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20150725 R/F #133「小出裕章ジャーナル」 廃炉工程表見直しについて いずれ改訂されると思っていました
http://www.asyura2.com/15/genpatu43/msg/487.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 7 月 27 日 09:42:05: igsppGRN/E9PQ
 

20150725 R/F #133「小出裕章ジャーナル」【廃炉工程表見直しについて】


文字起こし


廃炉工程表見直しについて「あまりにも楽観的な見通しの上にその工程表が作られていましてこんなものはできっこない、いずれ改訂されると思っていました」〜第133回小出裕章ジャーナル
http://www.rafjp.org/koidejournal/no133/
2015年07月25日 ラジオフォーラム


谷岡理香:
政府の関係閣僚会議は、6月12日東京電力福島第一原発の廃炉に向けた工程表について、1号機から3号機の使用済み燃料プールからの燃料の回収をこれまでより最大で3年程度遅らせること等を盛り込んだ改訂を決めました。この大幅な改訂は2013年6月以来、2年ぶりです。そこで、今回は廃炉の工程表、中期ロードマップとも言われますが、この廃炉工程表の改訂について小出さんに教えて頂きます。今日も電話がつながっています。小出さん、今日も宜しくお願い致します。


小出さん:
こちらこそ、よろしくお願いします。


谷岡:
基本的なところからですが、廃炉工程表とはどういうものなのか改めてご説明をよろしくお願い致します。


小出さん:
これは、もう皆さん十分にご承知の通り、2011年3月11日に福島第一原子力発電所が巨大な地震と津波に襲われて、当日運転中だった1号機、2号機、3号機は炉心が溶け落ちてしまって、爆発をするというような事故になりました。4号機は当日、定期検査で運転をしていなかったのですが、その4号機でもなぜか巨大な爆発が起きて、その当時の使用済み燃料を全て格納していた使用済み燃料プールが、半分壊れた建屋の中に宙吊りになってしまうという状態になったのでした。


大変危険というか、どうしていいか分からないような事故が起きて、進行していたわけですが、とにかくなんとか放射性物質を飛散させないようにしなければいけないということで、今後どのような作業が必要になるかということで、廃炉工程表というのが2011年の暮れに策定されました。


溶け落ちえしまった炉心をどうするのか。1号機から4号機まで全てに使用済み燃料プールがあって、その底に大量の使用済み燃料が眠っていたのですが、その使用済み燃料をどのように取り出すことができるか、あるいは、これも皆さんご承知だと思いますが、どんどん放射能の汚染水というのが、今溢れてきてしまっているわけですが、それをどのように閉じ込めることができるのか。海に流さないで済むのか。そのために、何が必要なのかというようなことを一応、策定したという、工程表と私達呼んでいますが、そういう計画が2011年の末にできたのです。


ただ、私から見ると、あまりにも楽観的な見通しの上にその工程表が作られていまして、「こんなものはできっこない」「いずれ改訂される」と思っていました。そして先程おっしゃってくださった通り、2013年6月に大幅に改訂されたのですが、それすらが、また実行することができないということで、6月12日に第2回目の大幅な改訂というものが行われました。



谷岡:
楽観的すぎる工程表ということですが、改めて何ができていて、何ができていないのかっていうことをもう一度、小出さんの方からお話して頂けますか?


小出さん:
はい。基本的には、使用済み燃料プールの底に使用済み燃料が大量に残っているのです。4号機の場合には、1号機、2号機、3号機、4号機の中でも、特に大量の使用済み燃料が残っていまして、爆発で、そのプールが宙吊りにになってしまったということで、とにかく一刻も早く取り出しを行わなければいけないということで、一昨年の11月から取り出し作業を始めまして、昨年の11月まで丸1年かけて、ようやくに使用済み燃料プールにあった燃料を取り出したのです。


しかし1号機、2号機、3号機の方は、4号機に比べても放射能の汚染がはるかに高くて、未だにプールに近づくことすらができない。でも、そのプールの底からとにかく燃料を取り出さなければいけないということで方策を考えて、一応、工程表というものを作ったわけですが、先程も聞いて頂いたように、あまりにも楽観的な見通しの下に作られていたわけで、到底そんなことはできないということで、3号機で、今年のもう上期には行うと予定されていたものが2年遅れることになりましたし、1号機、2号機の方も3年程遅れて作業を始めるというようなことになってしまいました。


おそらく、それもできないだろうと私は思っています。それから、もうひとつは溶け落ちた炉心をどうするのかということなのですが、未だに溶け落ちた炉心が、どこにどのような状態で存在しているのかということすらが全く分からない。人間が行けば、即死してしまうような場所です。


そのため、代わりにロボットを行かせようとしてきたのですが、ロボットという物は放射線に大変弱いのです。そのため送り込んだロボットもみんな帰ってこれないという状況で、未だに溶け落ちた炉心がどこにどのような状態であるかわかりません。国や東京電力は、いつの時点かで、その溶け落ちた炉心を外部に掴み出すというような工程表、ロードマップを作ったのです。


私は、もうとうの昔から、そんな掴み出すなんていう作業はできるはずがない。もう仕方がないので、1986年に事故を起こしたチェルノブイリ原子力発電所と同じように、石棺という巨大な容器で覆うしかないんだということを言ってきました。国の方も、ようやくにしてつかみ出すということが大変難しいということを認めて工程表を書き換えて、「もっと遅く、とにかくなります」と。さらに「これまで国や東京電力が言っていたようなやり方はダメかもしれないので、別のやり方も考えます」というようなことになりました。


谷岡:
でも、そうは言っても、その現場で働いてる労働者の方々とかの健康問題もありますし、スピードっていうのは大事なことだと思うんですけどもいかがですか?


小出さん:
はい。もちろんスピードは重視しなければいけません。いつまでもズルズルと手をこまねいていれば、放射能がどんどん外に出ていってしまうことになるわけですから、力をそこに集めて素早くやらなければいけないと思います。


ただし、相手が放射能ですので、やればやるだけ被ばくをしてしまいますので、労働者の被ばくを少なくするということはもちろん考えなければいけません。ですから、本当は両方きちっとやらなければいけないのですけれども、でも先程もちょっと聞いて頂きましたけれども、東京電力と国がこれまで考えてきた工程表というのは楽観的な見通しに立って作られてきました。


そのため、その工程表が次々と改訂されてきたということになったわけです。もっともっと国も東京電力も事態の深刻さを認識しなければいけませんし、こういうものは厳しい状況を考えた上で、工程表というものを本来は作らなければいけないと思いますし、今回改訂された工程表も結局、また何年かすれば改訂されて、もっともっと難しい、事故収束まで時間がかかるということに、必ずなるだろうと私は思っています。


谷岡:
なんかちょっと気が重たくなってきましたが、小出さん、どうもありがとうございました。


小出さん:
はい。ありがとうございました。



 

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コメント
 
1. 茶色のうさぎ 2015年7月27日 12:25:13 : qtmOTsgWNIsK2 : 7LpqXA60H2

小出は自分の発言に責任をとって欲しいですね。!

現在の福島は”1次産業を守れー。!”の発言で、子供、大人も健康被害の続出ですけど。!💢

自分だけ、退職金と年金で優雅な老後でいいですね。! 長生きしてください。!

国民は体調不良ばかりですけど。! うさぎ♂ 殺してやりたいです。!

東電の顧問になって、お金もらえばー。!


2. 佐助 2015年7月27日 13:20:36 : YZ1JBFFO77mpI : KTZjxPAPgA
申し訳けないのですが,小出さん理解に苦しみます
廃炉工程表を造られたのなら,なぜ廃炉の国際標準化ができないのですか?
単なる責任を押し付けているのではないでしょうか?

福島原発の溶解の記事を何度読み返しても本当の原因は見えない。これまで原発の放射能モレの事故は度々あったけど、それは冷却水パイプが原因だ。

容器やパイプを、共鳴振動しない材料に変更するか、マグネシウムやリチウムを、他の原子に変えなければならない。原発は長く使用稼動していれば、リチウム電池は再び、穴を開け亀裂させ腐食させ発火させる。

原発の冷却にマグネシウムを使っている。マグネシウムやナトリウムはリチウムなどと共に、イオン化しやすく、イオン化すると強い共鳴振動を増幅させる。そのために、パイプや容器に穴を開けたり、亀裂を発生させたり、腐食させたり、発火させたりさせる。それが今回の地震と津波で、炉心が溶解する大事故として現れたのでしょう。

この現象は,応力ゲージによる加速度ごとのダイナミック応力テストをやっていれば,わかっていはずです。応力テストのデータが存在しないのは,バレるからでしょう。

事故前なら冷却方法や容器やパイプを取り替えればよいけど、このまま放置しているので、日本だけでなく世界の原子力発電所が閉鎖に追い込まれるでしょう。そして、死を連想するためにパニックがさけられなくなる可能性が高い。

原発が危ないとなってメシの種がなくなると困る人は、どうしても、安全だということを証明したいと思って、数字を都合のよいように操作してしまうのです。人のため世の為に働くのなら廃炉工程表の廃炉国際標準化を進めて下さい。


3. 2015年7月27日 15:49:24 : kV2YzIpGo6
危機感持たなきゃいけないのは、実務をやってる廃炉推進カンパニー・IRID・原子力関連企業なんだけどな。
もっと言えば、客先が廃炉推進カンパニー・IRIDで、原子力関連企業が受注して、さらに下請けに丸投げなんだよな。
東電は廃炉推進カンパニーを分社化してもう知ったこっちゃないって感じだし、経産省は無知蒙昧だもんな。
「東電が」「国が」とぼんやりしたこと言われてもな。
まあ、原発屋は、危機より利回りしか考えてないよ。廃炉ビジネスのチャンスだもんな。
東電としては、充分に時間を稼いだ後、お愛想程度に被害を認めて補償するだけだろ。
自衛するしかないね。

4. 2015年7月27日 16:52:36 : UpPVcDgkcs
福島は原子力災害の緊急事態宣言が未だに出されたままだ。
対策本部長は安倍。
安倍政治は福島対策を蔑ろにして、一方で東京オリンピックにうつつを抜かし、2兆円もの無駄ずかいを国民に押し付けようとしている。
緊急事態を放置して、原発まで近々再稼働させる出鱈目ぶり。
国民を被曝させ続け、更にオリンピックでは各国の一流選手に福島の食材で内部被曝のおもてなしをする魂胆らしい。
日本の愚かさを世界に露呈し続ける糞政権。
安倍政治を許さない。

5. 2015年7月27日 21:11:23 : sI6SxeFbWs
福島原発事故は、チェルノブイリ原発事故と質量ともに全く異なる。

福島原発は臨界していることは、ほぼ間違いないようだ。(例えば今年5月にフィンランドで、様々な短寿命核種検出。)

チェルノブイリで行われた石棺化は無理だと言うことだ。

結局、何も打つ手がない。

人類が、無視しても、放射性物質の存在はなくならない。

放射性物質がないように振る舞っても、いずれ、自然そのものと言うべき、その影響は現れる。

真に、放射性物質は神である。(新宗教の教祖になるつもりはないが、・・・)


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