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焦点:原発再稼働、6割に不透明要因 「原発復権」には遠い道のり(ロイター)
http://www.asyura2.com/15/genpatu43/msg/747.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 9 月 01 日 10:57:00: igsppGRN/E9PQ
 

9月1日、全国で停止中の原発42基のうち7基は再稼働が展望できるが、6割に当たる26基は不透明要因を抱え、9基は困難であることが、ロイターの取材でわかった。写真は、九州電力の川内原発、8月7日撮影(2015年 ロイター/Issei Kato)


焦点:原発再稼働、6割に不透明要因 「原発復権」には遠い道のり
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150901-00000034-reut-bus_all
ロイター 9月1日(火)10時40分配信


[東京 1日 ロイター] - 全国で停止中の原発42基のうち7基は再稼働が展望できるが、6割に当たる26基は不透明要因を抱え、9基は困難──。ロイターが原子力規制委員会の審査状況に加え、地元関係者や電力会社、エネルギー専門家に取材した結果、今後の再稼働展望が依然として厳しい状況が浮き彫りになった。

8月11日に九州電力<9508.T>川内原発1号が再稼働し、約2年間続いた「原発ゼロ」の状況は終わったものの、政府と電力会社が狙う「原発復権」への動きは、極めて緩慢なペースが長期化しそうだ。

<規制委審査、地元同意、司法がハードルに>

原発再稼働には、1)原子力規制委員会の審査、2)地元同意、3)運転差し止め訴訟など司法判断──という3つのハードルがある。3つの関門のうち、ひとつでもクリアできなければ、再稼働は難しい。

ロイターは、再稼働した九州電力川内1号を除く停止中の原子炉42基の再稼働の可能性について、各課題の現状や今後の展望を分析し、「解決済み」「問題少ない」「不透明」「困難」の4つに分けて、経済性など他の要因も加味して評価した。

その結果、川内2号や四国電力<9507.T>伊方3号など7基は「有力」、運転禁止の仮処分を裁判所に命じられた関西電力<9503.T>高浜3、4号や、地元知事の姿勢が厳しい東京電力<9501.T>柏崎刈羽など26基は「不透明」、原子炉直下に活断層がある可能性が指摘されている日本原子力発電敦賀2号や北陸電力<9505.T>志賀1号、東電福島第2など9基は「困難」といえる状況にあることが分かった。

<先行の加圧水型12基、審査合格が視野>

原発の新規制基準適合性審査には15原発25基が申請済みで、合格と判定されたのが川内1、2号、高浜3、4号、伊方3号の5基。また、関電大飯3、4号と九電玄海3、4号は審査の中で最大の課題だった「基準地震動」(最大の地震の揺れ想定)が了承されており、いずれ合格判定に至るとみられる。

北海道電力<9509.T>泊1─3号は、立地する積丹半島西岸の地震リスクに関する同社の主張が規制委に大筋認められた。北電は「積丹に関する議論がほぼ決着したのは大きい」(関係者)との受け止めだ。

高浜3、4号と関電大飯3、4号の再稼働は司法判断が鍵。今年4月、福井地裁が高浜3、4号の稼働停止を命じる仮処分を出したことで関電が異議を申し立て、同地裁で審理中だ。停止を命じた樋口英明裁判長に代わり、林潤裁判長が審理を担当。住民側弁護士によると高浜3、4号と大飯3、4号について実質的に合同で審理が進行しており、11月までに3回の審尋が予定されている。

<沸騰水型は地元同意が課題>

ロイターが再稼働「有力」と評価した7基はいずれも加圧水型。東電福島第1と同じ沸騰水型は8原発10基が審査を申請したが、基準地震動など主要な審査項目で了承を得た事例はない。規制委は8月6日、柏崎刈羽6、7号に集中して審査を進める方針を示した。

沸騰水型の多くは地元同意や世論が課題といえる。柏崎刈羽がある新潟県の泉田裕彦知事は「福島原発事故の検証と総括」の必要性を強調。重大事故を起こした東電による再稼働には、世論の強い批判も予想される。

日本経団連のシンクタンク「21世紀政策研究所」の澤昭裕・研究主幹は「泉田知事の厳しい発言に対し、東電が事故原因を総括し地元合意が取れれば他の沸騰水型も合意が取りやすくなる」と指摘する。

大規模な東海地震の想定震源域に位置する浜岡原発については、地元静岡県の川勝平太知事が「住民が意見を言う機会を持つべき」(今年6月の記者会見)と発言、県民世論を重視する考えだ。

<40年超運転は認められるか>

原発の運転期間は原則40年に制限されている一方で、1回に限り最長20年間の延長を認めているが、古い原発は「燃えにくいケーブル」を敷設していないなど、課題を抱える。総延長1000キロメートル超のケーブルの入れ替えは困難で、代替策が認められるかどうかが焦点だ。

審査申請済みの原発のうち、燃えにくいケーブルをまだ設置していないのは高浜1、2号、関電美浜3号、日本原電東海第二の4基。関電は高浜1、2号について「防火シート」で包む代替策を提案しており、規制委が審査で同提案を認めるかどうか焦点だ。規制委の田中俊一委員長は、代替策の可否について「審査をしている中で、予断をもった判断は言えない」(8月19日の記者会見)としている。

総合資源エネルギー調査会(経済産業相の諮問機関)の小委員会に参加する東京理科大学大学院の橘川武郎教授は、停止状態にある42基に加え、建設中の電源開発<9513.T>大間原発など新設炉を加えると、「再稼働は最終的に30基前後」との見通しを示した上で、「再稼働はスローなペースで進むだろう」と指摘している。

原発再稼働の可能性評価

評価 A有力  B不透明  C困難

課題 ◎解決  ○少ない  ▲不透明 X困難

炉型 P(加圧水型) B(沸騰水型)

再稼動開始

川内1(P 九州)

再稼動申請中

規制委審査   地元同意   訴訟リスク  評価

川内2         ◎       ◎      ○     A

高浜3(P 関西)   ◎       ○      ▲     B

高浜4         ◎       ○      ▲     B

伊方3(P 四国)   ◎       ○      ○     A

玄海3(P 九州)   ○       ○      ○     A

玄海4         ○       ○      ○     A

大飯3(P 関西)   ○       ○      ▲     B

大飯4         ○       ○      ▲     B

泊1 (P 北海道)  ○       ○      ○     A

泊2          ○       ○      ○     A

泊3          ○       ○      ○     A

柏崎刈羽6(B 東京) ○       ▲      ○     B

柏崎刈羽7       ○       ▲      ○     B

島根2(B 中国)   ○       ▲      ○     B

浜岡4(B 中部)   ▲       ▲      ▲     B

女川2(B 東北)   ○       ▲      ○     B

東通(B 東北)    ▲       ○      ○     B

東海第二(B 日本原電)▲       ○      ○     B

志賀2(B 北陸)   ▲       ○      ▲     B

美浜3(P 関西)   ▲       ○      ▲     B

高浜1         ▲       ○      ▲     B

高浜2         ▲       ○      ▲     B

浜岡3         ▲       ▲      ▲     B

大間(B 電源開発)  ○       ○      ▲     B

未申請

浜岡5         ▲       ▲      ▲     B

敦賀2(P 日本原電) X       ▲      ▲     C

大飯1         ▲       ▲      ▲     B

大飯2         ▲       ▲      ▲     B

伊方1         ▲       ▲      ○     C

伊方2         ▲       ▲      ○     C

玄海2         ▲       ▲      ○      C

女川1         ▲       ▲      ○      B

女川3         ▲       ▲      ○     B

福島第二(B 東京)  ▲       X      X     C

(1─4)

柏崎刈羽        ▲       ▲      ▲     B

(1─5)

志賀1         X       ▲      ▲     C

島根3(建設中)    ○ ▲      ○     B

*建設中の大間、島根3の運転開始は再稼働ではない。

*原子力規制委員会の審査状況と地元関係者や電力会社、エネルギー専門家への取材にもとづいて評価。 

*建設中の大間、島根3の運転開始は再稼働ではない。

*原子力規制委員会の審査状況と地元関係者や電力会社、エネルギー専門家への取材にもとづいて評価。

(浜田健太郎 編集:北松克朗)

 

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コメント
 
1. 2015年9月01日 12:21:23 : LY52bYZiZQ
緊急時作業被ばく限度引き上げ中止と原発再稼働中止を求める全国署名
詳細はこちらから
http://www.cnic.jp/6460

2. 2015年9月01日 12:37:08 : nJF6kGWndY

資源安は原発には逆風だし

核のためのPuなども十分ある

ま、無理に動かす必要もないから企業に任せておけばいいだろう


3. 2015年9月01日 23:31:10 : LY52bYZiZQ
Domestic | 2015年 09月 1日 17:55 JST
休眠施設改造に100億円

http://s1.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20150901&t=2&i=1076061160&w=644&fh=&fw=&ll=&pl=&sq=&r=PN2015090101001679.-.-.CI0003
休眠施設改造に100億円

 独立行政法人の日本原子力研究開発機構が、800億円以上をかけて建設しながら、15年前に工事を中止したままになっている高速増殖炉研究の関連施設(茨城県東海村)について、本来とは別目的の施設に改造するためさらに100億円を投じる計画であることが1日、分かった。

 高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)など巨費を投じながら目立った効果を生まない原子力機構の研究には厳しい目が向けられているが、今回の改造計画も休眠施設の存続が目的とみられ、有識者からは「施設延命が目的で本末転倒だ」との指摘が出ている。

http://jp.reuters.com/article/2015/09/01/idJP2015090101001652


4. 2015年9月02日 13:16:40 : LY52bYZiZQ
2015年9月2日(水)
原発にますます依存

促進交付金 藤野氏「見直しを」

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-09-02/2015090205_04_1.jpg
(写真)質問する藤野保史議員=8月28日、衆院経産委
 日本共産党の藤野保史議員は8月28日の衆院経済産業委員会で、原発を再稼働した立地自治体に配る交付金を増やそうとしている問題を取り上げ、抜本的な見直しを求めました。

 安倍政権は「原発依存度を低減する」としながら、それに反して、“原発が再稼働したとき”に立地自治体に配る交付金の2016年度の概算要求規模は、今年度の2・5倍にあたる59億円にのぼります。電源立地地域対策交付金も868億円を見込みます。

 藤野氏は再稼働促進につながる交付金では「立地自治体はますます原発に依存していくことになる」と指摘。経産省のワーキンググループが示した報告書も示し、「廃炉への視点」を持って交付金制度そのものを見直すべきだとただしました。

 藤野氏は「いま必要なことは、原発の再稼働ではなく、福島の現実を直視することだ」と強調。福島県での現地調査で「損害や被害は原因物質がなくならない限り出続ける」など住民から不安の声が寄せられたことを紹介し、福島第2原発の廃炉を国の責任で決断するよう迫りました。

 宮沢洋一経産相は「東電の判断でやっていただくしかない」と述べました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-09-02/2015090205_04_1.html?_tptb=032


5. 2015年9月11日 13:02:30 : LY52bYZiZQ
2015年9月11日(金)
志賀「廃炉しかない」

石川 藤野議員、周辺断層を調査

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-09-11/2015091105_06_1.jpg
(写真)断層の説明を受ける藤野衆院議員=9日、志賀町
 日本共産党の藤野保史衆院議員は9日、台風18号が接近するなか、北陸電力志賀(しか)原発(石川県志賀町)の周辺断層を調査しました。立石雅昭新潟大学名誉教授、原発問題住民運動石川県センター(原発センター)の児玉一八事務局長らが同行しました。

 原発敷地の西方海岸にある断層群を回り、地震によって隆起した証しとなる海食くぼみ、ヤッコカンザシの化石の分布などを視察。機具岩(はたごいわ)付近では、「ここ1000年の間に少なくとも3回、能登半島地震規模(M6・9)の地震に伴って隆起した」証しとなる、ヤッコカンザシの化石などを確認しました。

 視察後、羽咋(はくい)市で原発センターの党議員や住民らと意見交換しました。

 原発センターは独自に断層調査を行い、活断層を示す証拠などを発見し、北陸電力や原子力規制委員会に再調査を要望してきました。藤野議員は、「現地を視察し、改めて志賀原発が危険な場所に立地していることが分かった。再稼働などもってのほか、廃炉しかない」と述べました。

 原発炉心から600メートルに在住する男性(63)は「原発センターの調査結果を広く知らせ廃炉へ追い込みたい」と語りました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-09-11/2015091105_06_1.html?_tptb=032


6. 2015年9月11日 22:33:30 : LY52bYZiZQ
Domestic | 2015年 09月 11日 19:51 JST

東通原発で想定超の津波も

http://s1.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20150911&t=2&i=1078582695&w=644&fh=&fw=&ll=&pl=&sq=&r=PN2015091101001983.-.-.CI0003
東通原発で想定超の津波も

 東北電力東通原発(青森県東通村)から約10キロ北の砂丘に、過去の津波の痕跡とみられる地層を海抜10〜15メートルの高さで2カ所発見したと、東北大の研究チームが11日、長野市で開催の日本地質学会で発表した。

 東北電は同原発で海抜11・7メートルの津波を想定し、同16メートルの防潮堤を建設しているが、想定を上回る高さの津波が来ていた可能性がある。今後の原子力規制委員会の審査での議論も予想され、東北電の想定の再検討が求められることもありそうだ。

 東北電は「詳細を承知していないので、コメントは差し控えたい」としている。

http://jp.reuters.com/article/2015/09/11/idJP2015091101001902


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