それは何故かを考察してみました。（もちろん妄想です）

【そもそも説明が必要】
与党議員は政策を説明する必要がありません。役人が勝手に案をつくり、記者クラブマスゴミが自動的に流布させます。官製機関紙を多数持っているようなものです。
それに対して、野党は自分たちで政策をつくり、説明文を用意し、自分たちで発信しなくてはいけません。そこにハンディキャップがあります。

【政治は、そもそもマッチングリスクが高い】
自分で選択することは恐怖をともなう行為です。選択した政策が間違っていたんじゃないか、「選んじゃったけど、本当は自分にとって不利なんじゃなないか…」という恐怖と不安がつきものです。重要な決断だからこそ生まれます。小役人や与党のお偉方の他人への責任の押し付け合いを見てください。「選択したのはあの人（秘書、部下、後輩…）です。私じゃありません」の連発です。それぐらい恐怖なのです。
それは有権者にとっても同じです。選択するのが怖いのです。

【野党案は、さらにマッチングリスクが高い】
「これまで」は与党がつくります。「これまでとは違う」をつくるのが野党です。保守じゃダメなのです。しかし、ただでさえ不安なのに「これまでとは違う」と言われるとさらに不安になるものです。その点もぬぐいがたい宿命的不安要素です。
野党である限り、ここは受けなければならないハンディキャップです。
しかし、「これまで」と同じ（似ている）では、お話しになりません。

【メッセージが分散する：強さ半減。バンドワゴン効果も生まれない】
たとえば五輪についても「中止／延期」と分かれます。もうこの時点でメッセージの強さが半減です。半減した強さのメッセージが各党が持つバラバラのメディアから発信されるのです。それでは伝わらないでしょう。
それと同時に、「みなさんそう思ってますよ（バンドワゴン効果）」という安心感が生まれません。少数派の野党のさらに半分しか同調者がいないのですから。さらにマッチングリスクが高まります。
この点は「共通政策」を増やすことで解消は可能です。

【理想自己と現実自己（立場自己）のズレ】
コチラが率直な感想…
『ビジョンが見えない枝野幸男代表の著書　謎の保守アピールを披露』
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b91a35f052941bd5b28b6ac838f03323d296ad8

まったく謎です。保守じゃダメなはずの立場の人間が保守アピールですから。誰にも理解できません。
多くの人は、その人が置かれている「立場」でその人の行動を判断します。
メッセージなど聞きません。本なんか読みません。立場と発言で不協和があれば「あいつ理解不能だよな」で終わりです。

【理想政策と現実政策（勝てる政策）のズレ】
「病院食のような、まずいけど健康にいいメニューを揃えたレストランチェーンをつくるぞー」と言っても、誰も見向きもしないでしょう。そんなものはこの世には存在できません。美味しくないとダメです。
アメ（砂糖）とムチ（苦い薬）のバランスからいうと、砂糖９：苦い薬１ぐらいで政策をつくりましょう。

[１２初期非表示理由]：アラシ認定により全部処理　http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/637.html#c35

菅原一秀秘書・Aさん
「ある時、立憲民主党の枝野幸男代表のポスターが貼ってあることに菅原氏が気づいた。『夜、あのポスターを破ってこい』『菅原一秀と赤文字で車にあるが、それは何かで隠せ』『車は遠くに止めて、歩いて行け』『代わりに俺のポスターを貼ってこい』などと細かく指示してきました。嫌なので行ったふりをしていたら『まだ枝野のポスターがあるじゃないか』と厳しく叱られた。仕方なく、夜闇にまぎれてはがしたことがありました。枝野さんには本当に申し訳ないです。菅原氏には法を守るという意識はありません」
https://dot.asahi.com/dot/2021060800065.html?page=4

最低だ…　ルールを積極的に破る人間を、ルールづくりに参加させてはいけない。

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