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未稼働の太陽光代わりに発電 三井住友F&L・京セラ 300億円投資、リース活用(日経)
http://www.asyura2.com/15/hasan94/msg/763.html
投稿者 五月晴郎 日時 2015 年 3 月 30 日 08:41:33: ulZUCBWYQe7Lk
 

2015年3月19日 日本経済新聞

<資金の制約などで稼働していない太陽光設備は8割に上る>

 三井住友ファイナンス&リース(SMFL)と京セラは、太陽光発電設備の設置認定をとった中小企業などから権利を買取り、代わりに発電する事業を始める。固定価格買取制度の認定が下りているのに、資金の制約などで稼働していない設備は8割に上る。今後2年以内に約300億円を投じ、10万キロワット程度の発電を目指す。
 SMFLは京セラから太陽光パネルを買い取り、敷設する土地を地主から借り受ける。SMFLは新たな事業主となる京セラ子会社の京セラソーラーコーポレーションに発電設備一式をリースする。京セラソーラーは元の発電事業主から電力会社に売電する権利を買取り、その資金もSMFLが出す。同社によると、リースの仕組みを活用した発電の代替事業は初めてという。
固定価格買取制度の認定がおりている産業用の太陽光発電設備は、昨年11月末で6680万キロワット。そのうち稼働済みの設備は1170万キロワットと約2割にとどまる。SMFLはこの仕組みで塩漬けになっている太陽光発電事業を後押しする。


(付:投稿者)

 太陽光パネルは主原料のシリコンの産地が中国のようです(シリコン価格 ≓ 電気価格)。中国製、韓国製は日本製に比べ3割程度安いようです。ただ、京セラはわかりませんが、日本製といっても実際は中国製というのが殆どのようです。韓国製は中国製の市場価格に引きずられての価格のようです。固定価格買取制度が始まった際に九州で急成長した会社のパネルは韓国の旧LG系と現代系の会社のものだったようで、当初日本メーカーに発注したが生産キャパが各メーカーになく韓国製になったようです。

石油ブーム終了でアメリカやカナダで失業の危機といわれている「ランドマンhttp://www.asyura2.com/15/hasan94/msg/619.html」を想起させますが、固定価格買取制度の認定がおりていて稼働していない土地取引についてプレミアム価格が元の土地価格の何倍といったような状況になっているようです。之もまた塩づけの要因になっていると思われますので此のリース活用がそうした状況を崩す穴にになってくれたらいいなと思います。
 
 再生可能エネルギーの拡大分への標準的な家計での負担は4月からの2015年度で年間5,688円と2014年度に比べ倍増しますが、考えられる電源構成のうち原子力発電は不確実な電源であることは明らかになっていますから、長期的な経済効率の面からも或る程度の中期的コスト負担はやむを得ないのではないかと考えます。  

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コメント
 
01. 2015年4月01日 03:19:24 : FI3pzcJiQs
追加;

>SMFLはこの仕組みで塩漬けになっている太陽光発電事業を後押しする。

 土地の固定価格買取制度の認定は決まった太陽光発電メーカーで下りるようになっており当該記事の場合は京セラの太陽光パネルで認定を取った土地対象に限ったもののようです。
 したがってSMFLは之を他メーカーの同様なケースにも拡げたいという意向か。

 また、ヨーロッパの太陽光電池関連メーカーに』再びリストラの波が押しよせており、ヨーロッパ太陽光電池関連メーカーのアジア資本傘下への動きもあるようです。
 以下2015年3月31日日経記事

 <太陽電池、欧州勢が苦戦> リストラの波 アジア傘下の動きも
  ※写真=AP 独SMAソーラー・テクノロジーは大幅な人員削減を決めた(ドイツの同社工場)

 【フランクフルト=加藤貴行】太陽光発電の市場をけん引してきた欧州の太陽電池関連メーカーに再びリストラの波が押し寄せている。かつて業界首位だった独ハンファQセルズは国内生産から撤退。アジアマネーで生き残りを狙う動きも明いた相次ぐ。世界需要は拡大する中、欧州メーカーは価格競争に太刀打ちできない状況が続いている。
 2月末、独東部ライプチヒ郊外にあるQセルズの工場は14年間続いた太陽電池の生産をひっそり終えた。3月から倉庫に変わり国内には研究開発の機能だけ残し、800人の従業員のうち550人は職を失った。
 同社は割安な中国製品の攻勢と、欧州市場の買い取り価格の引き下げで業績が悪化し、2012年に韓国財閥ハンファグループの傘下に入った。ハンファはマレーシア、中国にも工場があり、割高なドイツ生産はやめアジアに絞る。
 太陽光でつくった電力を交換する装置の世界大手、独SMAソーラー・テクノロジーも全体の約3割にあたる1600人の削減を決めた。価格競争が響き、14年12月期の営業赤字が拡大、16年に黒字転換を見込むが、先行きは厳しい。
 アジア傘下で生き残りを狙う動きも続く。ノルウェーの太陽電池大手RECソーラーは今年、中国化学大手、中国藍星集団の傘下に入った。独ソーラーワールドも13年、カタール政府系ファンドが約3割出資する筆頭株主になり経営再建中だ。
 背景には太陽光発電の需要のアジア・米国シフトがある。欧州太陽光発電協会(EPIA)によると、14年の世界の新規導入量は約4千万キロワットと13年から8%増加。中国、米国、日本で過半を占めた。対照的に欧州は需要が36%も減り700万キロワットと全世界の2割を切った。
 太陽電池は汎用品化して価格競争に陥りやすく、割安な中国などアジア製品が世界市場を席巻した。米国は中国・台湾製に反ダンピング関税を決めたが、欧州連合(EU)はそこまで踏み込まない。欧州の太陽電池メーカーは、「中国への政治的配慮がある」と反発する。現状では、人件費が高い欧州で生産してアジアに輸出しても勝ち目はない。


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