＞　日本も貧乏人の国を虐殺カツアゲ蹂躙の米国とおさらばしてアジアロシア
＞連合に入れてもらわないと　考える時期ですね

その通りですね。

●自民党のスポンサーである経団連は自民党に「日中韓ＦＴＡ」と「東アジア
地域包括的経済連携」（ＲＣＥＰ）の早期実現を求めていますから、自民党は、
この二つを実現するしか選択肢がありません。

これらは「東アジア共同体」を結成するための＜踏み台＞となるものであり、
日本が「東アジア共同体」に参加できないと、日本は日本の最大市場である
アジア市場を失い、日本は終わりですから、経団連がこれらの早期実現を要求
するのは当然なことです。

●「日中韓ＦＴＡ」は、実現すれば「北米自由貿易協定」（ＮＡＦＴＡ）や、
ＥＵに続く、世界３位の経済協力体になりますが、中韓のＦＴＡは年内の
合意もありえる状態ですし、来年は「アセアン共同体」が結成される予定です
から、残りは「日中韓ＦＴＡ」だけになるので、経団連もあせっているので
しょう。日本抜きで「東アジア共同体」が結成されたら、高度な技術分野は、
韓国に独り占めされてしまいますから。

ですから、早晩「日中韓ＦＴＡ」も締結されるでしょう。そして、予定通りに
来年に「アセアン共同体」が結成されれば、次は「東アジア共同体」結成に
向けて様々な交渉が始まり、その中には、東アジア全体で結ぶ「安保条約」の
締結があります。

これは、中国やベトナムなどの共産党独裁国家も参加するので、安全保障での
心配がある「アセアン」としては、必ず結ばなければならない条約です。

そして、この「東アジア安保条約」が締結されれば、東シナ海や南シナ海の
問題も、話し合いで解決することになるし、ロシアも加盟する可能性が高い
ので、「日米安保」の前提である周辺国の脅威が消滅しますから、「日米安保」
は根拠を失い破棄。日本から米軍基地が一掃されれば「日本占領」も終了です。

（核保有疑惑国である北朝鮮は、当面「東アジア共同体」に参加しなくとも、
この「東アジア安保条約」への参加は、アセアンも大歓迎するので参加する）

●米国は、日本には、中国が主導する「東アジア共同体」であっても加盟する
しか選択肢がないことを理解し、日本は「東アジア共同体」内での強力な親米
国家＝米国の出先機関となることを期待して、最終的には日本の加盟を容認
するはずです。

米国が日本の「東アジア共同体」加盟を阻止すると、日本は衰退して影響力を
無くし、親米国家として使い物にならなくなるからです。

●やがて、中国は米国の１・５〜２倍程度の大国になり、米国が相対的に力を
失う可能性が高いわけですね。そして、中国にも国粋主義者がいるでしょう
から、実際の安全保障の問題としても、中国をフリーハンドのままで放置する
よりも、中国が暴走しないように「東アジア共同体」の枠組みで制御するしか、
他に方法が無いわけです。

●また、７月にＢＲＩＣＳの5ヵ国が「新開発銀行」の設立に合意しましたし、
来年には、中国主導の「アジアインフラ投資銀行」（ＡＩＩＢ）が正式に設立
され、東アジアと中東のアジア２０カ国前後が参加します。

これらは、中国が既存の国際金融機関への出資金を増やして経済的な影響力を
増大させるのを、Ｇ７が牛耳ってきた「ブレトンウッズ体制」への挑戦と見なし
て拒否したから、独自に設立することにしたわけです。

欧米がＢＲＩＣＳを無視し続けると、経済的利害を共にする集団は、政治の領域
でも団結することを余儀なくされるので、やがてＢＲＩＣＳが主導する第二の
＜国連＞へと向かうかもしれず、日本は、欧米と共に、世界から取り残される
可能性もありますね。

●２０１０年から２０２０年の１０年間だげでも、アジアがインフラ整備に
必要な額は約８兆ドル＝８００兆円とされていて、一方で、アジアの貯蓄の
７０％は中国にあるのですから、この金を発展を続けるアジアに提供する
スキームが必要です。

日本（米国）が主導する「アジア開発銀行」（ＡＤＢ）では、この資金を提供
できないのですから、ＡＤＢは中国の出資増を認めるべきでしたが、逆に、
日本は影響力を持つインドネシアに圧力を掛け、米国は韓国に圧力を掛けて
先日の仮調印式には参加させませんでした。

資金を融資できないのに、融資が必要な国に圧力を掛けたので、日本や米国は
恨みを買ったでしょう。

●今の国連は、何といっても第二次世界大戦に勝利した連合国の体制なので、
ＢＲＩＣＳが主導する第二の＜国連＞の方が、その意味では日本には良いわけ
ですし、これが実現したら、中国やインド＝アジア主導となるのは明らかです。

日本は「覇道」の欧米と共に、世界から取り残され自滅する道ではなく、
アジアの国として、アジアの思想＝仁義による王道政治や仏教＝で世界
を主導する側に立つべきですね。