グローバル競争の下では、移転コストがあっても、

税金があまりに高くなれば、高付加価値企業は逃げ

結局、高賃金雇用も税収も減ることになる例が、また増えそうだな

http://jp.reuters.com/article/jpchina/idJPKBN0NB05420150420
英政府がこのほど銀行税を大幅に引き上げたのに耐えかね、ＨＳＢＣ(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)とスタンダード・チャータード（スタンチャート）(STAN.L: 株価, 企業情報, レポート)の英大手銀２行がアジアに拠点を移す可能性について検討し始めた。

法人税値下げの掛け声のいかさまがよくわかっていいかも。

スタンチャート、英国外への本社移転に含み
2015 年 4 月 29 日 03:06 JST

スタンダード・チャータードのシンガポール拠点。アナリストらは同行がシンガポールへ本社を移転すると予想している Reuters
　【ロンドン】英銀行大手スタンダード・チャータードは、英国政府が銀行税の税率を大幅に引き上げれば、本社を他国へ移転する可

能性があると述べた。だが正式な検討はまだ開始していないという。

　アンディ・ハルフォード財務取締役は、今年納める銀行税が前年の3億7000万ドル（約440億円）から5億4000万ドルへ「大きく変化す

る」ため、株主がこの問題に着目し始めたと述べた。

　英国では2011年に、保守党と自由民主党の連立政権が銀行税を導入した。オズボーン財務相は今年3月に新年度予算を議会へ提出した

際、「公共財政の修復により大きな貢献をしてもらう」として今年の銀行税徴収額を9億ポンド（約1600億円）拡大する意向を示した。

　5月7日の総選挙で保守党と接戦を繰り広げる労働党は、銀行税をさらに引き上げる方針だ。

　英最大手の銀行HSBCホールディングスは先週の株主総会で、本社を英国外へ移す可能性の検討を始めたと発表した。アナリストの間

では、HSBCが香港へ、スタンダード・チャータードがシンガポールへそれぞれ転出する公算が大きいとみられている。ハルフォード財

務取締役は移転先の選択肢への言及を控えた。