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福島第一原発1〜4号機は東日本大震災でデコボコに地盤沈下 事故後4年4カ月で初発表
http://www.asyura2.com/15/genpatu43/msg/448.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 7 月 22 日 08:52:10: igsppGRN/E9PQ
 

             水位基準を変更して管理するとの発表で不等沈下を明らかにした東電会見(筆者撮影)


福島第一原発1〜4号機は東日本大震災でデコボコに地盤沈下 事故後4年4カ月で初発表
http://bylines.news.yahoo.co.jp/masanoatsuko/20150722-00047763/
2015年7月22日 7時50分 まさのあつこ | ジャーナリスト


連休明けの7月21日(火)に行われた東京電力本店会見で、絵の中に絵を隠す「隠し絵」のような発表があった。福島第一原発の敷地に南北にズラリと並んでいる1号機から4号機までのタービン建屋が、デコボコに地盤沈下していたという情報だ。


東日本大震災で70センチほどの地盤沈下が起きていたことは既報であるが、それが不等沈下だった事実を数値で公表したのは今回が初めてだ。


白井功・原子力立地本部長代理は会見で、「30センチも40センチも違えば管理に影響があるだろう。実際には数センチの差だった」と、こともなげに語った。



1〜4号機タービン建屋の1階床の高さが不等に沈下したことを示す図(東電資料より)


「隠し絵」のようだというワケは、今回の発表は「不等沈下をしていた」という発表ではないからだ。


東電が見せた「絵」は、あくまで、今まで福島第一原発を管理するために使ってきた水位基準を変更する申請を原子力規制委員会に7月17日(金)に行ったとする発表だ。


福島第一原発では、山側から原子炉建屋の地下に流れ込む水を、その手前で抜くための井戸(サブドレンピット)の水位を、理由は後述するが、タービン建屋の水位よりも高く(*1)、護岸よりも低く(*2)保つ管理を行っている。


その微妙な管理を正確に行うために、今まで使ってきた水位「小名浜湾平均海面(OP)」を、「東京湾平均海面(TP)」に変更するというものだ。


不等沈下情報は、あくまで、この変更申請の「背景・目的」として書かれている。


■隠蔽されたままのメルトダウン・スルーした原子炉建屋群の沈下詳細


しかし、もう一つのまったく見えない「隠し絵」も隠されている。


実は、1号機から4号機のタービン建屋はもちろんそれぞれ、原子炉建屋と対で建てられている。山から海に向かって、「水抜き井戸(サブドレン)」→「原子炉建屋」→「タービン建屋」→海の順である。


しかし、上記の図をジックリ見ていただければ分かる通り、そこには水抜き井戸(サブドレン)とタービン建屋(T/B)しか描かれていない。だが、水抜き井戸群とタービン建屋群の両方が微妙に不等沈下していることが明らかである以上、その間に位置する原子炉建屋群が不等沈下していないわけがない。


この点を尋ねると、白石氏の回答は次のようなものだった。


「建設当初、1号機なら40年以上前ですが、その時はOPで10200(1.02メートル)だったことを確認しています。ただ40年ぐらい運転している中で、40年後も10200だったかは確認しておりません。ですので、地震直前までに10200でキッチリそろっていて、地震後にどれだけズレたかどうかということについては、地震前、作ってから40年間何も変わらないでいたか、といったことは確認をまずしておりません」


「原子炉建屋とタービン建屋はまず違っています。ですのでまるきり同じような動きをしているわけではありません。ただ全体として70センチ程度下がっているということで沈下はしているものと思われますけれども、原子炉建屋でどうだったかという結果につきまして私どもの方で、測量したかどうかも含めて確認しておりません」


これまでの取材を通し、以下のようなことが分かっている。


原子炉建屋とタービン建屋は地下で連結し、事故後に山から流れ込む地下水の水位は、2つで連動し続けている。実際に水位管理が必要なのは、原子炉建屋の地下へメルトダウン・メルトスルーした核燃料が地下水に洗われ、それによって高濃度に汚染された地下水が地上にあふれ出ないための管理である。


しかし、原子力規制委員会に提出する申請書では「タービン建屋の水位を管理している」(白井氏)ことになっているため、原子炉建屋の沈下については申請書に記載する必要がないという理屈を、上記の回答後に語っている。


筆者は、会見の中で、東電に対し、原子炉建屋の沈下詳細、および今回明らかにされた4点以外にも55地点(計59地点)ある水抜き井戸(サブドレン)の沈下の詳細を公表するよう求めている。


(*1)より汚染濃度の高い水が水抜き井戸に行かないようするため
(*2)海に汚染が流れ出ないようにするため


2015年7月21日 東京電力株式会社による関係発表資料
■「測量に基づくサブドレン・建屋滞留水水位の設定見直しについて」
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2015/images/handouts_150721_08-j.pdf
■「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請について(→変更認可申請:サブドレンおよび建屋滞留水の水位設定見直しに伴う変更)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2015/1255623_6818.html


まさのあつこ
ジャーナリスト
ジャーナリスト。1993〜1994年にラテン諸国放浪中に日本社会の脆弱さ に目を向け、帰国後に奮起。衆議院議員の政策担当秘書等を経て、東京工業大学 大学院総合理工学研究科博士課程修了。博士(工学)。著書に「四大公害病-水俣 病、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市公害」(中公新書、2013年)、「水資 源開発促進法 立法と公共事業」(築地書館、2012年)など。



 

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コメント
 
1. 2015年7月22日 13:02:41 : cJ6MwNWsVk
@ 東電配布資料には、測量が何時行われたのか、記載がない。

「福島第一原発構内では、まだ作業できます」キャンペーンの一つか?

>福島第一原子力発電所の構内基準点から,サブドレンピット天端ならびにタービン建屋の測量を行った

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2015/images/handouts_150721_08-j.pdf

A 国交省の資料から、東電は、2011年7月9日に、福島第一、第二原発では、50−65センチの地盤沈下があったことを発表したことが分かる。

http://www.mlit.go.jp/common/000206397.pdf(PDF通しページ143)

B 小名浜海水面(O.P.)を東京海水面(T.P.震災後の地表面を基準とした測量標高をそのまま使用する方法)に変更した理由は「より正確に水位差を管理する・・・目的」だけだったのか?

普通は、その場所に最も近い所にある海水面を選択すると思う。

つまり、その海水面から海抜何メートル(あるいは、マイナス何メートル)にあるか算定される。

海水面はジオイド面と関係がある。(ジオイド面は、地球楕円体と比べると、高低差が最大190メートルある。)

C >1号T/B 従前:O.P.10,200mm (T.P.9,473mm)
測量反映後:T.P.8,743mm(-730mm)

1号機タービン建屋は、T.P.からは、730mm沈下したに過ぎないが、O.P.と比べると、2166mm沈下したことになる。

D 配布資料にある幾つかの数値は、Aの数値50−65センチを超えている。

Aと比べても、地盤沈下が続いていることは明らかだ。

東日本大震災によって地盤沈下した地域の一部は、その後、隆起したことが分かっている。

23−29センチ地盤沈下した相馬市は、16センチ隆起した。

>地盤沈下一転、12か所で10センチ以上の隆起 2015年01月27日

最も大きいのは107センチ地盤沈下した宮城県石巻市の牡鹿半島で、沈下地点から36センチ隆起していた。ほかにも同県女川町で33センチ、東松島市で31センチ、岩手県大船渡市で17センチ、福島県相馬市で16センチの隆起が確認された。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/TO000305/20150126-OYT1T50117.html


2. 2015年7月22日 16:16:41 : aiMZAOJQqY
不当沈下は元々指摘されていた。
4号機は、ヨレヨレ、クレーンで吊って何とか倒壊を防いでいたわけで。

何を今さらの内容だな。


3. 2015年7月22日 20:37:00 : v1gbxz7HNs
地震発生で配管が壊れパニックになったのも当然、冷却不能になるのも当然のことだ。

4. 2015年7月23日 23:27:19 : A3dS6oASQg
 こういうケースでは建物は傾いているか、場合によってはねじれているだろう。傾きも発表すべき。
 もちろん、いつの測定で、沈下は止まっているのか、継続しているのかの発表も必要だ。地下水の影響を受けて、アップダウンを繰り返している?

 タービン建屋が動いているなら、メインの配管には大きな力がかかっているはず。

 福島第2、女川、東海もどうだろう、これらの状況も公表すべし。


5. 2015年7月24日 06:13:12 : iAcNoJujnU
それでも何があっても
アンダーコントロールなんですよ。
臨界が起ころうが、
溶融燃料が地球の裏側に届こうが、ね。

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