★阿修羅♪ > 経世済民94 > 749.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
転職成功者の平均年齢は過去最高の32歳に(@DIME)
http://www.asyura2.com/15/hasan94/msg/749.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 3 月 29 日 22:38:05: igsppGRN/E9PQ
 

             職種別でみる転職成功者の平均年齢の推移


転職成功者の平均年齢は過去最高の32歳に
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150329-00010004-biz_dime-nb
@DIME 2015/3/29 22:20 DIME編集部


 株式会社インテリジェンスが運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は2007年7月〜2014年12月の7年半の間に、DODA転職支援サービスを利用して転職したビジネスパーソン、約7万8000人の年齢について調査を行なった。調査の結果、転職者の平均年齢は、2008年1〜6月期の29.2歳から上昇が続き、2014年12月までに過去最高の32.0.歳となった。また、前回2014年上期からも0.3歳アップしている。2007年下期と比較すると、「35〜40歳」(8.0%→14.8%)、「40歳以上」(2.5%→12.2%)の割合が大きく増加。この7年半の間で、35歳以上の割合は、10.5%から27.0%となった。

 転職成功者の平均年齢は、直近の2014年下期で32.0歳となり、前回調査の2014年上期から0.3歳アップ。調査を開始した2007年下期からは2.9歳上がり、この7年半で最高となっている。また、転職成功者の年齢割合を見ると、「24歳以下」は-0.2%、「25〜29歳」は-1.5%、「30〜34歳」は-0.1%と減少している一方で、「35〜39歳」は+0.9%、「40歳以上」は+1.0%と、35歳以上のミドル層の割合が上昇。調査開始の2007年下期と比べると、「24歳以下」は11.5%から6.6%に減ったのに対して、「35歳〜39歳」は8.0%から14.8%に、「40歳以上」は2.5%から12.2%に増え、この7年半の間で、若手層とミドル層の割合が逆転していることが分かる。

 ただし「割合」では、「ミドル層が増えて、若手層が減っている」ように見えるが、「実数」だと、若手層もミドル層も2009年下期以降、増加傾向が続いている。特に「40歳以上」は、2007年下期時点から5.4倍に大幅に増加。求人数の増加に伴い、ビジネスパーソンが年代を問わず、転職マーケットに活発に参入している状況と言える。ミドル層の増加ペースが若手層を上回っている要因としては、次のような企業の採用背景が挙げられる。

・金融危機後の業績回復や新規参入、大型投資をするために、スピーディーに成果を出せる人材が必要になっている

・商材投入や組織改編のサイクルが短縮化され、未経験の人材をじっくり育てるのではなく、「即戦力」を中途採用している。

・ITや建築など、業界によっては空前の人材不足で、従来よりも採用ターゲットが広がっている。

・顧客ニーズの多様化に対応するため、営業など、技術や専門職種系など特定スキルが必要な職種以外でも、ミドル層の経験やスキルが求められるようになっている。

・女性の活躍推進の動きから、管理職候補を含めたミドル層の女性を採用する企業が出ている。

 このような企業の状況を引き金に、転職を考えるミドル層のキャリアの考え方も変化。新卒入社から定年退職まで1社で働き続けるという意識や転職への抵抗感が薄れ、その時々のキャリアに応じた環境を選択する人が増えてきた。特に2013年以降は、中途採用の求人数が調査を始めた2008年を上回る水準まで回復したことも相まって、「35歳以上」の割合が一段と増えるなど、ミドル層の転職への意識はより前向きになっている。

 一方、若手層にも特有の事情がある。中途採用は売り手市場で、入社後のポテンシャルに期待した、未経験の業種や職種からの中途採用も多く、若手層の転職チャンスは引き続き大きい状況だ。3年ほど前までは「就職氷河期」のころに新卒入社した若手層による「リベンジ転職」も見られたが、ここ1、2年は、新卒時も企業の選択肢が豊富な状況で、転職についても「何としても今すぐ転職したい」というより、「良いところがあったら」「いつかは転職したい」と考える若手層が増えている。このようなミドル層、若手層それぞれの意識の変化が、転職成功者の年齢割合の逆転現象につながっているのだろう。

■職種別にみると、国内企業の「グローバル化」、専門スキルの「高度化」がキーワード。7年半で5歳アップの職種も

 転職成功者の平均年齢を職種別に見ると、前回調査の2014年上期から最も上昇したのは、「技術系(電気/機械)」(1.7歳)、次いで「企画・管理系」(0.7歳)、「クリエイティブ系」(0.5歳)となった。また、全10職種中もっとも平均年齢が高いのは、「技術系(建築/土木)」の36.3歳。「技術系(建築/土木)」は、前回調査からは-0.7歳となったが、引き続き転職成功者の平均年齢自体は高い結果となっている。

 また、調査を開始した2007年下期からの7年半で、「専門職系」が28.5歳から33.5歳に5歳アップ、「技術系(電気/機械)」が29.4歳から34.0歳に4.6歳アップと、それぞれ大幅に上昇。この7年半は、グローバル化に対応するための戦略として海外展開する国内企業が増加。経営・人事コンサルタントや金融のファンドマネジャー、不動産のプロパティマネジメントなどの「専門職系」においては、海外法人とのM&Aや、海外での新規事業の開発や企画を担う、より高度な専門性のある人材が求められるようになり、必然的にスキルの高いミドル層の採用が増えた。さらに金融危機のころにミドル・バック部門をスリム化し、今採用を再開している企業などは特に、未経験の若手を育成するよりも即戦力を求める傾向で、このことも「専門職系」の年齢を引き上げた要因と考えられる。

「技術系(電気/機械)」については、中国や韓国をはじめとした海外メーカーの台頭によるモノづくり産業の競争激化によって、事業の柱となっていた部門を閉鎖したり、今後の成長マーケットとして見込んだ医療業界へ新規参入するなど、勢力図が大きく変動した業界。これまで大手日系メーカーで長年勤めていた技術者が、国内の中堅メーカーや海外メーカーに移るという動きが見られる。また、このような状況に危機感を抱き、将来のキャリアを見据えて、自ら転職を選択するミドル層の技術者も増えている。

 一方、この7年半でそれほど年齢が上がっていないのは、1.4歳アップの「販売/サービス系」と、1.5歳アップの「営業系」。ポテンシャルを評価した若手層の中途採用が引き続き多く、資格などで評価できる職種特有の専門スキルが分かりにくいことから、スキルのマッチングによる転職は少ない状況だ。しかしこれらの職種においても、ミドル層の中途採用事例は徐々に増えてきており、平均年齢は緩やかながら上昇している。今後は、BtoCの職種においても、ますます加速するであろう顧客ニーズの多様化に対応できるレベルのスキルのある人材が求められ、年齢に応じたキャリアと必要なスキルによって中途採用を進める動きが進んでいくものと思われる。

 最新のDODA「転職求人倍率レポート」でも、求人数が調査開始(2008年1月)以来の最高値を更新するなど、転職市場は活況な状態。そのような中で、今回のデータからも分かるように、今の転職市場は、応募者が「何歳か」ということではなく、「キャリアそのもの」が評価されている。職種特有の専門スキルはもちろんだが、自分では特別なキャリアと気づいていない、業界や職種の経験自体がキャリアとして認められることもある。

 また複数の職種や業界を経験している人は、“キャリアの掛け算”で市場価値が上積みされることもある。「今後どんな経験が強みにつながっていくのか」や「年齢に応じたキャリアとは何か」を踏まえてこの先のキャリアアップを考えていくために、キャリアの棚卸しやキャリアコンサルタントへの相談、年収査定などを利用し、定期的に自分の“市場価値”を確認しておくことをおすすめしたい。

 DODA編集長の木下学氏は今回の調査結果について、以下のように解説する。

 転職成功者の割合からは、「ミドル層が増え、若手層が減っている」ように見えますが、実数では、若手層、ミドル層とも2009年下期以降は、増加傾向が続いています。特に「40歳以上」は、2007年下期から5.4倍と大幅に増加しました。求人数の増加に伴い、年代を問わず、中途採用が活発化しています。

 景況感の回復にともない、新規事業立ち上げや既存事業への大型投資などが増え、スピーディーに成果を出せる人材の需要が高まっています。その結果、即戦力であるミドル層が注目されるようになりました。さらに、ITや建築など、空前の人材不足となっている業界を中心に、採用条件が緩和されるなど、従来よりも採用ターゲットが広がっています。こうした流れを受け、ミドル層の転職意識もより前向きになっており、「35歳以上」の割合が一段と増えています。

 最新のDODA「転職求人倍率レポート」でも、求人数が調査開始(2008年1月)以来の最高値を更新するなど、転職市場は活況な状態です。そのような中で、今回のデータからも分かるように、今の転職市場は、応募者が「何歳か」ということではなく、「キャリアそのもの」が評価されています。職種特有の専門スキルはもちろんですが、自分では特別なキャリアと気づいていない、業界や職種の経験自体がキャリアとして認められることもあります。

 また複数の職種や業界を経験している人は、“キャリアの掛け算”で市場価値が上積みされることもあります。「今後どんな経験が強みにつながっていくのか」や「年齢に応じたキャリアとは何か」を踏まえてこの先のキャリアアップを考えていくことが必要になってきています。


■調査対象:2007年7月〜2014年12月の7年半の間にDODA転職支援サービスを利用して転職したビジネスパーソン
■有効回答数:約78000

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 経世済民94掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
経世済民94掲示板  
次へ