【ニューヨーク草野和彦】シリアのムアレム副首相兼外相は２９日、国連総会の一般討論で演説し、「テロとの戦いに向けたあらゆる国際的な取り組みを支持する」と述べ、イスラム過激派組織「イスラム国」に対するシリア領内での米軍主導の空爆を事実上容認する姿勢を改めて示した。一方で米国が穏健な反体制派を支援することは「二重基準」と非難した。

　副首相の発言は、イスラム国という「共通の敵」をたたく必要性を認めつつ、「対イスラム国」を理由とした他の反体制派への武器供与や訓練などの支援が「対アサド政権」につながることへの警戒心を示したといえる。

http://mainichi.jp/shimen/news/20140930dde007030042000c.html 　

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