問題点は、いっこうに放射性物質がガン発生部にあったかどうかが確認されないことです。

福島県の甲状腺がんも摘出した甲状腺は標本保存してあるとされていますが、放射性セシウムがどの程度含まれているかの確認はされていません。

同様に、川島さんの肝臓や、北斗さんの乳房の摘出した患部にどの程度の放射性セシウムがあったかの確認がされないことです。

例えば、福島県内の被曝牛が飼われていて、その死亡牛は調べられているはずですが、いっこうにその結果は出てきていない様子。

関係があるにしてもないにしても、はっきりとするべきことが行われていないので、あいまいなままになり、いくらでも今後いろいろな方向に世論操作が行われてしまう。今後のことが心配。

バンダジェフスキー氏がやったように、臓器の放射性セシウム量を調べて公表するべき。

ウィキの「バンダジェフスキー」から一部引用：
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%80%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%95%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC
＞バンダジェフスキーは突然死を含む被曝小児患者の病理解剖を行い、セシウム137の体内分布を調査した。骨格筋をはじめとして、心臓、腎臓、肝臓、甲状腺・胸腺・副腎などに高いセシウム137の集積と心臓の組織障害が認められた。再生能力が高い骨格筋細胞と違い、心筋細胞はほとんど分裂しない[14]ためにセシウム137が過剰に蓄積しやすく、心筋障害や不整脈などの心臓疾患が惹起されやすいと考察している[15]。さらに、セシウムにより人間や動物の体内に引き起こされる病理学的変化を『長寿命放射性元素体内取り込み症候群＝Syndrome of long-living incorporated radioisotopes（SLIR）』と命名した[16]。SLIRは生体に放射性セシウムが取り込まれた場合に生じ、その程度は取り込まれたセシウムの量と時間で決まる。そして、その症候群は心臓血管系・神経系・内分泌系・免疫系・生殖系・消化器系・尿排泄系・肝臓系における組織的・機能的変異によって規定される。SLIRを惹起する放射性セシウムの量は年齢、性別、臓器の機能的状態により異なる。小児の臓器と臓器系統では、50Bq/kg以上の取りこみによって相当の病的変化が起こり始める。10Bq/kgを超える濃度の蓄積で心筋における代謝異常が起こり始める[11]。
ベラルーシで医療活動を行った長野県松本市長の菅谷昭（外科医）は、バンダジェフスキーの論文を読み、『ベラルーシにいる時に心臓血管系の病気が増えていることを不思議に思っていましたが、この（バンダジェフスキー）論文で納得しました。解剖した結果ですから、非常に信頼性が高い。がんもさることながら今後は福島の子どもたちの心臓が心配です』と発言した[17]。

　曲解をしないでいただきたい。自分が述べているのは手術で切除した患部を調べて、放射性セシウムがあるかないかを公表するべきだということ。そもそも、福島県内の原発に近い地域にある牧場で被曝牛が飼われていて、監督官庁が調べているはず。

　福島県内の小児甲状腺がんで切除した患部の放射性セシウム量も調べていないわけで、あまりに目先のごまかししかやっていない。原発事故時には原子炉からヨウ化セシウムがホットパーティクルとして排出されると言うことなので、放射性セシウム量を調べることで、放射性ヨウ素の被曝があったかどうかがある程度は確認できる。

　福島第一原発事故では、あまりにも基本的なことで隠されていることがおおい。その結果、排出された、または排出され続けている放射性物質の量についても確定が出来ていず、そのため、今後、それがどんどんと無制限に増えることが出来てしまう。

　また、低線量被曝の影響がどんなものになるかはほとんど公開されていない。一般の医学教育でもまったく取り上げていないはずであり、普通の開業医では何が低線量被曝の影響かということ自体が判断できないはず。まして、一般市民にそういった判断が出来るはずはなく、いろいろな形で健康被害が拡大されていく可能性がある。

　小児甲状腺がんについては、被曝影響で発症することがあると認められているので、少なくとも小児甲状腺がんでどの程度の影響が出ているかを確認すれば、その他の低線量被曝についてもどの程度の影響が今後出るかはある程度確定でき、全体の被曝影響がどのぐらいになるかを推定できる。

　このまま、ずるずると被曝影響はないとただ言っているだけでは、故意に放射性物質の拡散がされていき、社会全体がかなりの程度の健康被害を被ってしまう可能性がある。

　より簡単に言えば、放射性セシウムによる汚染は首都圏にも広がっていて、これだけを取ってみても、将来相当な健康被害がでることが予測できる。つまり、チェルノブイリ原発事故での汚染状況とウクライナでの避難の問題を考えれば、首都圏の相当な地域は、ウクライナでの強制避難地域に相当してしまう。仮に、こういった汚染では健康被害がないということが真実であったとしても、現状では、こういった汚染状況を利用して、将来的に健康被害を出してしまうことが出来る。５年後に、幼稚園児の半数が心疾患をかかえていて、成人の２０％が白内障だというようなことさえ可能性としては十分にあり得る。

　確かにいろいろな事例で、あいまいな態度をとることで事態を解決できる場合もある。しかし、福島第一原発事故に於いて、被曝影響をあいまいにしても、今後、被曝影響がより深刻な形で出てこないとはとても思えない。つまり、あいまいにしても事態は深刻化するばかりで、今後、より対処が難しくなるだけのはず。

　こういった構図は、ある意味、植民地支配の典型であり、一部の人間を傀儡にして、彼らに目先の利益を追わせて、社会全体をコントロールしている。

　こんなことは書きたくないが、実態は次のようなものではないかと思える。
１．放射性物質による汚染はかなりのものであり、現状を考えただけでも今の東電や政府では賠償ができないと思える規模だ。また、将来も放射性物質の排出は数十年続くように考えられていて、その結果被害はより深刻化すると予測されている。
２．しかし、そういった実態はほとんど知られていず、一部の医療関係者や東電、政府内部を除いて、おおかたの東電社員にも政府関係者にも政治家にも知らされていず、現状のまま何とかなるという楽観シナリオが信じられている。
３．一部の医療関係者や東電関係者、政府関係者は実態がかなり悪化に向かっていることを知っているが、それに対処すると財政が持たないとか、会社が倒産してしまうと考え、またはそう考えるように誘導されていて、実態解明をしないように社会のいろいろな部署へ働きかけている。このことは、二種類あり、手術で摘出した発がん部位の放射性セシウム検査をしないことなどで実態をあいまいなままにしておくこと、そして、裏工作に使う資金を様々な形で提供することだ。
４．しかし、３の結果、ごく近い将来、政府が財政破たんに追い込まれ、相当な規模の公務員待遇の切り下げや福祉の切り下げ、または増税が当面避けれたとしても、または、東電の倒産が避けれたとしても、５年とか１０年後の日本社会全体が破たん状態になり、テロ社会化している可能性はかなり高い。高いどころか、そういった状況になることはかなり明らか。

５．なぜ、テロ社会化が避けれないかと言えば、格差化がどんどんと進み、衣食住さえ満足にできない人々が非常に増加することが確実に予測できるから。現状で貯金なしの世帯は２割以上のはずだし、国民年金さえ納めていない人々も３０歳以下で３割程度はいるはずだ。更に、そもそも、教育やマスコミがどんどんとインチキ化していて、司法さえもきちんと機能していない。権威に対する信頼はどんどんと低下していて、そのことはまだあまり一般市民が表立って行動に表していないが、生活が困窮した場合に、今までのようにおとなしくしているとは思えない。将来の円安がどんな物価水準をもたらすかを考えただけで、相当に悲観するしかないと思う。

６．最も大きな要素として、アメリカ軍産複合体の意図がどこにあるかが問題であり、シリアやリビアの現状を見ると、日本が今後も安全で豊かな国であり続けるとは思えないこと。それどころか、あらゆる面で、正反対の方向へ進んでいるように見えること。

７．一部の関係者はある程度そういった見通しを持ていて、自分だけ逃げ出そうとしているはず。その表れが、２０２０年東京オリンピックに絡んだ会場建設費の信じられないほどの高騰だ。

＞仮に癌組織から放射性物質が検出されても、それだけで癌との因果関係を断定できない。
＞同程度の放射性物質を体内に残留する人の全員が同じ癌になれば簡単な話だが、今のところは発症者の方が圧倒的に少ない。

確かに、「同程度の放射性物質を体内に残留する人の全員が同じ癌になれば簡単な話」ですね。しかし、そうではなくても、つまり、放射性物質が癌になった人の２割程度以上に見つかれば十分に相関関係はあると言えると思います。

どちらにしても、「同程度の放射性物質を体内に残留する人の全員が同じ癌」になるということは、とても証明が難しいことです。同じ放射性物質を持つということをどうやって証明するのかがまず不可能でしょう。そして、同じ放射性物質を持っていたとしても、いつ発症するかは当然のことながら違うはずであり、そんなことを証明しようとしていたら、時間がいくらあっても足りません。

ともかく、福島県でやっている甲状腺検査で摘出した患部の放射性セシウム量を調べることが必要だと思います。

多摩散人さん、

＞電車の中で突然失神する人が増えているの続報プリーズ。
＞その後考えるに、電車の中で突然失神するなら、車や自転車を運転しながら、また、道を歩きながら突然失神も増えるのではないか。そうすれば、交通事故は異常に増えているのではないか。これも政府によって隠蔽されているのか。

上のことについて、次のように考えることはできないでしょうか。

１．自分で車や自転車を運転していたり、または自分で歩いている場合、自分で自分の行動を積極的に維持している状況です。そのため、ある程度体調が悪くなれば、それなりの対応を取るのではないでしょうか。つまり、何か調子が悪いと感じれば、実際に失神する前に車を止めたり、道端で休んだりするということです。

２．交通事故の全国死者数は既に１０年以上減少傾向です。しかし、
http://www.think-sp.com/2015/01/07/jiko-shisha26-sokuho/
にあるように、福島県は一昨年と昨年を比較すると１０％増です。

３．魑魅魍魎男 さんの投稿は、確か、ツイート数などを比較してのことである様子です。この数年で増えているのは、まず、スマートフォンなどの台数が増加したと言うことがあるでしょう。そして、同時に、失神などが印象的で、ツイートしたい、またはツイートしなければいけないと感じる事例が増加しているのではないでしょうか。

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いたずらに被曝影響だということはあまりいいとは思いませんが、かと言って、被曝影響ではないと断言してしまうこともよくないと思うのです。あくまで重要なのは実態を知ることです。そして、実態として、環境が相当程度に放射能汚染したのは事実であるはずなので、どのような形で何が起こりつつあるのかを素直に観察するべきだと思います。魑魅魍魎男 さんの投稿で何かが指摘されれば、それはどう解釈すればいいのか、実態を確認するにはどうすればいいかということを考えて受け止めればいいのではと思います。

また、統計のマジックは常にあり、原発事故の影響のような場合は、統計を素直に信じ込むこともかなり危ないと思います。

ともかく、被曝影響は長期にわたって出てきます。広島・長崎の原爆影響も６０年以上経過して表面化した疾病があるということで、長期にわたって観察をして、どう対処したらいいかを考えていくことだと思います。時には、決断も必要でしょう。