★阿修羅♪ > 経世済民93 > 551.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
あっさり大台突破の円安・株高、中心は海外短期筋で持続に疑問も(ロイター)
http://www.asyura2.com/15/hasan93/msg/551.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 2 月 12 日 17:09:06: igsppGRN/E9PQ
 

2月12日、ドル/円と日経平均があっさりと120円、1万8000円の大台を突破した。米雇用統計の上振れで米金利が上昇したことがきっかけだが、海外短期筋のポジションが軽いことで株高・円安のスピードが加速した。写真は、東証、2013年撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)


あっさり大台突破の円安・株高、中心は海外短期筋で持続に疑問も
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0LG0LI20150212
2015年 02月 12日 16:33 JST


[東京 12日 ロイター] - ドル/円JPY=と日経平均.N225があっさりと120円、1万8000円の大台を突破した。米雇用統計の上振れで米金利が上昇したことがきっかけだが、海外短期筋のポジションが軽いことで株高・円安のスピードが加速した。

ただ、米利上げ時期の見方は依然分かれており、買い一巡後の株高・円安の持続力には疑問も残る。

<米雇用統計のインパクト広がる>

期待感が一時高まったギリシャ支援の合意は見送りとなったが、マーケットでは失望にはつながらなかった。「ユーロ離脱のデメリットは双方同じだ。いずれ妥協に至る」(邦銀)と楽観視されていることもあるが、足元の円安・株高の材料は別なところにあるためだ。

株高のきっかけは円安、円安のきっかけは米金利上昇、米金利上昇の要因は米雇用統計と、一連の起点は米雇用統計にある。11─1月の3カ月間で100万人の非農業部門雇用者数増というインパクトは大きく、米連邦準備理事会(FRB)が6月にも利上げするとの予想が増えてきたという。

米利上げ観測が前倒しされる中で、米債市場では10年債利回りUS10YT=RRは10日の市場で1カ月ぶりに2%を突破。為替への影響が大きい2年債US2YT=RRの利回りも0.67%まで上昇してきた。

ただ、このまま米金利が上昇するのか、見方は分かれる。「賃金が上昇しているものの、そのペースは緩やか。原油価格も不安定で持続的な物価上昇が見えたわけではない。いったん利上げしても、その後の利上げペースは緩やかになる」(りそな銀行・総合資金部チーフストラテジストの高梨彰氏)との見方も根強い。

<変化率は米市場の倍>

米利上げ見通しが固まっていないにもかかわらず、ドル/円JPY=EBSや日本株が一気に大台を回復させたのは、短期筋のポジションの軽さなどが背景にあるとみられている。 

米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したIMM通貨先物の取組によると、投機筋の円売り越し額は3日までに5万9571枚に減少。 昨年12月の11万1000枚程度から約半分の水準となっていた。アベノミクス相場以降、5万枚台は「根雪」のような最低水準で、円ショートの積み増しに向かいやすいレベルだ。

外国人投資家は、1月の第1・2週で日本株を現物株と先物を合わせて約1.9兆円売り越した。第3・4週合計で約7000億円買い越したが、ヘッジファンドなど海外短期筋の一部は、まだショートポジションが残っているとみられている。

ドル自体や米株の上昇率よりも、円安や日本株の上昇率が極めて大きい。2月9日の水準と比べて、ドルインデックス.DXYは0.7%上昇しているが、ドル/円は1.5%上昇と倍のスピード。米ダウ.DJIは2日間で0.7%しか上昇していないが、日経平均は300円の大幅高(1.85%)となった。

デメリットも目立ってきた円安を日本株買いの手掛かりとするのは、円売りと日本株買いを組み合わせる海外短期筋の得意技。「海外の長期投資家は静かだが、海外短期筋のショートカバーに個人の売りがぶつかって久々の大商いになっている」(大手証券トレーダー)という。東証1部売買代金は今年初めて3兆円を超えた。

<アベノミクスの再評価ではない>

ただ、海外短期筋の買い一巡後に、円安・株高傾向が続くのか、疑問も出ている。12日の東証1部の業種別値上がり上位には、小売りや保険、銀行、食品と内需系が並んだ。自動車やハイテクなども上昇しているが、円安メリットを積極的に評価するような動きとは言いにくい。

市場では「あくまでスカスカだったポジションを海外短期筋が埋めに行った動きに過ぎない。アベノミクスが再評価されたわけではない」(邦銀)との冷めた見方も多い。

12日の市場で、日経平均は大台を付けた後は伸び悩んだ。三菱UFJモルガン・スタンレー証券・投資情報部長の藤戸則弘氏は「米10年債利回りが2%に乗せたことで海外勢のシナリオの前提が変わったようだ。ただ、1万8500円、1万9000円をすぐに目指すとはいかないだろう。円安効果を除いた日本企業の競争力向上は、まだ確信できない。本決算での来期見通しをみるまでは、本格上昇は難しい」との見方を示す。

ドル/円も、120円を突破した後は足踏みとなっている。三井住友銀行・シニアグローバルマーケットアナリストの岡川聡氏は、米金利がこのまま上昇し続けることはないと予想。「仮に6月利上げとなっても、まだ4カ月ある。米利上げが始まっても、そのペースは緩やかになりそうだ。ドル/円がこのまま121円を超えて、どんどん上昇するとはみていない」と話している。

(伊賀大記 編集:田巻一彦)


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2015年2月12日 18:09:07 : 9URYgBZ4Qz
このままジリジリドル高を続けるつもりか?
確率は5分5分ですが1ドル200円突破とかの可能性も想定しないといけないかも知れません。
米国株がドル高でもこんなに高騰するのは説明がつかない、と見る人もいるし、ドル高で誰かが暴利を得られるなら、今後のドル高についても「説明がつかない」と言う動きは想定しないといけないのかも知れません。
その逆のドル安も同じ確率で想定しないといけないのでしょう。

02. 2015年2月12日 18:21:24 : nJF6kGWndY

米国経済次第で、今後、追加緩和を見送ったからといって必ずしも円安と消費者マインドが反転するとは限らないが

現状では、円高要因ではあるし、政策転換リスクが意識されることになるか


http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NJN6936TTDS601.html
日銀の追加緩和は逆効果、10月緩和は消費者マインドに悪影響

  (ブルームバーグ):現時点で一段の追加緩和を行うことは日本経済にとってむしろ逆効果になるとの見方が日本銀行内で浮上している。
関係者への取材によると、足元で輸出と生産が持ち直しており、原油価格の下落、消費増税の先送り、政府の経済対策などにより、日銀は景気の先行きに自信を深めている。
そうした中、原油安により消費者物価だけはさえない動きとなる可能性が高いが、日銀内では、ここで追加緩和を行えば、さらなる円安を引き起こし、回復しつつある消費マインドに水を差すなど悪影響の方が大きい、との声が上がり始めている。日銀幹部の一部で、為替相場に対する考え方に変化が生じている可能性もある。
BNPパリバ証券の河野龍太郎チーフエコノミストは「アベノミクスでは、デフレから脱却することで、日本経済が自律的な回復軌道に乗るというシナリオを描いていたが、2014年に実際に観測されたのは、円安によるインフレ上昇がもたらした景気減速だった。15年は反対に、原油安によりインフレ低下が景気回復をもたらす」と指摘。
その上で、「原油安により15年春にインフレ率はゼロ前後まで低下すると見られるが、原油安のメリットを円安が損なうことを認識し始めた政権は、2%物価目標達成時期の先送りを容認する姿勢を示している。日銀自身も追加緩和は実行可能性の観点から困難と考えており、政治圧力がない中、追加緩和の可能性はますます低下している」という。


消費者マインド調査は軒並み悪化

内閣府が発表する消費者態度指数や景気ウオッチャー調査 、日本リサーチ総合研究所が発表する生活不安度指数など、消費者のマインド調査は昨年10月31日の追加緩和以降、いずれも悪化した。
9日発表された1月の景気ウォッチャー調査は現状判断DI、先行きDIともに上昇したが、バークレイズ証券の森田京平チーフエコノミストは同日のリポートで「ガソリン価格は下落しているものの、円安による衣料や食料品の値上げが重しとなっており、マインドデータの回復ペースは緩やかなものにとどまっている」と指摘した。
森本宜久審議委員は9日、千葉市内で記者会見し、昨年10月の追加緩和は大幅な円安をもたらしたことで、消費者マインドを悪化させる要因になったのではないか、という質問に対し、「家計の実質購買力に影響を与えているのは事実なので、影響がないということはないと思う。そういう意味で、影響も少しあったのではないか」と述べた。
円安「大きなマイナスにはなってない」
支店長会議が開かれた1月15日、宮野谷篤大阪支店長は本店で会見し、12月の企業短期経済観測調査(短観)で近畿地域の企業が増収増益を見込んでいるにも関わらず、先行きDIが悪化したことについて、「急激な円安や原油安などの不確実性の高まり」が背景にあるとの見方を示した。
黒田東彦総裁は2日、参院予算委員会で、現時点で為替レートは日本経済全体に対して「大きなマイナスにはなっていない」と述べた。一方、原油価格の下落については、1月21日の会見で「企業収益の改善や家計の実質購買力の上昇につながるため、わが国経済にとってプラスに働く」と述べた。

みずほ証券の上野泰也チーフマーケットエコノミストは12日のリポートで、「円安ドル高が進行したことがドル建て原油価格の下落による景気刺激効果を減殺する方向に作用している」と指摘。日本が少なからぬ部分を輸入に頼っている食料品の価格で「円安ドル高が上昇方向の強い圧力になっている」とした上で、「各種食料品の相次ぐ値上げ発表が消費マインドを冷やしている」としている。

追加緩和は見送り

日銀は昨年10月31日の金融政策決定会合で、消費増税後の需要の弱さや原油価格の大幅な下落が「物価の下押し要因として働いている」とした上で、「短期的とはいえ、現在の物価下押し圧力が残存する場合、これまで着実に進んできたデフレマインドの転換が遅延するリスクがある」として追加緩和に踏み切っている。
1月21日の決定会合では、昨年10月の経済・物価情勢の展望(展望リポート)の中間評価を行い、原油大幅下落を受けて、15年度のコアCPI前年比見通し(政策委員の中央値)を1.7%から1.0%へと大きく下方修正したが、一段の追加緩和は見送った。
甘利明経済再生相は27日の閣議後の記者会見で、2%の物価目標について、「厳格な期限ということを政府も日銀もコメットしているわけではない」と発言。「原油安、国内CPI(消費者物価指数)総合にとって相当大きな要素となりうる原油が半分になった。それらを勘案すると、だいたい、いつぐらいという幅の中心線よりももっとアローアンス(容認)を取っていいのではないかということだ」と述べた。  

記事についての記者への問い合わせ先:東京 日高正裕 mhidaka@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Brett Miller bmiller30@bloomberg.net 淡路毅, 浅井秀樹
更新日時: 2015/02/12 17:25 JST


03. ひでしゃん 2015年2月12日 19:56:13 : dsqbUTCLpgzpY : 9IQbDxI5Uo
街角の景況感は不況
日銀が紙くずになる?惧れの国債を買いまくる愚
日銀が 投げる前に暴落?
結局最終的に 国民の預貯金がデフォルトになる?
かってドイツで経験したハイパーインフレになって預貯金は実質無価値にするという手もある

対策としては 現物 金 でも買って備える?


04. 2015年2月13日 01:19:22 : FfzzRIbxkp
この株の異常は、安倍政権のテロの仕込みに気をつけましょう。

日本の国民すべてが、安倍の犯罪を監視をしてテロをさせないこと。

311の失態を繰り返してはいけません。

おかしいなと思ったら、「ちょっとあなた、何をしているの?」と訪ねましょう。

コスプレ警察や公安には所属と名前を聞いて、コスプレでないことを証明させましょう。地元選出の自公議員が犯罪を犯さないように警告をしましょう。
マスコミの動きをチェックしておきましょう。

東電の会長や社長は311当時、関西や海外に避難してました。
大手企業のトップの動きにも注目しましょう。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 経世済民93掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
経世済民93掲示板  
次へ