★阿修羅♪ > 経世済民94 > 866.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
〔焦点〕日銀、インフレ期待維持と判断 消費低調でシナリオ実現は分岐点(ロイター)
http://www.asyura2.com/15/hasan94/msg/866.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 4 月 02 日 19:02:05: igsppGRN/E9PQ
 

〔焦点〕日銀、インフレ期待維持と判断 消費低調でシナリオ実現は分岐点
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0WZ2RG20150402
2015年 04月 2日 18:17 JST


[東京 2日 ロイター] - 2%の物価目標達成に向け、企業や家計のインフレ期待は「何とか維持されている」と日銀は判断しているもようだ。ただ、期待した賃上げは日銀の当初想定よりも伸びが鈍っている可能性があり、個人消費の盛り上がりも弱い。当面、物価の低迷が想定される中、需給ギャップの改善によってインフレ期待の一段の上昇につなげていく日銀シナリオは、大きな分岐点に差しかかろうとしている。

<企業・家計のインフレ期待、ほぼ横ばい>

日銀は2日、企業と家計の物価見通しを相次いで公表した。中長期的なインフレ期待を測る指標として日銀が重視していることは市場関係者も幅広く認識しており、その動向が注目されていた。

まず、3月短観データをもとにした企業の消費者物価見通しは、全規模・全産業ベースで1年後が前年比で1.4%上昇(前回12月調査1.4%上昇)、3年後が1.6%上昇(同1.6%上昇)、5年後が1.6%上昇(同1.7%上昇)とほぼ横ばい。

3月の生活意識アンケート調査での家計の見通しは、1年後の中央値が3.0%上昇(同3.0%上昇)、5年後(毎年平均)が2.5%上昇(同2.0%上昇)。

企業と家計の先行きの物価観は、ともに大きな変化がなかった。


市場の物価観を表し、物価連動国債から算出するブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)も、今年1月を底にジリジリと回復。足元では1%程度で推移している。

日銀では、物価の基調を見極めるうえで、インフレ期待は各種のアンケート調査を含め企業や家計、市場、エコノミストなどの物価観を総合的にみていくとしており、足元で消費者物価の鈍化が続く中でも、期待は維持されていると判断しているもようだ。

<賃上げ、想定より下振れの可能性>

もっとも、日銀が目標に掲げる物価2%程度の安定的な持続には、インフレ期待を2%程度に押し上げ、「アンカーさせる」(黒田東彦総裁)ことが不可欠。

現在のインフレ期待は2%に上がっていく途上にあり、一段の加速には実際の物価が2%程度に上昇することが重要な要因とみられている。

だが、原油価格下落の影響で、足元の消費者物価指数(除く生鮮食品、コアCPI)上昇率が前年比ゼロ%まで低下。しばらくは電気料金の値下げなどで、一段と下押し圧力が強まる展開が予想される。

それでも日銀は、4月以降の賃上げや価格転嫁の動きなど基調の強まりとの綱引きで、当面のコアCPIはゼロ%付近で推移すると予想。原油価格の影響はく落が見込まれる2015年度の後半から「物価上昇率は加速する」(黒田総裁)と見込んでいる。

しかし、期待を寄せていた賃上げ動向は、微妙な動きになってきている。連合によると、今春闘の第2回集計の段階で、ベースアップは0.6%弱の増加にとどまっている。昨年の0.4%を上回ってはいるものの、日銀の当初想定には届いていない可能性がある。

<需給ギャップ改善テンポ、鈍る可能性も>

4月以降は、消費増税要因がはく落し実質所得は増加に転じると見込まれるが、消費増税の反動減一巡後も、個人消費に力強さはみられない。

実際の物価上昇のポイントとなる需給ギャップは、3月日銀短観でも明らかになったように、雇用のひっ迫感の強まりを背景に先行きも改善が見込まれる。

もっとも、個人消費や設備投資の持ち直しが遅れれば、需給ギャップの改善ペースも想定より鈍くなる。

当面の消費者物価上昇率が低調な推移となることが見込まれる中、需給ギャップ改善の遅れは、何とか維持されているインフレ期待にも悪影響を与えることも予想される。

黒田総裁は「基調的な物価上昇率は今後もしっかり高まっていく」と繰り返すが、目論見通り進むかは、需要動向という景気の基調がカギを握っている。 (伊藤純夫 編集:田巻一彦)

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2015年4月03日 10:56:31 : FukSluggek

債券は反落、米株高・債券安で売り優勢−日銀買いオペ観測が下支え
2015/04/03 09:08 JST
 
  (ブルームバーグ):債券相場は反落。前日の米国市場で株高・債券安の展開となったことを受けて、売りが優勢となっている。半面、日本銀行が国債買い入れオペを実施するとの観測が下支えしている。
3日の長期国債先物市場で、中心限月6月物 は前日比横ばいの147円75銭で開始。いったん1銭高の147円76銭を付けたが、次第に売りが優勢となり、8銭安の147円67銭まで下落した。
日本相互証券によると、現物債市場で長期金利 の指標となる新発10年物国債の338回債利回りは、前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.34%で開始し、その後も同水準で推移している。
東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストは、米国の株高や10年国債利回りの上昇など「他市場はアゲインスト」と指摘。2日の10年債入札は好調だったとしながらも、相場については「上値を追う動きもさすがになく、まずは伸び悩んで、最終的に反落の展開を見込む」としている。
2日の米株式相場は上昇。ダウ工業株30種平均 は前日比0.4%高い17763.24ドルで引けた。一方、米債相場は反落し、10年債利回り は同5bp上昇の1.91%となった。
日銀は3日午前の金融調節で、今月2回目となる長期国債の買い入れオペを実施する可能性がある。SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、「今日は10年債入札の翌日のため、5年超10年以下が確実視される。もう一方は、過去の傾向から言えば、1年以下の可能性が高い」とみている。
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 三浦和美 kmiura1@bloomberg.net;東京 山中英典 h.y@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Garfield Reynolds greynolds1@bloomberg.net 山中英典, 青木 勝
更新日時: 2015/04/03 09:08 JST


イエレンFRB議長:経済的移動性の向上は健全な経済を促進
2015/04/03 00:19 JST 

  (ブルームバーグ):米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は経済的移動性は米経済を強くするとし、移動性に影響を及ぼす要素について一段の研究が必要だとの見解を示した。一例として、家計が将来の繁栄に影響を及ぼす方法や公共政策が最大の機会を提供できる方法を挙げた。
イエレン議長は2日、ワシントンで開かれた経済的移動性に関するFRBの会議で講演。事前に配布された原稿によると、「どの程度の移動性を個人が一生の間に経験するのかについて、研究者や政策当局者にはより良い理解が必要だ」と発言。「こうした研究が行われれば、人々が成功しやすい経済の構築を最大限に支援する公共政策はどういったものなのかに関して、根拠を提供することができるかもしれない」と続けた。 
さらに、経済的な機会や移動性の向上は「より健全な経済」を促進し、起業家精神やイノベーション、および力強い経済は個人の移動性への主要な貢献役になると指摘。一段の調査が実施されれば、個人レベルでの移動性が経済全体の成長にどの程度、関係するのかを経済学者がより良く理解するのを助けるだろうと話した。
原題:Yellen Says More Economic Mobility Promotes a Healthier Economy(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Jeff Kearns jkearns3@bloomberg.net;ワシントン Jeanna Smialek jsmialek1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net Alister Bull, Scott Lanman
更新日時: 2015/04/03 00:19 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NM65DT6KLVR701.html


02. 2015年4月04日 09:55:28 : ZHp3B8RErk

週明けは米雇用統計を消化、株反落リスク警戒=来週の外為市場
2015年 04月 3日 18:13 JST
[東京 3日 ロイター] - 来週の外為市場で、ドル/円は米雇用統計の内容を織り込みながら、米国の金融政策の方向性を探る展開になりそうだ。雇用統計がイースター休暇中に発表されることもあり、週初は休場明けの株式市場の反応に振らされる可能性がある。

週後半にかけて主要な経済指標の発表がなく動きづらくなるとの見方もあり、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で米国の利上げ時期を見極めたいとの思惑が出やすい。

予想レンジはドル/円が118.00─121.00円、ユーロ/ドルが1.0700ー1.1050ドル。

<米国の利上げ時期見極め>

米雇用統計発表直後の相場の反応は、素直な動きになるとみられている。ロイターがまとめた市場予想によると非農業部門雇用者数は24万5000人増で、労働参加率や時間当たり賃金など雇用の「質」を含め総じて堅調な内容だった場合は、ドル高圧力が強まりやすいとみられる。逆に弱い内容となれば、「早期利上げ観測の後退に伴って米金利が低下し、ドル売りが広がりやすい」(国内金融機関)という。

ただ、きょうはイースター休暇で米国の株式市場が休場、債券市場が短縮取引となっており、週明けまで雇用統計の内容を完全には消化しづらいとの指摘もある。IG証券のマーケット・アナリスト、石川順一氏は、来週以降、米欧を中心とした世界の株式が明確に下値を模索する動きとなれば「円買いがドル買いを上回り、クロス円での円高圧力が強まるリスクがある」との見方を示し、その場合ドルは118.00円付近がいったんの下値めどになるとみている。

株式市場の反応が織り込まれた後は、動きは取りづらくなるとの声も出ている。三菱UFJモルガン・スタンレー証券のチーフ為替ストラテジスト、植野大作氏は「雇用統計が強くても弱くても、4月のFOMCは『忍耐強く(patient)』の守備範囲内なので利上げは始まらない」と指摘。市場が冷静さを取り戻せば、再び米国の経済指標を慎重に見極めていく局面に戻るとみている。

米国の利上げ時期をめぐっては、8日に発表されるFOMC議事要旨が材料となる可能性がある。市場では「主要な経済指標の発表がないので、議事要旨でメンバーの認識を確認したい」(国内金融機関)との声が出ていた。

<日銀決定会合は無風通過か>

8日には、日銀の金融政策決定会合の結果発表と黒田東彦総裁の会見が予定されている。金融政策の据え置きがコンセンサスとなっているが、先般発表された短観が総じて弱い内容だったことを受け、日銀や黒田総裁の景気判断に変化がみられるか注目されるという。

日銀は4月30日にも決定会合を行い、半年に一度の「経済・物価情勢の展望(展望レポート)を公表する。マネースクウェア・ジャパンのシニアアナリスト、山岸永幸氏は「展望レポートの結果を踏まえて政策変更の是非が議論されるとみられ、注目度は30日の方が高い」と指摘する。

今週は、自民党・山本幸三衆議院議員の発言が話題となる場面があった。山本議員はロイターとのインタビューで、短観など最近の経済指標を踏まえた景気情勢には足踏み感があり、注意が必要だと指摘。展望リポートが公表される30日会合が、追加緩和に「良いタイミングだ」との認識を示した。

市場では「短観で追加緩和の期待は高まっていないが、こういう発言が伝わると思惑も出てきやすい。統一地方選も終わり、展望リポートのタイミングなので一つの可能性としてはあるかもしれないが、日銀の黒田総裁は賃金の動向を見極めたいとの思いもあるはずなので、4月は早いのではないか」(邦銀)との声が出ていた。

(為替マーケットチーム)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0MU0IC20150403


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 経世済民94掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
経世済民94掲示板  
次へ