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藤巻健史「国債入札価格暴落は財政破綻の引き金」〈週刊朝日〉
http://www.asyura2.com/15/hasan93/msg/533.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 2 月 11 日 16:57:05: igsppGRN/E9PQ
 

藤巻健史「国債入札価格暴落は財政破綻の引き金」〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150211-00000006-sasahi-bus_all
週刊朝日 2015年2月20日号


 2月3日、10年利付国債(第337回)の入札結果が発表された。“伝説のディーラー”と呼ばれモルガン銀行東京支店長などを務めた藤巻健史氏は、その結果に財政破綻を危惧する。

*  *  *
 米銀のモルガン銀行勤務時代、日本銀行と大蔵省(現・財務省)にはよく頭を下げた。部下の計算ミスで法定準備預金(日銀と取引のある銀行は、日銀にある当座預金に一定の残高を積んでおかねばならない)を積み損ない、日銀に頭を下げに行ったときは、「法律違反です。前科1犯ですよ。こういう場合、邦銀は頭取が謝罪に来るんです。お宅も会長が来てください」と怒られ、参った。

 こんなことで会長を日本に呼びつけたら私は首だよな、と。幸い、当時の米国人の支店長で許してもらったが。ちなみに当時の法定準備預金は銀行全体で4兆円だった。当時は無利息だったから銀行は余分な資金を置かなかった。

 それが異次元の量的緩和で、今や当座預金残高は178兆円(2014年12月末)。異常な世界だ。

 大蔵省にもよく行った。支店長になる前にも、同僚の外国人の部署でミスが起こると、「日本語ができないから」と代わりに私が行かされた。ある日、お説教を20分ほど聞いて帰ろうとしたら、それまで渋面をつくっていた係長がニヤッと笑って、「覚えていらっしゃらないと思いますけど、私、入社試験でJPモルガンを受けて面接でフジマキさんに落とされたんですよ。しかしおかげで大蔵省に入れました」。

 45度下げていた頭を90度に下げた後、大蔵省を去った。

★   ★
 金融機関で働く以上、監督官庁である大蔵省には気を使った。たとえば国債の入札時である。全く応募しないと大蔵省の機嫌を損なうかもしれない。しかし多額の国債は手に入れたくない。そういうときは、ギリギリ外れると思われる応募価格に大量に札を入れた。

 たとえば予想最低落札価格が99円のときに90円と離れた金額で入札すると、「おちょくっているのか」と怒られそうなので、98円85銭とか、ギリギリだが絶対落札しそうもないところに3千億円とか入札するのだ。

 そうすると怒られないし応募倍率も高くなって大蔵省も機嫌がよかった。このようなことがあるので、応募倍率が高いからといって、「100%、良い入札」とは言えないのだ。一方で、「応募倍率を低く見せかけよう」という操作はできない。したがって応募倍率が低ければ、間違いなく悪い入札だ。

 2月3日の10年物日本国債の入札応募額は1年半ぶりの低額で、応募倍率は低かった。より大きな問題は「テール」が45ベーシスポイント(BP)と、べらぼうに大きかったことだ。テールとは入札成功の平均価格と最低価格との差で、大きければ大きいほど悪い入札ということになる。

 99円87銭が入札成功の平均価格だったのに99円42銭しか払わなかった人まで購入できたのだから、いかにこの入札に人気がなかったかがわかる。この30年近くで、主力の10年物国債の入札で、これほどまでにテールが広がったのはあまり記憶にない。03年7月に90BPというのが一度あったが、それ以外はなかったと思う。そろそろ日銀の量的緩和が限界にきた可能性もあると思っている。

 昔、幸田真音さんの『日本国債』という小説がベストセラーになったが、この小説に書かれている国債暴落の引き金はこの国債入札だ。国債暴落は財政破綻の引き金となりうる大変怖い事象なのだ。

 

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コメント
 
01. 2015年2月11日 18:36:38 : DKhwYBOUus
民間企業では許されない子ことだが、親会社の政府と子会社の日銀の間で永久に金を回し続けるだけでしょ。

日本国債の殆どは国内で消化される国内問題なので、IMF等の海外の批判を無視し続ければ可能じゃないかな。

各種法律を作るのは政府だから法的にまずければ変えるでしょ。
一番困るのは公務員なんだから。


02. 2015年2月11日 20:42:36 : jXbiWWJBCA

>03年7月に90BPというのが一度あったが、それ以外はなかったと思う。そろそろ日銀の量的緩和が限界にきた可能性

国債のテール拡大と、量的緩和の有効性(限界)とは直接は関係ない

03年時同様、金融機関などの投資家が、価格に関して判断修正するかどうかの問題

日銀の緩和は、その材料の一つに過ぎない


>国債暴落の引き金はこの国債入札だ。国債暴落は財政破綻の引き金となりうる

仮に暴落するとしたら、急激にインフレが進行するか、政治的に量的緩和政策にストップがかかる状況や、不況が悪化して財政赤字が急増する時だ。

いずれにせよ日銀の緩和政策の責任というより、財政再建を国民が選択するかどうかの問題だが、

アルゼンチンやベネズエラなどのように国民があまりに愚かで、バラマキ大衆迎合政策を行う政治家が選ばれる場合や、今後、さらに少子高齢化と産業衰退が進行した場合は、そうした事態に陥ることになる。


03. 2015年2月12日 03:13:16 : 9Iff81dE5k
>アルゼンチンやベネズエラなどのように国民があまりに愚かで、バラマキ大衆迎合政策を行う政治家が選ばれる場合や、今後、さらに少子高齢化と産業衰退が進行した場合は、そうした事態に陥ることになる。

その通りに事態が進んでいるのにまるで人ごとのようだ。寝ぼけた日本人の見本だな。
アルゼンチンやベネズエラの国民に失礼だろう。かの国は少なくとも少子高齢化は進んでいない。


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