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「イスラム国」50人死亡=北部要衝で激戦−シリア  時事通信
http://www.asyura2.com/14/warb14/msg/628.html
投稿者 ダイナモ 日時 2014 年 11 月 30 日 21:44:42: mY9T/8MdR98ug
 

 【ベイルートAFP=時事】シリア人権監視団(英国)は30日、過激組織「イスラム国」とクルド人武装勢力などの間で激戦が続くシリア北部の要衝アインアルアラブで、自爆攻撃や米軍主導の空爆、衝突で、過去24時間にイスラム国の戦闘員少なくとも50人が死亡したと明らかにした。

 イスラム国が9月にアインアルアラブに攻撃を開始して以降、この組織の犠牲者としては最大級という。50人のうち少なくとも5人は、対トルコ国境の検問所などに自爆攻撃を仕掛けて爆死した。検問所襲撃後の戦闘で11人が死亡した。(2014/11/30-19:21)


http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014113000521  

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コメント
 
01. 2014年11月30日 23:51:48 : bnlx5lmnEM
死亡する人数より新しく加わる兵士の方が多いような気がする。

爆撃を続けているはずだが。最近アメリカ続の景気のいい話は聞かんな。


02. 2014年12月01日 20:42:26 : zhXgoHysaI
イスラム国はトルコ領からコバネを攻撃している、トルコ政府はクルドとイスラム国を両天秤にかけている、と分析する記事もある。


http://www.military.com/daily-news/2014/11/29/islamic-state-group-attacks-kobani-from-turkey.html?comp=7000023467940&rank=1


03. 2014年12月02日 22:38:25 : jXbiWWJBCA

石油、予算で合意=イラク政権とクルド自治政府【12/2 21:56】
【カイロ時事】イラク首相府は2日、声明を出し、中央政府と北部のクルド自治政府との間で対立が続いていた石油と予算の問題をめぐり、双方が合意に達したことを明らかにした。AFP通信などが伝えた。

合意では、中央政府に属するキルクーク州の油田で産出された石油を隣国トルコに輸出する際、2015年から自治政府が支援する。一方で、中央政府が自治政府に対する連邦予算の拠出凍結措置を解除することなどが決まった。

中央政府は自治政府が独自の判断で石油輸出を開始したことに反発し、予算を凍結していた。配分が再開される予算の中には、自治区の治安部隊「ペシュメルガ」に対する資金拠出も含まれている。

石油と予算の問題は、クルド人自治区でイラクからの独立機運が高まる要因となっていた。今後、合意が履行されれば、過激組織「イスラム国」に対抗するため挙国一致態勢の構築を進めるアバディ政権にとって大きな成果となる。


 
非イスラム教徒選び36人殺害=過激派が採石場襲撃―ケニア【12/2 20:11】
【ロンドン時事】ケニア北東部のソマリアとの国境に近い町マンデラ郊外で2日未明、ソマリアのイスラム過激派アルシャバーブの武装集団が採石場を襲撃、少なくとも36人を殺害した。ロイター通信が伝えた。

約20人の武装集団は労働者が寝ているテントを襲って非イスラム教徒を選び出し、地面に横たわらせた上で頭を撃って殺害。うち少なくとも2人は斬首されたという。

アルシャバーブは声明で、40人の「ケニア人十字軍を殺害した」と犯行を認め「ケニアの侵略に苦しむ同胞を守るためには何でもする」と警告した。ケニア軍は2011年10月にアルシャバーブ掃討のためソマリアに侵攻、現在も駐留している。

アルシャバーブは今年11月22日にも、ケニア北東部でバスを襲撃、非イスラム教徒28人を選んで殺害している。

情報提供:株式会社時事通信社株式会社時事通信社
Copyright(c) JIJI PRESS LTD., All Rights Reserved.


04. 2014年12月02日 22:49:22 : jXbiWWJBCA

ソマリアのイスラム過激派、ケニアで22人殺害
2014 年 7 月 7 日 15:30 JST

襲撃で焼失した建物(6日) Joseph Okanga/Reuters
 【ナイロビ】ケニア東部で武装集団の襲撃を受け、少なくとも22人が殺害された。ソマリアのイスラム過激派組織が犯行声明を出した。この地域で襲撃事件が起きたのは3週間足らずで2度目だ。

 ソマリアのアルカイダ系武装組織アルシャバーブの広報担当者は6日、アルシャバーブが前日夜にケニア東部の2つの地域を襲撃して30人余りを殺害したと語った。

 この広報担当者によると、アルシャバーブの目的は捕虜の解放とケニア軍のソマリア駐留に対する報復だ。また、ケニアがイスラム教徒を処刑したとして、その行為に対する報復も狙っている。


武装組織による襲撃で一部破壊された家屋(6日、ヒンディ町) Reuters
 襲撃されたのは観光地ラム島からそれほど離れていないヒンディという町と、タナリバー郡から約90キロに位置する内陸のガンバという町だ。

 こうした襲撃事件は東アフリカの商業ハブ(中心)とされる、この地域を脅かしている。ソマリアや南スーダンと国境を接するケニアは、アフリカに進出しようとする多国籍企業やハイテク企業を呼び込んでいる。だが数カ月前から東部沿岸で襲撃事件が頻発している影響で観光客が減り、欧米政府は渡航リスクを見直している。一部の政府はラム島南部のビーチリゾートには行かないよう呼び掛けている。
http://jp.wsj.com/articles/SB10001424052702304188504580014392882270852

ケニアにおいては、近年、海賊事件や爆弾テロ事件が多発する隣国ソマリアの治安悪化の影響を受け、ソマリアから越境した武装集団に外国人が拉致・誘拐され,ソマリアに連れ去られる事件が発生しています。具体的には,2011年9月、ソマリア国境に接する沿岸地域ラム郡内のリゾート地において、滞在中の英国人女性が、また同年10月には、仏人女性がそれぞれ誘拐されました。さらに、北東地域ガリッサ郡ダダーブ難民キャンプでも同年10月、国際NGOのスペイン人女性2名が武装集団の襲撃を受け、ソマリアへ連れ去られる事件が発生しました。ケニア治安当局は、何れの事件もソマリアを拠点とするイスラム過激派組織アル・シャバーブ関係者による犯行とみて捜査しています。

(2)これら一連の誘拐事件の発生を受けて、2011年10月15日、ケニア政府は、国内治安を脅かしているアル・シャバーブのテロ行為を阻止するため、ケニア軍に対してソマリア領内に進攻することを命じました。このソマリア進攻に対し、同月、アル・シャバーブの報道官は、「ケニア国内において、自爆テロを含む報復のためのテロ攻撃を行う」旨を宣言しました。以後、ナイロビ市内、モンバサ市内、北東地域ガリッサ郡、マンデラ郡及びワジール郡において、アル・シャバーブ関係者の関与が疑われる軍・警察等関係施設、ホテル、ショッピング・センター、レストラン・バー、キリスト教会、乗り合いバス等を標的とした、手榴弾・簡易爆弾・銃器によるテロ攻撃事件が多発しています。

(3)2013年9月21日、ナイロビ市内の外国人やケニア人富裕層が利用する高級ショッピング・モール「ウェストゲート」が武装集団により襲撃されました。武装集団は施設内に立て籠もり、その後、4日間に渡り治安部隊と激しく交戦し、政府当局発表で67名が死亡、175名が負傷しました。発生後、アル・シャバーブは、ケニア軍のソマリア進攻に対する報復攻撃であるとして犯行声明を出し、ケニア軍のソマリアからの撤退を要求しました。これに対し、ケニア政府は、アル・シャバーブと断固として闘う強い意志を表明しました。

(4)ケニア政府は、2013年10月、ソマリア国内のアル・シャバーブを掃討すべくケニア軍による軍事作戦を再開しました。ケニア軍は、空爆によりアル・シャバーブ訓練キャンプを破壊し、幹部及び訓練兵を多数殺傷しました。ケニア軍の軍事作戦の再開に伴い、ケニア国内でアル・シャバーブによる更なる報復テロ攻撃の脅威が高まる中、ケニアの治安当局は、警備体制を継続的に強化しています。


2.各組織の活動状況または各地域の治安情勢
(1)アル・シャバーブは、ソマリア中部から南部地域を勢力範囲とするイスラム過激派組織であり、ソマリアにおいてシャリーア(コーランに基づくイスラム法)によるイスラム国家の樹立を目的としています。2011年10月のケニア軍の進攻とアフリカ連合軍の攻勢によりアル・シャバーブは、主要都市からの撤退を余儀なくされました。2012年9月、最後の拠点とされた港町キスマヨ陥落後は、中部から北部地域にかけて勢力は分散撤退し、以後、村落等に潜伏してソマリア統一政府軍及びアフリカ連合軍に対し、ゲリラ戦を展開する一方、首都モガディシュでは、政府関連施設、国際機関関連施設、ホテルやレストランに対する自爆テロ、手榴弾・銃撃による襲撃などを行っています。

(2)2013年中のケニア国内におけるテロは、ナイロビ市内、モンバサ市及びその周辺地域、ソマリアと国境を接する北東地域のガリッサ郡・ワジール郡・マンデラ郡で多発しました。これらテロについて、アル・シャバーブから犯行声明が出されたケースは少ないものの、ケニア警察の捜査により犯人がアル・シャバーブメンバー及び関係者であったことが複数の事件で判明しています。また、アル・シャバーブメンバーの潜伏先に対するケニア警察による急襲作戦が実施され、手榴弾、AK47ライフル銃など大量の爆弾・銃器が押収されました。

(3)ナイロビ市内において、9月21日に発生したウェストゲート襲撃事件は、アル・シャバーブによるケニアのソマリア進攻に対する最大規模の報復攻撃でした。同事件では、67名が死亡、175名が負傷し、1998年の米国大使館爆破テロに次ぐ被害が発生しました。
2011年10月のケニア軍のソマリア進攻以降、テロ事件の主な標的は軍・警察施設、地元住民が利用する交通機関や店舗、キリスト教会などでしたが、本事件では、欧米系外国人やケニア人富裕層が利用する施設が初めて標的とされ、多数の外国人の死傷者(英国6名、カナダ2名、フランス2名、オランダ1名、オーストラリア1名等の欧米諸国外国人ほか中国1名、韓国1名が死亡)が発生しました。

(4)モンバサ市内及び周辺地域においては、リゾートホテル、レストラン、バー、ディスコ、キリスト教会、警察施設がテロ攻撃の標的とされています。2013年中に発生したテロ事件としては、モンバサ市内のキリスト教会に対する手りゅう弾投てき爆弾テロ事件(6月発生、16名負傷)、キリスト教会に対する火炎瓶投てき事件(12月発生、教会半焼)、英国人観光客乗車車両に対する手りゅう弾投てきテロ未遂事件(12月発生)があります。この他、アル・シャバーブメンバーの潜伏先に対するケニア警察による急襲作戦が実施され、手榴弾、AK47ライフル銃など大量の爆弾・銃器のほか爆弾製造マニュアルが押収されました。10月、アル・シャバーブとの関連性を指摘された宗教指導者殺害事件を発端に、同指導者が主宰するモスクの若者らが、キリスト教会への放火・破壊行為、商店への略奪行為、道路封鎖などの暴動を起こし、警察部隊との衝突により4名が死亡しました。

(5)ガリッサ郡等北東地域においては、警察・軍隊などの治安機関を標的としたテロ事件が多発しています。さらに、ガリッサ市では、フード・カフェに対する手りゅう弾投てき事件(1月発生、2名死亡7名負傷)、ホテル内レストランに対する銃撃事件(1月:5名死亡3名負傷、2月:1名死亡、4月発生:10名死亡)が発生し、多数の民間人が死傷しました。ダダーブ難民キャンプにおいては、警察部隊車両を狙った簡易爆弾によるテロ攻撃が発生し、ソマリアとの国境地帯では、警察部隊駐屯地に対する襲撃事件(5月:警察官2名・市民6名死亡、12月:警察官5名・民間人3名死亡)が発生しました。


3.誘拐事件の発生状況
(1)2013年中、アル・シャバーブなどイスラム過激派によるものと見られる誘拐事件の発生はありませんでした。

(2)それ以外の身代金目的等誘拐事件は、2013年中11件発生しました。地方部での発生が多く、犯行動機の大部分は身代金目的でしたが、報復目的とみられる誘拐も発生しました。被害者は、実業家や子供等で、発生地は事務所などの勤務場所、自宅、自宅周辺、商店街等でした。手口は、「両親に頼まれて迎えに来た。」等と被害者をだまして誘拐するケース、被害者自宅や事務所に武装して押し入り拉致するケースが発生しました。なお、2013年中、外国人が巻き込まれる身代金目的等誘拐事件の発生はありませんでした。


4.日本人・日本権益に対する脅威
  ケニアにおいては、現在のところ、日本人・日本権益を直接の攻撃対象とするテロ攻撃は発生していません。しかし、ナイロビ市内で9月に発生したウェストゲート事件は、欧米系外国人のみならず日本人の利用も多いショッピング・モールで発生しており、今後、同様のテロ攻撃が外国人の多く利用するホテルやショッピング・モール、レストラン等で発生する可能性は高く、これらの場所を狙ったテロ攻撃が発生した場合、日本人も被害に巻き込まれる可能性が懸念されます。特に外国人を中心に多くの人が集まる場所においては、最新の現地情報を収集する等、十分な注意が必要です。


<2013年12月末現在>
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror.asp?id=100


ケニア、ソマリア両国軍が過激派拠点を攻撃 テロに報復か
2013.11.03 Sun posted at 14:26 JST
(CNN) アフリカ東部ケニアの軍当局者は2日、ケニア軍と隣国ソマリアの軍部隊は同日、ソマリア内でアルカイダ系過激派シャバブの合同掃討作戦を実施し、シャバブ戦闘員少なくとも30人を殺害したと発表した。
ソマリア・コルビオの拠点を狙った攻撃で、ケニア軍は今週、ソマリア内にあるシャバブの訓練キャンプに空爆も加えていた。
ケニア軍による一連の攻撃は、同国の首都ナイロビの高級ショッピングセンターで先月発生したテロ事件への報復とも受け止められている。シャバブは同事件への関与を認めケニアへの新たな攻撃も仕掛けると宣言していた。
ソマリア軍が空爆した訓練キャンプでは、ショッピングセンター攻撃に加わった戦闘員も訓練を受けていたという。
http://www.cnn.co.jp/world/35039383.html


アフリカにおける対テロ戦争の激化:ソマリア、米国、ケニアをつなぐ線
六辻 彰二 | 国際政治学者
2013年10月6日 22時26分

アフリカにおける米軍の対テロ戦争
10月6日、米軍はリビアで、アル・カイダの支援を受けたイスラーム主義テロ組織アル・シャバーブに対する攻撃を行いました。今回、米軍はソマリア南部でも作戦を展開し、1998年にケニア、タンザニアで相次いだ米国大使館爆破事件に関与したといわれる、アル・カイダの幹部を拘束しました。

現代にあって、テロ組織が国境を越えて活動していることは改めて言うまでもなく、それにともなって対テロ戦争も同時並行的に、地域横断的に展開されています。今回の米軍の作戦はこれを象徴するものといえるでしょう。

アフリカでテロは増加している
一方で、それはアフリカにおけるテロの頻発が深刻であることの裏返しでもあります。米国務省の報告によると、2011年の1年間で70ヵ国以上においてテロ事件が発生し、約4万5000人の死傷者が出ましたが、発生件数に限ると前年比で12パーセント減少しました。同報告書では特にイラク、アフガンでの減少傾向が指摘されていますが、他方でアフリカでは前年比11.5パーセントの増加が記録されています。つまり、世界全体ではテロ事件の発生が僅かながら減ったのに、アフリカでは増えているのです。

米国は、ソマリアのアル・シャバーブ、アルジェリア人質事件を起こした「イスラーム・マグレブのアル・カイダ」、そしてナイジェリアのボコ・ハラムを特に警戒しており、同報告書でもこれらが連携する兆候への懸念が示されています。

今回、米軍の攻撃対象となったアル・シャバーブは、今年9月にケニアの首都ナイロビにあるショッピングモールを占拠する事件を引き起こしたグループです。ナイロビの事件では、60人以上が殺害され、少なくとも10名のテロリストが拘束されました。アフリカにおけるテロの拡散の背景には、貧困や格差といった社会的背景や、中東や南アジアを追われたグループが流入していることに加えて、近隣諸国のテロへの取り組みがテロ組織の標的となる悪循環があります。

アル・シャバーブからみたケニア
ショッピングモール占拠事件を起こしたアル・シャバーブは、ケニアの隣国ソマリアを拠点とします。アル・シャバーブは犯行声明の中で「ソマリアに侵攻したケニア軍の撤退」を要求しましたが、ケニアのケニヤッタ大統領はこれを拒絶しました。

ケニア政府は2011年10月、ソマリア政府の要請に基づいて、アル・シャバーブの取り締まりのために軍隊を派遣しました。ケニア軍は2012年にはアフリカ諸国が加盟するアフリカ連合のソマリア・ミッション(AMISOM)に吸収されており、いわばその活動は、ソマリア政府からだけでなく、周辺諸国からも正当と認めらたものです。しかし、アル・シャバーブからみたとき、ケニア軍やAMISOMは「ソマリアに軍事介入する外敵」なのです。

ソマリア問題の深淵と周辺諸国の関与
ソマリアは1991年に内戦が激化し、当時のバレ大統領が亡命して以来、国内の各地が武装勢力(軍閥)によって事実上管理される、「破綻国家」と呼ばれる状態に陥りました。1993年3月、国連決議に基づき、米軍をはじめとする多国籍軍が強制的に介入して事態の収拾を目指しましたが、強硬派の軍閥の抵抗にあい、結局1995年3月までに撤退を余儀なくされました。

当時のブトロス・ガーリ国連事務総長は、全ての紛争当事者の同意を得て、停戦監視や治安維持などに機能を限定した従来のPKO(平和維持活動)に代わり、当事者の同意を経ないでも場合によっては強制介入(平和執行)することを目指しました。しかし、武装勢力の強硬な抵抗により、それがいかに困難かを国連と米国は学んだのです。ガーリ退任を受けて国連事務総長に就任した、自らもアフリカ出身のコフィ・アナンが、国連の役割に限界があることを認め、各地域の問題を各地域でできるだけ解決させる方針に切り替えたことは、この経緯によります。

この背景に基づき、2000年代に入って、アフリカのほとんど全てが加盟するAU(アフリカ連合)や、東アフリカ諸国が加盟するIGAD(政府間開発機構)が、国連、米国、EUのバックアップのもと、「破綻国家」と化したソマリアにおける和平の実現にかかわっていくことになりました。

なかでもエチオピアとケニアは、ソマリアへの関与を深めました。2005年1月、周辺諸国の仲介により、ソマリア国内の諸勢力が集まった暫定連邦政府が、ケニアで設立されました。その後、暫定連邦政府はソマリアに移りましたが、これを受け入れないイスラーム過激派「イスラーム法廷連合」が首都モガディシュを占領しました。この時、暫定連邦政府の要請を受けてモガディシュを奪還したのは、エチオピア軍でした。これによって大きなダメージを受けたイスラーム勢力が、アル・カイダとの協力のもとで再結成されたのが、アル・シャバーブと言われています。

ソマリアが「破綻国家」であり続け、テロリストが外から集まる巣窟となっていることは、近隣諸国にとっても脅威です。また、1993年から95年までの経験もあり、米国や国連が前面に立つことがむしろ解決を困難にしかねないなか、エチオピアとともにケニアがその任にあたったことは、いずれもが北東アフリカの地域大国であり、そして両国が欧米諸国と外交的な友好関係が深いことに鑑みれば、いわば自然の成り行きだったといえるでしょう。

東アフリカにおける対立と摩擦
昨年9月、ソマリア軍とともにAMISOMはソマリア南部の港町で、アル・シャバーブの拠点であったキスマヨ(Kismayo)を攻撃しました。このとき、アル・シャバーブは撤退を余儀なくされ、ケニア軍がキスマヨに駐屯することになりました。ところが、ケニア軍とソマリア軍の間にいさかいが絶えず、さらにケニア軍がキスマヨでの人権侵害にかかわっているという評判がたつようになり、今年7月にはソマリア政府がケニア軍に撤退を求める事態にまで発展しました。

これに対して、ケニア軍は人権侵害への関与などを否定し、さらにキスマヨの治安が万全であることを強調しました。「当該地の安全を自分たちが担っている」と考える外国軍が、その駐留地で必ずしも紳士的と限らないことは、洋の東西を問わず歴史が物語るところで、少なくともソマリア人の間にケニアに対する反感が渦巻いたとしても、不思議ではありません。

そして、現代ではそういった事象に関する情報が、国境を越えて瞬時に世界に波及します。ケニアのショッピングモール占拠事件で逮捕されたテロリストのなかには、ソマリア籍の者に加えて、米国籍、英国籍の者もいたと伝えられています。ボストンマラソンでのテロ事件をきっかけに、日本でも欧米諸国におけるホームグロウン・テロは広く知られるようになりました。しかし、そのテロ活動の場を、自身が生活している国でなく、イスラーム主義組織が活発に活動している南アジア、中東、北アフリカに求める者もあり、ケニアで拘束されたテロリストもその一部とみられます。いわば、米国や英国に対する憎悪の縮小版として、ケニアに対する反感が域外ソマリア系人の間に広がっていることがうかがえます。

これに触発されるように、ケニア内部では宗派間の争いが激化しています。10月4日、ケニア第二の都市モンバサで、キリスト教会が放火される事件が発生しました。その前日には、アル・シャバーブと関係があるとみられるイスラーム聖職者が何者かに殺害されており、教会の放火はその報復とみられています。モンバサを含めて、東アフリカの沿岸一帯は、ヨーロッパ人が15世紀に来航する以前からイスラームが普及しており、古いキリスト教会と、これまた古いモスクがごく近くで並んでいるコスモポリタンな風情が個人的には好きでした。しかし、今やその感傷が無力なほどに、対テロ戦争の余波はこの一帯に広がりつつあるのです。

アフリカにおける対テロ戦争の定着
今回の二つの作戦で、少なくとも米軍はアル・カイダの幹部を捕えるという成果をあげました。また、ソマリア沿岸部のアル・シャバーブの拠点は、米軍やケニア軍の攻撃により、大きな損害を受けている模様です。

とはいえ、かつてイスラーム法廷連合が消滅しながらもアル・シャバーブが出てきたように、ソマリアあるいは東アフリカで今後とも過激派が出てくることは、容易に想像されます。この地域では冷戦時代に制限されていた、市場を通じた国際的な武器売買が緩和された1990年代から、大量の武器が出回っています。さらに、先述のように、ホームグロウン・テロの輸出はますます加速する勢いです。米国やそれに対する協力者への憎悪をもつ者が、武器を手に入れやすい環境にあることに大きな変化がない以上、対テロ戦争の終結はみえません。

周辺国の関与がソマリア和平を進めてきたことは確かです。しかし、その副産物として生まれたケニアとソマリアの確執にみられるように、対テロ戦争が地域内の新たな火種をも生んでいる現状は、パキスタンなどでもみられたものです。いわば、そのつもりがなくても、対テロ戦争そのものが新たな対立を生む悪循環が広がりつつあるのであり、その意味では中東や南アジアから持ち込まれてきた対テロ戦争が、アフリカの固有の条件と結びつくことで定着しつつあるとさえいえるのです。


六辻 彰二
国際政治学者
博士(国際関係)。アフリカをメインフィールドに、米中関係から食糧問題、宗教対立に至るまで、分野にとらわれず、国際情勢を幅広く、深く、分かりやすく解説します。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/mutsujishoji/20131006-00028704/

ケニア軍のソマリア侵攻は2011年10月16日、ケニア軍がアル・シャバブを掃討するためにソマリア領内に侵入した軍事行動[9]。 ソマリア政府が支援を表明した。
目次 [非表示]
1 概要
2 年表
2.1 2011年
3 2012年
4 脚注・出典
概要[編集]
年表[編集]
2011年[編集]
10月16日未明、ケニア軍はソマリアとの国境を越えて周辺のアル・シャバブの二つの基地を制圧したと発表した。同日ケニア軍はリボイで二つのZ-9ヘリコプターが学校の近くで着陸に入ったがそのうち一つが着陸に失敗して、火災が起こった。[10]5人が死亡した。[11]ケニア軍は攻撃にトラック部隊、ヘリコプター、戦闘用の飛行機を使用すると発表した。[12][13] 10月17日頃未明、ソマリアとケニアの間にあるコカニ(Qoqani)をケニア軍が攻撃し、制圧した。[14]コカニはソマリアとケニアの国境から約100kmの場所に位置し、ここからアル・シャバブはケニアへと通過して犯罪・テロを繰り返したとされる。[14]コカニはそのためかアル・シャバブの拠点でもあり、多数のキャンプが置かれていた。[14]そこでアル・シャバブは仲間達と交流したとも見られている。[14]ケニア軍はそこに陸上で大量のキャンプが置かれているのを発見し、空爆で致命的なダメージを与えた後進軍してとどめをさして制圧した。[14]コカニは現在はソマリア政府の手にある。[14]その先週には周辺でスペイン人2人が誘拐されており、そこを探ったかと見られる。10月18日未明にアルジャジーラはモガディシュで車爆弾が爆発し少なくとも2~4人が死亡、15人が負傷したと報道した。[15]アリ・アブディ・ラフマン報道官はAFPに爆弾の標的が不明だと話した。[16]ソマリアは周辺の警備を強化すると発表した。[17] 10月24日未明、ケニアの首都ナイロビのディスコで手投げ弾攻撃があった。地元警察によると攻撃による負傷者はケニア人14人で、幹部はアル・シャバブが関与しているとの見方を示した。[18]二日前の22日にはナイロビの米大使館がショッピングモールなどの外国人が集まる施設を狙ったテロ攻撃の差し迫った脅威があるとして、警戒を呼び掛けていた。[19]現場にいた販売員は負傷者は救急車で搬送されたと説明した。[20]同日夜には他にも1件の手投げ弾攻撃があり1人が死亡、8人が重傷を負った。[21]同日には報復としてケニア軍はキスマヨにミサイルを発射した。[1]アル・シャバブはミサイルでの損害等は無かったと発表した。フランスのメディアはケニア軍が発射したミサイルはフランス軍の物の可能性があると報道した。[1] 10月27日未明、ケニア、ソマリアとエチオピアの国境点の近くにあるマンデラ (ケニア)で4人の兵士が謎の集団に攻撃されて死亡した。[22]アル・シャバブがこの攻撃に関連したかは不明。 10月28日にはソマリアのタブダと以前にケニア軍が制圧したコカニでアル・シャバブとケニア軍が衝突[23]。ケニア軍が2週間近く前にソマリア国境を越えてから以来の衝突だった。両勢力が死亡などの損害を負った。タブダはコカニの西にある町で、ケニア国境から約60kmでコカニよりも国境に近い。ここからキスマヨへの道がある。ケニア軍はキスマヨからダブダに進行。ケニア軍の報道官マジ・エマニュエル・チルチルは9人のアル・シャバブ兵士が殺害されて1人のケニア軍が死亡、2人が重傷を負ったと述べた。アル・シャバブは20人のケニア軍が殺害されたと出張するとともに報道官はこれからの攻撃を警戒した。 10月29日、モガディシュで自爆攻撃があった。[24]死者数は不明。アル・シャバブは多数が死んだと出張している。 10月30日、ソマリアの南に位置するジリブをケニア軍が空爆。[25]少なくとも10人が死亡し45人が負傷。 11月3日にはケニア軍はTwitterでアル・シャバブにロバを売らないよう警戒した。[26][27]アル・シャバブは仲間との武器の交流にロバを使っているためである。
2012年[編集]
ケニア軍は、アフリカ連合のソマリア平和維持部隊として引き続きソマリア南部で活動。2012年9月にはウガンダ軍とともにアル・シャハブが掌握する最後の大都市キスマユを包囲。9月29日には撤退に追い込むことに成功した[28]。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%8B%E3%82%A2%E8%BB%8D%E3%81%AE%E3%82%BD%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2%E4%BE%B5%E6%94%BB

 
ケニア軍のソマリア侵攻、ナイロビの様子
18:06, 10月 30, 2011 by Maisha ya Raha under: blog | No Comments 
 
2週間ちょっと前からケニア軍がソマリアに侵攻して、アルシャバーブというテロ集団に攻撃をはじめたことについて、私のナイロビ留守中に皆さんにご心配いただき、多くの問い合わせやお見舞いメールをいただいていました。

ありがとうございます。
皆さんご心配されている方々も多いことと思いますので、ナイロビの様子などについて書きたいと思います。

これはあくまで私がナイロビのいち生活者としてのお話ですから、それ以上のものではありません。それを前置きしておきます。

日本でもニュースなどでご存知のことと思いますが、どんな経緯だったか簡単に。

ケニアとソマリアは隣国ですから国境を接しているわけですが、その国境付近の数か所で、ちょっと前から外国人が誘拐されたり殺されたりした事件がありました。
まずはラム島の北のほうにある高級リゾートで裕福なイギリス人夫妻の観光客が襲われ、ご主人は射殺され、奥さんが誘拐されたという事件がありました。

あとあと新聞で読んだところによると、ものすごく高級なプライベートリゾートみたいなロッジだったみたいですが、その日は他に宿泊客はいなかったようです。
それからあとラム島で、ラム島のことが大好きで住み着いたフランス人のもとジャーナリスト女性という方が誘拐。

その後ちょっとしてから彼女が死亡したということが報道されました。彼女は殺されたわけではなく、癌だったのだけどその薬がないと死んでしまうのでラム島の自宅から薬を届けて欲しいという連絡があったが、薬が間に合わなくて亡くなったとのことです。
それから、ケニア側のダダブ難民キャンプでスペイン人の援助関係者が誘拐。
皆さんそれぞれ、アルシャバーブによる犯行だということが発表されています。

そのようなことがあり、それ以前からももともとケニアではソマリアからのテロ集団による爆破事件があったりなど、

治安上に大きな問題をおよぼしているということで、ケニア政府はソマリア侵攻に踏み切り、ケニア国内の治安を正常に取り戻そうとしました。

するとその直後に、アルシャバーブのほうから報復の宣言があり、そのあとナイロビで2回の爆弾テロ攻撃があり、死傷者が出ています。

ケニアとソマリアが戦争に入った、というようなイメージでの報道に対して、キバキ大統領が、

「ケニアは戦争をしているわけではないのでそこのところを間違えないで欲しい」という声明を出しました。

さてそれで、ナイロビの様子についてお話します。
私が今回すごくいやだなと思っているのは、ケニアにはソマリ系のケニア国民もたくさんいるし、もともとはソマリアからの難民の方々だけど長年ケニアに住んでいてテロとはまったくなんの関わりのない一般人のソマリア人の人々もたくさんいて、その人々にむやみな反感や憎しみが一般庶民の中にじわじわと浸透させられていってしまいそうな気配。というものです。
私も、ソマリ系のお友達がいるし、私が23年前にはじめてケニアに来た頃からのお友達もいます。

下町の気のいいソマリのお姉さんたちにとても親切にしてもらってお世話になってきました。
その人たちはいま、不安な日々を送っていることと思います。ソマリア侵攻、その報復テロ、そして治安がおびやかされているとして反感が一般のソマリの人々にまでむきます。
もうほんとにそういうことはいい加減、やめにしてほしいと思うのですが、どうしてもやっぱり一番身近な人々に反感や攻撃がむかっていってしまうんですね。これがすごく悲しいです。
これがエスカレートしていくと、普通の住宅街で、ソマリ系の人々の追い出しが出てきたり、何かのときに標的にされたりなどしかねません。

ナイロビのあちこちで、セキュリティーもすごくタイトになってきました。ショッピングセンターに入るときなど荷物を調べたり、車のトランクを調べたりなどのチェックなどしています。
そんな中で、例えば私の子どもたちの話によると、私の娘、息子、マゴの学校(ナイロビ郊外にある英国システムの国際学校)では、とてもたくさんの国籍の子どもたちがいるのですが、ソマリ系の生徒さんたちに対してのセキュリティチェックを厳しくしていると、そんな話を聞いて、子どもたちにはまったくなんの罪もないのに、悲しくなりました。

金曜日に正吉さんツアーが出発するときに空港でチェックインを手伝ったのですが、そのときに、ソマリア人らしき子どもたちがたくさん渡航しようとしいているのを見ました。

ちょうど私たちの前にチェックインしていた人たちも、西洋人の女性がソマリア人の子どもたちを連れて渡航しようとしていて、国連からの書類を見せてもめていました。
せめて子どもたちだけでも安全な場所に逃がせようとしているのかなと思いました。

それと、ナイロビで2回起こった爆弾テロの犯人が逮捕され、終身刑の判決が出たのですが、その子についての詳しい話が昨日の新聞に出ていて、ものすごくびっくりしました。
普通のケニア人の若い男の子で、にこにこした笑顔で武器とかを見せている写真が新聞のトップをかざっていました。
これはナイロビ市民にとってものすごくショッキングなことだったのですが、彼はごくごく普通のケニア人一般家庭で育った、普通のケニア人の青年だったのです。
西ケニア出身ですが学校はナイロビで行き、普通にセカンダリースクールにも行き、学校のときの先生や同級生のコメントによると、普通のいい子だった、まじめだけど社交的でもあり明るいいい子だったというコメントでした。

結局ケニアの大きな問題としては、こういう、一般家庭で普通に育った若者たちも、学校を出てからあとも仕事がなく、そのせいもあってこういうテロリスト集団とかにリクルートされて、

そこに乗ってしまい、トレーニングを受けてプロのテロリストになっていってしまうケースが最近増えているということです。

なんでも、この青年は、学校時代の同級生の話によると、学生時代もまじめで、ドラッグや飲酒などの問題は一切なく、かえって、社会情勢や政治などについての議論などが好きだったということでした。

彼は2005年にイスラム教徒に改宗し、その後、ソマリアに行きそこでトレーニングを受け、今年8月にケニアに帰ってきたところであったということです。

数日前の新聞で、ケニアのユース(18歳から30代はじめくらいまでの若者たちの層)の人口比率が、40何パーセントだかなんかそういうニュースがありました。

さらにそれに子どもたちを加えると、ケニアはものすごく青年層と子ども層の人口が多い国です。
特に青年たちは、働きたくても仕事がなくて、不満うっぷんがたまっています。

こういう若者たちを狙って、次々とテロ集団や強盗団などがリクルートしていっているという話は、キベラでもよく聞いていたのですが、キベラのような貧困層の若者たちではなく、一般層の若者たちの中でもそういうケースが起きているようで、驚きました。

それについて私がつくづく思うのは、いつもマゴソOBOGクラブ(私たちの高校生チーム、45人います)との付き合いの中でも思うのですが、学校に行きたいのはやまやまではあるけど、学費の支援をして学校に行けるようにするということだけではなくて、健康的な人間性を育てたり、健康的な精神性を持って生きる人間に成長していけるような、そんなほんとの意味での導きや教育やグループワークなどがほんとに大切で必要だなということです。
私はマゴソOBOGクラブの場合、いつも、音楽活動や、絵画活動、ディスカッション、読書会などを通じて、こういう精神性を作っていくことを助けるためのお話や良い本の読書などを意識して行っていて、それが一番私にとって大事にしていることなのですが、それがすごく効果を持っていて、私たちの高校生たちはとても健康的に良い精神を持って育ってくれていると思います。
だけど彼らから学校についての話を聞くと、なかなか、一般の公立高校ではそのような情操教育などはちっともしていないと、そこにはまったく手が回っていないと思います。
ケニアは受験、受験の国になってしまっているので、勉強ができる子どもたちはどんどん出ているかもしれないんですが、ほんとは勉強以上にもっと大事なことがあるなとつくづく思います。

若者に仕事がないから問題だ、っていっても、仕事があればそれでいいかってことでもないと思います。仕事があればあったで、その仕事につけた人が自分勝手になっていくような世の中では、なんもよくならない。
やっぱり、情緒面でちゃんと豊かな導きや学びがしっかりあって、道徳や、精神性の柱になるような教育が大切だと、つくづく思うのです。

これはケニアだけじゃなくて日本でもいつも思うことです。

話がずれましたが、そんなわけでケニアとソマリアの関係ですが、
ケニアは隣国の多くの苦難をこれまで支えてきている国で、多くの難民を助けてきた国です。
それが私はケニア側の人間として誇りでもあったのですが、今回、ものすごくものすごく残念に思っているのは、このソマリアの難民の中にテロリストが潜伏していて、誰が本物の難民で誰がにせものかということが認定困難で、そのチェックもコントロールもできない、だから、ソマリア難民はみんなケニアから出て行ってください、

というような流れになってきている。これはすごく悲しいことです。
確かにテロリストがどんどん入ってこられたら困るというのはわかります。が、本当に困っている難民の人たちをしめださないで欲しい。
ケニア政府としてはコントロールできないからダダブ難民キャンプも閉鎖して、ソマリア側に難民キャンプを作るように言ったということなんですが、隣国が助けてくれなかったら難民の人たちは行き場がなくてすごくかわいそうです。
そしてもっと怖いし悲しいのは、ケニア全体的にみんながこの流れに影響を受けて、ソマリア人出て行けみたいな風潮が国民の中に漂いはじめていること、

そして、ソマリア人だけじゃなくてイスラム教徒に対しての反感につながっていってしまうということです。

ケニアはもともと平和的な精神を持った国で、いろいろな違いを越えてみんなで仲良く調和して生きていくことを一番大切にしてきた国民です。
だからキリスト教徒もイスラム教徒も仲良く。違う部族同士も仲良く。みんなで仲良く平和に生きていきたいんです。

でもこういうイメージによる憎しみや反感は悲しいです。

あ〜ほんとに早く終わって欲しい。

ところで、いまケニアに行っても安全ですか?という心配のメールもいただいていましたが、
まったく心配ないですから安心してケニアに来てください。
ただ、バックパッカーの人は、ちゃんと新聞を読んだりニュースを見たりして、毎日、最新情報を確認してください。
サファリ観光客に関してはまったく問題ないです。国立公園のロッジではなんの問題もおきませんから。
バックパッカーの人たちは、ナイロビの下町の安宿に泊まることは避けたほうが安心だと思います。
それと、残念ながらいまラム島には行かないほうがよさそうです。あんなに平和な島で、本当に残念なことなのですが、バスの道中が危なかったり、国境が近いですから危険もあるかもしれません。
人出のない静かなビーチも気を付けたほうがいいと思います。人がたくさんいて賑やかならばビーチも問題ないでしょう。

こういうことがあるとすぐにケニアは危ない国だから行けないということになってしまいがちで、すごく残念です。
大丈夫ですからぜひケニアに来て、良い旅をしてくださいね。

では十分ではないですがとりあえずのご報告でした。
また質問とかあったらお知らせください。

ケニアの新聞の、デイリーネーションのHPがありますので、毎日これでニュースを見れます。
http://www.nation.co.ke/

早川千晶
http://maisha-raha.com/?p=2048


05. 2014年12月02日 23:47:03 : TPrSS8FnxM
ウィキによると、シリア人権監視団の成員は、1人である。

>シリア人権監視団(シリアじんけんかんしだん、英語: Syrian Observatory for Human Rights ; SOHR)は、イギリスに拠点を置く非政府組織(NGO)である。会員数は一人である。

こんなことも書かれている。

>フランス通信社はシリア人権監視団に対して無視できない情報源と評価する一方、同社主要特派員には「この団体が信頼できない組織だということははっきりわかっているが、この世界は競争が激しいから、われわれはそれでも彼らの数字を流し続ける。」と話す者もいるという。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E4%BA%BA%E6%A8%A9%E7%9B%A3%E8%A6%96%E5%9B%A3

記事のこの部分など、完全にトルコのアリバイ作りだ。

事情を知らない人は、マスコミにコロッと騙される。

>5人は、対トルコ国境の検問所などに自爆攻撃を仕掛けて爆死した。検問所襲撃後の戦闘で11人が死亡した。

さすが時事通信社だ。

ダメよ〜ダメダメ、だまされちゃ!


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