旭化成は１３日、横浜市都筑区のマンション１棟が傾いた問題で、くい打ち工事を行った子会社の旭化成建材（東京）が過去約１０年間に手掛けた３０４０物件の調査結果を発表した。

　調査を終えた２３７６件のうち２６６件で工事データ改ざんなどの不正が判明した。都道府県別では、東京５１件、神奈川３０件、北海道２６件、埼玉２６件、千葉２３件、愛知２１件、茨城１４件など。不正に関与した担当者は５０人以上に上るという。

　現在調査中の物件については２４日までに結果を国土交通省に報告する方針。（2015/11/13-18:32）

http://www.jiji.com/jc/c?g=eco&k=2015111300831

そのため、責任の矛先は全て旭化成建材に向かうように報道されている。

そして、何故か元請の三井住友建設の名は一切出てこない。

これには２つの理由が考えられる。
報道機関が三井Ｇと住友Ｇを敵にしたくないということと、恐らく本命の理由であろう、ゼネコン界全体の問題とせずに旭化成建材をトカゲのしっぽ切りにして終わらせたいと言う官民挙げての合意が裏にあるのではと思っている。

　三井住友はそれを隠したい、つまり証拠隠滅のために全棟建て替えなどを提案したのではないか。

　傾きの方向、量などの詳細は何も発表されていない。また、工事不良の杭の配置も分らない。地盤の構造も隠されている。安全率も３を取っていない？細かな資料をなぜ出させない？

　マスコミも世論も、変な方向に誘導されているのではないか？