専門家、「中国人が信じている心臓が止まった時の対処法は間違い」―中国紙
http://www.focus-asia.com/socioeconomy/photonews/428549/
2015年09月11日

広東省広州市の街中で７日朝、若い女性が心臓発作で倒れ、救急車で運ばれたが助からなかった。医師は「近くにいた誰かが心臓マッサージをしていれば助かったかもしれない」と指摘している。１０日付で広州日報が伝えた。

広州市第一人民医院救急外来科の医師、王西富さんは「自分は救急外来の医師を１０数年しているが、街中で心臓が止まって運ばれた患者が助かった例はない。心臓が止まってからのゴールデンタイムはわずか４分間。救急車が来るまでの間に誰かが心臓マッサージをしていれば助かる見込みは十分にある」と語った。

王医師によると、心臓マッサージの知識が普及している米シアトルでは、街中で心臓が止まって倒れた患者の４６％が助かっている。これに対し、中国の北京、上海、広州などの大都市はわずか２％だとし、「巷で言われている蘇生術、たとえば風油精を塗る、人中というツボを押す、水をかけるなどはすべて間違い。正しい心臓マッサージを覚えてほしい」と訴えた。

（編集翻訳　小豆沢紀子）

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