日本の責任回避の常套話でよく聞くフレーズ、

とどのつまり中国人内の『派閥争い』と同等であって、

結局の所、日本の戦争責任は変わらないと思う。

日中戦争の頃。蒋介石・中正先生率いる中国国民党・国民革命軍は士気が低く、連合国が枢軸国を追い詰めていた1944年の時点でも、大陸打通作戦で日本軍に惨敗している。その前年にカイロ会談に出席しているのに、全然役に立たない国民革命軍。アメリカのルーズベルト大統領も、蒋介石先生の国民革命軍の弱さに、さじを投げていたらしい。

日本が敗れ、国共内戦になったが、国民党政権は腐敗していた。中国大陸を支配する「中国四大家族」ばかりが裕福になり、大陸の貧しい農民の怒りを買った。この農民を支持基盤として躍進したのが、中国共産党である。国民党政権は、アメリカから膨大な軍事援助を受けていたが、これを懐に入れていたのである。

四大家族
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E5%A4%A7%E5%AE%B6%E6%97%8F

●国共内戦の際も、アメリカのトルーマン大統領は、蒋介石政権の態度に不満を表明している。アメリカの膨大な軍事援助も、西欧のマーシャルプランや日本への援助の前に優先順位が低くなったが、中国大陸の内戦の帰趨を見通していたと言えなくもない。いくら国民党に膨大な援助を行っても、効果がないと見ていたらしい。

1949年に国民党政権は大陸から追われ、台湾の台北に遷都して亡命政権を樹立するが、蒋介石先生はその後も「大陸反攻」を主張し続けた。これに対してアメリカは、中共が武力で台湾を奪取しようとする動きに対しては軍を派遣して、これを防いだが、蒋介石先生の「大陸反攻」は無視し続けた。

国共内戦の序盤では、国民党軍の方が共産党軍よりも兵力や装備で上回っていた。陸海空軍を有する国民党軍に対し、共産党軍は陸軍だけ。それでも内戦が進むにつれて、国民党軍から共産党軍に寝返りが多数起きたらしい。国民党軍は腐敗していたから負けたのだと、台湾の人でも言っていたくらいだから、よっぼど酷かったのだろう。

下関条約の正式名称は日清講和条約。締結は１８９５年、相手は清国、清国は１９１２年に滅亡。そのあと、１９４５年まで日本だった台湾は。ポツダム宣言で、中華民国に属することになった
相手は清だ、中華民国には関係ない、とか言ってもなあ。