★阿修羅♪ > 経世済民101 > 102.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
株で4億円超稼いだ投資家の手法 好材料出た急騰銘柄を狙う(NEWS ポストセブン)
http://www.asyura2.com/15/hasan101/msg/102.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 9 月 29 日 07:41:35: igsppGRN/E9PQ
 

             株を始めた当初は日々チャートの勉強をしていた福岡さん


株で4億円超稼いだ投資家の手法 好材料出た急騰銘柄を狙う
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150929-00000007-pseven-bus_all
NEWS ポストセブン 9月29日(火)7時6分配信


 なかなか株で勝てない投資家と、1億円を超えるような利益をあげる投資家は、何が違うのか。ここでは株で4億円超を稼ぎだした「億り人(おくりびと)」のひとり、福岡俊也さん(仮名、30代・投資歴8年半)に、投資経歴と手法について聞いた。

 * * *
 2006年に元手100万円で株を始めた当初は、「ポジションを持つと恐怖を感じてしまう」「みんなが買ったら思わず買ってしまう」といった状況に陥ってしまい、イメージした通りのトレードができませんでした。そこで有名個人投資家の書籍や雑誌の記事で投資手法を勉強し、4〜5か月は売買せずに毎日チャートをずっと見て値動きのパターンを勉強しました。

 このときの体験が大きく役立ち、2012年には3300万円、2013年は2億6000万円、2014年は8000万円、今年も7月まで7500万円の利益を得ることができました。投資歴8年半で4億円超の利益となり、今は1億4000万円ほどを運用しています。

 これほどの利益を出せたのは、毎日デイトレで数十万円ほどの利益を重ねることができたのに加え、ホームラン級の成功もあったおかげです。例えば2012年10月に京大の山中伸弥教授がノーベル賞を受賞した直後は、タカラバイオを買って1か月で1000万円ほどの利益を得ることができました。鳥インフルエンザが問題になった2013年4月には、大幸薬品で1200万円の利益も出しています。

 最近うまくいったのは、2014年8月の大泉製作所です。主力製品の自動車用温度センサーが欧州自動車大手に採用されることが発表され、株価204円から6営業日連続ストップ高。ところが、その翌日の寄り付きでは前日の終値1024円より10%ほど安く始まったので、これはチャンスと思い905円で2万2000株買い。以降、1000円を超えてから売って350万円の利益になりました。

 同じような例としては、今年4月のクボテックもそうです。次世代蓄電システムに関するニュースが発表され人気に火がついたので、4月20日に株価570円で2万株買い。ストップ高後に寄り付いた23日の920円で全株売って、700万円の利益となりました。

 ストップ高銘柄がさらに上がるかは、大口の投資家の動きが重要になります。例えばストップ高水準で10万株の売りが一度にポンっと買われるような勢いがあれば、大口の投資家がいると判断して持ち越すこともありますね。「世界初」とか「特許」とか「次世代」といった期待が大きそうな材料があり、かつ買いが殺到している急騰銘柄を狙うのがポイントだと思います。

※マネーポスト2015年秋号

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2015年9月29日 10:45:37 : OO6Zlan35k

長期展望、日経平均長期上昇シナリオは終わったのか?武者 陵司
2015.9.29(火)
ミラー(武者リサーチディレクター):「長期展望、日経平均長期上昇シナリオは終わったのか?」ということでお話を伺いたいと思います。今、この不確実な中で、世の中どのように見ていったらよろしいでしょうか?

長期展望、確かな3つのメガ・トレンド

武者:この不確実な中で、世の中をどのように見ていったらいいのか。中国情勢の展開は予断を許さない。非常に大きな不確実性・不透明性がある。ただし、そういう時期には、わからないことはわからない、しかし、確かなことは確かということを、きちんと分けることが必要だ。確かにわからないことは沢山あるが、ほぼ確実なメガ・トレンドというのもある。このメガ・トレンドをベースとして、いろいろな物事を考えていくと、将来の輪郭が浮かび上がってくるであろう。

 第1のメガ・トレンドは、米国の力強い経済回復、長期繁栄、これは変わらない。人々は懐疑的だが、米国が再び世界のスーパーパワーとして力を取り戻すという局面が、非常に近い将来やってくる。これは、ほぼ間違いないと思われる。リベラルデモクラシーのリーダー、世界金融の中心かつインターネット・情報化革命の最先端でイノベーションが起こっている米国の将来は明るい。

 第2のメガ・トレンド、それは日本の復活である。世界の他の国の名目GDPが3倍、4倍と成長する中で、日本だけが名目GDPが過去20年間、500兆円と全くの横ばい、まるで麻痺にでもかかったように成長が止まり、失われた20年となった。他の国がどんどん成長している中で、日本の時代は終わったように見られていたけれども、この日本が20年間の雌伏を超えて、大きく復活・飛躍しようとしている。これは、もう間違いないトレンドだろう。

 今後の世界成長の推進力は中国主導の(開発独裁による)モノの成長から、より民主主義的な下からの需要創造、生活の質の向上にフォーカスした成長モデルになる。それは技術、品質、安全、快適といった要素に限りない価値を置く、発展のパターンであり、雌伏の20年の間に、日本が古いモデル(導入・模倣技術と価格競争を上からの開発独裁的手法によって成し遂げた)から抜け出し、新たに確立したモデル(品質・技術優位、customer satisfactionに対する忠誠)によって提供する財、サービスが大きく価値を高める時代となるだろう。

 いずれ議論したいが、地政学的観点からも、中国の時代の終焉は日本のプレゼンスが高まる時代と言っていいと思われる。

 そして3つ目のトレンドは中国の衰弱、そして新興国の中に大きな下剋上が起きるということである。過去10年間の世界経済の最大のサプライズは中国の劇的な台頭であったが、いよいよこの中国の台頭が終焉し、衰弱した後、一体誰が埋めていくのかという新しい国際分業の姿が、模索されていくと思われる。ということは、中国が衰弱したから世界がダメになるということではなくて、中国の代わりに新たなプレーヤーが生まれる。

ミラー:中国のこの混乱における日米への影響というのは、かなり限定的なのでしょうか? 影響を受ける国もあるけれども、日米はそんなに影響を受けないということなのでしょうか?

武者:中国のこの混乱は、マイナスとプラスの2つの影響を世界に与えると思われる。第1は、中国によって恩恵を受けていた国がダメージを受ける。その影響が一番大きなグループは、やはり資源国、ブラジル、オーストラリア、あるいは多くの産油国。中国に資源を供給していた国はこれによって、リセッションになるという可能性があり得る。

 産経新聞が報じた2013年の輸出の対中依存度は、アフリカ(アンゴラ44.5%、コンゴ共和国53.8%、スーダン31.5%、コンゴ43.7%、南アフリカ32.0%)、中東(サウジアラビア13.9%、イラク19.7%、イラン26.8%、オマーン38.2%、イエメン29.4%)、中央アジア(カザフスタン22.7%、モンゴル90.0%)、ラテン米国(ブラジル19.0%、ペルー17.8%、チリ24.9%、ウルグアイ21.9%、キューバ15.2%)、オセアニア(オーストラリア36.1%、ニュージーランド20.8%)、と圧倒的である。

 それから、中国に製品輸出を大きく依存していた国もダメージを受ける。例えば、韓国(対中輸出比率26.1%)、シンガポール、香港は言うまでもなく、台湾(27.1%)、マレーシア(14.2%)、等もそうかもしれない。端的に言うと、グレーター・チャイニーズ。華僑資本が影響力を持っているような国。このような国は中国とタイアップして繁栄をし続けてきたので、中国の経済の悪化だとか地盤沈下、あるいは中国における不良債権の増加、中国に対して貸していたお金の焦げ付きなどが起きることによって影響を受けるだろう。

 しかし、他方で中国が沈むことによって相対的に浮上する国、その代表はインドであろう。インドの非常に多くの雑貨類、例えば、衣料、おもちゃ、スポーツ用品などの雑貨類は圧倒的に中国から輸入している。本来、新興国で成長していくためには、様々な製造業を自分の国でやらなければならない。しかし、インドは最初の離陸をサービス業、ソフトウエア産業で行ったということで、製造業においては産業基盤があまり整っていなかった。従って、増えた需要に対して供給が増加したのは、中国からの輸入なのである。しかし、これを今度は国内に切り替えるということになると、中国の地盤沈下はインドの産業集積を可能にする。似たようなことがベトナムでも起ころうとしている。

 それからもう1つは、中国が世界の成長資金を一手に集めていた。この中国に集中していた成長資金が中国以外のところに行くとなると、それは米国、日本、欧州の先進国である。そうなると、中国に代わって先進国の国内需要が世界経済を引っ張ることになる。

 換言すれば中国がハードの投資で世界需要創造に貢献してきたわけであるが、それが先進国の需要創造に肩代わりされなければならない。一体、どこにその資金が投入されて成長するのか? 恐らく、先進国は中国とは違って、もはやハード、モノの成長ではなくて、多くはサービスの成長。サービスを充実させることで、より人々が豊かな生活をするという新たな成長の領域に入っていくと思われる。

 このように米国、日本、欧州、先進国におけるサービスの成長、人々の生活水準の一段の向上、これが世界経済を引っ張るとすれば、このような先進国は新たな成長領域を見出すということになる。そして、このサービスの成長というのは、言うまでもなく、インターネット、人工頭脳という劇的な技術革新に見合う新たなライフスタイルと産業イノベーションを引き起こすということになる。

 このように中国経済の悪化、衰弱は、一部の国の地盤沈下と、別の国の大きな発展をもたらすという2つの可能性を秘めている。中国の地盤沈下の悪影響を受ける国は、当面警戒しなければならないが、恩恵を受ける国で一時的にマーケットに波乱が起きるような場面は、絶好の投資チャンスということもあり得るわけで、その代表が日本であると考えられる。

 (1) 日本は、対中輸出依存度(含む香港)は22%と高いが、輸入依存度は24%とさらに高く年間2兆円の貿易赤字を抱えており、対中貿易減少は国内生産の増加に結び付く可能性が大きいこと、(2) 対中輸出品の大半は資本財、中間財で、中国で生産しても最終需要地は欧米であり、中国需要の悪化には影響されない(人民元が切り下げられてもダメージは小さい)こと、(3)対中輸出のピークは2005年であり、過去10間微減傾向であり、早くから脱中国が進められていたこと、などの事情がある。

日経平均長期上昇シナリオは終わらない

ミラー:当面のマーケットはどのように見ていったらよろしいでしょうか?

武者:今起こっている中国の混乱は、リーマンショックあるいはアジア通貨危機で見られたようなスパイラル的な金融危機にはならないだろう。中国ではバブルが崩壊したり、あるいは、いずれ人民元が急落をしたりという混乱は避けられないが、そのようなことが起こっても問題が限定的だと思うのは、中国に対する融資・投資は一部の華僑系資本に限られており、あるいは先進国、米国、日本、欧州の金融機関などはそのための防火壁を既に設置しており、ほとんど影響を受けないであろう。
 では、中国経済がどんどん弱くなったら、世界経済は大変なリセッションになるかと言うと、たとえ一時的な減速になっても、米国、日本などの景気の足腰は強いし、中国に代わって浮上する新興国も出てくるとすれば、それも考えられない。また今年に入ってからの新興国通貨下落、世界株安で中国リスクは既に相当織り込まれ、さらなるbad newsには耐性がついていると見られる。

 つまり、混乱はあっても長期的な世界経済の成長のシナリオは不変であるとすれば、一旦大きく下落をした株価などは、大きくリバウンドをすることも起こり得る、と言えるだろう。

 短期的なことを言えば、恐らく中国の混乱に対して、主要国では協調して景気対策を打ち出すと考える。米国の利上げの先送り、必要なら第2弾、第3弾の量的金融緩和、主要国で財政政策による需要創造、等々である。他方、中国は中国で緊急避難対応により、強権的な景気対策、そして市場誘導、操作をする。株価の暴落が止まり、これ以上の元安の可能性も否定され、他方で、相当な財政出動などによって足元の景気を押し上げるということがあると、一時的にマーケットは黒い雲が晴れたということで、世界株価は大きくリバウンドをすることがあり得る。恐らく、この間の急落で、だんだん底値圏が固まってきた。そこに不安の解消が加わると、株価はリバウンドをして暴落前の高値を抜いていくかどうかは別として、それに近いところまで戻るということは起こり得る。

 ただし、そういうことが長く続くかと言うと、恐らく中国の第2弾の混乱が、いずれやってくる。小康状態が終わり次の事態の悪化、例えば中国の輸出のさらなる落ち込み、生産活動の一層の低下、中国の金融緩和が上手く機能せず不動産価格が再び暴落を始める、外貨準備の減少が続き人民元の相当の切り下げが不可避だ、等が起きると、もう1回ドスンと来るというようなことも起こり得る。

 その時に世界の他の国は、中国の影響はもはや限定的であるというように言えるところまで行っているかどうかによって、大きな底割れ無しに長期的な持続成長に入れるのか、もう1回ちょっと底を探りに行くような動きになるのかというようなことが起こるのではないか。つまり、短期的には非常にバンピーな動きとなるので一方方向の下落に賭けることも、一方方向の上昇に賭けることも危険が大きい。
 しかし、非常に大きなトレーディングのオポチュニティーが、そこに存在する。そして長期投資家は、売られたところは絶好の買い場と考えて買えばよいということになる。日経平均は短期的にはずっと上昇を続けるという一方方向の上昇シナリオは修正せざるを得ないけれども、恐らくこの問題がかなりスッキリしてくる半年、1年先には長期上昇軌道に乗っていく可能性は充分にあるというように思われる。

ミラー/武者:はい。ありがとうございました。
(*)本記事は、武者リサーチのレポート「ストラテジーブレティン」より「第148号(2015年9月28日)」を転載したものです。
http://www.musha.co.jp/short_comment 
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44866



[32削除理由]:削除人:無関係の長文多数

2. 2015年9月29日 11:07:45 : OO6Zlan35k
【第87回】 2015年9月29日 小栗正嗣 [週刊ダイヤモンド編集部論説委員]
合理的なはずの数学者でも株で失敗する!
著者自らの失敗談をもとに投資理論を解説する良書
『天才数学者、株にハマる――数学オンチのための投資の考え方』
株式投資をしていて「頭がいい人なら簡単に儲けられるんだろうなぁ」と思ったことはありませんか? どうも、どんなに合理的でIQが高くても、投資で成功するとは限らないようです。今回ご紹介する『天才数学者、株にハマる――数学オンチのための投資の考え方』は、数学者である著者が犯した失敗談に基づき、投資理論をひととおりやさしく解説します。その内容を少しご紹介しましょう。

年内利上げを視野に入れるFRB
市場はどう反応するのか


ジョン・アレン・パウロス著、望月衛、林康史訳『天才数学者、株にハマる――数学オンチのための投資の考え方』
2004年1月刊。ややこしい数式などは一切載っていません。前提知識不要ですらすら読むことができます。
 世界的に株式市場、為替市場などのボラティリティ(変動幅)が高まってきました。私たちは今、転換点に立っています。

 2008年の米サブプライムローン問題、そして100年に1度のリーマンショック――。この金融市場動乱に対処すべく、米FRBが実施してきた量的金融緩和は2014年10月をもって終了、新たな資産買い入れは停止となりました。そして今、いよいよ金融緩和政策そのものが俎上に載せられています。利上げ、ゼロ金利政策の解除です。リーマンショック以来、緩和方向に維持されてきた金融政策のベクトルが、まさに変わろうとしているわけです。9月16〜17日に開かれたFOMCでは見送られましたが、委員の8割弱は年内利上げを支持しています。

 それがどんな影響を及ぼすか、目の前に見えていることはあります。市場のボラティリティの高まりです。

 長らく、金融緩和→資産価格上昇→ボラティリティ低下→投資促進…という循環がもたらされてきた。そのサイクルが逆方向に動き、株式などの資産価格が乱高下しやすくなるわけです。株価の動きが激しくなることで心理を揺さぶり、個人投資家など参加者をハラハラ、ヤキモキさせることになります。

 すると、ただでさえ、合理的にいかない判断がさらに歪み、勘違いをおかしやすくなります。たとえば、典型的なのは「偶然の過大評価」。自分の予想が、たまたま、単なる偶然の一致で“的中”したにもかかわらず、「自分は見る眼がある」「すごい」と悦に入ったいるすことです。

投資の基礎知識を
天才数学者がやさしく解説

 そんな危なっかしい市場環境の下だからこそ、みなさんに是非、手に取ってもらいたい良書があります。『天才数学者、株にハマる――数学オンチのための投資の考え方』(ジョン・アレン・パウロス著)です。ベストセラー『数学オンチの諸君!』で、数や確率といった数学的思考の基本を、先の「偶然の過大評価」などの例を引き合いに出しながら、ユーモラスに解き明かした手練れの著者として知られています。

 著者は本書でも、ユーモアと皮肉を交えながら、「市場で成立している基本的な数学的関係を俯瞰し、探究する」というテーマを手際よく調理してくれます。
ところどころに、自身がワールドコム(WCOM、2002年に経営破綻した米電気通信事業者)への投資で大損し、「身ぐるみ剥がされた」ときの“おいしい”失敗談を挟みこみ、読者を飽きさせません。

 たとえば、WCOMに投資後、この銘柄に入れあげ、追認バイアスに陥って「良いニュースや予測、分析ばかりを探していた」と打ち明けます。

 彼ら(アナリストたち)は私の恋の相手について、決まりきった儀式のように「ストロング・バイ(強い買い推奨)」をばら撒いていた。実際、二〇〇〇年初頭にはほとんどの証券会社がWCOMを「ストロング・バイ」にしていた。(中略)私は成績のインフレや、映画や書籍、レストランの評価のインフレに慣れ親しんでいるので、こうした一様に肯定的な評価を真に受けたりはしなかった。だが、それでも、人がテレビのコマーシャルの、見るとすぐ馬鹿にしたくなる甘ったるいやりとりに影響を受けることがあるのと同じように、私もどこかでああいう「ストロング・バイ」を信じてしまっていた。(20ページ)

 株価が下落し、いよいよ雲行きが怪しくなってきたときには、こんな自虐ネタも披露します。

 ああ、私もまた、利益を得るために取ったよりも大きなリスクを、損失を回避するために取ったのだった。(中略)私の反応は、思い出すのも苦痛だが、「この価格で買えば、なんとか取り返せる」というものだった。私は、そうするべきではないとわかっていたのに株を買い増しした。明らかに私の脳みそと指の間には緩やかな結びつきがあり、私の指はだんだんと膨らんできた損失の実現を避けようとしてシュワブ・オンライン口座の買い注文ボタンをたたき続けていた。(31ページ)

 本書の魅力は、こうしたユーモラスな失敗談と舞台回しの巧みさだけではありません。

 読み進むうちに、株価乱高下時代を生き抜く個人投資家が身に着けておきたい「投資の基礎知識」を押さえることができます。以下のようなポイントです。

(投資、市場にまつわる論点は)
市場は効率的だろうか。ランダムに変動しているのだろうか。テクニカル分析、あるいはファンダメンタル分析には何か意義があるのだろうか。リスクはどうやって数量化すればいいのだろう。認知面での錯覚はどんな役割を果たすのだろう。共有知識はどうだろうか。一番よくある詐欺とはどのようなものだろうか。オプションやポートフォリオ理論、空売り、効率的市場仮説とは、何を意味しているのだろう。ベル型をした正規分布で、市場にときどき現れる極端な変動性を説明できるだろうか。フラクタルやカオスといった、あまり一般的でない分析道具はどうだろう。(7〜8ページ)

「ナッシュ均衡」「損失回避」…
投資にまつわる重要な概念をきちんと網羅

 ここにいう「投資の基礎知識」は、取っておきのノウハウや秘訣ではありません。どうすればいいかを自分で考え、工夫するための「理論の基礎・枠組み」であり、「投資を含む経済学的な思考」に他なりません。

 実際、本書では「ケインズの美人投票」にはじまり、ゲーム理論の「ナッシュ均衡」「囚人のジレンマ」「最後通牒ゲーム」といった応用がきく経済学の重要概念、それに「アンカリング効果」「損失回避」など行動経済学のキーワードがきちんと網羅されます。

 本書の最終第9章「投資理論はパラドックス?……市場を超越できない投資家」で、著者はこう記します。

 議論の余地のない事実が1つある。ウォール街では夢物語と現実が居心地悪く同居している。人々がそうであるように、市場はおおむね合理的な生き物であるが、ときどき奥底に潜むアニマル・スピリットに刺激され、理性を失う。本書で述べてきた数学は、市場を(打ち負かすことはできないけれど)理解するのにしばしば役立つが、最後に心理面での警告を述べようと思う。本書で論じた数学的分析道具の裏付けになっているのは、結局、往々にして変化しやすく、また常に変化し続ける投資家の態度である。投資家の心理状態はほとんど計量できないので、それに依存して決まるものは何であろうと見かけほどには厳密でない。(247ページ)

 本書のメッセ―ジはこうした誠実な姿勢に貫かれています。それも本書をお勧めしたいゆえんです。
http://diamond.jp/articles/-/78927


[32削除理由]:削除人:無関係の長文多数

3. 2015年9月30日 13:00:29 : jXbiWWJBCA
いよいよ資産運用なしでは生きられない国になった

第1回 リーマンショックから7年…何を学び、何を忘れたのか?

2015年9月30日(水)岡村 進


 資産運用業務に従事してからはや30年以上経つ。80年代は日本の不動産バブルの生成と崩壊を目の当たりにした。90年代後半には為替ヘッドとしてLTCMショック、2日で20円の急激な円高を経験した。2000年代前半は、日系運用会社の米国現法立ち上げ社長として9.11に直面した。その後も、欧州系運用会社の日本法人社長として、リーマンショックや3.11などの対応に奔走した。

 振り返れば、「想定外」の危機の連続で、胃に穴を開けそうになりながら市場と向き合ってきた。だから、真のプロ運用者なら、いかに真摯に日々の苦しい戦いを続けているか、その気持ちがわかるつもりだ。同時に、日米欧それぞれで、人の運用に対する向き合い方の成熟度が異なる様を体感もした。

年金資金が蒸発した会社に叱責されて…

 幾多の修羅場を経験してきた私にとってすら、2008年の9月、リーマンショックのインパクトは強烈だった。ほとんどの資産価格が瞬く間に何割も下落した。

 「あなたがたは、お預けしたお金が我々社員の老後の年金資金だと分かって運用しているのか!」そんな風に厳しく叱責されたのは、同年11月外資系運用会社社長になって新任挨拶をしていた席上でのことだ。

 指標となるベンチマークに対して相対的に勝っていようが、絶対的に負けている中では空しい。いったい将来の社員への年金支払いはどうなるだろう…。年金責任者は真面目であればあるほど、大変なプレッシャーで押しつぶされそうになったはずだ。そして、運用会社は、プロとして何かやりようがなかったのか・・・?そんな風にやり場のない怒りをわれわれにぶつけたのだと思う。

 運用会社は事前に顧客と取り決めたルール(インベストメントガイドライン)に基づき粛々と業務を進めている。市場が暴落し預かり資産の絶対水準が下がろうとも、指標として合意したベンチマークに相対的に勝っている以上、責められる非はない。そう考えると、業界人には、むしろ冒頭の発言こそがルール違反に感じられたかもしれない。

 しかし自分には、元々どこか「自分達の責任を限定する」業界の論理や、「カタカナ言葉を濫用して運用を難しく見せてしまう」因習に馴染み切れぬ面があった。だからこそとても心に刺さる一言となったのだ。

 「一体運用会社の使命とは何なのか?」との自問自答には終わりがない。

業界には教育責任がある

 100年に一度といわれる危機にも関わらず、平時のルールを杓子定規に守り、その結果、生じた苦情(というより悲鳴)を投資家側の問題と片付けてしまって本当によいのだろうか?そのお金が、自分の両親のなけなしの老後資金でも同じように対応したであろうか?もし投資家の知識が不足しているのなら、せめて教育責任をまっとうせずして、この業界に未来はあるのだろうか?

 結局、リーマンショック時に誰しもが抱いた大きな疑問に、納得のいく答えを見出だせないまま業界は前に進もうとしているように見える。

 市場はいつも予想通りに動くわけではない。だから、その失敗から学べない者は、運用のプロにはなれない。そもそも、相場に関わってはいけないはずだ。

 そして「失敗から学ぶ」意義は、運用者のみならず、個人法人を問わず投資家の側にもあてはまることなのだ。

 昨今ニーサ(NISA)導入などを契機に、投資家の裾野を拡大しようとの機運が高まっている。しかし、「潜在的な投資家」の多くは、資産運用と向き合う姿勢を教わったことがないから、当然、ポジションを確立できていない。

 当たり前のことだが、相場が上がればみな喜び、下がればみな悲しむ。だがなぜそうなったのかについては、深く考えない。だから失敗から学べない。リーマンショック前と変わらない構図だ。

投資手法は80年代の失敗から学んでいない

 特に、アベノミクス以降は、"投資で一攫千金を狙え!"というような80年代バブルを彷彿とさせる扇情的な記事が目につくようになったので、筆者にとってはさらに心配が増している。

 巨万の富を狙えば、逆に巨万の富を失う可能性がある、それが相場の原理だ。それをリーマンショックから痛いほど学ばされたはずなのに…。そして、市場は依然リーマンショックによる集中治療室から抜け出せずにいるのに!

 学ばない投資はギャンブルと変わらず、投資家に "意図せぬ損"を再びもたらす可能性がある。だから、「失敗から学ぶ!市場激変の可能性に事前に備えてほしい」のだ。その警告の声をあげることが、リーマンショックから私が学んだプロの使命の一つと考える。

 さて、こうやってリスクを書き上げると、「そんなリスクのある投資などしないほうが良いのか?」という声が上がるのではないか。

 そんなことはない。一般に見落とされがちな常識として、「人は投資のリスクを避けては生きられない」のだ。

 例えば銀行にお金を預けても、生保商品を購入しても、そのお金はみな広義の投資に回っている。銀行や生保が投資に失敗すれば金利や配当の低下、時には元本毀損の形で自らに跳ね返ってくる。過去、預金者や生保契約者が倒産リスクを負わされたこともあった。

 間接的にとっているリスクを直視しなければいけない。プロにすべてお任せ…ではダメなのは歴史的に見ても理由がある。

説明責任を重視するが故の国債投資

 そもそも運用とは、個々の家庭の事情を熟知した会計士や弁護士などが預け手と一体となって、懐具合を見ながら行っていたのが起源とも言われている。そのことに象徴されるように、運用で大事なのは、それぞれがいったいどれだけの価格変動なら許容できて、その制約のなかで、いつまでにどの程度のリターンを目指すのか?すなわち、今で言う「リスクアピタイト」の認識・決定にあるのだ。それが誰よりもしっかりできるのは、真のプロの相談相手が少ない日本では、自分自身に他ならないのだ。

 さらに、プロにはプロゆえの見えない制約がある。例えば、顧客への説明責任を重視するあまり何が行われてきたか? 国債への集中投資だ。国のリスクなら万が一やられても説明しやすいとの心理が働いたように見える。

 しかし、最近になって素人目にも顕在化してきたのは、国債は本当に大丈夫か?との疑問だ。倒産せずとも金利の急上昇により価格が暴落するリスクをギリシャが教えてくれた。日本国は最近あらたなる格下げにあった。われわれは、嫌なことは見てみぬふり、思考停止していないだろうか?

 リスクをとらずにリターンなどあるわけない。日常生活ではみな肌で感じているはずだ。何も運用に限ったことではない。だから、これからは、はっきりと意識して、意図したリスクをとってリターンを狙う時代なのだ。

 市場での失敗からは多くの学びがある。昨今、「わからないものには手をだすな!」という金言が不勉強の言い訳に使われているような気がする。分からないものを、分かるようにする努力が大事なのだ。運用の勉強のススメだ。

真面目に働いているだけでは幸せになれない?

 資産運用を学べば視野が広がり、考えが深まる。その勉強こそが自分のビジネスパースンとしての市場価値を高めるのだ!実は、受け身から能動への姿勢の転換が最大のディフェンスにもつながる。

 世界的に見れば、何も特別なことを言っているわけではない。資産運用は欧米ではエグゼクティブの常識である。だから、例えば米国では小学校から投資教育するところもある。自分の息子も小学校で株式売買シミュレーションをやらされていた。そんな土壌の上に、ビジネスエグゼクティブは、MBAにおいて、深く市場の勉強を上乗せするのだ。だが残念ながら、日本が特に遅れている分野だ。

 真面目にこつこつ仕事をすれば幸せになれたのは、高度成長期までだ。今はグローバル化が進行し、各地において旧来の価値観がチャレンジされる変革の時代である。国内外資産への投資を通じての学びには無限の可能性がある。

 より良い投資を探求すれば、世界の常識や社会経済動向を認識するとともに、世界の将来環境予測を考えることになる。余談だが、実はグローバル人財のスキル要件と、資産運用人材の要件は大きく重なっているのだ。

 運用を学べばもちろん金銭的な安心感も手に入る。絶対に儲かる!などといっているのではない。日本の先々が心配、多くの人が漠然とそんな不安を抱えているはずだ。ならば、それぞれの貯蓄額に応じて一部をドルやユーロにて預金しておけば良い。目先儲かる、儲からないという短期的目線で考えてはダメだ。もし残念ながら日本経済が本当に衰退してしまったら大きく円安になるはずだから、その保険を買うつもりでおうように構えれば良い。

 心配だけしていても仕方ない。何か備えの手を打ってこそ心配する意味がある。その投資行動から新たに学び、日々のビジネス判断に役立つという副次的効果も馬鹿にならない。

 さらに、SNS(交流サイト)時代に氾濫する情報に対しても、投資行動に乗り出すことによって、物を見る切り口が一つに収束し始めるというメリットもある。

資産運用の山はそれほど高くない

 さて、筆者は元々生保営業がやりたくて生保会社に勤めた人間だった。はるか昔の入社面談では、財務の仕事は苦手、できれば避けたいとすらいった。そんな人間だから、資産運用がとっつきにくいと感じる人の気持ちはとてもよく分かる。

 ただ、その山は無理に登らされると思ったほど高くない。にも関わらずそこから見える景色はとても広角だ。その喜びを今後書いていきたい。最近、プロにとってもとっつきにくい金融商品がさらに複雑化して公募投信の形で広く一般に売られるのを見てこわくなってきた。次回は、業界の問題の真相と個人のとれる対策に切り込んでみたい。


このコラムについて
資産運用、痛恨の失敗に学ぶ!

グローバル化が進んでいる世界経済。リーマン・ショック後も世界経済の不確実性は続いており、日本の将来や年金に対する不安が広がり、さまざまな投資に関心が高まっている。銀行預金だけでは心もとないが、資産運用の世界は一般人にはハードルが高い。そこで第一生命保険を経て欧米系金融機関のマネジメントを経験してきた著者が、その痛恨の失敗から得た教訓を読者に指南します。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/092400008/092500001/



  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 経世済民101掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
経世済民101掲示板  
次へ