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首都圏で1千万円以下の戸建住宅が続出、新築も投げ売りで1千万円台の価格破壊(Business Journal)
http://www.asyura2.com/15/hasan95/msg/215.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 4 月 09 日 09:23:15: igsppGRN/E9PQ
 

首都圏で1千万円以下の戸建住宅が続出、新築も投げ売りで1千万円台の価格破壊
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150409-00010002-bjournal-bus_all
Business Journal 4月9日(木)6時2分配信


 千葉県491件、埼玉県334件、神奈川県154件、東京都49件……リクルートが運営する不動産情報サイト「スーモ」で、1000万円未満の中古一戸建住宅を検索すると、首都圏で1000件を超える物件が売りに出されていることがわかる。1000万円前後の物件の大半は築30年超だが、実際の成約例をみると、驚くほど築年数の低い掘り出し物もある。

●市価の半値で買える訳アリ物件

 埼玉県に住むHさんも、そんな掘り出し物を見つけた一人である。Hさんは、不動産情報サイトを検索していて、自宅近所で売りに出されている比較的新しい中古戸建て物件を発見した。築10年の4LDK(土地130平米、建物85平米)で、販売価格は1380万円と格安。新築時には、3000万円はゆうに超えていたであろう物件だ。

「見るだけならタダ」と思い不動産業者に問い合わせたところ、安い理由が判明した。所有者が住宅ローンの返済を長期間滞納したため、近く競売にかけられる予定の物件だという。競売にかけられると、かなり安く落札される恐れがあるため、競売前に一般の市場へ売りに出したのだ。いわゆる「任意売却物件」である。

 家の中を見せてもらったところ、壁などところどころ細かな汚れ・破損はあるが、全体的にはまだきれいで、新築時の余韻が残っている。特にキッチンやバス・トイレなど水回りは、数十年前の物件に比べると格段に使いやすい仕様になっている。外観もタイル貼りふうのサイディングが施されており、低廉な価格の建売住宅よりはるかに見栄えが良かった。

 営業マンは、「もし気に入っていただけたのなら、価格交渉します」と言う。Hさんは期待せずに思い切って「1000万円で」と言ってみた。そんな安さは話にならないと突っぱねられるかと覚悟していたHさんだったが、意外にも営業マンは「わかりました。交渉してみます」と受け入れた。

 それでも、すでに破格とも思える1380万円の物件が、簡単に安くなることはないだろうと期待半分、あきらめ半分といった心持ちで待ったところ、数日後、営業マンから「1000万円は無理でしたが、1100万円ではどうでしょうか」と連絡が入った。

 1380万円でも安いと思っていたHさんにとって、異論があろうはずはない。快諾したが、さらに数日後、「1100万円で、売り主は売却を承諾されました。ただし、引越代をプラスしてほしいとのことです」と打診されたが、Hさんにしてみれば、20〜30万円の引越代を上乗せするくらいは、断る理由にならず、売買の話はトントン拍子に進んだ。

 ところが、いよいよ契約締結という段になり、突然、白紙撤回された。

「申し訳ありません。債権者である金融機関担当者の承認が取れませんでした。もちろん、事前に内諾は得ていたのですが、1100万円では競売にかけたほうがいいと方針転換されてしまいました」

 これが任意売却物件の怖いところでもある。いくら売り主が承諾しても、貸したお金を1円でも多く回収したいという債権者がノーと言えば、従わざるを得ないのである。

●インサイダー情報を得た競売に参加

 人間の心理というのは不思議なもので、最初は、「安く買えればラッキー」という程度の軽い気持ちのHさんだったが、一度購入するつもりになった物件が手に入らないとなると、「なんとしても手に入れたい」と思うようになってきた。

 そこでHさんは思い切って競売に参加することにした。裁判所のホームページで根気よく探していたところ、あの物件が競売に出された。裁判所がつけた売却基準価額(その8割以上で入札可能)は800万円。その2割の「買受申出保証額」を現金で納めることができれば、誰でも競売に参加できる。

 一般的な競売物件は内見ができず、裁判所の開示情報から判断するしかない。どんな占有者がいるのか、明け渡しに応じるか、ヤバイ筋の人が占有している可能性もある。不透明な部分が多く、そのリスクを承知で入札に参加しなければならないのだが、Hさんの場合は、任意売却時に内見も済ませており、所有者がごく普通の人であることもわかっている。

 そこでHさんは、裁判所に160万円を振り込んだうえで開札結果を待った。数週間後、開札日に緊張しながら裁判所の競売ページにアクセスしたところ、結果は残念ながらHさんがつけた1200万円よりも、わずか5万円高く入札していた人物が落札した。

 2度あることは3度ある。Hさんが数カ月後に不動産情報サイトを検索していたところ、落札を逃した物件が再度売りに出ているのを発見したのである。

 落札していたのは地場の不動産業者だったらしく、競売で仕入れた物件に少し手を加えて転売していたのである。その価格は、落札額よりも700万円近く高い1890万円。「一部クロスを張り替えた程度でそんなに高くなるとは、おいしい商売だな」と驚いたHさんだったが、話はそう単純ではなかった。

 その近所にパワービルダーの新築物件が次々と建築され、いつまでたっても例の物件は売れずに不動産情報サイトに掲載され続けていた。さらに、2000万円台で売り出されていたパワービルダーの新築物件が次々と値下げを断行し、最終の1棟に至っては投げ売り状態の1680万円となってしまった。

 こうなると、中古物件を落札した不動産業者は、落札した時と同じくらいの値段にしないと売れないだろう。つまり、赤字は避けられない。

「落札できなくてよかった」と胸を撫で下ろしたHさんは、身をもって“不動産デフレ”の怖さを思い知ったのである。

日向咲嗣/フリーライター


 

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コメント
 
01. 2015年4月09日 10:13:31 : nJF6kGWndY

資産デフレは景気にはマイナスだが

住コストの低下は、無資産の若年低所得層にとっては朗報だな


http://jp.wsj.com/a 

REAL TIME ECONOMICS
• 米個人支出調査、所得層別にみる消費傾向の違い
By
JOSH ZUMBRUN
2015 年 4 月 7 日 14:44 JST

高所得層の方が、住宅や食料品、医療にかけるお金が少ない Getty Images
 米国人の多くにとって、食料品と住宅の価格上昇は厳しい締め付けとなる。全体のインフレ率が低い時代にあっても、低所得層が食料品と住宅に費やす金額が不釣り合いなのはこのためだ。
 米労働省がまとめた新たな統計が、この違いの程度を明らかにしている。最低所得層10%では、これら二つの項目が総支出の6割近くを占めている。内訳では、42%を住宅に費やし、17%を食料品にかけている。対象的に最高所得層10%では、二つの項目が占める割合は40%程度で、住宅が31%、食料品が11%にすぎない。

総支出に占める食料品(左棒グラフ)・住宅(右棒グラフ)費用の割合
 個々の家計でインフレの感じ方が違う理由を浮き彫りにしている。これほどお金の使い方に違いがあるのだ。子供を託児所に預けたり大学に通わせたりしている親ならば、過去5年間のインフレは低かったという考えを鼻で笑うだろう。逆に、自動車ローンも住宅ローンも抱えておらず車を使う機会の多い人ならば、ガソリンの急な値下がりに興奮を覚えているかもしれない。
 個人支出調査には今年から、所得別に10%ずつに分けた統計が加わった。およそ1250万の消費主体が各10%を構成している。下位30%には、年間所得が2万ドル内外で、消費が所得を上回る個人が含まれている。
 最貧層10%は他の所得層よりも公的補助が多い。次の10%は、半分以上の所得を社会保障や退職金プログラムから得ている。3番目と4番目の層も、退職金プログラムが所得に占める割合が多い。つまり、所得層の中間から下位にかけては退職者が大きな割合を占めているということだ。

所得全体に占める割合(凡例上から:公的補助、失業保険、金利・配当収入、社会保障・退職金プログラム、自営業所得、賃金・給与)
 上位半数の米国人は、所得の少なくとも4分の3を賃金・給与から得ている。6番目から9番目の層では、年間所得が5万1000ドルから11万2000ドルある。最上位の10%は平均年収が22万ドルある。これら高所得層でも年収の大半は賃金だが、10%は主に自営業所得など他の収入だ。
 所得が増えるにつれて、支出パターンはときに大きく変わる。高所得層の方が、住宅や食料品、医療にかけるお金が少ない。(これらの項目に費やす金額は、収入が高いので他よりも多いが、支出全体に占める割合は小さい。)だが、中間層では交通にかける支出の割合が高く、低所得層の方が少ない。ガソリン価格下落の恩恵を一番受けているのは中間層だ。教育は低所得層と高所得層で最大の割合を占めるU字型のパターンになっている。
 富裕な家計ほど、娯楽にかける支出が少しずつ増えるが、保険や年金、退職金プログラムなど金融商品に対する支出は大幅に増える。最貧層10%が金融商品に費やす割合は1.4%で約300ドルにすぎないが、最富裕層10%では17%を占め、年間2万ドルをやや上回る。

所得層別、項目別支出比率(項目左から:食料品、医療、交通、教育、娯楽、年金・保険)
 消費支出調査は完全なものではない。人々がどれほど正確に自らの支出を記録しているか不明なうえ、調査に回答していない人々もいるからだ。それでも、異なる所得層の支出行動について最も詳しい手掛かりを提供する材料の一つだ。この調査は、インフレが低くても、住宅と食料品の価格上昇が大きな打撃となっている所得層もあることをあらためて示している。
原文(英語):How the Rich and Poor Spend (and Earn) Their Money


02. 2015年4月09日 15:10:49 : yUDqv3T4uU
いや転売目的なら別だがそうでなければ落札できなくてよかったということはないだろう。まあ転売屋は損したね。

03. 2015年4月09日 21:15:17 : PHkuSka9vI
プライドを 保つ術なく 値は下がり

04. 2015年4月09日 21:59:36 : Q4a2FyM5hw
阿修羅原発板を読んでいる人なら、これだけ安くなる理由は簡単に理解できる。深刻な放射能汚染が進行する首都圏から、多くの人々が不動産や自動車を売って逃げているからだ。不動産に限らず、中古車も安いよ。

05. 2015年4月10日 14:56:40 : CqGAaKAzGs
その後の修繕、リフォーム、耐震補強などがどれだけかかるかの問題。
自分なりに良く研究すれば良い物件にも当たる事もある。
但し準大工並みの目利きスキルを自分で研ぎ澄まさないとダメ。
美味しい物件があれば建築関係者(建築士、工務店、大工、リフォーム屋、屋根や外壁工事業者)が放ってはおかない、と思った方が良い。
ただトンデモな美味しいものもたまにはある。それはその人目利きスキルや用途次第でしょう。

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