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夢の超特急新幹線 零戦をつくった航空機技術者が生み出した(SAPIO)
http://www.asyura2.com/15/hasan100/msg/832.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 9 月 25 日 16:36:00: igsppGRN/E9PQ
 

夢の超特急新幹線 零戦をつくった航空機技術者が生み出した
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150925-00000023-pseven-bus_all
SAPIO2015年10月号


 技術大国・日本を象徴するのが、新幹線をはじめとする高度な鉄道システムである。その礎となったのは、GHQの占領下、航空機の開発を禁じられるなどして不遇の立場にあった旧日本軍の技術者たちが持つ熟練の技だった。

 新幹線の前身となる高速鉄道の建設計画が、戦前から進められていたことは意外に知られていない。
 
 通称「弾丸列車計画」。朝鮮半島や中国大陸への輸送需要の急増にともない、日本政府は、東京から下関まで日本を縦貫し、そこから船で釜山に渡り、京城(現在のソウル)から二手に分岐して満州国の新京(現在の長春)と中国の北京に至るという壮大な計画を立案した。
 
 1940年に帝国議会が承認したこの「広軌幹線鉄道計画」では、日本の在来線より広い世界標準のレール幅(幅1435mm)を採用し、鉄道車両は新しく建設された専用レールを最高時速200kmで走り、東京・大阪間を3時間半で結ぶのが目標だった。これは大陸側を除けば、新幹線のコンセプトとほぼ同じである。開業は1954年を予定していた。

 戦時中も建設は進められ、静岡県の日本坂トンネルは工事完了し、用地買収も終了していたが、戦況の悪化で計画は中断。再開されたのは終戦後である。

 ここでキーマンとなったのが、「デゴイチ」の愛称で知られる蒸気機関車D 51形の設計者で、戦前から計画に携わっていた島秀雄という車両設計技術者だ。

『新幹線をつくった男 島秀雄物語』(小学館)の著者で、ジャーナリストの高橋団吉氏はこう語る。

「島はエリートとして育てられ、2度の外遊経験があり、戦時中も米軍向けラジオ放送を聞いていた。日本が戦争に負けることはわかっていたはずで、だから彼は戦中から敗戦後の復興計画を練っていたのです」

 新幹線建設は大きな雇用を生み、高速鉄道は経済発展の礎になる。島が慧眼だったのは、蒸気機関車全盛の時代にあって、電動モーターを各車両に配置する動力分散方式の高速鉄道の開発を目指したことだ。

 重い機関車が客車を牽引する方式に比べ、動力分散方式の電車は車両が軽くレールへの負担が小さいので、建設コストが安い。上り・下りで機関車を切り替える必要もないから、過密ダイヤに対応できる。排煙もなくクリーンだ。

 しかし、当時の電車は揺れと騒音がひどく、乗客からは短距離しか乗れないと不評で、高速鉄道などつくれるわけがないと考えられていた。

 最大の敵は「振動」だった。

 敗戦からわずか4か月後の1945年12月、島は鉄道技術研究所の嘱託研究員、松平精に声をかけた。

「ぜひ、あなたの航空技術の知識、研究を生かして、この振動問題を解決していただきたい」(『新幹線をつくった男』より)

 松平は、終戦まで海軍航空技術廠で航空機の振動を抑える研究をしていた。日本軍の解体後、旧軍人の受け皿となった国鉄で、新幹線技術の理論的研究の中心になった鉄道技術研究所(鉄研)には、1000人もの旧軍技術者が集められていた。松平もその一人だった。

 日米戦争の緒戦において、零戦が米軍機を圧倒していたのは誰もが知るところで、戦争末期には物量の差で押し切られたものの航空技術で日本は決してアメリカに負けていたわけではない。GHQはそんな日本の航空技術を恐れ、航空機の研究・設計・製造を禁止した。航空機技術者にとっては苦しい措置だったが、彼らは逆に、その不遇をはね返すべく鉄道技術へと転化させたのだ。


 

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コメント
 
1. 2015年9月25日 17:48:18 : HL0Tnh1ZXA
因みに拳銃から発射される弾丸の初速は250km/hらしい。
なので弾丸列車と呼ばれた。

2. 2015年9月25日 18:22:46 : UifOnF2UKc
戦争末期には物量の差で押し切られたものの航空技術で日本は決してアメリカに負けていたわけではない。>>>>

馬鹿者!お話にならないほど負けていた。
ゼロ戦とP51では比較にならないほどP51が優れていた。
F6Fでもゼロ戦に楽勝だった。
日本はB29に匹敵する爆撃機を作れなかった。


3. 2015年9月25日 19:59:57 : v1gbxz7HNs
いつの話をしてんだ。もうプロジェクトXでホルホルするのは飽きた。

4. 2015年9月25日 21:09:09 : nJF6kGWndY

>>01 拳銃から発射される弾丸の初速は250km/h

それ完全に間違いだよ

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q108491800
弾丸の初速を表したものです。時速への換算は御自分でどうぞ。

拳銃弾
・9mパラベラム(9mm×19):381m/s(レミントンFMJ)
・.45ACP(11.43mm×23):247m/s(〃)
・.357マグナム(9mm×32.5R):442m/s(レミントンJHP)
・.44マグナム:360m/s(〃)
・.50AE:427m/s

ライフル弾
・5.45mmM74(5.45mm×39):880m/s
・.223レミントン(5.56mm×45):995m/s
・7.62mmM43(7.62mm×39):710m/s
・.308NATO(7.62mm×51):838m/s
・7.62mmM1908/30(7.62mm×54R):818m/s
・.50ブローニング(12.7mm×99):890m/s
・12.7mmM30/38(12.7mm×108):860m/s
・14.5mmM41/44(14.5mm×114):1000m/s
・15.2mmステアーAPFSDS:1450m/s


射程についてですが最大射程(正味、弾が届くというもので殺傷力は問わない)なら以下の通りです。
・コルトM1911A1(.45ACP):1500m
・M16(.223レミントン):2880m
・AK47(7.62mmM43):3000m
・M14(.308NATO):4000m

有効射程の場合は大体ですが拳銃で50m、突撃銃で200〜400m、狙撃銃で800〜1000mになります。

対物狙撃銃(アンチ・マテリアル・ライフル。大口径の銃弾又は機関砲弾を使用する事によって、通常の狙撃銃の射程外の目標を攻撃する為に開発された銃)になると約2000m前後となっていますが、湾岸戦争では米軍のバレットM82A1を用いて約3000mの距離でイラク軍の装甲車を撃破した例もあります。


5. 2015年9月25日 23:36:11 : gjSWR86AiA
日本はアメリカやイギリス等の連合国の軍用機に完全に負けていたのだが、空気力学を研究して機体を設計していて、戦闘機でも姿が美しかったことは言える。では、どうして機体設計が優れていたかと言うと、数学の水準が高かったと言う事だ。その証拠に日本の航空技術者は、層流翼を実用化している。

敗戦後、日本に乗り込んできたGHQが恐れたのは、日本人の数学の力。軍艦も軍用機も戦車も、設計には数学が必要です。それで教育に干渉し、日本人の数学力を衰えさせて、連合国の脅威にならないようにするために、力を注いだ。

当方の父は80歳代の半ばだが、昔の学校の数学は算術と呼ばれ、レベルが高かったと言っていました。

当方はかつて国鉄・JRで働いていたが、鉄道の分野で重要なのは数学力だ。鉄道の教科書を見ると、難しい数式が出てくる。鉄道は数学によって成り立っているのだ。鹿児島県知事が数学を軽視するような発言をしたようだが、高等数学がなかったら、カーブのカント量も計算できない。
(註 カーブで外側が高くなっているでしょう。あれのことです。)

鉄道車輌の設計も、高等数学を駆使して行なう。昔聞いた話では、蒸気機関車の設計図は1機種あたり3,500枚ほど書く。高等数学を駆使してな。200km/hを超える高速では、蛇行したら脱線する。これを克服するのに、高等数学が必要であった。

軍用機技術者が国鉄に迎えられたのも、彼らの高等数学の力がほしかったのだと思われます。

日本は戦後、驚異の経済復興を成し遂げたが、これの原動力も「日本人の数学力」だと思います。ありとあらゆる工業製品の設計に、数学が必要だからです。

●話は変わって、当方は若くして鉄道を辞め、外国に行って外国人と結婚したが、その過程で日本人が数学の天才だとよく分かりました。うちの妻に限らず、暗算ができません。クレジットカードは、彼らのためにあるのです。

妻は語学の天才です。欧州の言語は方言みたいなものだから、芋づる式に勉強して、数十ヶ国語をものにしている人もいるけど、そんな天才でも暗算ができない。


6. 2015年9月25日 23:58:56 : UifOnF2UKc
機体設計が優れていたかと言うと、数学の水準が高かったと言う事だ。その証拠に日本の航空技術者は、層流翼を実用化している>>>>>

違いますW。
流体力学の公式にしたがって数値計算するしか解決法がないのです。
紙と鉛筆では絶望的なのですW。
力任せの計算です。
あれやこれやの置き換えや代入を繰り返して
伝統的な数値計算公式を駆使してようやく辿りついたのです。
当時日本には電子計算機はありませんでした。
そこで勤労動員で徴用した女子学生を大部屋に集め「タイガー計算機」
を与え、次から次へと計算結果を書いた紙をリレー式に渡して計算結果を
得ていました。
 鉄道のレールのカント計算は現在工業高校土木科の教科書にも載っています。


7. 2015年9月26日 09:02:41 : SrJycAaCtg
航空機にしても鉄道にしても設計は総合力です。数学さえできれば良いと言う話ではありません。零戦が負けたのはエンジンの馬力不足であり、高高度飛行を可能にするスーパーチャージャーの開発遅れです。機体だけではどうしようもなかったのです。確かに、日本の新幹線の優れたところはその車体構造と気密性です。トンネルに突入する時や列車どうしのすれ違いを考えた時に忘れてはならないファクターです。これができていないと、起動間隔を広くとる必要があり、更にトンネルがある時は速度を落とさなければなりません。ヨーロッパのTGVを導入した韓国の高速鉄道はトンネルが多いため最高速度が出せなくて困っています。しかし日本の新幹線が世界一優れていると言われるのは車体構造だけではありません。パンタグラフや架線、軌道などの構造に加えて、
列車運行のノウハウです。これがしっかりしているので分単位の列車運行が可能になってくるのです。正に総合力です。

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