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3厚労省の報告書に記載「周辺の県の健康調査をフォローアップするべきだ」11/10おしどりマコさん講演・南相馬(文字起こし
http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/361.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 11 月 19 日 17:45:00: igsppGRN/E9PQ
 

3厚労省の報告書に記載「周辺の県の健康調査をフォローアップするべきだ」11/10おしどりマコさん講演・南相馬(文字起こし)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-4440.html
みんな楽しくHappy♡がいい♪


FFTV<おしどりマコさん講演>
深刻化する福島の子どもたちの甲状腺がん
(南相馬20ミリ撤回訴訟支援連続セミナー)2015年11月10日



文字起こし部分のYoutube →https://youtu.be/-j-gbbxZuKY?t=28m28s

6月にオープンになったのは、厚労省の家計費事業の報告書なんですね。
「食品安全行政における政策立案と政策評価手法等に関する研究」
一見すると原発事故の雰囲気とか全然ないんです。全然ないんですよね、中身もね。
目次にも一切書かれていないんですよ、甲状腺癌のことが入っていることは。
でも、巻末のほうに入ってまして、


「福島県甲状腺がんの発生に関する疫学的検討」という報告書が盛り込まれています。


(P53〜)↓クリックするとpdfが開きます。
http://csrp.jp/wp-content/uploads/2015/07/201426041A0004.pdf



これは渋谷健司 先生、東京大学の先生ですね。
すごく簡単に言いますと、先ほど説明した甲状腺評価部会、検討委員会の中で子供の甲状腺の超音波検査について評価する評価部会の中で、岡山大学の津田先生、疫学者として津田先生は県の検査や人数に対して別の考え方を持ってらっしゃるから、評価部会に読んでお話を聞いてはどうか?ということを春日(文子 )先生が提案されたんですけれども、実際それは実らなかったんですね。


評価部会のほうに津田先生を呼んで話を聞くということは成立しなかったので、その代わりといったような疫学検討会が行われました。


渋谷先生と春日先生、そして津金昌一郎 先生、先ほど数十倍のオーダーで多いという資料を出された方ですね。
国立がんセンターのセンター長です。
この3人が甲状腺評価部会の委員なんですね。


で、宮川(昭二)先生が名前を連ねていますけれど、いらっしゃらなかったです。
そこに岡山大学の津田(敏秀)先生。
先日海外特派員協会で会見された津田先生ですね。


津田教授の海外特派員協会での会見文字起こし
<甲状腺癌>「日本全国と比べ最も高いところで約50倍、低いところでも20倍の多発が起こっている」津田敏秀教授会見10/8(文字起こし)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-4371.html

<質疑応答>「福島県に住み続けなければならない人に詳細な情報を与えることで有害な曝露は桁違いに少なくなる」津田敏秀教授会見10/8(文字起こし)
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-4372.html

熊谷(優子)さんはオブザーバー的な書記みたいなことをされていたということでした。


この検討会は3人の評価部会の委員の先生が、疫学をやってられる方々と、考え方の違う岡山大学の津田先生と同じ疫学の先生が福島の子供の甲状腺癌について意見を交わし合った要旨が書かれているんですね。



これは私はすごく驚いたんですけど、結局この後に岡山大学の津田先生に取材に行きまして、
「津金先生、渋谷先生、甲状腺評価部会の委員の側の疫学者の方々と、岡山大学の津田先生の意見が反するものではなかった」と。
「やはりスクリーニング効果だけでは説明がつかない。やっぱり多いんじゃないか」というのが共通の見解だったそうなんですね。


私はこの報告書を見て驚いたんですけど、ここで度々文章に上がってくるのは、福島県だけじゃなくて、
「福島県と周辺の県については、がん登録を推進し、がん登録と県民手帳(被ばく者手帳)を組み合わせフォローアップする必要があること」などなど、周辺県についての調査もこの報告書の中で度々文章としてあがっているというのが驚きました。


ここの報告書の中にも出てくるんですけど、「周辺の県、特に茨城県」というふうに県名があがっています。


で、津田先生に「茨城県はフォローアップが必要なんでしょうか?」と質問しますと、
津田先生の現場では、福島県の中で地域別に子どもの甲状腺がんの発生オッズ比というものを計算しますと、原発の南方向の方が発生オッズが高めだそうです。


なので、「南と接している県の茨城県、栃木県などをもう少しフォローアップする必要があるんじゃないか」ということをおっしゃっていました。


津田先生は「発生オッズ比というのを計算しないとダメなんだ。福島県ではパーセンテージだけを出して見ていて、パーセンテージを出してもダメなんだ」ということをおっしゃっていました。


一応この報告書が出たんですけれども、まあ本当に、表紙を出してもらえますか。


これは、周辺の県について初めて言及した、「周辺の県の健康調査をフォローアップするべきだ」という件で厚労省の科研費(厚生労働科学研究費補助金)事業、割と公のものとして出てきたとりまとめとして初めてものもじゃないかと思うんですけど、なんていうんでしょうね、
タイトルが「食品安全行政における政策立案と政策評価手法等に関する研究」なので、普通にGoogle検索なんかしても絶対に出てこないんです。
この文言を入れないと。
なので、これは私も今年はすごく注目しました。



茨城県についてなんですけど、清水一雄先生、甲状腺評価部会の部会長。
病院に取材に行った時に清水先生と積もる話をして、
福島県外での子供の甲状腺がんについて、私も取材をしていて聞きますので、清水先生に「そういう話はありませんか?」と。
「私は結構聞きます」みたいな話をしてたんですね。


やはり清水先生も、関東で甲状腺の専門医として長年にゃってらっしゃいますので、やはり「同じ業界の先生から聞く」と。
デイズ(DAYS JAPAN 7月号http://www.daysjapan.net/bn/1507.html)にも書いているんですけれども、同業の医者と話していてやはり、「茨城県の県北はとても気になる」ということを清水先生はおっしゃっていました。

このあと各自治体の調査についての話もしようと思うんですけど、


この間北茨城市が、8月末に、北茨城市の子供の甲状腺癌を調査して、「3500人程度調査をして3人悪性な石悪性疑いが出た」ということの発表があったんですけれども。


<甲状腺検査>北茨城市平成26年度の結果 3593人中3人が甲状腺ガン〜「放射線の影響は考えにくい」
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-4332.html


それ以外にも本当に、公の調査ではなく、茨城県の県北はちらほらと去年から甲状腺癌を聞きますので、「県北のフォロおーアップが必要じゃないか」ということをおっしゃっていました。


あと、千葉県の汚染されている辺りだったり、その辺も行くということをおっしゃっていましたね。


なので清水先生自体、「福島県だけでなく周辺の県のフォローアップも必要じゃないか」ということを現場の医師の立場からおっしゃっていました。


それで、福島県で38万人調査をして138人甲状腺の悪性ないし悪性疑いが子供達から出て、もし本当に潜在的にこの割合で摘出しないといけないサイズの甲状腺癌が子供達にあるのなら、それは本当に東京だったり他の地域だったり潜在的にいるとしたら、トータル、かなり日本で沢山の人数になってきますので、これはちょっと大変なことなんじゃないですかと。
他の地域ではどうなんでしょうか?ということもこの時に聞いたんですけど、それは清水先生も同感だと。
なので清水先生も一度福島県と同じような、かなり大規模な検査を他の地域でも、非汚染地域でもやって、それで、本当に潜在的な割合かどうか見るべきじゃないかということを何度か提案されておられました。


でも「それは負担になるからダメだ」というふうに言われて。


環境省の方で3箇所、500人ずつ程度長崎県と山梨県、青森県、3箇所でやっているんですけど、それはやはり、悪性ないし悪性疑いが何人かの検査をしている検査ではないことと、子供の甲状腺癌をみている時間が、福島県の検査と他の地域とかなり時間の長さが違うんですね。


福島県のエコー検査は、沢山人数がいますので短いので、なかなか丹念にみるものではないんですけれども、やはり人数が少ない検査だと、一人15分から20分かけるんです。
福島県の甲状腺検査は5分程度だったりするので、エコーでみる時間も結構関わってくるんじゃないかとおっしゃってますね。



それで、疫学の先生と現場で実際に甲状腺をみられている先生が、「ちょっと多いんじゃないか」と。
「福島だけでなく周辺県もみなくちゃいけないんじゃないか」ということを今年、公的な報告書で出てきているということは、本当にずっと取材してきて、今年の流れとしてびっくりしたことですね。



つづく


 

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コメント
 
1. 2015年11月19日 19:47:57 : FfzzRIbxkp
三田先生は、都内の子供たちの血液検査のデーターから異常を指摘し、被ばくの危険性、被ばく防護の必要性を伝えていました。

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