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トラブルが問題視される雲南観光ツアー 購買力で態度変える「暗黙のルール」が存在―香港メディア
http://www.focus-asia.com/socioeconomy/photonews/427441/
2015年08月30日
香港・東網は２７日、雲南省で旅行客とガイドとのトラブルが発生していることについて、同省の旅行業界には中国本土各地を購買能力別に５ランクに分け、ガイドがそれぞれ異なる態度でツアー客を接待するという「暗黙のルール」があると報じた。
先日、重慶市から同省のシャングリラにやってきた２０歳の女性が、女性ガイドの態度に強い不満を示したほか、別の客がガイド、運転手と掴み合いのケンカになるというトラブルが発生し、ネット上で物議をかもした。
重慶市内にある旅行会社の責任者は「このようなトラブルは偶然中の必然」とし、雲南省の受け入れ旅行会社が中国本土を観光客の購買力によって、５つの等級に分けていると説明。北京・上海・広州および一部の沿海地域が最高で、重慶市は４番目の等級だという。そして、ガイドは購買力が高いツアーに対しては良い態度で接し、低い団体に対しては自然と不機嫌になり、モラルの低いガイドの場合はツアー客との間でトラブルを引き起こすとのことだ。
同省の観光業界には「８人以上の同行者を同じ車に乗せない」という別の「暗黙のルール」もあるのだとか。同じ車に乗せてしまうと、１人が買い物をしなかったら全員が買うのをやめる可能性が高いからだという。同じ車に乗せる場合は、１人あたり２００−５００元（約３７８０−９４６０円）の「補償金」を取るそうだ。また、「女性のほうが購買力が強いので、ツアー一行の半数以上を男性にしてはいけない」というルールもあるようである。
（編集翻訳 城山俊樹）
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