「Das Auto」とは「The Car」という意味のVWのブランドスローガン

VW不正問題の追及に中国が消極的な理由　消費者からは不満も
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151027-00000026-pseven-cn
NEWS ポストセブン 10月27日(火)16時6分配信

　モータリゼーションが急速に進む中国においても、VW不正問題は重大なイシューのはずだ。だが、追及の姿勢はさほど盛り上がっているわけではない。情勢に詳しい拓殖大学海外事情研究所教授の富坂聰氏がレポートする。

　＊　＊　＊
　フォルクスワーゲン（VW）が違法ソフトウエアを使って排ガス規制を不正に逃れていた問題が世界を揺らしているが、この問題はVWグループの別ブランドであるアウディやポルシェのイメージまでをも損なうというだけでなく、ディーゼルエンジン車のすべてに対する大きなダメージにとなって自動車業界に重くのしかかっている。

　なかでもかねてからVW車の躍進が伝えられてきた中国市場の反応には注目が集まっていた。

　VWの不正が明らかになっても、中国は当初、VWに対して即座に厳しい対応を採ることはなかった。その理由は、中国国内で販売されたVWのディーゼルエンジン車は、そのほとんどがトラックで、台数的にも問題は大きくないと考えられたからだった。だが、一方で、中国進出30年超というVWが中国政府との間に築き上げた蜜月関係によって政治的な配慮がされたのではないかという不満も中国の消費者からは聞こえてきたのだった。

　VWの2014年度の中国市場での売り上げは367万台で、トヨタ（103万台）を大きく引き離していることからも中独の距離の近さは指摘されてきた。

　だが、中国がこの問題に消極的なのは、ドイツとの特別な関係ばかりではないと語るのは、経済誌の記者だ。

「何といっても中国の国内自動車メーカーに適用されている基準がいい加減だというのは周知の事実ですから……。そのことは北京の中関村空気汚染防控聯盟で馬哈貿易有限公司の修春林社長が公開した資料で明らかでしょう。

　多くのメディアで報じられたその資料によれば、『国内の自動車が提出している排ガスに関するデータは、その80%がニセモノ』だというのですから。まあ、要するにVWのことを非難できないというわけですね」

　思わぬところにVWの応援団がいたというわけだ。

コメント
1. 2015年10月27日 21:20:48 : qFBZAvwg0G 　この問題には　すでに　愛は　発生当初から　中国は　大きな問題にしないだろうと予想を書き込んでいる 　＝＝＝ 　まず　第一に　ドイツが　ロシアと中国に　引っ張られているということがある 　ＡＩＩＢや　ウクライナ問題など　でも明らかだ 　これに対して　日本は　アメリカに恭順の意を示したわけだが　ドイツは反抗的だ 　アメリカは　イラついて　ドイツ　バッシングを始めたということだ　それがＶＷ問題の根幹だ 　反対に　中国は　ドイツがＡＩＩＢに参加してくれた　お礼の意味もあり 　中国は　イギリスに７兆円　寄贈する位だから　ドイツ・バッシングはしないということだ
2. 2015年10月31日 00:15:42 : gjSWR86AiA 経済板101が前の板になってから書くのも何だが、ドイツのメルケル首相がまたまた中国大陸を訪問し、中共指導部と会談した。その中で、苦境に立っているドイツの自動車大手フォルクスワーゲンに対し、中共の国営金融機関が支援することが確約された模様だ。 いよいよ中共が出てきた。これによりフォルクスワーゲンの深刻な経営危機を、中国大陸資本の投入で乗り切ろうとする魂胆が明らかになりつつある。 11月初旬には、ドイツのメルケル首相に続き、フランスのオランド大統領が中国大陸を訪問する。中共はフランス企業に対しても、強力な投資を行なうとされており、攻めの姿勢が目立っている。

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