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再生医療製品の本格始動で買われそうな銘柄は(会社四季報オンライン)
http://www.asyura2.com/15/hasan103/msg/260.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 12 月 03 日 23:16:16: igsppGRN/E9PQ
 

細胞シート「ハートシート」の製造販売承認取得を発表するテルモの新宅祐太郎社長(撮影:尾形文繁)


再生医療製品の本格始動で買われそうな銘柄は
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151203-00094771-shikiho-bus_all
会社四季報オンライン 12月3日(木)21時41分配信


 日本の再生医療にはいよいよ本格的な普及期入りの兆しが出てきた。「再生医療」とは傷害や疾病によって失われた組織や臓器を取り換えようという治療法だ。

 ヒトの組織や臓器は圧倒的に物量が不足している。特に、日本は脳死問題もあって先進国の中でも臓器などの提供を受けにくい環境があることは否めない。ヒト以外の動物などの臓器移植も古くから行われてきた。動物の組織や臓器を医薬品に応用することも幅広く研究されている。

 動物の組織や臓器を直接移植するケースで克服しなければならない課題は拒絶反応だ。ヒトでも他人の組織や臓器では免疫抗体反応で深刻な拒絶反応の残るケースも多い。

 再生医療は大きく2つに分かれる。1つは自分の組織を培養する方法だ。「自家」と呼ばれるもので、免疫抗体反応からは解放される。一方、患者の組織や臓器を培養する時間が必要になるため、緊急性を有する手術では大きなネックになる。患者の負担の大きさも難点だ。

 もう一つの方法は「他家」。これは前出のとおり、免疫抗体反応による拒絶反応の問題がある。

 再生医療の分野では、さまざまなブレークスルーとなる技術が数多く登場。具体的には、クローン技術、多能性幹細胞(ES細胞、iPS細胞)の活用、自己組織誘導などだ。遺伝子操作をしたブタなどの動物の体内でヒトの臓器を養殖する手法も考案されている。

 ES細胞の作成では受精卵を使用するといった倫理的な問題を伴う。こうしたことから、ノーベル賞を受賞した京都大学の再生医科学研究所の山中伸弥教授らによるiPS細胞が世界の注目を集めた。ただ、これらの最先端技術の越えるべきハードルは高く、医療現場ではより現実的な再生医療の試みが進む。

■ テルモなどの新製品が開発進展のカギに

 11月中旬、国内で2つの再生医療製品が保険収載された。これまで国内の再生医療品は、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング <7774> の自家培養表皮「ジェイス」と自家培養軟骨「ジャック」だけだった。それだけに、新製品の登場はマーケット活性化へプラスの効果が大きい。

 新製品はJCRファーマ <4552> の「テムセル」とテルモ <4543> の「ハートシート」だ。「テムセル」は健康成人の骨髄液を採取して培養した再生医療等製品。つまり、他家製品である。その効能は造血幹細胞移植後の急性移植片対宿主病である。一般の医薬品と同様、点滴で静脈に投与するという利便性の高さが特徴だ。同薬による患者1人の治療費はトータルで1390万円と高価である。

 「ハートシート」は患者から採取した骨格筋芽細胞を培養してシート状に加工したもの。患者自身の心筋の表面に移植することで治療を行う。治療費は1476万円とこちらも高額だ。ただ、医療保険や高額医療制度などの対象となるため、患者負担は大幅に軽減できる。

 すでに自家製品を先行して発売しているジャパン・ティッシュ・エンジニアリングの業績が現時点でも赤字であることを考慮すれば、今回の高薬価の獲得は再生医療製品の普及にもプラスである。

 再生医療製品の高薬価取得の背景には、同分野を新たな輸出産業に育成しようとの政府・行政のもくろみがある。今後はiPS細胞を利用した再生医療製品も相次いで戦力化してくるだろう。

 日本の医療財政の悪化は顕著になっている。こうした中での高い薬価の獲得は、産業としての期待感の高さを反映したものだ。政府・行政の再生医療領域に対する支援姿勢も一段と強まりそう。再生医療関連は「政策に売りなし」の代表的なセクターである。


※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

四季報オンライン


 

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