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密かに進む新興国売りとベルナンキショック再来
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4839929.html
2015年03月13日 NEVADAブログ
新興国通貨及び株価が売られており、世界の金融市場では密かに¨ベルナンキショック¨が再来するのではないかと噂されています。
２月末比
ブラジルレアル −１０.４％
トルコリラ −４.０％
南アフリカランド −６.１％
インドネシアルピア −４.１％
ブラジルは１２.７５％にまで金利を上げていますが、通貨売りはいっこうに収まらず、このままいけば金融市場は大混乱するのは目に見えていますが、先進国株式に資金が流出している以上、打つ手はありません。
新興国株式時価総額は６兆ドルとも８兆ドルとも言われており、最大で１０００兆円にも上る規模であり、そこの市場が破壊され、仮に２０％もの暴落が襲えば２００兆円もの時価総額が吹き飛ぶことになるのです。
今の株式相場参加者は新興国など関係ないと無視をして買い進んでいますが、資金引き揚げにあっている新興国は日々金融市場の緊張度が増しており、原油安もあり、いつベネズエラや中東湾岸諸国でデフォルトが発生し、金融市場が麻痺するかわからない状況にあります。
【原油】先物市場は昨夜ニューヨーク市場で２.３３％急落し、１バーレル４７ドルで終わり、引け後には４６ドル台にまで下落しており、先の安値である＄４４.４５まであと少しというところまで下落してきています。
【天然ガス】に至っては３.１９％安の＄２.７３となり、先の安値である＄２.５８まであと１５セントというところにまで売られてきています。
先進国の株価は上がる、新興国の株価、通貨、産品は下がるという¨いびつな¨今の金融市場はいつまでも続くものではありません。
一旦逆回転を始めれば、ものすごい勢いで事態は進んでいきます。
そして第二次ベルナンキショック、リーマンショックが市場を襲いますが、今回は中国という救世主はいません。
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