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日本一の個人大株主竹田和平 株価2万円超えを前に大いに語る「私はこれから何を買って、何を売るのか」(現代ビジネス)
http://www.asyura2.com/15/hasan94/msg/294.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 3 月 09 日 10:25:05: igsppGRN/E9PQ
 

      ITバブル以来の株高がやってきた〔PHOTO〕gettyimages


日本一の個人大株主竹田和平 株価2万円超えを前に大いに語る「私はこれから何を買って、何を売るのか」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/42374
2015年03月09日(月) 週刊現代 :現代ビジネス


この相場はどうやら本物だ。今からでも遅くない。指針にすべきは、偉大な先達の教えをおいて他にないだろう。長きにわたって「日本一」の称号を勝ち得るこの人物に、見えている世界とは。

■まもなく大台に乗る

時価300億円もの株式資産を築き、「日本一の個人投資家」「和製ウォーレン・バフェット」と呼ばれる竹田製菓会長・竹田和平氏。大株主に名を連ねる「ムトー精工」「日邦産業」などは「和平銘柄」と注目を浴びる。

その竹田氏が今、投資先を大きく見直しているという。先月82歳を迎えた彼は、現在の株高をどう見ているのか。これから何を買い、何を売ればいいのか。投資歴約60年の極意を明かした。

株式投資ほど、簡単に利益を得られるものは他にないと思っています。なぜ世の中の人は預金ばかりで株をやらないのか、不思議なくらいですよ。私は会社を経営していますが、下手に事業をやるよりも株のほうが儲かるんじゃないかな(笑)。

リスクを取る勇気がなくて、株式投資を恐れている人も少なくありません。しかし、バクチのような「投機」と、株を買うことで企業を応援する「投資」は似て非なるもの。きちんと「投資」すれば、株は必ず大きな利益をもたらしてくれます。

つい先日、日経平均株価が15年ぶりに1万8700円を付けました。リーマンショック後の底値と比べて倍の値段です。

この株価が高すぎるとは思いません。日本経済の実力は1万7000~1万8000円。ようやく正当に評価され始めたに過ぎないのです。むしろ、今年中には2万円相場が当たり前になる。

大きな要因は原油安。'08年に1バレル約150ドルだった原油価格が50ドル以下に下がった。エネルギーの大半を輸入に頼る日本にとっては、大きな恩恵です。シェールオイルの供給が増えたことに対抗して、中東諸国が「価格が下がってもシェアを維持するほうが大事だ」と決めたから、減産になる可能性も少ない。石油ショックで経済が停滞したのと逆の流れで、好景気が数年間続くでしょう。当然株も上がります。

もう1つの要因は、金融緩和が当分続くこと。日銀が国債を大量に買い、市中に余らせたカネは、供給量の少ないものに向かいます。バブル期には土地に流れましたが、今は土地など誰も買いませんから、行き先は株しかない。金利が下がって円安になるので、輸出企業を中心に業績が上がり、株が上がるという要因もあります。今年の後半から来年にかけては、こうした要因が複合してバブル相場がやってくる可能性も高いとみています。

■投資先を5分の1に絞った

私は以前、小型株を中心に130以上の銘柄に投資していましたが、ここ数年で銘柄を大幅に絞り込んでいます。現在保有しているのは25銘柄程度。そのうち大企業が7~8社です。ここまで絞り込んだ理由は3つ。

1つは民主党政権下で出された「ある銘柄の発行済み株式の3%以上を所有している大口投資家には、全所得について最大50%の税金を課す」という公約です。その時、多少の損は覚悟のうえで、自分の保有比率が3%に達しない大型株にシフトしました。民主党時代に小型株の値段がなかなか上がらなかった背景には、こういう事情があった。

2つ目は、経済の本格的なグローバル化です。グローバル展開にはそれなりの資金が必要なので、中小企業は対応できず、下請けにならざるを得ない。それでは今後の成長は見込めませんから、どうしても大型株中心になっていくわけです。

3つ目は体力の問題。株式投資には銘柄の徹底的な分析が欠かせませんが、何百銘柄も持っていると、毎日時間が取られて大変です。しんどくなってきたから減らした、というのもホンネかな。

では、私が考える今「買うべき株」「売るべき株」の基準は何か。

まず「買うべき株」を選ぶ際に土台になるのは、「日本は今後、グローバル社会で何をすべきか」ということ。私は、世界中に投資する金融大国を目指すべきだと考えている。ただし、単にカネだけではなく人材や技術も投資することが不可欠。そう考えると、高い技術力を基盤に、海外へ積極的に出ている企業が有望ということになります。大手商社や精密機器メーカーはその代表格です。

こういった業種を見渡して、さらに株価が割安な銘柄を探して買っています。業績に比べて割安なものしか買いません。いくら人気がある、今上がっていると言っても、割高な株を買うといつか必ず損をしますからね。

■この数値に注目せよ

その株が割安かどうかの判断は「PER(株価収益率。企業の時価総額を純利益で割ったもの)」を見るといいでしょう。できれば10倍程度の会社がいい。PERが10倍ということは、税引き後の利回りが1割ということ。企業経営で10%も利益を出すのは、簡単なことではないですから。

あとは、配当利回りがいい企業ですね。私の場合、今年度は株式投資にかかる納税額が3億5000万円程度になる見通しですが、その大半は売買益ではなく配当金です。配当は、株価が値下がりしてもほとんど減ることがないんです。

また、「儲かっているのに株価が安く、配当利回りもいい」という優良銘柄を探すのに便利な指標が「ROE(株主資本利益率)」です。ROEとは、要するに株主資本(自己資本)が、企業の利益にどれだけつながったかを示す数字。これが高い企業は、投資家から受け取ったカネを効率的に使っているということで、すなわち経営能力があると言ってもいいでしょう。

反対に「売るべき株」は、儲かっているのに内部留保ばかり積み上げている企業。こうした企業は成長も見込めないし、投資家への感謝の気持ちもないから、投資に値しないというわけです。

株式投資のいいところは、間違った銘柄さえ選ばなければ、何もしなくても儲かること。たとえ暴落が起きても、配当はほぼ必ず上がり続けている。こんなにありがたいことはないですよ。

私が株で儲けているのを見て「何か特殊な情報源があるのではないか」と思う人もいるようですが、まったくありません。情報源は「会社四季報」だけ。これで充分です。なぜなら投機ではなく投資が目的なら、普通の株を買えばいいから。大当たりはないですが、結局はそれが一番確実な資産形成の方法です。私自身が何よりの証拠です(笑)。

こうして選んだ銘柄にいったん投資すると、長期間持ち続けるのが私のやり方です。多少値上がりしたからといって、利益確定のためにすぐ売ることはしません。自分の保有銘柄が値上がりするときは、たいてい他の有望銘柄も上がるから、どうせ別の株を高値買いすることになる。その時々で割安銘柄を探せばいいと言う人もいますが、うまくいくとは限りません。

長期投資だと、買った株が値下がりすることは当然あります。リーマンショックのような事態になれば、これはと思って投資した会社の株も下がる。実際に私も数百億円規模の含み損が出ました。しかし、いちいち不安がっていても始まりません。「いずれ上がる」と思ったし、株価が下がっても配当はある。株価が半値でも、配当はせいぜい1割しか減らないんですよ。

ホンネを言うと「どうしようもない」というのもあります(笑)。慌てて売っても損するだけ。諦めれば、むしろ心が穏やかになるものです。「下がってよし、上がってよしの株価かな」が私の哲学。上がったら売れるからありがたい、下がったら安く買えてありがたい。

ただし、常に感謝の気持ちを持つためには準備も必要です。下がった時に買えるだけの資金がないとどうしようもないですから。そのためには、投資は基本的に余剰資金でやるべき。信用取引を使って限度額まで注ぎ込むなど、もってのほかです。

今後しばらく株価の好調が続くといっても、忘れてはいけないのは、金融緩和の背景には財政赤字の拡大があるということ。バブル相場には必ずしっぺ返しが来る。今年から来年にかけては多くの投資家が資産を増やせると思いますが、その後のバブル崩壊を常に意識しておく必要があります。

具体的に言うと、6年後の2021年に日本は財政破綻する可能性が高いと考えています。正確に言えば日本は今現在も破綻しているのですが、日銀が買い支えているから持っているように見える。未曾有の事態です。

歴史上、戦争などで同様のことが行われると、最後はインフレを起こして国の借金をチャラにするしかなくなる。「日本は生産過剰だからハイパーインフレは起きない」という説もありますし、私も今すぐそうなるとは思わないけれど、いずれ限界が来るでしょう。

では、財政破綻にどう備えるか。「株は暴落しそうだから、預金する」という考え方もありますが、国が破綻すれば預金の価値も暴落する。日本株に投資対象を限定するのではなく、社債や海外の国債を買うのもいいかもしれません。金融の世界はボーダーレスだから、日本の財政破綻は世界中に影響する。世界恐慌に備えるなら、金投資も選択肢になる。常に「次はどんな投資先がいいか」という情報を集めて研究することが大切です。

■天井で売ろうと思うな

もう一つ言うと、暴落が始まってから売ろうと思っても遅い。上がっている局面で売らないといけない。そのためには、「天井で売ろう」などと考えず「この銘柄は割高になっている」と思ったら思い切って売る。欲張らないことも、被害を最小限にするための秘訣です。

財政破綻を食い止めるには、企業にもっと稼いでもらい、国の予算のうち国債に頼っている60兆円分、税収を増やせばいい。しかし残念ながら、政府は企業を元気づける手立てを見つけていません。

私は、納税額が大きい人を顕彰するといいと思う。中小企業の7割は法人税を払っていないと言いますが、それは儲けると税務署や社会がいじめるからでしょう。税収を増やすには、金儲けを批判するのをやめて、誰もが気持ちよく儲けられる社会にするのが一番です。

私が見る限り、経営者と投資家にはまだまだやる気がある人が大勢います。私は今、そうした情熱のある後進を育てることに最も力を入れています。今月からは、志望者を集めてセミナーも開催する予定です。

大切なのは、有益な情報を人と共有すること。私自身、株で成功するきっかけは、証券会社の支店長と友人になったことでした。彼のアドバイスで初めて買った株が、どんどん値上がりするのを見た時は驚きましたよ。カネは汗水垂らして働いて稼ぐものだと思っていたのに、こんな方法があるのか、株とはなんとありがたいのか、と心の底から思ったものです。

私は、「真心の連鎖が成功と幸福を招く」という哲学を大切にしています。投資家が成功するためには、信頼のおける人と打算抜きでつながることが重要なのです。

「週刊現代」2015年3月14日号より


 

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コメント
 
01. 2015年3月09日 19:31:38 : A1xC1lQGQo
「6年後、株、債券、国債は暴落する」と 300億円 稼いだ人がいうからには、普通なら、そのカンはあたるだろう。が,「後」でなく「以内」と見たほうがいい。暴落は世界中のハイエナ共が国債の金利の暴騰を仕掛け、「売り崩す」態勢が整った時だ。

02. 2015年3月10日 11:28:10 : nJF6kGWndY

まだ暫く大きな調整はなさそうだが、世間が武者的になってきたら要注意だな

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/43140
高値を買え、アベノミクス相場第2弾が佳境に
2015年03月10日(Tue) 武者 陵司
(1)高まる懐疑の中で高値更新

 米、独、英など先進国の株価が軒並み史上最高値を更新、最高値から大きく遅れてきた日本株も先週末(3月6日)日経平均が1万8900円台となり15年ぶりの高値となった。力強い長期上昇の波に入った可能性が濃厚である。

 先進国経済は何重もの追い風を受けている。大幅な原油価格下落、共通の超金融緩和、空前の企業収益が揃うことはめったにない。日本株式で始まっていると(筆者が想定する)世紀の上昇相場の、第2の波に入ったと思われる。

 懐疑が高まる中での高値更新である。急ピッチの上昇により株価水準は過熱領域にあるが、需給面では逆で待機資金が積み上がっている。東京・名古屋2市場の信用買い残は6週連続で減少し、売り残もやはり6週連続で増加しており、これは2012年のアベノミクス相場が始まって以来最長である。投資家は著しく警戒的なのである。2012年11月アベノミクス相場が始まって以降の大幅下落は2013年5月、2014年1月、2014年10月の3局面があり、いずれも信用取り組みは売りが積み上がり買い残の減少で信用倍率が大きく高まった時であったが、今は全く逆である。2012年からの上昇相場をけん引した外国人も、2015年2月前半までは売り越しであった。

 売りの理由は明白である。チャートが棒立ちになり、株価の移動平均からの乖離が極端になっているからである。代表的長期投資家である、ある投信は現金比率を現在の5%弱から30%まで引き上げると表明している。確かに循環論で見れば今は株を買う局面ではない。では循環ではなくトレンドが変わったのか。


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(2)トレンドが変わった、「超株高時代」に入った

 当社はトレンドが変わり、循環論が通用しない大幅な水準切り上げの局面に入ったと考える。新トレンドを形成する3つの大きな要因が揃っている。

QEが先進国の株価水準を押し上げる

 第1はグローバルQEの時代が始まり、米国のQEと株価上昇の経験を日欧が追うということである。今や米日欧のすべての中央銀行が、(1)2%インフレターゲットの実現、(2)そのためにあらゆる手段を駆使する(量的緩和の上限を設けない)、という政策で完全に一致している。2%インフレターゲットを絶対化し、そのためには何でもすると公言したことは、換言すれば金融緩和のレベルは2%インフレの実現可能性によって決まるということである。そして金融緩和量は直ちに株価に影響するのであるから、適正な株価水準は2%インフレ目標の達成状況に依存するということになる。つまり2%インフレ達成に整合的な量的金融緩和は、妥当な株価水準をも大きく引き上げるということである。

 量的金融緩和と共に株価も相対化されたと考えられる。2%インフレが実現するまで際限なく株価が上昇するということは、2%のインフレ目標に程遠い日本とユーロ圏は、今後の量的金融緩和は相当の規模となり、株価の天井も相当高いということになる。

 QEに先行している米国で起こったことは、株式時価総額の対GDP比率の大幅な上昇である。QEが始まった2009年に100%割れにあったこの比率は現在160%まで高まった。日本でも今後QEが展開されていく過程で今100%にあるこの比率が大きく上昇していくものと考えられる。それは世界最低水準にある日本株のPBRも大きく上昇させるだろう。

 米国経済はほぼ完全雇用状態が視野に入り、2%インフレ目標の達成に近づきつつある。つまりQEは見事に成功したと言えるのである。

 雇用の増加、賃金の上昇、CPIプラスの維持、絶好調の企業収益、企業の健全な財務活動(=資本を退蔵させない)などが次々に顕在化し、株高を持続させている。今年年央にも予想されるFRBの利上げが、景気と株価を腰折れさせる可能性は極めて低い。その可能性が少しでもあればFRBは利上げを先送りするはずである。ドルの下落やインフレの高進などの利上げを必要とする事態は全く起こっていないのである。


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日本経済劇的好転が視野に

 第2に2015年の日本の景況感の劇的好転が視野に入りつつある。日本のファンダメンタルズに空前のスイングがおきる。2014年度と2015年度とで2つの特殊要因が甚大なスイングファクターとして作用する。2014年度は消費税が8兆円(対GDP比1.6%)の購買力を民間経済から奪った。

 2015年度は原油価格下落が10兆円(GDP比2.0%)近い購買力を生み出す。消費税増税の影響がなくなる2015年4月以降、前年比で見れば3.6%もGDPが押し上げられるのである。このスイングの大きさはかつてない規模である。

 また遅延していたアベノミクス、円安効果が一気に顕在化する。2014年までは円安下でも輸出数量が増えずこれまでの景気回復期のような生産誘発が起きてこなかったために、アベノミクスは息切れだ、誤りだ等という批判が強かった。しかしアベノミクスの成果は着実にかつてない規模で企業収益の改善として蓄えられている。いわばダムには水が満々と蓄えられているが、下流は依然カラカラという状態なのである。いずれ蓄えられたダムの水が下流を大きく潤すことは確実である。2014年までは企業収益改善を起点とした好循環は小さかったが、2015年は (1)賃上げ、(2)設備・研究開発投資増、(3)増配と自社株買い、(4)M&Aなどの財務投資となって実物経済を潤すだろう。2015年日本経済と日本株式は世界最大のポジィティブサプライズになるのではないか。

ドルベースでも日本株ベストパフォーマーに、日本株に押し出される海外投資家

 第3に日本の優位が見えてきた。今年に入ってのドルベース株価では日本株がベストパフォーマーになっている。長期デフレの象徴としての世界最低であった長期金利は上昇に転じ、世界最低はドイツに譲った。日銀の国債購入、政府の国債発行減少など玉不足の中での金利上昇は注目に値する。

 また大幅なマイナスで世界最低にあつた実質金利が上昇している。明らかに日本のデフレ脱却を市場は織り込み始めたのではないか。その中で日本株高と為替との乖離が始まった。円安の進行はほとんど止まっているのに株高が続く。

 年率換算11兆円の貿易赤字一掃が見えてきた。原油価格下落に加えて貿易数量の改善が急進展し始めている。旅行収支や海外所得収支の改善により経常黒字は大きく増加する。加えて世界一割安な日本株、日本不動産の魅力が注目され資金流入が増加しよう。円は2015年中に下げ止まるだろう。円が極端に売られ金利急上昇を起こし、日本が財政破たんを起こすなどという極論は消える。ドルベースでみた日本株式の時価が大きく引き上げられ、世界の投資家は一段と日本株の比率を高めざるを得なくなるだろう。


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(3)足止めを食らっている投資家、考えと行動を変える時

悲観論バイアスが極端な日本人、日本専門家不在の海外投資家

 IMFは1月に日本経済見通しを0.8%から0.6%へと引き下げ、日本に詳しくはない多くの世界投資家はその影響を受けて日本株を売った。長期的な日本株の突出したパフォーマンスの悪さにより、日本の専門家は著しく減少してしまい、専門家不在の中で外国人投資家の日本株投資はコンセンサスドリブンとなっている。

 またかねてから日本国内に根強いアベノミクス批判派は、消費税増税とQEと円安効果の遅延による一過性の経済停滞をアベノミクスの失敗の証拠と言い募ってきた。言うまでもなく、積年のリスクテイクに失敗した日本の国内投資家は、リスク回避を主張する悲観論者の影響を強く受けることとなる。

Trading から Buy and hold へ

 長期下落相場の中で生き残った投資家はトレーディング投資家である。彼らにとっては株式投資とはトレーディング(つまり安く買って高く売る、またはあらかじめ高く売って安く買い戻す)ということが染みついている。しかし今や局面は変わった。売るためではなく、持ち続けるための投資へと、投資家の行動様式が転換する必要がある。持ち続けることを考えれば、買値がいくらかは大した問題ではない。借金のコストはほぼゼロ、株保有のリターンは配当だけで1.8%と、大きなキャリーがとれるのであるから、持ち続ければ必ず大きく報われるのである。必要なことはいくらで買うかではなく今株を持つことなのである。

 Buy and hold の定着は資本の大移動、株式のバリュエーション革命をもたらすだろう。ツンドラのように日本の投資家心理を凍らせていたパーセプションと行動様式が一気に変化するとなると、その影響は生半可ではないだろう。群衆が劇場の狭いドアに殺到するように、「現金・預金・国債」という安全資産から「株式」に向かう。安全資産とは将来キャッシュフローがゼロの資産であり、リスク資産とは将来キャッシュフローが確かな資産であるという、その、ごく当たり前の事実に気がついたとしたら!!

 今、壮大な歴史的相場が幕を切って落とさたのではないか。


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(*)本記事は、武者リサーチのレポート「ストラテジーブレティン」より「第136号(2015年3月9日)」を転載したものです。

(*)投資対象および銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、必ずご自身の判断でなさるようにお願いします。本記事の情報に基づく損害について株式会社日本ビジネスプレスは一切の責任を負いません。

http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPKBN0M503L20150309?sp=true
コラム:「時代遅れ」の米ダウ平均、アップル組み入れで延命か
2015年 03月 9日 12:12 JST

 3月6日、米アップルをダウ工業株30種に組み入れるというのは、骨董品を磨き直す作業に似ている。写真は同社のロゴ。都内で昨年6月撮影(2015年 ロイター/Yuya Shino)
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コラム
コラム:米利上げが導くドル円上昇、128円が限界か=佐々木融氏
コラム:女性の賃上げが男性も幸せにする4つの理由
コラム:円売り「主役」交代、ドル127円予想は健在=鈴木健吾氏
コラム:独3%賃上げの背景に企業ブランド戦略、日本に大差
Robert Cyran and Richard Beales

[ニューヨーク 6日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)をダウ工業株30種に組み入れるというのは、骨董品を磨き直す作業に似ている。S&Pダウジョーンズ・インデックスはとうとう、AT&T(T.N: 株価, 企業情報, レポート)の代わりのダウ銘柄として時価総額で世界最大のアップルを選んだ。固定電話線や小切手帳などと同じく、時代遅れの存在になっているダウ工業株30種としては、今さらながらの動きといえる。

ダウ銘柄において、アップルが初代「iPhone(アイフォーン)」の販売提携先だったAT&Tと入れ替わるのは、ハイテク産業、とりわけスマートフォンの時代の流れをあらためて思い起こさせる。

銘柄変更によってダウは、実体経済における情報技術(IT)の重要性をある程度はより適切に反映できる。ただそれはダウの構成銘柄が古びてしまった状況を示唆するもので、銘柄変更のきっかけは現実世界にとって何の意味も持たないビザ(V.N: 株価, 企業情報, レポート)の株式分割計画だった。

ダウ工業株30種は、経済構造がずっと単純でコンピューターなどなかった時代から受け継がれている。当時は30銘柄の平均株価が金融市場の付加価値とみなされていた。だが今や、株価が上がってもそれよりも大事な時価総額が必ずしも上昇しない銘柄を含んだ指標に注目するのは奇妙なことに思われる。

他の面からみてもダウ工業株30種は少しばかりかび臭い。それは銘柄数の少なさや、採用基準がかなり恣意的といったことなどだ。米株式市場においてアップルの成長は過去10年間を通じて最も大きな話題だったが、ダウはそれを取り込まなかった。ロイターの分析では、アップルが株式を分割して価格面でダウ銘柄として受け入れ可能とみられるようになった昨年6月に、ビザを除くダウの30銘柄のどれでも1つをアップルに入れ替えれていれば、値動きはもっと良くなっていただろう。

時価総額でウエートづけされているS&P総合500種や、その他のより幅広い株価指数の方がより科学的な選別方法であり、マグロウヒルによるとS&P500種の動向に追随するパッシブ投資の総額は1兆9000億ドルに達する。それでも米国の一般社会ではまだ128年の歴史を誇るダウ工業株30種の方がなじみがある。アップルの組み入れは、そうした「過去の遺物」が生き永らえる上で手を貸すことになる。

●背景となるニュース

*S&Pダウジョーンズ・インデックスは6日、構成銘柄のうちAT&Tの代わりにアップルを18日の取引終了後から採用すると発表した。

*アップルの採用は、ビザが18日に予定する4対1の株式分割計画がきっかけ。この分割により、ダウ工業株30種株価における情報技術銘柄のウエートが低下する見込みだが、アップルが加わればそれを是正する上で効果がある。

*5日終値段階でみるとアップルの株価は126.41ドルと、AT&Tの34ドルやビザの分割後ベースの68.53ドルと比べると高い。

*アップルは報道陣に対して9日の説明会を開催すると伝えており、その場で腕時計型ウエラブル端末「アップルウオッチ」の詳細が発表されると見込まれている。年次株主総会は10日に開く予定。


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