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とうとう４度目の延期になったMRJ
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4982447.html
2015年12月17日 NEVADAブログ
MRJがとうとう４度目の引き渡し延期に追い込まれていますが、これはこのブログでも指摘しておきましたが、初飛行ですべて終わりではなく、初飛行から物凄い重要かつ難関が待ちかまえているのです。
合計で２５００時間以上飛行し型式証明を取得したりするのが難関と言われており、ボーイング社やエアバス社でも１年半程掛かると言われており、ましてや新参者の三菱がすんなりといくと考える方がおかしいのです。
今回どのような不具合が発生しているのかわかりませんが、２０１４年引き渡しが２０１７年に延期になり、更に延期になれば、このまま飛行機として生き残ることが出来ない事態になるかも知れず、そうなれば納入を約束している航空会社への違約金等莫大な負担が発生することになります。
豪華客船の再三にわたる納入延期といい、今回の航空機の失敗と言い（まだ完全なる失敗ではありませんが３度目の正直ではなく４度目の延期は信頼失墜を招きます）、三菱ブランドが揺らいでいることは間違いありませんし、物作り大国と言われる（すでに死語かもしれませんが）日本の行く末に赤信号が点灯しているのかも知れません。
H2Aロケットも成功はしていますが、打ち上げに一基１００億円以上かかると言われており、世界は２０億円程と言われており、仮に打ち上げ契約費が世界並みの２０億円としますと一基ロケットを打ち上げるごとに８０億円以上損をすることになり、これは我々国民の税金で補てんされることになります。
日本のロケット技術は世界有数と言われますが、世界一高いコストがあっての話となればかなり割り引いて見ておく必要があります。
今回のMRJジェットプロジェクトが廃棄とならないように祈るしかありませんが、４度目の延期となった理由が
飛行データの流し込みで不都合が見つかったとなれば、飛行機として致命傷となることもあり得ます。
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