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三菱重工の原発技術、中国企業へ流出の恐れ 政府の圧力で「巨費をドブに捨てる」投資か(Business Journal)
http://www.asyura2.com/15/hasan102/msg/653.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 11 月 17 日 23:03:15: igsppGRN/E9PQ
 

                     三菱重工本社ビル(「Wikipedia」より)


三菱重工の原発技術、中国企業へ流出の恐れ 政府の圧力で「巨費をドブに捨てる」投資か
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151117-00010003-bjournal-soci
Business Journal 11月17日(火)22時32分配信


「国家と共に歩んできた」と自負する三菱重工業は日仏両国政府の顔を立てることで高い代償を払うことになる。

 安倍晋三首相は10月5日、来日した仏マニュエル・バルス首相と会談し、日仏の原子力協力の推進で合意した。バルス首相は同国の原子力大手、アレバが経営難に陥っていることから、アレバと新型原子炉で提携する三菱重工に出資を求めた。

 三菱重工、アレバの両トップも参加した会合で、バルス首相は「日本の原子力産業がフランスの(原子力の)再構築に参加してほしい」と要請した。

 原発輸出を成長戦略の柱に掲げる安倍首相はもとより、経済産業省も当然のことのように、アレバへの出資を促している。

 窮地に立たされたのが三菱重工だ。造船事業の巨額赤字や日の丸旅客機(MRJ)の開発難航で、他社を助ける余裕はない。しかし、国策を忠実に実行してきた三菱重工は官邸や経産省の意向を無視できる立場にはない。

 三菱重工は持ち株会社アレバ本体と原子炉製造子会社アレバNPへの出資に向けて、具体的な検討を迫られることになった。

●経営危機に陥った仏アレバ

 三菱重工の仏アレバへの出資は「ドブに捨てるようなもの」との辛辣な声が証券市場から挙がる。巨額の赤字を垂れ流し続けているアレバは、再建のメドがまったく立っていないからだ。

 世界の原子力プラントメーカーは東芝・米ウエスチングハウス連合、三菱重工・仏アレバ連合、日立製作所・米ゼネラル・エレクトリック(GE)連合が大手3社といわれてきた。この関係が暗転するのは2011年の東京電力福島第一原子力発電所の事故からだ。

 原発事故後、日本や欧米では太陽光など再生可能エネルギーの導入の機運が高まる。アレバは先進国で原発見直しの動きが出ていることに加え、フィンランドなどで建設中の新型の原子炉EPR(欧州加圧水型炉)でトラブルが続き、完成が大幅に遅れた。このため4期連続の最終赤字に陥った。14年12月期の赤字は48億ユーロ(約6400億円)、過去4年間では計78億ユーロ(約1兆500億円)巨額赤字を計上した。

 仏大統領府は約40万人の原子力関連産業の雇用を守るため、政府主導でアレバを救済する方針を打ち出した。仏電力公社(EDF)が原子炉製造などを手掛けるアレバNPの株式を過半数取得して傘下に置いたうえ、政府がアレバ本体への資本注入に応じた。アレバ、EDFとも政府が株式の8割以上を保有する。

 EDFが赤字の元凶である原子炉製造のアレバNPに51〜75%出資、アレバ本体に25%出資する枠組みが固まった。ところが、EDFはアレバ本体の株式の25%は持ち続けるが、アレバNPへの出資は51%に抑えると強硬に主張した。

 残るアレバNPの株式の24%をどうするかが問題になった。仏政府は日本と中国に出資を求め、アレバと提携している三菱重工にも白羽の矢が立った。

●中国へ、三菱重工の国産技術が流出

 仏政府は外国企業に最大24%の株式を割り振る計画である。出資額は900億円近い。三菱重工に14%、中国広核集団(CGN)と中国核工業集団(CNNC)の2社に計10%の資本参加を望んでいるとされる。三菱重工は500億円程度の出資となる。

 CGNとCNNCはアレバNPから技術支援を受けており、現在、EPR2基を建設中だ。30年までに100基近い原発建設を目指す中国市場の開拓はアレバにとって経営再建の柱であり、中国2社は三菱重工より重要性が格段に高い。さらに仏政府は9月に中国と使用済み核燃料の再処理工場の建設で合意した。

 その上、CGNとCNNCはアレバから技術を導入して中型炉「華龍1号」(新型PWR)を開発した。華龍1号はアレバと三菱重工が共同開発した中型炉「アトメア1」と、もろに競合する。英国は東部のブラッドウェル原発に華龍1号を使うという。中国の習近平国家主席の訪英に合わせて発表された原発建設計画の中核をなす技術が華龍1号なのである。中国は原発事業会社の株式の3分の2を取得し、英国の原発事業へ総額400億ポンド(7兆4000億円)に上る投資をすると伝えられている。話半分にしても、大変な金額である。英国ではたちまち立地住民の建設反対運動が起こっている。

 もし、三菱重工が出資を見送った場合、アトメア1は潰される。アレバNPに出資しても、英国の例が示す通りアトメア1の世界展開は進まず、むしろ日仏中連合を通じて三菱重工の持つ国産技術が中国2社へ流れる恐れが強い。

 アレバNPだけでなくアレバ本体への出資に応じれば出資額はさらに膨らむ。三菱重工がアレバに投じる資金は、極言するなら中国での核燃料の再処理工場の建設費用に充てられることになる。中国にとって三菱重工が金を出すメリットは大きい。金だけでなく技術も手に入るわけだ。

 三菱重工の財務部門はアレバと子会社への出資に懐疑的だ。「やめたほうがいい」との強硬意見ばかりだ。

 11月2日、北京を訪問中の仏フランソワ・オランド大統領は、中国の習近平国家主席と会談し、原子力や環境分野を中心に経済協力を拡大することで合意した。EDFやアレバなど40社の企業トップが大統領に同行した。

 経営再建中のアレバに対し、CNNCが出資することが決まった。アレバとCNNCは資本関係を含む協力強化を図ることで合意。オランド大統領と習主席の立ち会いの下で覚書に調印した。

 アレバの発表によると、CNNCは少数株主としてアレバに出資することや、ウランの採掘、核燃料サイクルといった広範な分野で協力の強化を目指す。アレバは声明で「中国のパートナーとの協力強化は将来の成功に欠かせない」と強調した。ただ、出資金額や出資比率は明らかになっておらず、年内に詳細を詰めることになる。

 三菱重工は国産旅客機MRJの開発が難航し、日本政策投資銀行から1000億円の融資を受ける。リターンが少ない、いやまったく期待できないアレバへの出資はしたくないのが本音だが、それを押し通すことはできそうにない。

 日仏両国政府が原子力協力を推進することで合意した以上、三菱重工は出資を受け入れるしか選択肢はなさそうだ。

 三菱重工にとって、仏アレバとその子会社の出資は喉に刺さった太い骨となった。

編集部

 

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コメント
 
1. 2015年11月17日 23:06:36 : f1rOsaoYVg
いずれにしても、世界のどこであれ原発産業に未来はない。クソな国ほど原発にこだわる。日本が世界最低になる可能性が高い。

2. 2015年11月17日 23:47:19 : v1gbxz7HNs
そもそもアメリカが原発技術を日本に売りつけたのは、何だと思ってんだ。巨費をドブに捨てる行為ではなかったのか。いや、そうではない。損切りではなかったか。

3. 佐助 2015年11月18日 09:07:03 : YZ1JBFFO77mpI : B7E8ljgaGg
福島原発だけでなく、日本と仏の全原発で、チェルノブイリ事故を発生させようとしている両政府。

日本と仏の全原発は,原発の冷却にマグネシウムを使っているから,原発での放射能洩れと炉心が溶解する事故はさけられません。マグネシウムはリチウムやナトリウムなどと共に、イオン化しやすく、イオン化すると強い共鳴共鳴振動応力を増幅させる。そのために、パイプや容器に穴を開けたり、亀裂を発生させたり、腐食させたり、発火させたりさせる。福島原発事故の炉心が溶解する大事故で証明されている。

原発関係者や政府や物理学はイオン化した分子が共鳴振動させるという、分子レベルの原理を認めていない。リチウム電池の発火も同じ原因。だから、容器やパイプを、共鳴共振振動しない材料に変更するか、マグネシウムやリチウムを、他の原子に変えなければならない。長く使用していれば、リチウム電池は再び、穴を開け亀裂させ腐食させ発火させるのと同じです。

冷却方法や容器やパイプを取り替えればよいけど、誰もやろうとしないし出来ない。しかも地震津波噴火なしでも、全原発は、放射能もれ事故を発生させる。すなわち冷やせば放射能漏れも高温発熱も低下するという想定は、原子物理学の幻覚なのだ。

そして原発の燃料棒は濃縮されたままのウラニウムは使用されず、自然崩壊を遅延させるため混ぜ物にしている。だから、混ぜ物を結合させる水素が発生するため、水素爆発や高温の熱での蒸気爆発が避けられない。そのため、原発設計は緊急時、水素や蒸気を逃がすように設計されている。そこで原発は、水素や蒸気を逃がし爆発を防ぐため、水素や蒸気に含まれた放射能を放出する。爆発に早く気づき、放出が少量なら、巨大な大気に放出薄められバレることはない。もしもバレたら「致死量以下だから安心」と弁解して逃げている。

点検すると、接続箇所やパイプ部分に腐食・穿孔・発熱が発見される。その原因は設計と操作ミスに責任を転化されてきた。本当は、物理学が原子レベルでは理論を確定できているが、原子の一万分の一の電子レベルと、原子の一万倍の分子レベルの現象を原子レベルと同一視するのが原因なのだ!放射能を出して崩壊する元素の中で、最も危険なウラニウムに燃料を固執してきたのも、分子レベルでは共鳴共振により、物質に腐食・穿孔・発熱することを無視してきたのも、そのためだ。

1870 年代、物理学は原子(陽子)レベルで素晴らしい成果をあげる。それは、メンデレーエフノ「周期律表」とよばれ、未知の原子が予言発見される。そして80 年後には、地球と人類を破壊可能な原子爆弾を完成させた。この成果に、万学は物理学の原子「周期律表」のように、正確に予測できる学問体系をめざして努力する。しかし、物理学でさえも、原子レベルで発見された法則と原理を、他のレベルに押しつけたために、ついには、自然現象は不確定性(あいまい・確率)が原理だという結論が支配されてしまった。

こうして、放射能を含む水素や蒸気漏れが避けられない原発の設計の隠れて見えなかった危険性が、3・11 の地震と津波によって、露呈されたのである。

しかし人類は,次期産業革命の起点となるエンジンレスの本命、水素発電と電磁波起電力に移行する。次期産業革命は、動力エンジンを、水素発電&電磁波起電力に移行させて発生する。そのため、放射能・CO2を発生させる動力は一掃され、家庭も工場も乗用車もエンジンレスとなる。先進工業国は、排ガスをゼロにする車の実用化の目標を、2020年前後に設定しています。農業も乗用車も家庭も工場などは燃料電池から太陽電子電池に移行します。しかし政府は必死に軍需産業を助けるために遅延させているのです。だが助けてハズのあぐらをかいた大企業は消失していきます。国家挙げてのドロホー税金のムダとなる,そして誰も責任をとらないのです。


4. 2015年11月18日 19:54:12 : Lk3WFC7iZ5
ヤレヤレ、東芝の次は三菱か。毒まんじゅうしか米仏は日本に持ってこないぞ。

もし、三菱がアレバに出資するなら、私のところは三菱への技術供与を無期限に中止する。
心を込めて供与した技術が、三菱の経営が危うくなることで、日の目を見なくなっては困るので。

君子危うきに近寄らず!


5. 2015年11月18日 20:01:43 : cga3QUtzeQ
メーカーも つき合わされる 猿芝居

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