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ソニーにV字回復期待 成長分野にエレキ事業なしという違和感(NEWS ポストセブン)
http://www.asyura2.com/15/hasan95/msg/488.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 4 月 19 日 07:21:05: igsppGRN/E9PQ
 

         「ソニーを変えていく道筋はできた」と平井一夫社長


ソニーにV字回復期待 成長分野にエレキ事業なしという違和感
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150419-00000001-pseven-bus_all
NEWS ポストセブン 4月19日(日)7時6分配信


 一時は2年間で7000億円超の巨額赤字を垂れ流し、現在も経営再建中のソニーだが、ここにきて“V字回復”の期待感に包まれている。株価も実に6年ぶりとなる高値圏で推移。「一連のリストラにメドがつき、ようやく利益を生み出せる見通しがついた」(証券アナリスト)と評価する声がもっぱらだ。

 業績の好転は数字にも表れ始めている。2月に開かれた経営方針説明会では、2015年3月期(連結)の営業損益を従来の400億円の赤字予想から一転、200億円の黒字に上方修正している。さらに、平井一夫社長は新しい中期経営計画を発表し、「2017年度に営業利益を5000億円以上にする」と高らかに宣言してみせた。

 ここまで大幅な業績改善が見込めるのはなぜか。エース経済研究所の安田秀樹アナリストに聞いた。

「数字上はスマホ事業の不振により減損処理していた費用やリストラ費用などが減ってくることが大きいのですが、成長が著しい事業分野もあります。

 スマホのカメラに使われている画像センサーは、高性能化で世界一のシェアを握っていますし、家庭用ゲーム機の『PS(プレイステーション)4』も日本以外の欧米地域での販売が好調。この2事業だけでも2000億円規模の増益要因になると思います」

 平井氏も「画像センサー」「ゲーム」、そして「音楽」「映画」の4事業を成長分野に位置づけ、事業拡大と集中投資をはっきりと明言している。

 だが、ここで違和感を覚える人も多いはずだ。ソニーの本業であったテレビやビデオ、音楽プレーヤーといった消費者向けのエレクトロニクス(エレキ)製品の事業が一つも入っていないからだ。

 ソニーは昨年来、パソコン事業の「VAIO」を売却したりテレビ事業を分社化したりと不振部門を次々と本体から切り離してきたが、今後は本社を純粋持ち株会社として、エレキをはじめすべてを事業会社にしてぶら下げる方針を打ち出している。ここにはどんな狙いが込められているのか。

「これまでの経営スタイルだと、例えばウォークマンが何台売れてどのくらいの利益が出ているかは把握していても、部門別に資産を把握してウォークマンがどの程度利益に貢献しているのかといった細かいバランスシート分析をすることができませんでした。

 そこで、それぞれの部門を独立させれば、より収益構造がはっきりしますし、部門トップの責任も明確になります。もちろん、業績が振るわなければ外部の資本を入れたり、ソニー本体が持っている株を他社に譲渡したりするなど、事業を手放す選択肢も取りやすくなります」(前出・安田氏)

 儲からない事業はたとえソニーの礎を築いてきたエレキ事業であっても切り捨てる――。10年赤字を垂れ流してきたテレビ事業の売却について、平井氏が〈一切考えないということではない〉と含みを残しているのも、そんな腹があるからなのだろう。

 平井氏が掲げている分社化や、ROE(株主資本利益率)10%以上の目標は、いずれも少ない資本で最大の利益を上げることがベースになっている。だが、一歩間違えればソニーブランド消滅の危機を招きかねない。

「いくらセンサーが儲かるからといって、部品事業にばかり経営資源を投入していると、最終製品が売れなければ他社と共倒れする危険もある。シャープが液晶事業に頼り過ぎて躓いたのと同じ構図だ。いまは利益が出なくてもウォークマンを開発したときのように独創的な商品を育てなければ未来はない」(経済誌記者)

 前出の安田氏も、「ソニーは何の会社なのか、改めてビジョンを示す必要がある」と指摘したうえで、こう話す。

「平井社長は説明会で〈ソニーはお客様に刺激を与え続ける会社でありたい〉と熱を込めましたが、具体的なビジョンには全く触れませんでした。いま、短期的にV字回復できたとしても、今後も持続的な成長を目指すなら、“ソニーブランド”の革新的な新製品が次々と出てこなければ厳しいでしょう」

 徹底的な効率経営で、今後のソニーはどう変わるのか。完全復活を印象づけるには、まだしばらく時間がかかりそうだ。

●撮影/横溝敦

 

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コメント
 
01. 2015年4月19日 13:04:35 : Q4a2FyM5hw
現在のソニーは、応急措置として止血をしたものの、その後の治療と社会復帰の見通しが立たない状態にあると言える。エレクトロニクス部門で赤字を出していた商品別に切り離したものの、当初ソニーが描いていた計画とは別の方向に歩みだしている。

赤字だからと切り離したバイオ・パソコン部門だが、ソニーと別会社になった潟oイオが、よりによってスマートフォンを出してきた。ソニーにはエクスペリアがあると言うのに。これは「因縁の対決」である。そりゃ、本体から切り離したら、こう言うこともあるのだが、そこまでソニーの平井社長は考えていなかったのかな。

個人的には、ソニー製品は、どうも「独りよがり」な面があると、昔から考えている。かつては、「開発者の拘りが感じられる」などと賞賛されたものだが、新しいものの使い方を覚えるのが得意な若者から、慣れ親しんだ製品を好む高齢者に市場の中心が移りつつある現在では、この「ソニーのやり方」は、通用しなくなりつつあると言える。例えば、ICレコーダーが、そうだ。

ソニー ICD-LX31
http://www.sony.jp/ic-recorder/lineup/sdrecorder.html

パナソニック RR-SR30
http://panasonic.jp/icrec/sr30/index.html

●テープレコーダーが生産中止になったので、これに慣れ親しんだ高齢者も仕方なくICレコーダーを買わなくてはならなくなった。上の二機種は、ソニーとパナソニックのライバル機種である。どちらが評価が高いと言うと、パナソニックの方である。

パナソニックの製品は、わざとテープレコーダーに似たデザインを採用している。液晶画面がユニークで、使用中はテープが回っているように表示する。ボタンも横に広く取り、色分けして分かりやすくしてある。ソニーの製品は、ボタンの大きさは同じだし、高齢者に「この液晶は見にくい」と、価格comに書かれている。

パナソニックは総合家電メーカーだが、生活家電を手がけていて、高齢者のユーザーも多い。この経験が、高齢者にも使いやすい製品づくりに大きく貢献している。そこがパナソニックとソニーの違いだと思う。


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