かつて日本でも日産がつくっていたフォルクスワーゲン・サンタナ。これが異常に早いペースで中古車市場から消えたことを覚えているかな。日欧貿易摩擦問題に寄与しようと、当時まだトヨタに対抗できる経営体力を持っていた日産自動車が、ドイツから部品を輸入して座間工場で製造した。これが、実につまらない壊れ方をしたのだ。日本車なら考えられないエンジントラブルが起こる。持病を抱えているのだ。これでは中古車として再販売できない。そこで、日産は乗っている人から高額下取りして、強制廃車にしたと言う噂だ。
(註　噂と言うのは、未確認のため。)
日産は、このフォルクスワーゲン・サンタナで評判を落とし、ライバルのトヨタなどに、長年の顧客を奪われてしまったのである。

フォルクスワーゲンはどうなのか、ディーラーではない町工場の自動車整備士に聞いてみるとよい。日本車と比べて整備性を考慮していないと思う。球切れは明らかに多いね。サンタナの故障は、5気筒エンジンに起因するものが多かった。これはアウディもそうで、アメリカのような広大な国土でいざ壊れたら、途方に暮れますよ。これはオーストラリアも同じ。

フォルクスワーゲンがアメリカで評判が悪いのは、日本車に比べて故障が多いからです。しかも整備しにくいから、整備士も嫌う。

話は変わりますが、フォルクスワーゲンは、かつて高関税で自国の自動車産業を保護していた時代のオーストラリアにも、現地生産工場があったんですよ。高関税を回避するためにオーストラリア国内に工場を建設したが、操業開始したら、高関税にもかかわらず、日本から輸入される小型車に押されて敗退。この工場は、1978年に日産自動車が買い取りました。それでフォルクスワーゲンは撤退。

日産自動車が座間工場でサンタナを製造したのも、多分このあたりのいきさつがあるからだと思います。そのフォルクスワーゲン。例の変速機が故障しまくって、評判が地に落ちていますよ。ディーラー持って行っても、うまく走らず。ユーザーが困って、うちみたいな町工場にもって来た。ふるいシトロエンいじっているから、同じ欧州車だから何とかなるんじゃないかと思って、来たらしい。

でも、うちでも直せなかったよ。ディーゼルエンジンの問題以前に、DSG何とかしなさいよ。ドイツの本社は。

欧州で８００万台にのぼるディーゼル車に欧州連合（ＥＵ）の排ガス試験の結果を不正に操作することができるソフトウエアが搭載されていた問題については、ソフトが欧州の規則上違法であったかどうかは依然不明だが、ソフトには動力計が試験中であるか否かを認識する機能が備わっているとの認識を示した。
http://jp.reuters.com/article/2015/10/08/volkswagen-emissions-idJPL3N1283QF20151008

ＥＣＢの緩和拡大に大きな効果ない＝バイトマン独連銀総裁
［フランクフルト　８日　ロイター］ - 欧州中央銀行（ＥＣＢ）の理事会メンバーであるドイツ連銀のバイトマン総裁は８日、「欧州をみると、さらなる金融緩和政策が恒久的に経済を強化するとは思わない」と述べ、ＥＣＢが資産購入プログラムを拡大しても欧州経済の大幅な底上げは望めないとの見方を示した。ドイツ紙ウェルトの取材に答えた。

国際通貨基金（ＩＭＦ）は６日、世界経済見通しを下方修正した。今年に入って２度目の引き下げとなる。ＩＭＦは１次産品の価格下落と中国経済の減速を下方修正の理由に挙げ、内需拡大に向けた政策が必要と主張した。

バイトマン総裁は「世界経済見通しについてあまり悲観的になることはない」と述べ、中国の経済低迷は正常化の兆しだと加えた。
http://jp.reuters.com/article/2015/10/08/ecb-policy-weidmann-idJPL3N1283YX20151008

ＥＣＢ：景気へのリスク、さらに時間かけて分析すると決定−議事要旨
2015/10/08 22:09 JST
　　　　（ブルームバーグ）：欧州中央銀行（ＥＣＢ）の当局者らはユーロ圏の成長とインフレの下振れリスクについて、さらに時間をかけて検討することを選択した。８日公表された９月の政策委員会の議事要旨が示した。
９月２、３両日の会合の議事要旨によれば、政策委員らは「インフレ見通し下振れのリスクは高まったとの認識で概して一致した」ものの、「その根底にある原因について理解を深めるにはさらなる時間が必要だと考えた」。ドラギ「総裁は最近の展開が中期的見通しに持続的な影響を与えるかどうかを判断するには、依然として時期尚早との結論に達した」という。
議事要旨はまた、「ユーロシステムの政策措置を通じて注入した流動性がユーロ圏全体に均等に広がらず、需要と活動の押し上げには極めて緩慢なぺースでしかつながっていないようだ」とも指摘した。
９月のユーロ圏インフレ率はマイナス0.1％だった。マークイット・エコノミクスの１日のリポートによれば、９月は製造業者の出荷価格が６カ月ぶりに下落。ＥＣＢは「日々変化する可能性のある短期的な展開から拙速な結論を導き出すことは賢明でない」と指摘している。
エネルギーを除いた物価の上昇は「企業が価格決定力を取り戻しつつある兆候である可能性があり、ユーロ圏の多くの地域でデフレリスクが後退していること示唆する」とも分析した。
議事要旨によると、ＥＣＢチーフエコノミストのプラート理事は、個人消費が「引き続きユーロ圏景気回復の主要な原動力となるだろう。2015年前半に見られた企業投資の緩やかな回復も続くとみられる」と語った。
原題：ECB Opted for More Time to Analyze Economic Risks, Accounts Show（抜粋）
記事に関する記者への問い合わせ先：ﾌﾗﾝｸﾌﾙﾄ Jana Randow jrandow@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先： Paul Gordon pgordon6@bloomberg.net
更新日時: 2015/10/08 22:09 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NVWHRV6KLVRG01.html

ドイツ銀株上昇に転じる、増資回避での資本強化はポジティブとの見方
2015/10/08 18:24 JST

　　　　（ブルームバーグ）：８日のフランクフルト市場でドイツ銀行の株価は上昇に転じた。第２次世界大戦後の復興期以降で初めて無配に転落する恐れがあるものの、これ以上の増資を避けながら事業を立て直そうとするジョン・クライアン最高経営責任者（ＣＥＯ）の姿勢はポジティブとの見方も出た。
同行は２大部門の事業評価額を引き下げるとともに、法的費用に備えた引当金を積み増す結果、７−９月（第３四半期）が62億ユーロ（約8380億円）の赤字になる見込みだと明らかにした。少なくともここ10年で最悪の赤字となる。
ドイツ銀は期末配当を減らすか停止する可能性を示唆した。キーフ・ブリュイエット・アンド・ウッズ （ＫＢＷ）はリポートで減配は経営陣が増資なしに資本を十分に厚くすることを示唆すると指摘し、同行の資本戦略はポジティブとの見方を示した。
ドイツ銀株は3.6％安となった後、反転して3.1％高となり、フランクフルト時間午前10時33分現在は１％高。
原題：Deutsche Bank May Scrap Dividend as Cryan Moves to Boost Capital（抜粋） Deutsche Bank Erases Drop; KBW Says Capital Strategy Is Positive
記事に関する記者への問い合わせ先：ﾌﾗﾝｸﾌﾙﾄ Nicholas Comfort ncomfort1@bloomberg.net;ﾆｭｰﾖｰｸ Michael J. Moore mmoore55@bloomberg.net;ﾆｭｰﾖｰｸ Hugh Son hson1@bloomberg.net
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更新日時: 2015/10/08 18:24 JST

クレディ・スイスの株価下落、大規模な増資を準備と英紙ＦＴ報道
2015/10/08 22:56 JST
　　　　（ブルームバーグ）：スイスの銀行、クレディ・スイス・グループが「大規模な」増資を準備しており、新戦略と同時に発表する見込みだと、英紙フィナンシャル・タイムズ（ＦＴ）が情報入手の経緯を明示せずに報じた。クレディ・スイス株は８日のチューリヒ市場で下落した。
同紙によると、調達する資金は事業再編を進める中で発生する損失の吸収に充てる。同紙が情報源としている匿名の関係者は、先週ゴールドマン・サックス・グループがまとめた投資家調査を指摘。同調査では回答者の91％が、クレディ・スイスは50億スイス・フラン（約6200億円）余りを新株発行によって調達すると予想している。
クレディ・スイスのティジャーン・ティアム最高経営責任者（ＣＥＯ）は21日に新戦略を発表する予定。同行は投資銀行業務をさらに縮小し、ウェルスマネジメント事業に割り当てる資本を増やすよう求められている。
広報担当のクリストフ・メイアー氏はブルームバーグの取材に対してコメントを控えた。
クレディ・スイス株はチューリヒ時間午後２時52分現在、前日比3.4％安の23.63スイス・フラン。
原題：Credit Suisse Drops on Report of Capital Raising Plan （抜粋）
記事に関する記者への問い合わせ先：ﾐﾗﾉ Elisa Martinuzzi emartinuzzi@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先： Elisa Martinuzzi emartinuzzi@bloomberg.net
更新日時: 2015/10/08 22:56 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NVWLR76KLVRH01.html