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中国主導のアジア投資構想に日米が反発 腐敗増長や「生活の質」犠牲の懸念(Business Journal 3月22日()
http://www.asyura2.com/15/hasan94/msg/564.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 3 月 22 日 06:52:05: igsppGRN/E9PQ
 

中国主導のアジア投資構想に日米が反発 腐敗増長や「生活の質」犠牲の懸念
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150322-00010003-bjournal-bus_all
Business Journal 3月22日(日)6時0分配信 3月22日(日)6時0分配信


 麻生太郎財務相は13日、アジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加が「難しい」とする認識を示した。20日には、一定の条件が整えば「協議ということになる可能性はある」と態度を軟化させたが、菅義偉官房長官は同日の記者会見で「参加については慎重な立場だ」との見解を示した。またアメリカのルー財務長官も同様の懸念を見せている一方、イギリス、ドイツ、フランス、フランスはすでにAIIBへの参加を表明している。

 今年中に業務が開始されるAIIBについては、米中両国の世界的な金融覇権をめぐる政治的な闘争としてとらえる見方が一般的である。他方で、アジア経済におけるインフラ整備への資金需要は旺盛であり、これに応える国際金融上のスキーム構築は重要な課題になっている。

 インフラ整備は各国が経済発展するための前提条件のひとつである。道路、港湾、通信、あるいは医療・教育などの社会資本設備を整えることは、国民の生活向上に貢献することにつながるのは自明だろう。特にアジア全域では、毎年7500億ドルを超えるインフラ需要が存在するといわれている。そのためAIIBの設立は、アジアの新興国を中心に歓迎されているのは事実だ。

●役割分担とガバナンスに懸念

 同時にいくつかの懸念が表明されてもいる。麻生財務相の発言はそれらの「懸念」を背景にしたものに違いない。ひとつは、既存の国際金融機関との役割分担が不明なこと。もうひとつはAIIBのガバナンス(統治)に関する懸念である。

 世界銀行やアジア開発銀行(ADB)は、AIIBと業務が競合する代表的な国際金融機関だ。金立群・AIIB設立準備委員長のこれまでの発言は、これら既存機関との住み分けが必ずしも明確ではない。AIIBはインフラ整備を中心にした長期資金の提供に専従し、他方で世界銀行やADBは貧困削減に努めるべきだ、というのが公式見解だが、そもそもインフラ整備は、貧困削減、それを通じての国民生活の向上のために役立てられるものである。すなわちインフラ整備と貧困削減を異なる業務目的とするのは根拠に乏しいといえる。

 また、AIIB設立がアジア諸国を中心に歓迎されている理由は、その融資までの決定が迅速であることだ。ただし、この長所はまた弱点にもつながりやすい。ADBなどの融資条件が厳しかったのは、例えばインフラ建設にあたって、周辺の環境や住民への影響を考慮に入れてきたこともある。もしAIIBの融資基準が緩和されるならば、このような環境リスクなどへの配慮が十分に行われない懸念があるという声が、先進国を中心に根強い。仮に融資条件の引き下げ競争がAIIBと世銀、ADBの間で生じた場合には、環境や「生活の質」への配慮が犠牲にされる恐れもある。いわゆる「悪貨は良貨を駆逐する」という現象である。

 AIIBのガバナンスも常に議論の対象になっている。AIIBの本部を北京に置き、総裁も中国人が想定されている。初代総裁は金立群設立準備委員長であると目されている。またAIIBへの出資比率は、購買力平価で計測した国内総生産(GDP)に基づく。この計算だと中国は参加表明国中最大の出資国となり、またその議決権のシェアは最大50%になる。AIIBは本部に各国の政府代表者を理事のような形式で常駐させることはしない。融資計画の方針は先決されて、一定期間の後にその成否が各国代表によって審査される。世銀やADBのように本部に各国代表が常駐してチェックする体制とは異なる。

 このようなAIIBのガバナンスに対して、経済学者の河合正弘東京大学名誉教授は「中国は本部と総裁を手に入れ、さらに半分の資本金で2倍の融資を自らの自由意思で行うことができる」と批判している。先の麻生発言もこのような中国本位へのガバナンスをけん制してのものだろう。

●腐敗を生む懸念も

 中国と米国の覇権ゲームという見方は不毛である。問題は、インフラ融資が「悪貨が良貨を駆逐する」ような貸出競争に発展しないことだ。冒頭でアジア地域のインフラ需要の推計値を紹介したが、それをすべて国際機関が担うという認識もまたおかしい。実際にどのくらいのインフラが必要であるのか、より厳密に判断すべきであろう。

 日本でも公共事業は利権の温床であり、「腐敗」の根源になりやすい。特にアジアの新興国には政治的な複雑性も加担して、国際的な汚職を生み出しかねないだろう。そのためにもAIIBにおける中国本位の裁量性は抑制されるべきであり、既存の国際金融機関との協調、共通するルール作りに、より積極的になるべきだ。また、ガバナンスに関しては、中国は議決権シェアを引き下げ、日本や米国などが参加しやすい枠組みを提案すべきである。

(文=田中秀臣/上武大学ビジネス情報学部教授)


 

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コメント
 
01. 2015年3月22日 06:58:14 : jXbiWWJBCA
中国主導で設立、「インフラ投資銀行」の磁力
日米が距離置くも欧州諸国は続々と参加
西村 豪太:週刊東洋経済 記者2015年3月21日

中国主導で設立を進めるインフラ投資銀行。2014年10月にアジアを中心とする21ヵ国で政府間覚書が調印された(写真:新華社/アフロ)
”ドミノ倒し”は3月12日、英国政府による発表から始まった。この日、同国は主要7カ国(G7)では初めて、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加を表明。オズボーン財務相は声明文の中で英国企業へのメリットの大きさを強調した。

かねてAIIB構想に批判的だった米国政府は不快感を示したが、3月17日には仏独伊も参加を表明。AIIBをめぐってG7が真っ二つに分断される形となった。

アジア向けの開発金融機関としては日米が主導するアジア開発銀行(ADB)がある。日本ではAIIBの運営方針の不透明さへの懸念、審査能力に対する疑問を繰り返し表明してきた。だが、豪州も参加するとの報道が流れた3月20日には、麻生太郎・財務相が融資審査の透明性確保を条件に、参加の可能性を示唆。米国と比べても際立っていた厳しいトーンの修正を図っているように見える。

ADBだけでは対応できない?

AIIBの構想は中国の習近平国家主席が2013年10月の東南アジア歴訪時に発表したもので、アジア諸国のインフラ整備を支援するための新しい国際金融機関という触れ込みである。ADBではアジアのインフラ整備需要は今後10年で8兆j(約1000兆円)に及ぶと試算。ただ、審査基準が厳しく資金量も限られるADBだけでは、巨大なインフラ需要に対応しきれないというのが中国の言い分である。

そこで中国はアジアにおけるインフラ整備を目的に、資本金1000億jで国際金融機関を新設する。2014年10月には北京で中国を含むアジア・中東の21カ国がAIIB設立に向けた政府間覚書に署名した。中国は今年中にAIIBの業務開始を見込んでおり、6月には規約をまとめる予定だ。

銀行設立の指揮を執る楼継偉・財政部長(財務相)は3月6日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の記者会見で、「3月31日までに参加した国は創始メンバーになれる」としており、参加表明のデッドラインが近づいていた。これが現在、”ドミノ倒し”が起きている理由だ。

AIIBの設立構想をめぐっては、米国主導の戦後の国際金融秩序に対する中国からの挑戦という文脈で語られることが多い。だがそれは、隣接する国々との経済関係強化のために中国が準備する、「シルクロード経済ベルト」「21世紀海のシルクロード」開発という全体構想の一部でしかない。「一帯一路」と称されるこの開発構想こそ、習政権の経済・外交政策の目玉だ。

2014年12月には外貨準備や政府系銀行などによる共同出資で、「シルクロード基金」を400億jで設立している。設立を主導したのは、中央銀行である中国人民銀行。アジアでのインフラ建設・資源開発のための国家ファンドだ。

発破をかける習主席

習主席は2月10日に党内の会議で、シルクロード基金に関しては「できるだけ早くプロジェクト投資を展開せねばならない」、AIIBについて「急いで設立せねばらならない」と話し、担当部門に発破をかけている。この2つの機関は、シルクロード開発という習政権の経済政策を資金面で支えることを期待されている。

中国経済にとって最大の問題の一つが、国内で鉄鋼やセメントといった分野の生産能力が過剰になっていることだ。習主席は就任直後から、その解消を繰り返し唱えてきた。

市場原理による淘汰と内需拡大こそがその本道であることは言うまでもない。だが、いずれも時間がかかる政策であるため、海外需要の開拓に活路を見いだした。「この30年、国内でインフラ建設を大々的にやってきただけに、能力的にもコスト的にも中国企業には競争力がある」(総合商社の中国法人幹部)。

貿易黒字の拡大に伴い、中国の外貨準備高は4兆jに迫る世界最大の規模を誇るようになった。しかし、国内ではその運用利回りの低さが問題視されており、インフラ開発への投資による収益向上が期待されている。同時に、途上国に設備を売る際に人民元で決済することや、ローンを人民元建てにすることで人民元の国際化を進める狙いもある。

「AIIBの構想は、4年以上前から検討されていた」と中国政府系シンクタンクの関係者は明かす。当時はまだ胡錦濤政権の時代だ。だが、当時はケ小平時代から引き継がれてきた「韜光養晦」(目立つことをせず、力を蓄える)という外交思想が強かった。前政権は、西側への挑戦ととられかねない試みには慎重だったが、「大国」としての自信をつけた習政権は一歩を踏み出した。

日本が迎えた難局

そればかりでなく、南シナ海での領有権問題を抱えるベトナムやフィリピンなど、周辺諸国との摩擦の高まりを沈静化させる狙いもある。習主席がAIIB構想を打ち上げた2013年10月は、周辺諸国との外交立て直しを目指した「周辺外交工作会議」が開かれた時期でもある。今回のAIIB構想にはフィリピン、ベトナムを含むASEAN(東南アジア諸国連合)加盟国すべてが参加しており、中国は政治面でも手応えを感じていることだろう。

中国経済専門家の有志とともにインフラ投資銀行への参加を日本政府に呼びかけている現代中国研究家の津上俊哉氏は、「AIIBをめぐる中国国内での議論が自国の利益ばかりを強調しているのは確かに気がかり。だが、参加したうえで問題は中から変えていくというスタンスのほうが日本にとって得策だ」と話す。中国と比べて資金力が見劣りする日本が、この”ゲーム”にどう関与していくか、難しい局面を迎えている。
http://toyokeizai.net/articles/print/63931


02. 2015年3月22日 10:27:48 : p0Inc63CDM
そうだよ。
だから日本のような白人国家はおいそれとは汚らわしい中国人が主導するシステムに乗ってはいけないんだ。日本のように民度がきわめて高く、知的水準が高く、腐敗がない社会は中国とは共に天を戴かず、一山二虎を容れずだよ。
 アベシンゾーのようにアメリカの戦争屋と組んで戦争しちゃれ。
日本は世界中の憧れで世界で日本に反対するのは「特亜三国」だけだW。
干戈を交えて雌雄を決すべきだ。
中国は日本の後ろ盾のアメリカが怖いから決して核兵器など使えない。
日本の兵器は世界一だ。
潜水艦の乗組員も世界一だ。
戦闘機のパイロットの練度も世界一だ。
戦車の性能は世界一流だ。
だから何にも怖いものがないじゃないか。
何を恐れてる戦争だ。

03. 2015年3月22日 10:36:20 : yUDqv3T4uU
どう屁理屈をなぶろうとも要は孤立したということだ。機を逸した。
腐敗なき金融など歴史上存在した例はない。

04. 2015年3月22日 19:43:43 : PHkuSka9vI
ダメリカと 組んだままでは 質が落ち

05. 2015年3月22日 21:38:16 : 9TxERk7N6s
>>02

お前、自分が白人だと勘違いしているのか。白人からみればどこからみてもお前は黄色人種だよ。どこから見ても知性もゼロ。
白人から見れば日本人も中国人も朝鮮人も同じだよ。


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