これだけ資源価格が下がっているのだから当たり前の話

そして永遠に続くものでもない

前の月からの下方修正は昨年１０月以来１年ぶり。このところ、所得や企業収益の回復スピードに比べて消費や設備投資の回復が遅れ気味であることに加え、今月は９月の鉱工業生産統計が悪化するなど生産面の弱さが加わり、下方修正とした。

ただ個人消費は、家計調査や消費総合指数が８月に持ち直すなど、引き続き「底堅い動き」となっている。また設備投資も、先行指数である機械受注統計は悪化しており今後弱まる可能性はあるものの、日銀短観での投資計画は上方修正されているため、判断変更には至らず「持ち直しの動きがみられる」で据え置いた。このため、全体の景気の基調は「緩やかな回復基調」で維持した。

なお、内閣府では月例経済報告の景気判断において今月から、従来「基調判断」としていた全体の認識を「総括判断」と呼び変え、景気の基調と前月からの判断変更の方向を示すものとするよう、位置づけを微修正した。

(中川泉　編集：田中志保)
http://jp.reuters.com/article/2015/10/14/economic-r-idJPKCN0S80F820151014

マネーストックＭ３、9月は前年比3.1％増　3カ月ぶり伸び鈍化
2015年 10月 14日 11:28 JST
［東京　１４日　ロイター］ - 日銀が１４日に発表した９月のマネーストック統計によると、指標となるＭ３は月中の平均残高が１２２７．２兆円となり、前年比で３．１％増となった。前月から伸び率が縮小するのは３カ月ぶり。

Ｍ３は８月に前年比３．４％増と１年７カ月ぶりの高水準となったが、９月は要求払い預金など預金通貨の鈍化を主因に伸びが鈍った。

９月の預金通貨の伸びは５．２％増で、前月は同５．８％増だった。残高も５３０．３兆円となり、前月の５３１．７兆円から減少した。定期預金を中心とした準通貨も同０．８％増と、小幅ながら伸びが鈍化している。

日銀によると、９月の大型連休「シルバーウイーク」に伴う家計の預金引き出しや、消費税の納付などによって個人・法人ともに預金が減少したとみられている。また、９月は金融機関貸し出しの伸びが鈍化したことや、株式に資金がシフトしたことなどもＭ３の伸び率縮小につながった可能性がある、という。

Ｍ３の減少を背景に、幅広い金融資産を含めた広義流動性も同４．２％増と、前月の同４．７％増から伸び率が縮小。円安一服で外債の円換算した評価額が減少したことも影響した。

Ｍ３からゆうちょ銀行などを除いたＭ２は同３．８％増で、こちらも前月の同４．２％増から伸び率が縮小した。

(伊藤純夫)
http://jp.reuters.com/article/2015/10/14/moneystock-boj-idJPKCN0S805B20151014

完全に突入したかは不確定ですが、入り口を出たり入ったり。
故にデフレを避けるために世界中が金融緩和したわけですが…

主因はマネーの不足によるものではなく、生産面におけるFA化・バックオフィスにおけるIT化→それによる人余り・人件費縮小・生産力向上→コスト低減→売価低下のデフレスパイラル。

世界中で人も物も有余っている。
なので、マネーを供給しても実体経済には回らず、金融投資に向かってしまう。

80年代に世界で真っ先にFA化で成功した日本は世界の工場となり富を集めバブルを謳歌したが、同時に真っ先にこのスパイラルに突入した。

失われた10年と言われていたのが今や20年になり…需給バランスが均衡するまではこのスパイラルは続く事となるでしょう。

この観点からアホのミクスは的外れなのです。

デフレ問題を解決したけりゃ、まず、派遣みたいなピンハネを止めて、最低賃金を上げて、労働者に真っ当な賃金を与えてやれば元に戻るだろ。

金融緩和しても、今の法制度では労働者に降りてこないだろ。
それより、株に流れて実体経済は変わらなく、株をしてない庶民には関係がない、見せかけの虚構経済が意味もなく上がってくるだけだろ。
まあ、それによって大企業は利益は出るが・・・・
結局、金融緩和は、大企業が得をするだけのものですね。