（ブルームバーグ）：欧州中央銀行（ＥＣＢ）は15日、３つの政策金利を全て据え置いた。３月に国債購入を開始した同中銀は、ユーロ圏経済立て直しで債券購入プログラムに注力している。
ＥＣＢはフランクフルトで定例政策委員会を開き、短期金利の調節手段である短期買いオペ（売り戻し条件付き債券買いオペ＝レポ）の最低応札金利を0.05％で据え置くことを決めた。ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト51人を対象に実施した調査で全員が予想した通りだった。ＥＣＢは中銀預金金利と限界貸出金利もそれぞれマイナス0.2％とプラス0.3％に維持した。
量的緩和（ＱＥ）プログラムの開始から６週間近くがたち、ＥＣＢは景気と与信の回復にＱＥの効果が見え始めているとしている。一方でドラギ総裁は、少なくとも2016年９月まで継続予定のＱＥを早期終了させる理由はないとして、プログラム縮小観測は打ち消すと見込まれる。
バークレイズの欧州担当チーフエコノミスト、フィリップ・グダン氏は、ＱＥの「マクロ経済への効果について明確に判断するには時期尚早だし、成長見通し改善を理由にＥＣＢがプログラムを早期に停止するという観測は妥当でない」と話している。　　
原題：ECB Keeps Rates on Hold as Draghi Assurance on QE Path Awaited（抜粋）
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更新日時: 2015/04/15 21:21 JST

ロンドン外為：ユーロ下落、ＥＣＢ総裁発言に注目
2015/04/15 21:23 JST　
　　（ブルームバーグ）：15日のロンドン外国為替市場ではユーロが対ドルで下落。欧州中央銀行（ＥＣＢ）が金融政策の据え置きを発表した。ドラギ総裁は記者会見で、景気回復とインフレ誘発を目的に開始した資産購入プログラムについて見解を述べる見通し。
ロンドン時間午後０時46分現在、ユーロは対ドルで0.5％下げて１ユーロ＝1.0598ドル。
原題：Euro Tumbles as ECB’s Draghi Seen Sticking to Bond-Buying Plan（抜粋）
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更新日時: 2015/04/15 21:23 JST
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