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7年半で25億稼いだ「カリスマ」が語る投資の本当の魅力とは(1) (ZUU)
http://www.asyura2.com/15/hasan101/msg/600.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 10 月 18 日 07:08:00: igsppGRN/E9PQ
 

7年半で25億稼いだ「カリスマ」が語る投資の本当の魅力とは(1)
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20151017-00000002-zuuonline-nb
ZUU online 2015/10/17 06:00


 10月4日、東京・大手町の日経ホールで開かれた「投資の日」記念イベントでは、片山晃、杉村太蔵、内藤忍の個人投資家3氏によるパネル討論が行われた。7年半で25億稼いだ片山氏に、自称”国策投資家”の元衆院議員杉村氏、そして長期分散投資を推奨する内藤氏。投資スタイルが異なる3氏が山あり谷ありの投資人生や、投資の本当の魅力をアツく語った。2回にわたってその内容をお届けする。

■ネットゲーマーから投資家に

 まずは自己紹介から。登壇者1人目の片山氏(シリウスパートナーズ社長)は7年半で65万円を25億円に増やしたという華々しい経歴の持ち主であるが、株との出会いは意外にもテレビドラマだったという。

片山:僕は高校を卒業したあと専門学校に行ったんですけど、ちょうどパソコンのオンラインゲームというものが本格的に日本に出てきた頃で、それがあまりにもすごいということで、4年ぐらいずっとそればっかりやっていました。そのあとそろそろどうにかしないといけないなという時に、『ビッグマネー!』という株を題材にしたテレビドラマと出会い、株というものが世の中にあるということを初めて知りました。当時22歳でしたけれども、それ以来10年、(投資を)やってきたというようなことです。

 片山氏はリーマンショックのあたりまではデイトレードやっていたが、今は少数の長期集中投資を行っているそうだ。

 登壇者2人目の杉村氏は「政治家としてもタレントとしても果たしてどうかわかりません。ただですね、投資家としては超一流だと思っています」と話し、会場を沸かせた。

杉村:私はかつて国会議員を経験しました。いまは芸人さん並にテレビ番組に出演させていただいております。「あんたどんだけすごいのよ、投資家として過去の実績は」と申し上げますとね、利回りは8%です。

■「国策投資家」利回り8%の秘訣

 杉村氏は自らを「国策投資家」と呼び、マーケットを読むときは政策を判断材料にするという。2012年11月、当時の野田首相が解散を宣言したときには「ようやく買い場が来た」と思ったという。

杉村:私の投資スタイルで(買い時は)年に何回もこない。これはもう間違いなく自分の中で(買い時で)ある!とそう判断したときにど~んと買って、そして利益を上げるっていう投資スタイルです。

 3人目の内藤氏(資産デザイン研究所社長)はもともと金融機関にいたが、マネックス証券の設立に携わり、現在は独立して3年前から資産デザイン研究所で啓蒙活動を行っている。

■8カ国に不動産

内藤:私がお二人と一番違うのは為替に対する見通しで、私はかなり円安にバイアスがかかっていると思っています。先ほど120円台後半に来年いくんじゃないかというお話をされていましたけれども、私はおそらく130、140円台いくかもしれないというふうに考えております。

 円高になるか円安になるかまったく見当つかないという場合は、5割は外貨資産にしたらよい、と内藤氏は話す。そして内藤氏のように円安になると考える人は6〜8割、外貨資産を持ったほうがいいそうだ。自身では8カ国に不動産を買っている。

内藤:60歳のときに1億円もらえるっていうのと、60歳から死ぬまで毎月50万円もらえるっていう究極の選択があった場合、ほとんどの方が「毎月50万円欲しい」っていうんですよね。株の場合は値上がり益というのがありますけど、不動産とか債権は金利収入とか不動産の賃貸収入があります。これ業界用語で「チャリンチャリン収入」っていいます。やはり投資家も若いうちはとりあえず値上がり益、キャピタルゲインで投資をしていって、元手を作って、だんだんシニアになってきたらそれを元手に「チャリンチャリン生活」になる方法を考えたほうがいいんじゃないかと思っています。

■大切なのは「愛と勇気」

 それぞれに異なる特徴を持つ個人投資家の3人。株で失敗した経験も三者三様である。

杉村:株って言うのは不思議ですね。買うと下がるし、売ると上がるんですよ。大事なことはですね。そこであたふたしないっていうことですね。あたふたしないために大切なのが、「ワクワクする範囲の投資」。

 「ワクワク投資」の例として、杉村氏はかつて自動車会社の株式でマイナス1200万円となったエピソードを紹介した。

杉村:これはシビれた!しかし、「必ずこの会社は持ち直す」と思えるのなら、それは“ワクワク”です。その会社に対する愛がありました。これものすごく重要です。投資で勝つためには愛と勇気と若干の知識。この3つ(が重要)です。愛っていうのは、たとえばこの会社はどういう商品を売って世の中で利益をあげているのかということを知ること。自分でちゃんとこの会社に対する社長誰なのか、どういう商品なのか(を知り)、この会社にもっと成長してほしいなという愛があることが大切。愛があれば、多少下がっても待っていられるんです。買ってどんどんあがるのも楽しいですし、下がったところから上がっていくのも感激です。

■「ストーリー」を共有したい

 この考えに大いに共感を示したのが片山氏だ。

片山:投資には「愛と勇気が必要」というのにすごく同感です。いま、10%~8%の含み損になったら自動的にロスカットしなさいということが推奨されていたりするんですけど、僕はそれには否定的です。その会社の良し悪しにかかわらずマーケットの変動によってそれぐらいの下落は絶対あるんですよね。そんなことでポジションを変えていたらいい会社を持ち続けるなんてことは絶対不可能ですよ。

 そこで、片山氏が大切にしているのは「ストーリー」だという。

片山:例えばその会社の人が変わってこれからよくなっていくとか、ずっと一生懸命研究開発してきた商品がようやく世に出てこれから伸びそうだとかですね。そういうところで会社が変わっていくというストーリーを何が何でも株主として一緒に共有したいという思いがあるんです。

 片山氏は「ストーリー」の例としてカルビーを挙げた。カルビーはジョンソン・エンド・ジョンソン出身の松本晃氏が社長に就任してから株価が14倍にもなった。松本氏は、社長を引き受けるときに「取締役から、創業家は退く」ということを条件にしたという。それを受け入れたことで、カルビーは意思決定の早い企業になり、グローバルな成長ができる会社になったという。

片山:そういうストーリーに乗っかるときっていうのはもう10%とか20%の変動って言うのははっきりいってもうどうでもいいんです。そのときにどうやって逃げるかといったら、まさに愛と勇気っていうのが必要だということで、(杉村氏の話に)すごく共感しました。

■3週間で3億の損…真綿で首を絞められる感覚

 そんな片山氏でも失敗談はある。「僕の失敗は2012年のときに僕はカラ売りをしてしまったんですね」と、デイトレーダー時代の話が始まる。

片山:そのとき9500円が1万500円となった程度なんですが、レバレッジをかけてショートしてたものですから3週間で30%くらい損をしたんです。金額にして3億ぐらい。これはもうほんとに足元がズブズブとこう沈み込んでいく感覚です。ずっと画面見てるんですけど刻一刻と損失が膨らんでいくわけですよ。毎日毎日、ホントに真綿で首を絞められる感覚ですよね。

 結果として片山氏は損切りをし、破産を免れたという。ちなみに愛と勇気を持って買ったのに、なかなか株価が上がらず、見切らないといけないときはどうしたらよいのか、と進行役の渡辺アナから質問されると、「状況は常に変わっているので当初よいと思っていたことが実はそうではなかったということはよくあります。うまくいっていないときは、うまくいかない原因を徹底的に調べ、一時的な流れかどうかを見極めます」。

 そんな片山氏の話について、「片山さんはやっぱり才能がある方じゃないかと思う。基本的には例外じゃないかと」と内藤氏。

 確かに「真綿で首を絞められるような感覚」に襲われるリスクを負いながら、企業業績を徹底的に調べるような生活を送るのはそう簡単ではない。そこで、内藤氏が一般投資家に勧めるのが分散投資だった。「7年半で25億稼いだ「カリスマ」が語る投資の本当の魅力とは(2)」に続く。 (ZUU online 編集部)


            ◇

7年半で25億稼いだ「カリスマ」が語る投資の本当の魅力とは(2)
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20151018-00000001-zuuonline-nb
ZUU online 2015/10/18 06:00

 10月4日の「投資の日」記念イベントから、片山晃、杉村太蔵、内藤忍の個人投資家3氏のパネル討論をお届けする2回連載の最終回。前回に引き続き、内藤氏が一般の人にお薦めする投資法から、25億あっても片山氏がなぜ投資を続けるのか、郵政3社上場を3氏はどうとらえているのかなどをお届けする。

■バフェットも薦める一般人向け投資法

 内藤氏は「ほとんどの投資家って言うのは自分の能力を過剰評価するんですね。俺はできる、っていう人はたくさんいるんですけどほとんどの人は半分以下なんです」と指摘する。

 これは、稀代の投資家ともいわれるウォーレン・バフェット氏も同じことを言っているそうだ。バフェット氏は本当に惚れ込んだ銘柄に集中投資をして財を築いた投資家だが、「個人投資家にどういう投資を勧めるか」を尋ねられると、「インデックス投資を薦める。なぜなら、私は特別だから。普通の人が私のまねをしたら大やけどするよ」と答えた。

内藤:私は金融商品には3つ大事なことがあると思っています。「コスト、コスト、コスト」ですよ。ETFとかインデックスファンドみたいなものを使って平均点を取りに行くほうが、金融商品はいいんじゃないかなと思います。

■個別銘柄には分析力や執着心が必要

 内藤氏にはバブルの頃、新入社員のときに株を買ったら4倍ぐらいになった経験があるという。「これはもう10倍、20倍になる」と思っていたが、海外にでかけている間に買った値段より下がっていた。そこから、「個別銘柄っていうのは能力のある人とか、ずっと徹底的に分析できる分析力や執着心がある人じゃないと難しいんじゃないか」と思うようになった。

内藤:イギリスの年金運用の会社に転職したときに学んだことは、長期分散投資です。資産をいろんなところに分散させて5年10年でもうかる方法をとっていったほうがいい。日本株ばかりではなく外国の債権とか不動産とかREITとか金とかいろんなものに投資をして分散させたほうが、何十倍にはならないかもしれませんが、杉村さんと同じくらいの8%くらいはがんばったらいくんじゃないかと。しかもあまりドキドキしなくて済む。

 内藤氏は最近、ワインや現代アートへの投資を始めたという。今日買って明日上がるものではないが、5年10年20年後に何十倍に値上がりする可能性がある。もし、値上がりしなくてもアートなら部屋に飾って楽しめばいいし、ワインなら飲んで楽しめばいい。現物投資には、「二つの出口戦略がある」と説いた。

■「俺がこの株を見抜いた」

 これを聞き、7年半で65万を25億に増やした片山氏は、「やっぱり資産を運用する目的って最終的にそれぞれあると思っていて」と切り出す。「言葉の遊びみたいになるかもしれませんが、『運用』をしたいのであれば、ロジカルでシステマティックにやっていったほうが心も満たされるしトータルにおいて豊かになると思う」との見解を示した。

片山:僕は15時になったら何にもしたくなくなる日が年に364日くらいあって、1日だけちょっと気分いいなという日があるような生活を送っています。それはなかなか普通の人にはできないし、やらないほうがいいと思うんです。

 確かに、そのような生活を送れる人はそう多くはないだろう。それでもなぜ、そのような生活を続けてしまうのだろう。

片山:ものすごく投資というか株が好きだという気持ちがあるから。これからまだ気勢を上げていない会社がこれから必ずよくなる、誰もが欲しくなる株になるんだ、ということを自分が勘付いたときに、「誰よりも早く俺がこの株を見抜いていた」ということを言ってやりたい気持ちがあるんですよね。それをマーケットでリスクをとることによって表現しているみたいなところがあります。

■25億あっても投資を続ける理由

 「そんなに多くのお金を持っているのに消費をしないのか」との杉村氏の質問に対して、片山氏は「専業投資家で、毎月の決まった収入がないという状況でやってきた人間にとって、資産というのはメーカーでいうところの生産設備みたいなもの。それを切り崩しながら消費するっていう考えにはなかなか至らない」と回答した。

 ただし片山氏がまったく消費していないというわけでもなく、実は競馬が好きで競走馬を買っている、とのこと。こちらは投資ではなく完全に娯楽のようだった。「(競馬は)株と違って全然うまくいかないですよね。2億3億出しても一回も勝てないというケースをいっぱい見てきました。株の方がよっぽど確実だと思います」

■郵政3社上場はポジティブにとらえる

 郵政3社上場にも話題が及んだ。郵政民営化総選挙で「小泉チルドレン」として当選した杉村氏は「政治責任を果たすというのも含めて日本郵政は“買い”だと思っている」と話し、笑いを誘った。「これはアベノミクス第二ステージの隠れテーマ。株式市場の活性化、カンフル剤になるのは間違いない」と断言した。

杉村:アベノミクスはいいと思います。ただ気をつけなければならないことが1個あります。それは、アベノミクスの最大のリスク選挙です。来年の参議院選挙が乗り切れるかどうか。このアベノミクスが続くかどうかっていうのはですね、国策投資家としてはものすごく気になるところです。安部政権を支持するかしないかというのとは関係なしに、国策投資家としてはどんな政権にも安定してもらいたい。今度の世論調査で再びねじれ国会かとか、そうなると、政治的には(あっても)いいんですが、ただ株価はですね、非常に恐ろしいことになる。そのあたりを注目しています。

 内藤氏も「NISAの普及をさらに拡大していくような起爆剤になる」とした上で、「官の会社が市場原理で株主からちゃんと監視される経営をしていくということになるので経営にはプラスになる。プラスの効果のほうが大きいんじゃないかと楽観的にみている」と述べた。

 片山氏も、郵政3社上場によって裾野が広がる点をメリットに上げ、「ソーシャルゲームの課金でも最初の一回クレジットカードでお金使うかどうかが壁になるが、一回やると次から200円くらいいいかと、次もやるみたいなことがある」と例えた。そして実際に株をはじめて持ってみると、毎日値が動き、日経平均にも興味を持てるようになり、投資行動は必ず活性化するのではないかとの見方を示した。

■必ずリターンがある

 最後に3氏は投資の魅力を語った。杉村氏は介護用おむつを実際にはいて投資に生かしたエピソードを明かし、こう語った。

杉村:商品を実際に手にとってみて、使ってみて、「あ、これだ!」と思うことが投資の第一歩だと思っています。身近な商品を手にとって興味持つと買いますよね。そするとその会社のことをとことん勉強するようになります。投資をすると必ずリターンがあります。それは知識が増えるんです。この知識は必ず役に立つ。これが人生を豊かにすると思います。もうけようばかりじゃなくてちょっと知識をふやそうかなというくらいの気持ちでやっていただくのがいいんじゃないかなと。

■「長生きしたい」と思うように

 「最近、長生きをしたいなと思うようになった」と話すのは片山氏である。

片山:いま投資をしている会社が20年後にどういう会社になっているのかというのをすごく見てみたいという気持ちがある。逆に、ずっとあると思っていた巨大な企業がひとつの不祥事、存亡の危機になるということもあるということです。

 片山氏が株式投資の大きなメリットとして挙げるのは、「ダイナミックに世の中変わってきていることに対して当事者性を持てる」ということだ。

片山:会社行って、終わったら帰ってきて、っていう単調な生活の中で、株を通じて、それまで勝手に動いていた経済が自分の行動になっていくわけです。外食企業の株なんか持っていると、お店行ったときに、「ああ今日もいっぱいいていいね」という気分になるし、「じゃあこの原材料の価格って最近円安で上がっているんじゃないか」というようなことにも頭がはたらくようになってくる。世の中にすべての情報に対して関心を持つ、そうするともっともっと先を見たくなる、早く死ねないなという気分になる。それで人生楽しくなると思うんです。買った、負けたというのは確かにありますが、結果がいずれになるにせよ間違いなく面白くなっていくっていうのが投資の魅力だと確信してます。

■「リスクを取らないリスク」

 内藤氏は「日本人って、リスクを取らないリスクがあると思う」と指摘する。「預金、年金、保険。こういうものに入っていれば鉄板人生、みたいな幻想を持ってらっしゃる方が多いと思うんですが、円安でどんどん日本の円の価値は下がっている」

内藤:日本人は投資に対してネガティブ。「投資をやってもうけた金はあぶく銭で、汗水たらして労働したお金は尊い」という間違った考え方が結構ある。でも実は投資は社会貢献になっていて、自分のお金を社会の成長のサポーターみたいな形で使っているわけです。

 内藤氏はそうした啓蒙に加え、シニアの資産運用としてニワトリが毎日卵を産んでその卵を食べてまた明日卵を産んでくれる……というような、「金の卵を産む鶏を何羽も飼っている」という投資法をさらに広めていきたい、と意欲を語り締めくくった。 (ZUU online 編集部)

 

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