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日銀がQQEを検証、実質金利1%弱押し下げ 経済・物価に効果
http://www.asyura2.com/15/hasan95/msg/884.html
投稿者 rei 日時 2015 年 5 月 01 日 22:49:48: tW6yLih8JvEfw
 

(回答先: 供給要因で原油急落なら消費者物価0.5%押し上げ=日銀試算 円安進行歓迎しない日米両国、ドル上値は限定的=来週の外為市場 投稿者 rei 日時 2015 年 5 月 01 日 18:03:59)


http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0NM3GA20150501
日銀がQQEを検証、実質金利1%弱押し下げ 経済・物価に効果
2015年 05月 1日 18:06 JST
[東京 1日 ロイター] - 日銀は1日、2013年4月に導入した量的・質的金融緩和(QQE)について、この間に実質金利を1%ポイント弱押し下げ、経済・物価に対して想定に沿った影響を与えているなどとした検証結果を「日銀レビュー」として公表した。

ただ、2%の物価安定目標の達成には「さらなる予想物価上昇率の上昇が必要」としている。

リポートでは、日銀がQQEの効果として重視している実質金利がどの程度押し下げられたかを試算。それを起点に物価や経済がどのように変化したかについて、日銀のマクロ計量モデルを用いたシミュレーションと実績を比較し、QQEの効果を検証した。

検証期間はQQE導入前の2013年1─3月期から2014年10─12月期とした。

実質金利は名目金利から予想物価上昇率を差し引いて求める。名目金利の変動は実際の市場取引から観察可能な一方、明確な指標のない予想物価上昇率を計測するのは難しい。

このためリポートでは、1)アンケートなどの観察できるデータから予想物価上昇率の変化を計測、2)フィリップス曲線の形状変化からトレンドインフレ率を推計し、その変化を中長期的な予想物価上昇率の変化と解釈、3)長期国債買い入れの効果を回帰分析によって推計し、実質金利の低下効果を推計、4)均衡イールドカーブを計測し、各期間の均衡金利と実際の金利の差の変化から実質金利の押し下げ効果を算出──の4つの方法で実質金利の低下幅の算出を試みた。

その結果、10年物金利に換算した実質金利の低下幅は、累積で0.7%ポイントから0.9%ポイントの範囲に収まり、いずれのケースでも「1%ポイント弱、実質金利を低下させる効果があった」と試算している。

<物価上昇率の鈍化、予想物価上昇率への影響注視>

QQEによって実質金利が0.8%ポイント低下、中長期的な予想物価上昇率が0.5%ポイント上昇したとの前提で、日銀のマクロ計量モデル(Q─JEM)を用いて実際の経済への影響をシミュレーションした。

その結果、需給ギャップが1.1%ポイント改善、消費者物価(除く生鮮食品、コアCPI)の前年比が0.6%ポイント上昇、実質国内総生産(GDP)は6兆円増加するとの試算結果となった。もっとも、実際にはこの間に株価(TOPIX)は40%上昇、ドル/円は25%円安が進行しており、この前提を加味すれば需給ギャップが3.0%ポイント改善、コアCPIが1.0%ポイント上昇、実質GDPは16兆円増加する。

こうした試算結果を、この間の実績である需給ギャップ2.0%ポイント改善、コアCPI1.0%ポイント上昇、実質GDP1兆円増加と比較し、「実際の経済・物価はおおむね量的・質的金融緩和が想定したメカニズムに沿った動き」と評価している。

ただ、実質GDPなどかい離が大きい指標もある。検証ではQQEについて「金融経済に影響を与えた要因のひとつに過ぎない」とし、他の要因として財政支出や消費税率の引き上げ、原油価格の変動などを挙げている。

足もとのコアCPIの前年比上昇率はゼロ%程度まで伸び率を縮小しているが、検証では、昨夏以降の急速な原油価格の下落が背景とし、「QQEの効果の基本的な波及メカニズムは引き続き働いているものと考えられる」と説明。もっとも、2%の物価安定目標の実現には、さらなる予想物価上昇率の上昇が必要とし、実際の物価上昇率の低下が予想物価上昇率の形成に「どのような影響を与えるか、注視していく必要がある」としている。

(伊藤純夫)

 

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コメント
 
01. 2015年5月02日 09:48:11 : jXbiWWJBCA

(社説)インフレ目標 「緩和の罠」を招かないか
2015年5月2日 
 日本銀行がデフレ脱却をめざして2年前に掲げた「インフレ目標」を達成できなかった。日銀が30日に公表した「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)で、物価上昇率2%の達成時期を「2016年度前半頃」とし、1年以上先延ばしした。

 足元の消費者物価は、食料やエネルギーを除くベースで前年からの伸びはほぼゼロ。物価が急に上がりはじめる兆候はなく、日銀の修正目標でさえ実現はかなり厳しいだろう。

 この目標は必要なのだろうか。日銀が最終的にめざすのは「経済の好循環」のはずなのに、そうはなっていない。

 人々がモノやサービスをたくさん買い求めるようになれば、多くの企業の業績が上向く。それが賃上げや投資の増加につながり、物価は自然と上がる。

 こうした動きを生むために、日銀はインフレ目標を掲げて物価が上がるまで金融緩和を続けると宣言し、人々が「安いうちに買っておこう」と行動するよう促した。

 しかし、実需は盛り上がらず、物価も目標に届かない。おまけに賃金は物価ほど上がっていないから、家計はむしろ苦しくなっている。

 ■「豊かさ」とは無関係

 日銀が市場に流し込んでいるお金の量は2年前と比べ2倍以上の規模だ。この大胆で実験的な手法によって日本経済はどう変わったのだろうか。

 実は、いくら大規模な金融緩和をしても、日本の名目GDPはバブル崩壊後の1990年代前半からほぼ横ばいで推移している。米国も同じで、金融危機に見舞われた8年前から量的緩和の規模ほどには成長率が高まらなくなっている。

 国民の経済的豊かさを比べる指標のひとつ、ドル建ての1人当たり名目GDPはどうか。

 日本は90年代に3〜4位だったこともあるが、13年に経済協力開発機構(OECD)加盟国34カ国中で19位と、前年(13位)からも後退した。その後の円安を考慮すると順位はさらに下がっている可能性がある。

 大規模な金融緩和を進めても結果として日本国民は海外の人々に豊かさの点で差をつけられているのである。

 ■「長期停滞」に効くか

 それほど効果がみられないなら、この政策を続ける意味はあるのか。

 米国ではいま、サマーズ元財務長官とバーナンキ前連邦準備制度理事会議長の間で興味深い論争が続いている。

 サマーズ氏は、先進国は高齢化で人々が消費せずお金を貯蓄に回し、需要が不足する構造問題に陥っていると、世界経済の「長期停滞論」を唱えている。一方、米国で量的緩和を主導したバーナンキ氏は、金融緩和で低金利が続けば、やがて投資が回復すると言い、量的緩和の効用を訴えている。

 この論争に決着はついていないが、世界経済の現状を見る限りサマーズ氏の主張に分があるように見える。日本を追うように欧州ではデフレ基調になっている。回復期待が高まっていた米国経済も、ここにきて減速の懸念が高まっている。

 中国などの新興国経済も、日米など先進国の緩和マネーの流入も手伝って、ここ10年あまり高成長に沸いていたが、かげりが生じている。

 成熟社会を迎えた先進国が実需が盛り上がりにくい低成長の時代を迎えているとすれば、インフレ目標を掲げること自体に無理があるのではないか。

 ■副作用や混乱を防げ

 しかもその政策にともなう副作用、将来支払わされる代償の大きさは、国民が気づかないうちに次第にふくらんでいる。

 日銀はいま、量的緩和政策の一環として毎年80兆円規模で国債を買い増している。それは政府の新規国債発行額の2倍の規模だ。これは事実上、政府予算を日銀がまかなう財政ファイナンスといえる。その色彩がますます強まっている。

 財政は日銀の緩和政策をよりどころにすることで、毎年度の予算額を増やしたり、消費増税を延期したりすることが可能になった。それが財政規律を弱め、この国の財政を再建不能な領域に向かわせている。

 量的緩和政策を永久に続けることはできない。近い将来そこから脱却するときが必ずくる。そのときには金利急騰や急激なインフレといった混乱が生じる可能性がある。あるいは突然の財政危機や大増税など、何らかの形で痛みを受け入れなければならないかもしれない。

 国民生活に及ぼすショックを少しでも和らげるために、インフレ目標と量的緩和の政策から一刻も早く脱するために動き始める必要があるのではないか。

 いまのままでは2%達成もできず、痛みを恐れて脱却もできない「緩和の罠(わな)」から逃れられなくなる。行き着く先でどのような代償を求められるのかさえわからないギャンブルに、国民生活を賭けることはできない。
  


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