李登輝氏の“日本は祖国”主張に国民党猛反発、「台湾人の９８％は服従望まず」
http://www.focus-asia.com/socioeconomy/photonews/427337/
2015年08月29日

「第２次大戦中、台湾人は日本人として“祖国”のために戦った」といった内容の文章を日本の雑誌に寄せた台湾の李登輝元総統に対して、台湾与党の国民党が猛反発している。２５日に開いた記者会見で国民党は、「当時、台湾人の９８％は日本に対する服従を望まなかった」とのデータも示し、反論した。台湾メディアの報道として、中国・海外網が２６日伝えた。

国民党は会見に日本統治時代を知る８０代の女性を招き、女性は「当時、日本に帰順した台湾人はごく少数で、大部分の人は改名して日本人となることを望まなかった」と証言した。

また国民党の蔡正元議員は、「当時、台湾人の９８％は日本に対する服従を望まず、李登輝氏のような人は少数だった。李登輝氏は“日本兵”になることを志願したというが、日本人は李氏を日本人として扱わなかった。また、当時の台湾人は“日本兵”としてではなく、軍隊の雑役をする軍夫となることを強要され、戦地に行ったのだ」と指摘した。

蔡議員はまた、「李登輝氏は台湾人の尊厳を汚している。李氏はかつての抗日戦争に感謝するべきだ。カイロ宣言があったからこそ、李氏は日本人として戦争責任を負わされることもなく、台湾の指導者となることができたからだ」と訴えた。

（編集翻訳　恩田有紀）

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