(回答先: 浜岡で炉心損傷想定　中電が全社防災訓練（静岡新聞） 投稿者 怪傑 日時 2015 年 9 月 25 日 22:27:46)

中電、ベント運用方法を説明　浜岡原発審査会合
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/11836.html

原子力規制委員会は１１日午前、中部電力浜岡原発４号機（御前崎市佐倉）の新規制基準の適合性審査会合を開いた。新規制基準で設置が義務化されたフィルター付きベント（排気）設備の運用方法について、中電側が回答した。炉心損傷のケースでは、外部電源喪失からおよそ５９時間後をめどに同設備を使用するというシナリオを示した。

中電側は同設備の使用時と停止後には「水素濃度が可燃限界以下に抑えられる」「水蒸気発生量が水素発生量を大きく上回る」ことから、水素爆発は発生しないと結論付けた。
また、原子炉起動前に同設備の弁開閉と排水設備それぞれの作動状況を確認する試験を実施する方針も示した。

規制委側からは「（炉心損傷のケースで外部電源喪失から）５９時間後の何をどのように見て使用の判断を行うのか」とより詳細な運用方法の説明と策定を求める意見が出た。
同設備は事故時に原子炉格納容器内の蒸気を外部に排出して、圧力を低下させる際に、金属フィルターなどで排気に含まれる放射性物質を低減させる。国内原発に設置例はない。 　

コメント

1. taked4700 2015年9月26日 09:19:23 : 9XFNe/BiX575U : pK8HhaKrZc ＞中電側は同設備の使用時と停止後には「水素濃度が可燃限界以下に抑えられる」「水蒸気発生量が水素発生量を大きく上回る」ことから、水素爆発は発生しないと結論付けた。 これ、よく分かりません。まあ、報道記事なので、相当に端折っているのでしょうが、それにしても、？？です。 まず、「水蒸気発生量が水素発生量を大きく上回る」とは、ベントで格納容器内の圧力が低下することで、水が沸騰し、水蒸気量が増えるという意味でしょうが、だからと言って、水素濃度が可燃限界以下に抑えられるとは言えないはず。濃度というとき、いろいろな濃度があり、多分、ここで言われているのは、水素以外のガスに対しての比率の意味。水蒸気が増加するので、水素ガスの比率は低下する。しかし、一定の体積当たりの水素分子の量は別の話で、これがある程度以上あれば、水素爆発は起こり得ると思う。

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