大爆発事故により、6,000人の住民が、天津市内の小学校などに避難しているそうです。

災害地域に近い住民は、「苦い臭いがした」とRadio Free Asiaの記者の取材に語っていました。(註　中共当局の監視者が横で監視している。)

中共の官製メディアは、大爆発した倉庫の中には、シアン化ナトリウム(青酸カリ)を含む、総計700トンもの有毒物質が保管されていたとか。

天津の病院を支援するため、中国大陸各地から大規模な医療チームが派遣されているそうです。これらの情報は、中共当局によって「安心感を与える」ために報道されていますが、真実を暴くソーシャルメディアは、人民解放軍サイバー部隊が徹底的に監視しており、現時点で360以上ものアカウントを停止させています。

一部では「キノコ雲が上がった」と書かれていたことについても、即座にアカウントが停止されました。現地では「ヒロシマ」と呼ばれているそうです。
(註　この表現は、当局側が最も嫌う部類らしい。)

●Radio Free Asiaによると、天津市政府は、この大爆発事故について、発生後4時間にわたって情報を発表しなかったそうです。このため、勇敢な市民が、撮影した写真や動画を次々とネット上に投稿した。これにあわてた中共当局が大規模な削除に乗り出した。しかし、それまでの空白の4時間の間に、この大事故は社会に広まりました。

中共政権は、これまでから真実の情報を隠すことに全力を注いできましたが、いよいよその手法も限界に来た感があります。そのため、「党はうその発表ばかり」「真実を知りたい！」と、住民の不満を報道しなくてはならない状況に追い込まれたと言えます。もはや六四天安門事件の頃とは違うのです。

広島の原爆で「ピカ。」と言う表現を被爆被害者の方々が使っていましたが、私も思わずピカだと口走ってしまうほど、閃光が走っていました。周辺は台風の暴風域の中のよう。

何がおきたのか原因はこれから捜索してくのでしょうに、日本の報道は江沢民派という名前をあげていました。これはおかしなことです。

天津の場所を地図で確認しましたが、海沿いで九州にも近い。
中国で大気が汚染されるような事故や紛争が発生すると、日本に必ず影響が出る。
日本は中国の風下なのだと、確認しています。

中国を敵視することは、そのまますべて日本に火の粉が降りかかる。
慣用語でなくて、地理的にもそのまま当てはまります。