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原発の「安全神話」が間違いだった理由(2) 多重防御の欠如  武田邦彦
http://www.asyura2.com/15/genpatu43/msg/848.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 9 月 25 日 15:40:35: igsppGRN/E9PQ
 

原発の「安全神話」が間違いだった理由(2) 多重防御の欠如
http://takedanet.com/archives/1041036491.html
2015年09月25日 武田邦彦 (中部大学)



第一回目は「固有安全性の欠如」という整理をしましたが、政治的には「国民が納得してくれれば良い」ということで「堤防を高くすることで原発は安全になる」という考え方で再開をしていますが、技術的には「これまで原発が安全だとされたことが正しかったのか?」という見方が必要です。


第二回目は「多重防御(時に深層防御と言うことがあるが、概念が二つ含まれているので注意)」です。多重防御とは、1)どれか一つの機械が壊れても、予備の機械で全体が正常に動くようにする(例:主電源、予備電源、非常用ディーゼル発電機、バッテリー)、2)一つの安全が敗れてもそれが大きな事故にならないようにする(例:原子炉から放射性物質が漏れても直接、大気に出ないようにする)、というもので、「種類と深さ」と言うことになります。


福島原発事故が起こってみると、確かに電源は4つありましたが、すべてが同じ地下にあり、海水で浸水するとすべて機能しなくなったとか、バッテリーのコードがつながらなくなった(未確認、不詳)などが分かったのです。つまり、表向き「多重防御、深層防御」と言っておいて、実際には電力会社がコストなどの理由から実施していなかったのです。


福島事故が起こってから「現場の作業に必死になって頑張った」と一部に賞賛する人がいますが、このような重要な間違い(ウソとも言える)があったのですから、責任を追及するべきですし、また技術サイドは「なぜ、言っていたことと実際の安全状態が異なっていたのか」を調べる必要があります。


私も昔から「非常用電源は原発から2キロほど離れた高台にある。原発が損傷しても電気の供給は続く」と説明されていて、それが「ウソかも知れない」と思って設計図を調べたこともありませんでした。


ちょうど今、フォルクスワーゲンの排ガスのウソが報じられていますが、アメリカの大学が実際に走っている車の排ガスを調べて分かったことで、一般人はカタログとか公的な試験結果、あるいは大きな会社の場合はカタログに正しいことが書いてあると思わないと車も買うことができません。


福島原発事故で明らかになったのは、電源だけではなく、炉内に強い放射性物質がたまって圧力が上がったとき、「そのまま大気に放出するしかない」という構造になっていました。また取水口には予備がなく、テロの工作員が取水口をふさいだらそれで終わりという設計です。さらには東海第二原発では地震の時に原発の運転はしていないので、堤防に工事のための穴を開けていてそこから海水が浸入して原子炉は爆発寸前まで行きました。


東海第二の例などは事故後、ほとんど報道もされないという状態で、設備も保守や運転方法も、「原発は安全である」という説明と全く違っていましたし、再開に当たっても改善されていません。「固有安全性」と「多重防御」という原発の安全性の基本中の基本が、1)どのような状態だったのか、2)どうして事実と反する説明がされていたのか、3)どのようなことが起こったのか、4)改善はどうするのか、が闇の中で再開されようとしています。


このようなことが原発賛成派、反対派の感情的な対立を生んでいます。どんな技術でもそうですが、技術サイドが誠実でないと、一般人をごまかすことが簡単ですが、それは原発の推進にはならないということを技術者が分かっていなければなりません。


また、技術者は経営者の命令に従うのではなく、技術として守るべきことを崩さないというのが「専門家」というものです。医師が金が儲かると言って、不必要に高い薬や検査をするのと同じになります。主として文化系、経済の人は原発再開と言っていますが、実はまだ、原発は再開できるような技術的な議論はされていないのです。



 

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コメント
 
1. 2015年9月25日 16:30:53 : 8m6NNj3OCM
 
>故川島なお美さん。原発事故から3ヶ月後に福島入り、福島産を食べて応援していた
http://fox.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1443111223/

>1 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2015/09/25(金) 01:13:43.69
>700人の方々が暮らす避難所、ビッグパレット福島にやってきました
>原発の影響で、安全にもかかわらず売れなくなってしまった地元の野菜たち
>トマトはジューシーで甘くてめちゃ美味しいです
>胡瓜も地元のもろ味噌をつけていただきました(ふだん胡瓜食べられない私が)
>地元のおじゃがで揚げたコロッケに地元のこんにゃくで作ったぬラーメン

http://s.ameblo.jp/naomi-kawashima/entry-10934778314.html
 


2. 2015年9月25日 16:34:44 : 8m6NNj3OCM
世界中で輸入禁止される日本の食品
http://i.imgur.com/9FYV7Vq.jpg

http://i.imgur.com/i5DzMEV.png
http://i.imgur.com/TdmOZdJ.jpg

http://i.imgur.com/9LyNRwZ.jpg
http://i.imgur.com/AmDZK84.jpg
http://i.imgur.com/7kU855B.jpg


3. 2015年9月25日 17:26:23 : Sgz5vMskLn
(固有安全性)(多重防御)
自分は毎日金属を切り刻む仕事をしている。

金属で作ったものは必ず壊れる。
壊れるものは金属だけではない。人工物はいずれ壊れて自然の中に埋もれていく。

福一排気塔の骨格の破損、川内原発復水器パイプの穴あき
など破損を数え始めたらきりがない。

特に原子炉本体の制御棒出し入れのため窯の底に百何十本ものパイプを
溶接している部分があるが、ここにひび割れができないはずがない。
またこの制御棒のシール材の耐熱温度は300度くらいが限度と聞いている。
つまり炉内の水蒸気温度が異常に上昇してしまったら、炉の底が簡単に抜けて
しまうということで固有安全性も何もあったものではない。


壊れるものはどうやって治すかを考えて作るのが原則だが、原発は一旦壊れたら
治すために近づくことさえできない。

つまり初めから作ってはいけないものだ。


4. taked4700 2015年9月27日 20:34:53 : 9XFNe/BiX575U : VMvo8qlXbA
>第一回目は「固有安全性の欠如」という整理をしましたが、政治的には「国民が納得してくれれば良い」ということで「堤防を高くすることで原発は安全になる」という考え方で再開をしていますが、技術的には「これまで原発が安全だとされたことが正しかったのか?」という見方が必要です。

>第二回目は「多重防御(時に深層防御と言うことがあるが、概念が二つ含まれているので注意)」です。多重防御とは、1)どれか一つの機械が壊れても、予備の機械で全体が正常に動くようにする(例:主電源、予備電源、非常用ディーゼル発電機、バッテリー)、2)一つの安全が敗れてもそれが大きな事故にならないようにする(例:原子炉から放射性物質が漏れても直接、大気に出ないようにする)、というもので、「種類と深さ」と言うことになります。

何か、原発事故調の報告書に書いてあることに似ています。こんなことよりも、実際に地震時に現場にいた原発作業員に話を聞くことをしたらどうか。同じように、ごく普通にやられなければいけないことが全く行われていない例がいっぱいある。

結局、武田教授も真相をけむに巻いているだけ。

2年前だったと思いますが、NHKが夜のニュースで、「原発作業員に聞き取り調査をした」というようなことを流した。その直後に、どの原発事故調の報告書にも原発作業員への聞き取りについて記載はないはずだと抗議の電話を入れたが、ほとんど話にならなかった。

ともかく事故の実態がはっきりしない。そして、どうも単に原発は地震に弱いということを隠すためだけではなくて、もっと積極的に秘密にしたいことがある様子だ。

そして、このことには相当に多人数の官僚や政治家、地方公務員、マスコミ関係者などなどが関係している。

そして、とても問題なのが、原発事故関連で多くのことが隠ぺいされていると言うことを知っていても、実態が何で、本当は何が狙われているかが、ほとんどの人には理解できていない様子だと言うこと。

事故の実態は、多分、津波被害が軍産複合体の予測よりもひどくて、多分、かなり複雑のはず。


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