考えで、いいようにされてしまうことはある
>んじゃないのかな?騙されるのか、馴らされるのかの違いはあってもね。

●確かにある程度は、国民の支持が少ない不人気な政策も実行できますね。

自民党は公表はしませんが、密かに絶えず世論調査をしていると思います。
そうした世論調査の結果などと、次の選挙までに実行する人気政策や、逆に
不人気な政策の実行スケジュールを総合的に評価して、次の選挙でも勝てると
判断すれば、不人気な政策でも実行するわけです。

全ては、<次の選挙でも勝てるかどうか>で判断しているので、次の選挙でも
勝てると思えたら、不人気な政策は早めに実施するようにして、選挙が近く
なると不人気な政策は、選挙後に先送りするわけですね。

また、不人気な消費税増税とか原発再稼働も、御用学者や御用専門家を動員する
ことで、3割とか、一定の国民の支持を得られるし、反対派にも影響を与えて、
絶対に反対という層を、最小にしてしまうわけですね。

●しかし、自民党が御用学者や御用専門家をマスゴミに登場させて世論操作を
することができても、自民党は万能というわけでもありません。

世論操作には、一定の限界があるわけで、イラクに自衛隊を派遣した時も、
戦闘部隊などは派遣できず、施設大隊(工兵隊)を派遣するにも四苦八苦して
いました。

あの時、他の国なら、わざとより危険な地域に施設大隊を派遣してゲリラに
攻撃させて犠牲者を出させれば、一気に報復を求める世論が沸騰したでしょう。

しかし、日本の場合、憲法の制約だけでなく、自民党支持層も戦闘部隊の派遣
には反対だったわけで、御用学者や御用専門家を動員しても、戦闘部隊の派遣は
不可能だったわけです。

★ですから、米国に買収された自民党政権であっても、また、日本の民主主義は
擬制の民主主義ですが、それでも、<戦闘部隊の派遣はしない>という国民の
「共通認識」に反したことは、自公政権でも不可能です。

つまり、「北朝鮮」も「イスラム国」も、文字通りの完全な独裁制ではなく、
最高指導者も、自分の主張・理念が組織の共通認識になれば、それが最高指導者
自身も拘束する憲法的なものとなり、最高指導者の言動も制限されるのです。


18. 2014年9月18日 20:14:58 : LBtbDXFoS6
そういえば、タリバンの脅威もアルカイダの脅威もずいぶん言われたよね
サダム・フセインなんか、ほっといたら世界を滅ぼしかねないような危険人物だったし
あの当時なんて言われてたかを思い出せばね、退治されて本当に良かったよ
子供の頃なんかは、いつソ連が攻めてくるかもしれないと思うと、とても怖かったしね
私なんか最近、記憶力が落ちてきて、昔のことなどついつい忘れるんだけど
思えば、みんなでこうして生きていられるのも奇跡のようなもんだね

ああ、ありがたや ありがたや… 


19. 母系社会 2014年9月19日 16:46:25 : Xfgr7Fh//h.LU : WXMMt1RrLw
>>16さん

>今言われているところの「原理主義」というのが本来のイスラムなのかどうか、
>個人的にはむしろ疑問を持っています。そういう意味でカッコつけました。

その通りだと思います。

●「イスラム国」の教義がどのようなものかはわかりませんが、イスラム教の泰斗
黒田寿郎氏によると、イスラム世界には「イスラム原理主義」という言葉は無い
そうですから、単に過激派とか、ファンダメンタリストという意味で使用するのは
西洋的偏見なのかもしれません。しかし、この言葉が使われ出したのは、それなり
の背景があるのも、確かなようです。

というのは、イスラム世界では一時期、スエズ戦争に勝利したナセルが英雄と
なり、資本主義でもソ連型社会主義でも無い、第三の道としての「ナセル主義」
(汎アラブ主義と民族社会主義)が一世を風靡したのですが、アラブの統一に
失敗したのと、1967年の第三次中東戦争の惨敗で「ナセル主義」は退潮し、
代わりに、急進的マルクス主義派と原典の再解釈を唱え、法だけでなく国家の
有り方まで規定した「シャリーア」=イスラム法に基づく国家の実現を目指す
イスラム派が興隆しました。

イスラム世界でのマルクス派は、1930年代から組織されてきたソ連共産党
系の穏健な民族派でしたが、中国の文革やベトナム戦争の影響で世界革命を
唱えるパレスチナのPFLPのような急進的マルクス主義派が台頭してきたわけ
です。しかし、両派ともソ連の資金援助で勢力を伸ばしてきたので、旧ソ連の
崩壊と共に没落し、後者のイスラム派が生き残りました。

これが西欧で「イスラム原理主義」と呼ばれるようになったわけですが、彼らは、
総じて、既存のイスラム体制が西欧の帝国主義と戦わないどころか、むしろ取り
込まれている現状に不満であったわけで、その象徴がイスラエルであり、聖地
メッカがあるサウジの米軍基地でした。

しかし、この勢力は総じて「キリスト教原理主義」やオウムのような荒唐無稽な
「終末論」や「陰謀論」を背景にした勢力であり、この点では全く問題外の勢力
です。しかし、一方で彼らは、イスラム法に基づく国家=「イスラーム共同体」
=「ウンマ」を本気で建設しようとしている勢力でもあり、その点に西欧の若い
イスラム教徒たちも魅力を感じ、引き付けられているのだろうと思います。

●「共同体」を守ろうとした勢力、あるいは失われた古代の「共同体」を再建
しようとした勢力は、イスラムに限らず古代からあります。ギリシャ・アテネの
ソクラテスやプラトンが、ソフィストたちに批判的だったのは、彼らの思想も
原因でしたが、彼らが学生から金銭を受け取って教えていた点にも反対だった
からです。

太古の昔から、「共同体」内の若者に教育を行うのは、同じ「共同体」の成員
としての義務のようなものであり、見返りを得て行うことではなかったわけです。
ですから、プラトンのアカデミアも無料で教育し、ソフィスト達のように報酬を
受け取らなかったソクラテスの生活は極貧でした。

ところが、他の共同体から来たソフィストは、アテネ「共同体」では学生から
授業料を取らないと生きてゆけない立場でした。しかし、これは「共同体」の
伝統的な相互扶助的な人間関係を破壊する行為でもあり、当時、「共同体」と
「共同体」の間で始まった貨幣経済が「共同体」内にも浸透してきていたので、
プラトンらは、古代から続く共生的「共同体」の危機として脅威を感じたのです。

ほとんどの宗教には生活を律する戒律があるように、元々宗教は心だけでなく、
生活そのものの有り方の指針でもありました。キリスト教も、元来は「共同体」
である「千年王国」を地上に造る運動とも解釈できるように、イスラム教も
「イスラム共同体」=「ウンマ」を地上に造る運動でもあるのです。

●黒田寿郎氏によると、イスラム教の核心には「タウヒード」という万物が
相互に関連しあって存在しているという仏教の「関係主義」に非常に良く似た
コンセプトがあり、これは、<万物は神の前では平等>=等位=万物は同等の
価値物とする世界観でもあります。

一方でキリスト教の場合、万物を精神的なものと物質的なものに二分
し、精神が物質より上位とする二元論的な世界観であるので、司祭や法王の
ような精神的活動を行う者を、肉体労働をする者よりも上位の存在として、信徒
の上に「聖職者階級」がいる上下に階層化した宗教にしています。

この「タウヒード」というコンセプトがイスラム教を、信徒間の徹底した平等性
を重んじる宗教にさせていますし、また、これが信徒同士が共生=助け合って
生きるための「喜捨」を重視する宗教にしています。

イスラムでは全ての信者は平等なので、教師役の法学者はいますが、司祭や法王
に該当する人物はいません。また、「カリフ」=政治的指導者(預言者の代理人)
も、あくまでも人間側が選んだリーダーでしかなく、神の側からは、ただの人に
過ぎません。

信者同士の平等性は徹底していて、モスクでは信者以外の人々も平等に扱い、
イスラムの信者でなくとも、貧困者には食事を提供します。また、食事を提供
する側と貧者の信者との関係も平等なので、食事が不味ければ、不味いと文句も
言えますし、与えた側は謝ります。それでモスクでは、プロの料理人を雇って
います。また、富者の邸宅も一種の福祉施設となり、貧者に食事を与えます。

●本来、イスラム教は信者=人間間の平等性を特に重んじる宗教ですが、現実の
イスラム社会は不平等です。それで、祖国の現状に絶望して欧米に憧れて留学
した学生は、欧米の社会も格差社会、不平等な社会であることがわかり、欧米
にも絶望する。

そこに、理想的な平等社会=「イスラム共同体」を実現しようと呼びかける
「イスラム国」の宣伝が行われ、イスラム回帰を果たした若者が、シリアや
イラクに行くわけです。だから、「イスラム国」には高学歴な人も多くいて、
国家・自治体のような行政も担える人材は豊富なようです。

これは、インテリの場合ですが、十分な教育を受けていない失業者の場合も
同じでしょう。彼らもイスラム戦士になり、理想的な「イスラム共同体」の
実現を目指そうという呼びかけは、西欧で惨めな失業者のままで生きるよりも
魅力的です。

●彼らの原点は平等を唱えるイスラム教ですが、一方で既存のイスラム教国や
欧米社会が格差社会であることも、彼らが理想の実現を求めて、シリア・イラク
に行く動機となっているわけです。

ですから、オバマが爆撃で彼ら全員を肉体的に抹殺できても、既存のイスラム
教国や欧米社会の不平等性が無くならない限り、何度でも蘇るので、軍事的
手段で「イスラム国」を抹殺するのは不可能です。

米兵のほとんどがキリスト教徒ですから、殺せば殺すほど異教徒に殺されたと
怒るイスラムの若者が増えて兵士が補給されるので、その意味では、皮肉にも
米軍が「イスラム国」を強化するわけです。

●「イスラム国」の核心には平等な社会の実現を目指す宗教=思想があり、彼ら
の軍は、その思想の現実態に過ぎませんから、離脱させるには、同じスンニ派の
学者が彼らの教義と、スンニ派の教義との違いを説明して離脱を説得するしか、
他に方法がないと思います。

また、イラクでは人口的に圧倒的に多い地元の部族が「イスラム国」と協力
しているので、しばらくすれば「イスラム国」は変質して、穏健になる可能性
があります。だから、米国は介入するべきではありません。

彼らを消滅させたいなら、米国自体を、彼らも憧れるような平等な社会にする
しかありません。

仮に、失業者が多いヨルダンで、モスレム同胞団のような原理主義者が蜂起した
場合、時代遅れの王国であるヨルダンは、短時間で崩壊するかもしれず、そうな
れば、隣国のイスラエルも介入するかもしれません。

すると、中東のイスラム諸国は、イスラエルと戦うイスラム教徒を攻撃するのは
困難となり、むしろ応援せよという世論の圧力で、第5次中東戦争が始まるかも
しれません。

黒田寿郎
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E7%94%B0%E5%AF%BF%E9%83%8E

タウヒード
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%89


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