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“コーヒーバブル”で終わらせない 広がる選択肢、既存店はどうみているか(SankeiBiz)
http://www.asyura2.com/15/hasan96/msg/181.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 5 月 05 日 16:03:05: igsppGRN/E9PQ
 

            オフィス街の一角に開校したUCCコーヒーアカデミーの東京校


“コーヒーバブル”で終わらせない 広がる選択肢、既存店はどうみているか
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150430-00000503-biz_fsi-nb&ref=clipRank
SankeiBiz 2015/5/5 09:04


 豆の産地や淹れ方にこだわるサードウェーブコーヒーの人気やコンビニエンスストアの店頭で気軽に楽しめる100円コーヒーの浸透などコーヒーの楽しみ方の選択肢が広がっている。既存のコーヒーチェーン店は、こうした新しい動きをどうみているのか。

 プロントは、サントリーとUCCグループが共同出資して1988年にスタートしたコーヒーチェーンだ。サラリーマンやOLなどをターゲットに首都圏のオフィス街などを中心に出店。同じ店が昼はカフェ、夜はバル(居酒屋)になる“二毛作方式”でスターバックスやタリーズなど他の大手コーヒーチェーンとは一線を画す独自路線を歩んでいる。同社の羽入隆之・事業企画部副部長は「新規参入組による競争激化で、うちの店のコーヒー販売は1日平均2〜3杯ずつ減っています」と話す。

 テコ入れ策はふたつある。ひとつは商品の味。「サードウェーブ系は“豆本来の味を楽しもう”というスタンスだし、セブン−イレブンのコーヒーもすっきりとして苦くない」と分析。このトレンドに沿って同社はこの春からどちらかというと苦めだったハウスブレンドのコーヒーの味を「苦みを和らげて酸味と甘みを突出させた明るい感じの味」に一新した。

 もうひとつは価格だ。コーヒーの値段を昨年秋から200円台からのオリジナルブレンドに加え、300円台の“プレミアムライン”を加えた2本建てにしている。試みに昨年5月、夏までの季節限定で100グラム数千円する希少種の豆「パナマゲイシャ」を用いたアイスコーヒーを380円で出したところ、大好評。これに意を強くして今年4月から四半期に1回ずつ豆を替えたプレミアラインを提供することにした。第一弾はフレンチプレスで提供する「ハワイコナブレンド」390円で、「このラインであの豆、この豆、どんな味?という嗜好の多様化に応えていく」としている。

 プロントは朝、昼、午後、夕方、夜と時間ごとに客層が違う。顧客ごとに来店する時間が決まっているので、ある人はコーヒー、ある人はパスタと求める品も客ごとに決まっている。羽入さんは最後に「うちが提供できるのは音楽や椅子の座り心地など、コーヒーの味以外に五感で感じる居心地の良さです。値段だけで勝負はしませんよ」と締めくくった。

 いまのコーヒーブームを商機ととらえる考え方はプロントだけではない。1951年から日本でコーヒー関連商品の製造・販売をしてきた老舗のUCCグループも同じだ。上島珈琲の上島昌佐郎社長は「これまでレギュラーコーヒーをあまり飲まなかった人達が入ってきて、市場のすそ野が広がってきた」と歓迎。UCCホールディングスの上島達司会長も「今まで培ったノウハウを生かしてブームの先頭を走りたい。バブルに終らせることなく、グループの総力を挙げて膨らんだ状態で足もとを固めていく」と意気込む。

 足固めの一環として同グループはこの4月、これまでの神戸校に続いて東京都港区内にも「UCCコーヒーアカデミー」の東京校を発足させた。「喫茶店や飲食店などの企業に加え消費者を含めたあらゆるお客さまにコーヒーのおいしさや楽しさの情報や提案を発信する」(山岡昭雄学長)と、駅に近いオフィス街にセミナールームを新設。コーヒーに興味を持つ人向けに会社帰りにコーヒーの淹れ方や楽しみ方を体験してもらうほか、飲食店オーナーや外食企業の従業員向けにコーヒーの抽出技術や売上げアップ方策などを伝授している。

 上島会長は「コーヒーの楽しみ方は無限だ」と強調する。例えばコーヒー関連の器。「コーヒーカップも受け皿も世界中同じようなデザインだが、日本の食器は多彩で多様だ。いろんな食器でコーヒーを楽しんでもいいのではないか」と語る。さらに「日本には香道もある。コーヒーのアロマを楽しむ“コーヒー道”をグローバルに定着させて、私が宗匠に納まりたい」と半ば真顔で話した。

 国際コーヒー機関(ICO)によれば、2013年の日本人1人あたりのコーヒー消費量は3・51キログラム。ルクセンブルグの27・85キログラム、フィンランドの12・14キログラム、米国の4・43キログラムに比べてまだ少ない。緑茶や紅茶など多様な飲み物に親しんできた日本の消費者にコーヒーがどれだけ浸透するか。業界関係者の奮闘を見守りたい。

 

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