ところで、日本のみが反中を声高に叫んでいるが、
好き嫌いは別にして、中国内に親日派を養成して、中国における商圏、経済利権にもっと食い込むべきなのだ。
安倍は戦前回帰を志向しているらしいが、戦前の日本はもっと利口で、中国に親日派を増やし共栄圏建設を企図していた。いたずらに反中を叫ぶのは我が国国益に反するのであり、弱虫ウヨの証拠だ。
。

「紅旗」は毛沢東が乗っていたことで知られていますが、1950年代の中ソの蜜月時代にソ連から技術供与を受けて開発されたようです。開発というより、完全にソ連のジルのコピーです。

ソ連のジルは、第二次世界大戦中に連合国のアメリカから技術供与されて開発されました。当時のルーズベルト大統領が、スターリンのために供与を命じたそうです。

中身は完全なパッカードのコピー。
(註　アメリカの高級車メーカー、パッカードは、1954年スチュードベーカーに吸収されて、その歴史を閉じた。)

●これらの史実については、自動車評論家の五十嵐平達先生にご教授賜りました。

話を紅旗に戻すと、ボンネットの下に大排気量V8エンジンを搭載して、自動変速機を介して後輪を駆動する、当時のアメリカ車の典型的な技術を採用していました。オリジナルがアメリカだからね。

かつて毛沢東が乗車した時代の紅旗CA770の動画がありますので、ご覧下さい。

Chinese review of the HongQi CA770
https://www.youtube.com/watch?v=Yt7G8Oo8Av4

●習近平国家主席がパレードに使用した紅旗ですが、毛沢東時代の紅旗の面影をわざと残したL5と呼ばれる車種ですね。これのリムジン型です。

SLIDES $800,000 2015 Hongqi L5 Aut6 6.0 V12 407 hp 550 Nm 124 mph
https://www.youtube.com/watch?v=eOHgMmVbvO8

6リッターのV12エンジンを搭載していますが、これらは熟練工が手作業で組み立てているそうです。あれだけの軍事パレードにふさわしいリムジンを出したのは、メンツを重んじる中共当局の意向ですな。「お前らの国には、これほどのリムジンはないだろう。」と言いたい様な。6リッターのエンジンも、日本のトヨタ・センチュリーの5リッター・V12エンジンを意識してのことでしょう。

しかし、今回の軍事パレードにしても、メンツばかり重んずる中国大陸のやり方に、うんざりしていると言うのが本当のところ。

これとは正反対の大統領専用車を使っているのがフランスです。フランスの歴代大統領は、シトロエンの最上級車を使っています。ドゴール大統領のシトロエンDSから、現在のオランド大統領のDS5まで、エンジンは2リッターから3リッターの範囲内で収まっています。シトロエンの広報ビデオをご覧下さい。

Citroën's presidential cars
https://www.youtube.com/watch?v=8ui01wynspc

●中華民国台湾の国民も、あんなデカイ紅旗なんてつくる中国大陸に呆れているというのが本当のところです。